剱岳・早月尾根ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 2,297m
- 下り
- 2,297m
コースタイム
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 11:35
天候 | 08/01(火)→くもり/雨/くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→北陸道・立山IC〜約50分。 ■駐車台数→10台(路肩) ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→馬場島荘の玄関にあり。 ■24時間利用→可能。 ※馬場島荘の周辺に複数の駐車場あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■早月尾根登山口駐車場(756m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 駐車台数が5台〜10台と少なくキャンプ利用者と登山者の争奪戦になり、週末や連休は駐車場の確保が困難です。 番場島荘駐車場は便利ですが、駐車場が狭く日の出前に出発する場合はお互いに騒音が迷惑になります。 その点、早月尾根登山口駐車場は駐車台数が少なく立山川が近くて車のエンジン音(スマホの充電・冷房)があまり気になりません。 他には番場島荘から400m下部に番場島駐車場が3ヶ所(上段・中段・下段)あります。 ここは利用者が少なくエンジン音が全く気になりませんが、アブが多く車の乗降車に苦労します。また利用者が少なく車上荒らしに注意が必要です(写真添付) ■早月尾根登山口(767m) 早月尾根登山口駐車場から約5分で早月尾根登山口に到着です。 登山口から標高1,200mまで激急登が続きます。 ■松尾平(1,015m) 早月尾根登山口から約35分で松尾平に到着です。 平坦地に木製ベンチがあり休憩適地です。 登山道に複数のヌタ場がありますが、輪切りの丸太の上を通過できます(猪・熊に注意) 標高1,000m〜2,800mまで200m毎に道標が現れます。 ※別称→標高1,000mと呼ばれます。 ■標高1,200m(1,243m) 松尾平から約35分で標高1,200mに到着です。 登山道には立山杉の巨木があり、木の根を手足を使って登る場面が多くあり滑落・転倒しないように注意が必要です。 急登の早月尾根では樹林帯(標高750m〜2,500m)は木の根・鎖場・はしごが連続してあり、岩稜帯(標高2,500m〜2,999m)は岩場・鎖場・雪渓があるのでストックは不要です。 ■標高1,400m(1,429m) 標高1,200mから約25分で標高1,400mに到着です。 道標の前には丸太ベンチがあり休憩適地です。 標高1,500mから視界が開き始めて、北側には東芦見尾根と大猫山の稜線が見えます。 ■標高1,600m(1,543m) 標高1,400mから約15分で標高1,600mに到着です。 立山杉の根元に道標があり、立山川の下流に馬場島荘が確認できます。 ■標高1,800m(1,751m) 標高1,600mから約30分で標高1,800mに到着です。 道標を過ぎると左上に登山道があり、間違って直進すると崖になり危険です。明るい登山道では間違えませんが、暗闇の夜間歩行では注意が必要です。 ■三角点(1,887m) 標高1,800mから約20分で三角点に到着です。 登山道の中央に三角点がありますが、暗闇の夜間歩行では気付かずに通過する場合があります。 少し開けた場所から北側には、ギザギザした小窓尾根が見えます。 ■避難小屋跡(1,962m) 三角点から約20分で避難小屋跡に到着です。 開けた平坦地になりますが、気づかずに通過する場合があります。 小屋の跡地ですが水はけが悪く、幕営適地には向いていません。 ■標高2,000m(1,991m) 避難小屋跡から約10分で標高2,000mに到着です。 早月小屋まであと1.0kmの樹林帯になり、2つの池塘を越えて丸山に向かいます。 ここからガレ場・はしご・鎖場が連続して現れます。 標高2,000mを超えると、晴天時には背後に富山平野と富山湾が見えます。 ※池塘(ちとう)→湿原にある池沼。 ■丸山(2,228m) 標高2,000mから約45分で丸山に到着です。 晴天時には大猫山〜剱岳〜大日岳〜富山平野〜富山湾〜番場島荘まで見えます。 キャンプ場の奥に3つのピークがあり左側→2,500mの岩稜帯、中央→2,800m地点、右側→分岐点(早月尾根と別山尾根の合流点・山頂は奥側)が見えます。 ■早月小屋(2,218m) 丸山から約5分で早月小屋に到着です。 早月小屋は営業中、テント場とトイレが有料で開放されていて使用可能です。 ※別称→標高2,200mと呼ばれます。 営業→07/15(土)〜10/08(日)→雪の状況で前後する。 電話→090-7740-9233 テント場→30張り(予約なし・1,000円) 水場なし→2L→1,500円・0.5L→600円) ■標高2,400m(2,419m) 早月小屋から約40分で標高2,400mに到着です。 連続して現れるはしご・鎖場を通過すると森林限界が近づき植生が立山杉からハイマツ帯に変わり、標高2,500m下部から岩稜帯・鎖場・細尾根が山頂直下まで続きます。 無雪期でも池ノ谷(毛勝山側)と東大谷(奥大日岳側)のどちらに滑落しても助かる確率は非常に低いです。 ■標高2,600m(2,568m) 標高2,400mから約30分で標高2,600mに到着です。 夏道には唯一の雪渓がありますが、つぼ足(巻き道あり)で通過できます。 森林限界が近づく標高2,500m〜山頂の区間では風が強く気温が下がるので、防風・防水対策が必要です。 小屋泊まりの登山者が午前2時〜4時に山頂を目指し、下山者も増えて岩場の通過は渋滞して身体が冷えます。 標高2,600m前後は岩場の細かいアップダウンが繰り返しあります。 ■標高2,800m(2,789m) 標高2,600mから約40分で標高2,800mに到着です。 登山道は細い稜線になり道迷いは考えられませんが、道標から90度右折してカニのハサミへ向かいます。 個人差はありますが標高2,500m〜2,800mの岩稜帯は準備運動になり、標高2,800m〜山頂までの岩稜帯が核心部です。 標高2,800mの道標から約100m上部に早月尾根登山口で警告された崩落地があり、今後も大きく崩落する場所なので注意が必要です(写真添付) ここから山頂の区間は小屋泊の下山者とのすれ違いが増えて、岩場・鎖場で渋滞が発生します。 ■カニのハサミ(2,883m) 標高2,800mから約20分でカニのハサミに到着です。 すれ違いができないのでお互いに譲り合って鎖場を通過しますが、終了点は段差がある岩場になり短い鉄棒がステップとして打ち込まれています。とても滑りやすく池ノ谷側へ傾いているので、心配な人は手掛かり足掛かりが豊富な岩場を利用すると安心です(写真添付) 日帰りの登山者は下半身に疲労がたまり踏ん張りが効かないので、岩場の通行に特に注意が必要です。 ■早月尾根・別山尾根の分岐(2,955m) カニのハサミから約20分で早月尾根・別山尾根の分岐に到着です。 道迷いしやすい場所なのか不明ですが、4つの道標があります(写真添付) 早月尾根と別山尾根の合流点になり、山頂まで約100mのビクトリーロードです。 ■剱岳(2,999m) 早月尾根・別山尾根の分岐から約10分で剱岳に到着です。 早月尾根からは早月尾根・別山尾根の分岐を通過して、山頂の社殿の裏側から回り込んで登頂します。 午前09時14分に快晴の中で登頂しましたが、09時30分にはガスに包まれて晴れる事はありませんでした。 夏山は午前9時〜10時までに登頂できなければガスに包まれる確率が高く、剱岳は日本海から30kmしか離れていないので影響を受けます。 ■早月尾根・別山尾根の分岐(2,955m) 剱岳から約10分で早月尾根・別山尾根の分岐に到着です。 疲労や悪天候では下山路を間違えやすいので注意が必要です。 ■カニのハサミ(2,883m) 早月尾根・別山尾根の分岐から約20分でカニのハサミに到着です。 ■標高2,800m(2,789m) カニのハサミから約15分で標高2,800mに到着です。 下山時に崩落地の上部で落石を発生させて約3m滑落(手・膝・脛を出血)しました。 ■標高2,600m(2,568m) 標高2,800mから約40分で標高2,600mに到着です。 ■標高2,400m(2,419m) 標高2,600mから約20分で標高2,400mに到着です。 ■早月小屋(2,218m) 標高2,400mから約20分で早月小屋に到着です。 ■丸山(2,228m) 早月小屋から約5分で丸山に到着です。 ■標高2,000m(1,991m) 丸山から約20分で標高2,000mに到着です。 ■避難小屋跡(1,962m) 標高2,000mから約5分で避難小屋跡に到着です。 ■三角点(1,887m) 避難小屋跡から約10分で三角点に到着です。 ■標高1,800m(1,751m) 三角点から約10分で標高1,800mに到着です。 ■標高1,600m(1,543m) 標高1,800mから約20分で標高1,600mに到着です。 ■標高1,400m(1,429m) 標高1,600mから約10分で標高1,400mに到着です。 ■標高1,200m(1,243m) 標高1,400mから約25分で標高1,200mに到着です。 ■松尾平(1,015m) 標高1,200mから約30分で松尾平に到着です。 ■早月尾根登山口(767m) 松尾平から約25分で早月尾根登山口に到着です。 ■早月尾根登山口駐車場(756m) 早月尾根登山口から約5分で早月尾根登山口駐車場に到着です。 これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 剱岳・早月尾根ルート(北アルプス3大急登)の区間は距離14.7km・標高差2,243m・コースタイム13時間30分〜15時間30分になり、頑張れば日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 無雪期に日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★早月尾根について ブナ立尾根(烏帽子岳)・合戦尾根(燕岳)と並ぶ北アルプス三大急登の早月尾根は水場がなく、標高差2,200mを超える厳しいルートです。 登山者が多い別山尾根とは異なり、登山者が少ない早月尾根を利用しなければ有名な「試練と憧れ」の石碑を拝む事ができません。 積雪期〜残雪機の早月尾根は、無雪期より遥かに危険で難易度が高くなります。 ★無雪期ですが強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラスがあると便利です。 ★登山ポストについて 剱岳・早月尾根ルートには、馬場島荘に登山ポストがあります(用紙とペンあり) 登山ポストは、登山者とキャンプ利用者が別々に分かれています。 ★積雪量について 国道333号線の道路に雪はありません。 剱岳・早月尾根ルートは標高2,600m地点に雪渓がありますが、つぼ足で通過できます(巻き道あり) ★水場 地図では、剱岳・早月尾根ルートには水場が2つあります。 1つ目は馬場島荘のキャンプ場(無料)・2つ目は早月小屋(有料)になります。 この2ヶ所以外に水場がなく、早月小屋の水はヘリで荷揚げするため高額です(0.5L→600円・2L→1,500円) 早月尾根の距離は短いですが、標高差2,243mの急登なので多めに水を担ぎましょう。 日帰りの場合は2L〜3Lあれば十分です。 万が一、標高2,500m以上で水切れの場合は標高2,600mに雪渓があり表面は草木で汚れていますが深さ10cmは手で掘れるくらい柔らかく、口に含んで喉を潤す事が可能です。 ※キャンプ場の水道は沢水で煮沸するように注意書きされていますが、日頃から沢水を飲んでいる人ならば直接飲んでも問題ありません。 ★駐車場について 剱岳・早月尾根ルートには3つの駐車場(全て無料)があります。 1つ目は馬場島荘は駐車台数が32台、2つ目は馬場島駐車場は100台(馬場島荘の450m手前から3ヶ所)、3つ目は早月尾根登山口駐車場は10台(路肩)です。 馬場島荘駐車場以外は人気がないので、貴重品の管理と車上荒らしに特に注意が必要です。 ★山小屋の営業について 剱岳・早月尾根ルートには、馬場島荘と早月小屋の2つがあります。 小屋泊・テント泊の予約の有無を事前に確認する必要があり、日帰りでも緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 剱岳・早月尾根ルートには標高1,000m〜2,800mの区間で200m毎に道標があります。 岩場・鎖場・はしごには赤と白のペンキマークがあり、道迷いする場面が少ないです。 無雪期の登山道に雪はなく(1つ雪渓あり)、落枝と共に落ちた古いピンクテープは回収済みです。 積雪期〜残雪期はほとんどのマーキングが雪で埋まり、標高2,500m〜山頂までは雪の状態を判断したルートファインディング能力が必要です。 ★天候や服装について 剱岳・早月尾根ルートの6割〜7割が樹林帯になり、朝露や降雨後は衣類が濡れるのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 当日は気温14℃〜30℃あり、平均気温は18℃です。 悪天候では、装備や服装に気を配り防寒・防風対策が必要です。 ★幕営適地について 剱岳・早月尾根ルートには‐照平 避難小屋跡 4飮 ち畄郛屋(テント場)以外に快適な幕営適地はありません。これ以外の幕営適地は標高1,176m、1,738m、2,994mの3ヶ所にあります(写真添付) 緊急時には標高2,400m〜2600mが敗退を決断するポイントです。 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 剱岳・早月尾根ルートは熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 早月尾根登山口〜森林限界の標高2,500m辺りまで樹林帯になり複数のヌタ場があるので、熊と猪に注意が必要です。 ★山バッジについて 夏山シーズンを迎えて営業する山小屋が多くなり、山バッジが購入できるようになりました。 今回は山バッジを購入せず未確認ですが、1年前に確認した場所を明記します。 〜畄郛屋(1種・700円)・▲札屮鵐ぅ譽屮麥山あるぺん村店(5種・385円〜550円)・ファミリーマート上市中央店は剱岳グッズの専用売り場がある有名店です。 ★早月尾根駐車場までの自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★剱岳・早月尾根ルートでは、スマートフォンの電波が7割〜8割入りました(時期・天候・機種による) 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。 ★当日の剱岳・早月尾根ルートでは登山者のすれ違いは登り17名、下り3名です。 日照時間が長くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメットを全行程で使用しました。 ストックは早月尾根登山口駐車場〜早月小屋(樹林帯にデポ)の登下降で使用しました。 防虫ネットは登山開始〜日の出まで利用しました(ヘッドランプに虫が寄る為) 早月小屋入りor 標高2,500mから岩場・鎖場・はしごが連続して現れるのでストックは不要です(岩場・鎖場の渋滞の原因) ★緊急時の連絡先 ‐綮垠抻―(富山県)→076-472-0110 ★今回の山行の危険箇所 |鷦崗〜樹林帯(森林限界まで)→アブの襲撃。 標高2,500m〜山頂の岩場→滑落・落石。 カニのハサミ→滑落・落石。 ★早月尾根登山口駐車場→02時45分に気温23℃、剱岳→09時14分に気温14℃、早月尾根登山口駐車場→14時20分に気温30℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→04時45分、日の入り→19時08分と活動時間は長くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★剱岳・早月尾根ルートでは、標高2,500m〜山頂の区間で落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★剱岳・早月尾根ルートにはトイレが2つあります。 ’肋貪臍颯ャンプ場(無料) ∩畄郛屋の外トイレ(有料) 他にトイレが無いので、必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 また早月小屋の下部の登山道の1ヶ所で大便がしてありました。これでは気持ちの良い登山ができないので、最低限穴を掘って用便を済ましてちり紙を持ち帰って下さい。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★無雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★無雪期ですが強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・防虫ネットがあると便利です。 特に前乗りして車中泊する場合は、着替えやトイレの乗降車によるドアの開閉時に大量のアブに囲まれ、車内に10匹程度が侵入します(衣類の上から吸血するので注意) 夏山で車中泊する場合はクーラー・氷・アイスボックスなど準備をすると快適です。 ★今回の山行 梅雨明けしても台風の影響でどこの山域もスッキリしないので、男は黙って早月尾根から剱岳を目指します。 当初は1泊2日で早月尾根〜平蔵谷〜長次郎谷〜早月尾根を計画していましたが、睡魔に勝てず馬場島まで辿り着けず早月尾根ピストンに変更です。 昨年と同様にアブの襲撃(人間が吐く二酸化炭素と車の排気ガスに反応)があり、馬場島の車中泊は快適ではありません。 昨年は下山時にケガ人と同伴したので日帰りで17時間を経過しましたが、今回はコースタイムの11時間で歩けた事が収穫です。 何より短い時間でしたが山頂から大パノラマの展望があり、長次郎谷にテント泊している登山者が確認できました。 次回は積雪期の早月尾根・別山尾根・平蔵谷・長次郎谷・池ノ谷から剱岳に登りたいです。 ★早月尾根登山口駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で剱岳を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■大岩不動の湯 ■営業時間→12:00〜21:00 ■休館日→火曜日(祝日の場合は営業) ■料金→中学生以上→400円、 小学生→120円、幼児→60円。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
モバイルバッテリー10000mAh3個
ちり紙
地図
腕時計
アタックザック20L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ストック
熊鈴
帽子
防虫ネット
三脚
アームカバー
ウィンドシェル(上)
トレランシューズ
インナーシャツ(半袖)
靴下
ゼリー飲料2個
粉末アミノ酸2本
ウエストバッグ
着替え(半袖シャツ)
水筒(水2.5L)
短パン
Yシャツ
手ぬぐい
パン2個
カロリーメイト4本
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備考 | .▲(オロロ)対策が必要。 ∈獣呂隆箴譴陵鄒个肪躇(標高2,800m上部) 2鴇(8月)は岩場・鎖場の渋滞に注意。 じ畫9時〜10時まで登頂しないとガスに巻かれる。 |
感想
★2023年/剱岳・早月尾根ルート(日帰り)
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■2023年08月01日(火) くもり/雨/はれ
※剱岳・早月尾根ルート 登り
起床 02:00 くもり
着替え・荷作り・朝食 02:00〜02:45
早月尾根登山口駐車場 02:45 756m 23℃
早月尾根登山口 02:50 767m 23℃
松尾平 03:23 1,015m 23℃
標高1,200m 03:57 1,243m 23℃
標高1,400m 04:21 1,429m 21℃
標高1,600m 04:35 1,543m 21℃
標高1,800m 05:05 1,751m 19℃
三角点 05:23 1,877m 19℃ 雨
避難小屋跡 05:41 1,962m 18℃
標高2,000m 05:49 1,991m 18℃
丸山 06:33 2,228m 17℃
早月小屋 06:38 2,218m 17℃
標高2,400m 07:19 2,419m 17℃ はれ
標高2,600m 07:49 2,568m 20℃
標高2,800m 08:26 2,789m 19℃
カニのハサミ 08:48 2,883m 17℃
早月・別山の分岐 09:05 2,955m 14℃
剱岳 09:14〜09:36 2999m 14℃
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■2023年07月18日(火) はれ/くもり
※剱岳・早月尾根ルート 登り
剱岳 09:36 2999m 14℃
早月・別山の分岐 09:43 2,955m 14℃
カニのハサミ 10:03 2,883m 17℃
標高2,800m 10:17 2,789m 18℃
標高2,600m 10:58 2,568m 23℃
標高2,400m 11:19 2,419m 22℃
早月小屋 11:39 2,218m 25℃
丸山 11:46 2,228m 24℃
標高2,000m 12:08 1,991m 21℃
避難小屋跡 12:13 1,962m 21℃
三角点 12:22 1,877m 20℃
標高1,800m 12:33 1,751m 21℃
標高1,600m 12:51 1,543m 24℃
標高1,400m 13:00 1,429m 24℃
標高1,200m 13:25 1,243m 24℃
松尾平 13:52 1,015m 27℃
早月尾根登山口 14:15 767m 30℃
早月尾根登山口駐車場 14:20 756m 30℃
着替え・荷作り 14:20〜14:50
実家 14:50〜20:05 1,000m 21℃
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■1年ぶりに早月尾根から剱岳を目指す。
早月尾根〜平蔵谷〜長次郎谷を計画したが
余りにも眠くて馬場島に着けずに断念。
夏山は涼しい日の出前に出発しなければ
10時には山頂はガスに包まれてしまう。
今回は山頂から絶景を眺める事ができて
別ルートから剱岳に登りたいと思った。
下山時に50cm四方の落石を発生させて
2m〜3m滑落して手・膝・脛を出血した。
登山者に落石が当たらなくて安心したと共に
気が緩む下山で気を引き締める必要がある。
早月尾根より黒戸尾根がやはり厳しい急登。
8月〜9月は岩場を中心に登りたい。
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■体重→61.0kg 荷物→4kg(水2.5L)
■日の出→04:45 日の入り→19:08
■距離→15.6km(登り→8.0km 下り→7.6km)
■時間(合計)→11時間13分
(登り→06時間29分、下り→04時44分)
■休憩時間→00時間22分
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