三股から常念、大天井、西岳、蝶を周回(赤沢山敗退)。

2023年08月01日(火) ~ 2023年08月02日(水)

• GPS: 22:36
• 距離: 36.0km
• 登り: 3,827m
• 下り: 3,844m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:01
• 休憩: 0:40
• 合計: 11:41

2:43 三股駐車場
2:54 2:55 三股登山口
5:04 5:05 2207標準点櫓跡
6:28 6:34 前常念岳
7:28 7:28 三股への分岐点
7:34 7:38 常念岳
7:42 7:43 三股への分岐点
8:12 8:13 常念小屋
9:07 9:08 横通岳
10:04 10:04 東天井岳
10:56 10:56 大天荘
11:05 11:08 大天井岳
11:14 11:14 大天荘
11:47 11:55 大天井ヒュッテ
12:15 12:15 貧乏沢下降点
13:22 13:36 赤岩岳
14:05 14:06 ヒュッテ西岳
14:15 14:18 西岳
14:28 ヒュッテ西岳

2日目

• 山行: 8:50
• 休憩: 0:26
• 合計: 9:16

14:28 ヒュッテ西岳
4:58 5:04 水俣乗越
5:39 5:39 槍沢大曲り
5:59 5:59 ババ平
6:22 6:22 槍沢ロッヂ
6:45 6:45 二ノ俣
6:51 6:52 一ノ俣
6:59 6:59 槍見河原
7:30 7:31 横尾山荘
8:01 8:07 槍見台
9:57 9:57 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
10:19 10:20 瞑想の丘
10:22 10:22 蝶ヶ池
10:29 10:31 蝶ヶ岳
10:33 10:33 蝶ヶ池
10:35 10:41 蝶ヶ岳
10:44 10:45 大滝山分岐
10:53 10:53 最終ベンチ
11:03 11:06 第二ベンチ
11:32 11:32 蝶沢
12:02 12:02 まめうち平
12:34 12:34 ゴジラみたいな木
12:54 12:54 三股登山口
13:13 三股駐車場

天候

二日間ともに稜線上は、風もなく眺望抜群。午後は、雷雨の心配、1日目はテントを張り終えてから、弱雨。2日目は駐車場に着いた途端に、雨。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三股登山口駐車場。到着時(深夜)は、空いていた。下山時は、ほぼ満車。

コース状況／危険箇所等

大変良く整備された登山道。西岳水俣乗越までの下りは、ザレ&ガレで危険。

以下は、完全なバリルートです。
<登山道から赤岩岳>
這いつくばっての、急登の藪漕ぎ。下降は、全てクライムダウン。
<赤沢山>
まず、取付きから藪漕ぎの急降下、トラロープ有り。私の場合、下降路を間違え、コルまで降りたが、登り返しが草付きの登攀。登れても下降出来ないかも、進退極まり敗退。帰還途中に、間違えた箇所に気づく。
ザイル&ハーネスフル装備が欲しいぐらいでした。

その他周辺情報

大天井ヒュッテが、とってもオシャレ。カレー中心の料理がとっても美味しそうです。お高いですけど。

写真

8/1 2:50

三?登山口、出発します。この時間じゃ無いと僕の足では、ヒュッテ西岳15:00までの到着は無理。

8/1 2:52

常念岳に向かいます。4年前の残雪期に下降したルートです。

8/1 4:24

現在の主役の一つ。ヤマブキショウマ、で良いのでショウマ？
チダケサシ、トリアシショウマ、よく分かってません。
これから、花の画像をたくさんアップしますが、名前は自信がないのがほとんどです。
出来れば、教えてください。

8/1 5:19

アキノキリンソウ、現在の主役の一つ。

8/1 5:24

ゴゼンタチバナ。

8/1 5:34

見えてきた、奥穂に北穂かなぁ。

8/1 5:35

もう少しで前常念。

8/1 5:37

雲海が広がってます。

8/1 5:50

前穂、奥穂、涸沢岳、北穂。

8/1 5:55

雲海が美しいです。

8/1 6:23

前常念岩室。

8/1 6:24

内部、しっかりした造りですね。

8/1 6:24

常念東尾根、数年前からヤマレコに計画書はあります、厳冬期。

8/1 6:27

前常念。残雪期、ここから常念岳までの稜線がとっても素敵でした。

8/1 7:12

ハクサンボーフー。

8/1 7:13

チングルマとヤハズハハコ。

8/1 7:15

ミヤマホツツジ。

8/1 7:19

槍ヶ岳登場。

8/1 7:20

ホソバツメグサ。

8/1 7:21

雷鳥の親子登場。残雪期もあったので、ここには必ず一家族いるようですね。

8/1 7:30

常念と穂高。

8/1 7:31

常念と槍。

8/1 7:31

今日の目的地、ヒュッテ西岳。左の方がテント場。槍を眺める一等地ですね。
しかし、遠いよー。

8/1 7:32

槍の穂先、アップで。

8/1 7:43

常念小屋とこれから向かう横通岳と大天井岳。

8/1 8:06

完全にド忘れ。ミヤマガラシ？違うよなぁ。ハクサンオミナエシ。

8/1 8:08

常念小屋、GWに縦走した時、一度宿泊。もっと前に一ノ沢から登った時は、テント泊したと思うのですが、全く記憶が、、、、。

8/1 8:09

常念乗越の気象観測機、でしょうか？

8/1 8:24

圧巻の槍穂の全景。

8/1 8:34

オンタデの大ブーケ。

8/1 8:39

シジバリ？いやタカネニガナでしょう。

8/1 8:39

ミヤマコゴメグサ、主役の一人。

8/1 8:41

またもや雷鳥の親子に出会う。

8/1 8:41

穂高をバックにポーズ取ってくれました、ありがとう。

8/1 8:42

何度もとってしまいますね^_^)。

8/1 8:58

横通岳には、まだ元気なコマクサが残ってました。

8/1 9:03

横通岳三角点、百高山。

8/1 9:27

美しい緑の稜線。

8/1 9:54

常念を振り返る。

8/1 9:58

これは、なんとかトラノオ？

8/1 9:58

ウメバチソウ。

8/1 9:58

不明、と言うか全くわかりません。

8/1 9:58

ハクサンフーロ。

8/1 9:59

タカネシオガマ。

8/1 9:59

オトギリソウ。

8/1 10:00

ウサギギク。違うかなぁ。

8/1 10:06

イワツメグサ。

8/1 10:29

イワギキョウと槍ヶ岳。

8/1 10:30

また撮っちゃった^_^)。

8/1 10:46

大天荘が見えてきました。

8/1 11:00

そうか、常念より高いのね。

8/1 11:09

15年前のGW、奥と吹雪の中小屋の陰でテントしたなぁ。冬季小屋は、凍りついて入れず。

8/1 11:23

大天井からだと、小槍が見える。

8/1 11:39

大天正ヒュッテ、ここからは17、8年前に槍に行ってる。まぁ、記録も残してないし、完全に忘れてます。

8/1 11:41

ミヤマトリカブト。

8/1 11:43

銀座か六本木のレストランみたいな、無茶おしゃれ、美味しそう、お高い。

8/1 12:00

マルバタケブキ。

8/1 12:07

白いタカネニガナ。

8/1 12:14

ミヤマホツツジで良いのでしょうか？

8/1 12:19

ザ、キタカマ尾根。

8/1 12:33

赤岩岳、登ってると思っていたが、頂上が登山道からちょっと離れてるんですよね。百高山。

8/1 13:18

登ってなかった赤岩岳、初登頂です。今までのいい加減、本当にすみません。

8/1 13:28

登山道からの取り付き。薮を四つん這いで登り、クライムダウン。累積標高2800mのあとですもの、果てしなく疲れました。

8/1 13:30

ミヤマキンポウゲ。

8/1 13:36

上高地、梓川が見えます。

8/1 13:56

ようやく見えた、ヒュッテ西岳。

8/1 14:12

西岳登頂。ここも全然記憶にありません。ほんといい加減ですみません。ここも初登頂です。

8/1 14:19

コケリンドウじゃ無いかしら？

8/1 14:58

黒い槍と白い槍。

8/1 15:02

さて、疲労困憊の体に鞭打ち、赤沢山を目指します。取り付きに赤テープあり。

8/1 15:04

ザイルがいると思う薮の劇下り。

8/1 15:40

敗退撤退時に撮影右が正解、行ってみるとハイマツ帯の中にトラロープとルート有り。僕は左に行ってしまい(間違ったルートにもトラロープが2本ある)コルまで降りるも進退極まって、撤退。
これから再チャレンジの気力体力すでに無い。

8/1 15:40

敗退、撤退中。

8/1 15:43

百高山、赤沢山の99座、久、久で終わりにしようと思ってたけど、もう98座で終わりにしようかな。

8/1 16:15

槍ヶ岳を眺めながら、夕食です。

8/1 16:28

テント場、この奥にもテント場が広がっています。至近で槍ヶ岳を眺められる素晴らしいテント場です。ただし、強風注意。

8/1 16:44

北鎌と東鎌の間をガスが動く、とっても幻想的です。

8/1 23:10

月齢満月、無茶明るいです。

8/2 3:47

出発。満月が映し出す槍ヶ岳のスカイラインが本当に素敵だ。

8/2 3:48

お世話になりました、ヒュッテ西岳。

8/2 3:48

満月が映し出す大キレットと北穂高。

8/2 3:59

月は南岳あたりに沈む。

8/2 4:04

素晴らしい絶景。槍ヶ岳山荘と殺生ヒュッテの明かりが見える。

8/2 4:16

北鎌尾根と槍ヶ岳。

8/2 4:48

モルゲンロート。

8/2 4:51

光る槍。

8/2 4:53

険しさを感じる東鎌尾根。

8/2 4:55

カラマツソウ。

8/2 4:56

アザミのつぼみ。

8/2 4:57

チダケサシなのかトリアシショウマなのかヤマブキショウマなのか、分かりません。

8/2 4:58

ミヤマヒゴタイ。

8/2 5:11

ほんとに久しぶりの槍沢、多分残雪期に２回、夏に一回歩いただけだと思う。僕は間違いなく穂高好きです。

8/2 5:13

繊細なシモツケソウ。

8/2 5:34

槍沢に合流。登山道が素晴らしく良くなります。

8/2 5:42

カニコウモリが槍沢の主役。

8/2 5:53

ババ平。

8/2 6:06

ヨツバヒヨドリ。

8/2 6:09

ソバナ。

8/2 6:10

センジュガンビ、たくさん咲いてました。

8/2 6:11

サンカヨウの実、ブルーベリーみたいですが、苦いだけだそうです。

8/2 6:15

「槍が見えるよ」本当かなぁ。

8/2 6:16

本当です。

8/2 6:16

槍沢ロッジ。

8/2 6:22

ノリウツギ。

8/2 6:24

サラシナショウマ、ほとんど見かけませんでした。

8/2 6:36

綺麗な槍沢。

8/2 6:39

ニノ叉の橋。

8/2 6:40

渡ったところに、最初の方にド忘れして分からないと書いた、黄色い小さな花の群落。

8/2 7:25

横尾、いつもこの橋を渡る方に行ってたなぁ。さて、ここから登り返し、、、というか新たな登山、蝶ヶ岳へ。標高差約1000m。

8/2 7:55

槍見台。右端の赤いザレがあるのが赤沢山です。

8/2 7:56

横尾から30分ぐらいでしょうか。

8/2 9:49

霞沢岳と上高地。

8/2 9:52

登りキリましたよ。

8/2 9:55

安曇野が見えてる。

8/2 10:14

蝶槍に到着。

8/2 10:16

四年ぶり。

8/2 10:25

蝶ヶ岳と穂高。

8/2 10:25

槍と蝶ヶ岳ヒュッテ。

8/2 10:25

穂高連峰。

8/2 10:38

クルマユリ。

8/2 11:57

マメウチ平。

8/2 12:29

スタコラサッサと逃げるように下山です。

8/2 12:48

帰ってきました。

8/2 12:49

いつもの僕らしい赤沢山準備不足敗退もありましたが、百高山のウソ申告が訂正できた、充実の二日間でした。

8/2 12:58

車に着いた途端、強い雨が舞ってきました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

iPhone 11 128GB SIMフリー Apple

感想

リカロJP🐶

この槍見周回計画の経緯は、
　3年前に、さかのぼること12年前のGW以来の表銀座の縦走をしようとしたのですが、暴風雨に見舞われ、燕山荘のテント場であさ10時から沈殿、翌日撤退。なんと15年も行ってない。そろそろ行きたい。
　2年前ぐらいに、百高山を少し意識し出した頃から、表銀座に行くなら、圧巻の眺望のヒュッテ西岳テント泊、百高山99座目の赤沢山を絡めて。

とうとう、行ってきました。
　1日目の累積標高は2800m、よく頑張りました。足は年齢とともに遅くなってるのですが、燃費は良くなってるようで、長時間活動が苦にならなくなって来てます。行動時の水の消費量も減ってきてて、1日目は1100ml、２日目は、500mlでした。
　赤沢山の敗退は、いつものように洞察力不足、調査不足の不甲斐ない結果でした。それよりも、何よりも、登ってもいなかった赤岩岳と西岳をウソをついて、百高山98座と公表していたのですから、なんとも恥ずかしい。今回の山行で正真正銘98座となりました(他の古い時期に登ったお山も再吟味しました)。
　百高山を意識し出した時から、「99座、久久でやめておこう」と思ってました。まぁ、でも98座でも、僕らしくて良いかな、なんて思い始めてます^_^)。
　最後に、ヒュッテ西岳のテント場、北鎌尾根と東鎌尾根を従えた槍ヶ岳。最高の眺望でした。

コメント

カエル🐸

リカロさん、2日でこの累積標高差はすごいです。お疲れ様でした。常念岳の看板が新しくなっていますね。
高山病になりやすい体質なので、あまり百高山には興味ないのですが、赤沢山は厳しそうですね。私は行く事は無いかな。

リカロJP🐶

カエル🐸さん、コメントありがとうございます。八ヶ岳を全山縦走すると、累積標高が3800mぐらいあって、それに向けての山行でもありました。八ヶ岳は、蓼科山スズラン峠登山口から、観音平までコースタイムで約24時間、ちょっと、やってみたいなぁ。

ハルボー

リカロさん、良い周回ルートですねー！三股入りからの蝶ヶ岳登り返しの周回はあまり考えた事ありませんでした✨いつか参考にさせていただいて、余裕があったら楽しんでみます(^^)
百高山とか他のピークもそうかもしれませんが、近くのルートを通るだけでカウントされるようになってるんですよね(^_^;)リカロさんほど沢山の山に登ってれば、記憶も曖昧になるしヤマレコでカウントされてると行ったような気になるのも仕方ないと思います。
でも私も百高山をやってた時の1番のこだわりが、ちゃんとピークまで行くということだったので、リカロさんの初登頂はとても親近感が湧きました♪♪
赤沢山のあの分岐は紛らわしいですよね。あそこからもう少し降るとコルに出て、そこからは多少の登り返し。リカロさんなら気にもならないハイマツ帯ですので、もし次回チャンスがあれば今度こそぜひ✨赤沢山も稜線からは素晴らしい眺めが待ってますよ〜(^^)

リカロJP🐶

ハルボーさん、赤沢山は調査不足ですね、撤退後一番に思ったのは、
「ハルボーさんに聞いときゃ良かった！」
でしたぁ。
今回のルート、とにかくヒュッテ西岳で槍見テント泊、が目的でしたので、逆算するとこうなっちゃいました。「日本百野営場」なるものがあるなら、絶対に達成したい私です^_^)。