剱岳、立山、奥大日岳
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- GPS
- 47:01
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 2,926m
- 下り
- 2,933m
コースタイム
- 山行
- 2:09
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 3:40
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 4:44
- 合計
- 11:37
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 5:46
天候 | 1日目:快晴→晴れ→ガス(雷鳴) 2日目:快晴→晴れ→ガス(雷鳴) 3日目:快晴→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
立山駅周辺の駐車場 無料 7時半で満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし 剱岳は岩慣れした人向け 立山(雄山〜室堂)は渋滞で動かない |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
▼概要
・剱岳
4時前に出発しても渋滞にはまる。3時前には剣山荘を通過するくらいがちょうど良い。
ルートは明瞭で、前劔まではヘッデン行動で問題ない。
・立山
雄山〜一の越山荘の下りは渋滞して動かない。午後に通過すべきではない。
・奥大日岳
主稜線は高山植物の宝庫。たくさんのお花が咲いている。
危険箇所なし。
朝露に濡れるので、レインパンツ着用が良い。
▼日記
▽0日目
今年は母も頻繁に登山をするようになり、体力が劇的に向上した。
幼少期の頃と同じように、信州でキャンプをしようということで、北アルプスに向かった。
母が雷鳥沢は良かったというので、立山方面へ。
7月中旬以降、晴天ばかりが続いている。
立山のライブカメラを見ていると、朝は快晴、昼からガス、夕方に時々晴れ、夜は快晴。毎日このパターンだ。もはや天気予報は不要。
木曜日に仕事から帰ってきて、そのまま準備し23時前に出発。
1時間おきに父と運転を交代しながら走った。高速を80km/hで走ったら燃費が23.1km/Lと好成績だった。走行距離は450km弱。
▽1日目
6:45に立山駅に到着。駅前の無料駐車場はすでに満車だったため、200mほど下ったところに駐車。排気ガスに反応したのかアブの大群が車内に入ってきた。
ケーブルカーは始発から多くの人が並び、我々は7:40発を案内された。チケットを買ってから朝食を食べるか、ネット予約すれば良かった。
7分で美女平に到着。バスに乗り換えて50分で室堂へ。車内では、解説動画が流れており、落差日本一の称名滝でバスを徐行させたりといった配慮もある。観光客気分を味わえる。
室堂周辺は抜群の景色で、台湾中央部の高原に似た景観だった。緑色の大平原の向こうから岩峰がニョキニョキ出ているのが面白い。大日岳も剱岳も見えた。
室堂には美味しい湧水を汲める場所があり、ここで新しく2.5L補給。コンクリと石で固められた遊歩道を1時間ほど歩けば雷鳥沢キャンプ場に到着。地面は砂〜砂利が敷かれており、まさにキャンプ場といった雰囲気だった。ここで両親と別れて、私は先へ向かう。
別山乗越を越えて剱沢キャンプ場へ。今山行からハットを導入したが、素晴らしい。顔に日射が当たらないだけでも、非常に快適。
剱沢キャンプ場は抜群のロケーションで、正面に剱岳がドンと聳えて圧巻。要煮沸だが水も豊富。テント代は1,000円と良心的だった。収容量は300張で、MAX400張とのことだった。岩屋さんも多く、みんな7時ごろには寝て治安は極めて良かった。テント1張分のスペースが点在しており、隣との距離も適度。下は小さな砂利で寝心地も良い。
半袖・短パンの格好で3シーズンシュラフに潜り込んだが、夜中に寒さを感じてダウンジャケットを着た。これでちょうど良かった。
▽2日目
3:20に起床、カレー味のアルファ米で身体を温めて、4:00出発。
半袖、ダウンジャケット、ゴアという組み合わせだったが、30分で暑くなってダウンは脱いだ。ガイドツアーの団体が道を譲ってくれなかった。剣山荘から先は道幅が広くなって、先行者をぐんぐん抜いていく。
東の空が白んできて、別山が赤く染まってきた。一服剱でちょうど日の出。
この先も小グループがたくさんいて、半数は譲ってくれず遅々として進まない。人気の山は渋滞遅れが生じるので、気をつけた方が良い。
鎖場はとても丁寧に整備されており危険に感じることはなかった。大キレットよりも易しい印象。
剱岳山頂からは、360度の大展望で小さな社が設置されていた。北方稜線が続いていた。猫又山〜毛勝山がとても格好良い。
下りもストップが多くて、ゆっくりとしたペース。当初の予定よりも1時間半ほど遅れた。3時前に出発すべきだった。
テント場に到着して急いで撤収し、立山縦走へ。
訪れる人が少ない別山北峰には、ライチョウの親子がいた。幼鳥が6羽ほどいて可愛い。菓子パンを食べて眺めていると、近くへ寄ってきた。
雄山からの下り、一の越へは小学生の大集団が下山中で、渋滞して動かなかった。
雷鳴が轟いてきたこともあり、浄土山はカットして雷鳥沢へ。この道でも、ライチョウがいた。足元にいたため気づかずに踏んでしまうところだったが、グエッと鳴いてくれたおかげで存在に気づいた。本当にライチョウだらけである。お花がたくさん咲いた静かな道でとても好印象。
雷鳥沢でテントを張る。ここも1,000円だった。トイレ、流しがとても綺麗。
▽3日目
まだまだ元気だったので、奥大日岳も登ることに。
2:00に起きてアルファ米を食べ、2:30過ぎに出発。真っ暗な道をぐんぐん進む。
奥大日岳の頂上付近はお花畑で溢れていて美しかった。槍・穂高も剱もよく見えた。
7時前にテント場に戻ってきて、撤収し、室堂でバスに乗って下山。
はま寿司に立ち寄ってから帰宅した。
今回、私のザック重量は25kgだったが、意外と足取りが軽かった。体力はそこまで落ちていないようだった。ただ、熱中症には気をつけた方が良い。
▼次回の持ち物(今回不携帯で困ったもの)
・薄手の手袋
ストックをガンガン使いすぎて手の皮が剥けたので、手袋があると便利。日焼け防止にも。登山用は持っていないので、パールイズミの自転車用を試そう。
・サングラス
日射が厳しく、目の奥が少し痛むほどだった。
・フェイスカバー
日焼け止めでは止められないほどの日射。パールイズミの自転車用を試そう。
・細引き
テント内に衣類を干したい。
・バンダナ
濡らして首に巻き付けたい。岩場通過時のカメラの保護用にも。
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