西穂奥穂大キレット縦走
- GPS
- 30:09
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 3,799m
- 下り
- 3,810m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:01
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 2:35
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 8:58
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 10:22
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 5:54
天候 | 西穂山荘まで一時雷雲、その他概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス | |
その他周辺情報 | 上高地アルペンホテル 立ち寄り湯 |
写真
感想
今夏の目標は西穂奥穂縦走だったが、それだけでは日程が余るという理由だけで大キレットと未踏破の黒部五郎岳をくっつけた適当な4泊5日の登山計画。
1日目〜ロープウェイが運休中なので上高地からアプローチ。小一時間ほど登ったところで、ふと昨日のパッキングを思い出したところ、シェラフを入れ忘れたことに気づく。嵩張るので、別の場所に保管していたことを失念していたのだ。エマージェンシーシートで凌ごうかと悩むも最大4泊を我慢するのは無理(というか嫌だ)と判断して引き返した。結果論で言えば10℃を下回ることはなかったのでどうにかなっただろう。忘れ物で撤退したのは初めてで情けなく帰宅、シェラフをザックに突っ込んでやけ酒を飲んだ。
2日目〜デジャヴュのように再スタート。この日は雷予報があったが樹林帯なら大丈夫だろうと高を括っていた。しかし、水場を過ぎたあたりで雨が強まり、付近の雲から雷鳴が響き出す。道中、稲光が光ったと思った瞬間、すぐ頭上で雷の轟音とビリビリビリと電気の走る音が鳴った。近くの樹木に落ちた気配は無かったが、雷雲の中に居ると判り(今さらであるが)肝を冷やした。その後、雨は強いものの雷雲は遠ざかる気配だったので早々に西穂山荘へ。恒例の山荘主人による天気予報では、翌日は寒気が弱まり雷は今日ほどではないものの、注意が必要。とのこと。西穂高岳落雷遭難事故の話を聞き、少し当日の山行を反省した。
3日目〜午後の行動を避ける為、午前3時頃に出発。西穂奥穂縦走の登山者は概ね同じ頃に先発していた。西穂までは準備運動。西穂を過ぎると次第に浮石が多くなる。疲れから注意力が散漫になり、1度落石の誘発、さらには畳岩の頭付近でルートミスをして体力を消耗した。無補給山行なので奥穂に到着した頃には2リットルの水分を飲み干してしまった。テント泊装備で来たことを後悔した。9時間程で完走し、穂高岳山荘に幕営。晴天の土曜日のためか夕方にはほぼテン場が埋まっていた。この日は疲れすぎていたのか身体が火照ってなかなか寝付けなかった。
4日目〜大キレットから槍ヶ岳へ。前日に岩にぶつけた左膝が傷む。しかし、軽い打撲という感じなので進軍。大キレットは2年前に通過したが、その時は悪天候だった。今回は快晴である上、西穂奥穂に比べればどうということはない。大喰岳を過ぎたあたりで踵付近に違和感があり、保護テープが剥がれて靴擦れをしていた。シェラフを忘れた時点で半ば黒部五郎岳を諦めていたが、殺生ヒュッテに幕営して上高地に下山することを決めた。どうも靴擦れの原因は靴よりもオーバーサイズの靴下にある気がする。さらに、テントで身体を拭くときに気付いたが、右膝の前十字靭帯の手術痕から出血、右足親指に水ぶくれが出来ており、足への負担は想像以上だった。これ以上の長期山行は、体力はもとよりフットケアが課題になりそうだ。
5日目〜下山を決めて以降、何処のお風呂に行こうかと悩んでいた。というのも、上高地の外来入浴は営業時間が限られているためだ。(小梨平は午後2時〜等、終日営業がない。)前回はコロナの影響で上高地の外来入浴が休業していたこともあり、平湯温泉に移動して入浴した。(上高地から新宿への直行便より、平湯温泉を経由したほうがバス代も安い!)。今回は、早めに下山したので午前中しか営業していない上高地アルペンホテルで入浴。入浴料1000円だが割りと立派なタオルを持ち帰ることができる。浴槽は内湯だがキレイで、従業員さんも親切だ。団体客が居ると入れないのでHPで確認しておくべし。結局、松本まで移動し、あずさで帰宅することになった。
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