西穂からの眺望を満喫！

2023年08月05日(土) ~ 2023年08月06日(日)

• GPS: 15:42
• 距離: 13.3km
• 登り: 1,465m
• 下り: 1,490m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:49

距離 3.9km 登り 873m 下り 22m

9:26 上高地帝国ホテル
9:44 9:49 田代橋
9:52 西穂高岳登山口
11:55 12:00 宝水
13:02 13:08 西穂高岳・焼岳分岐
13:15 西穂山荘

2日目

• 山行: 8:52
• 休憩: 2:37
• 合計: 11:29

距離 9.4km 登り 610m 下り 1,477m

3:43 西穂山荘
3:56 4:00 西穂丸山
4:59 5:38 西穂独標
6:03 6:10 ピラミッドピーク
6:26 6:36 チャンピオンピーク４峰
7:49 8:21 西穂高岳
8:50 8:58 チャンピオンピーク４峰
9:22 9:32 ピラミッドピーク
9:57 10:05 西穂独標
10:44 10:47 西穂丸山
11:35 12:07 西穂山荘
12:16 12:17 西穂高岳・焼岳分岐
13:07 13:08 宝水
14:32 西穂高岳登山口
14:37 14:38 上高地温泉ホテル
14:42 ウェストン碑
14:56 上高地公園活動ステーション
15:04 15:05 河童橋
15:12 上高地バスターミナル

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◇8/5（土）晴れ　津→京都→あかんだなP→上高地帝国ホテル前→西穂山荘

◇8/6（日）晴れ　→丸山、独標、ピラミッドピーク、チャンピオンピーク、西穂高岳の往復→上高地バスターミナル→あかんだなP→京都→津

◇濃飛バス　あかんだなP〜上高地 35分 往復2,090円
　あかんだなP：毎時20分、50分発　※1日600円、第三Pが空いてる。
　上高地バスT：毎時00分、30分発
　※バス待ち時間15分ほど。
　　7月に沢渡行きは河童橋との中間まで行列してたとレポあり。
　　この日は30分ほどの待ち時間のようでした。
　https://www.nouhibus.co.jp/route_bus/kamikochi-line/

◇アクセス
　京都〜あかんだなP 片道305km
　高速道 京都東IC〜高山IC （名神、東海北陸道、中部縦貫道）4,100円

◇西穂山荘　14,000円
　夕食17時、朝食弁当に、宿泊者は水無料
　電話予約。キャンセル料は当日無連絡のみ。朝食の弁当変更は受付時15時までに。
　※2023/8/11以降Web予約開始
　http://www.nishiho.com/

◇この時期、花火大会渋滞に要注意。
　琵琶湖花火は8/8でセーフでした。

◇西穂RW　2023/8/10木から運行再開
　https://shinhotaka-ropeway.jp/

コース状況／危険箇所等

◎コース状況
・上高地西穂高岳登山口 ⇔ 西穂山荘
　延々と大きな石が階段のように積まれ、木道と階段もあり、過去一番歩き安かった。
・西穂山荘 ⇔ 独標　グレーディングC
・独標 ⇔ 西穂高岳　グレーディングD

◇信州　山のグレーディング
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html

写真

8/5 9:36

4年ぶりの穂高、快晴に恵まれました！
上高地帝国ホテルの裏庭と明神岳。
絵になるなぁ〜
いつかこの展望デッキの白いチェアで

8/5 9:32

優雅に眺望を楽しみたいけど、
登れる間はもっと特等席へ行きたい！

8/5 9:48

白樺林を観光客に紛れ散策。
上高地らしいオシャレな屋根付きの登山口から山道へ。

8/5 12:17

今回も相棒はだいさん。
大きな石が延々と階段のように積まれた登山路は木道・階段もあり超歩きやすい。
整備された方々にただただ感謝。

8/5 16:24

今晩の宿、西穂山荘。
ロープウェイ運休中こそ大チャンス！
と思ってる私達と同類の皆さんで賑わってる。

8/5 16:43

ココは「岳」のロケ地で、

8/5 17:24

サイン入りTシャツ。
小栗旬と長澤まさみは私でも知ってる。

8/5 16:55

充実の夕食。
特にキャベツ、トマトはウレシイ！
ロープウェイで荷揚げして歩荷？
キャベツは重そうだけどヘリ？

8/5 19:00

霞沢岳、六百山には、8合目以上にずっとガスがかかってたけど、18時半頃から晴れてキレイなアーベンロートに。

8/6 4:15

2日目
3時半ヘッデンスタートは初めて。
朝食を弁当にして、起床して直ぐに行動開始。
そのせいか微妙にバランス感覚が…
頭痛など高山病の症状は全くないので、暗いから？、起床直後だから？

8/6 4:40

明神岳の向こうに日の出が見えるはず。
今日も絶好の山日和に恵まれそう！

8/6 4:42

上高地、梓川沿いに朝霧がかかってイイ感じ！

8/6 4:53

明るくなってバランス感覚は正常に。
単に寝ぼけてただけかも…
ハーネス、カラビナを装着、いかにもって感じの方々が続々と。
3000m峰はオレンジがカッコイイなぁ。

8/6 4:55

西穂独標まではグレーディングC。
大きな石も動くので、浮石の見極めが大事。

8/6 4:58

1967年松本深志高校落雷事故で11名の方が亡くなられた「慰霊の碑」
手を合わせ、

8/6 5:01

高度感たっぷりになってきたぞ！

8/6 5:25

西穂独標（2701m）
おにぎりとおかずを半分食べる。
いつも行動中はあまり空腹感がないけど、後から思うと体調今一のサインだった。

8/6 5:17

独標から見たピラミッドピーク、チャンピオンピーク、西穂。

8/6 5:19

遥か下に岳沢小屋が見えた。
ここの展望デッキは上高地の眺めが抜群！
山歩きを始めた4年前、半年の経験だけで、グレーディングDの難易度もよく知らずに、

8/6 5:19

ソロで重太郎新道から前穂、奥穂、涸沢へと歩いた。
今から思えば初心者の無知・無茶そのもの。

8/6 5:38

さて、今回の核心、独標から先のグレーディングDへ。
重太郎新道は上りで何とかなったけど、ココはアップ・ダウンが同数。
ワンミスでサヨナラ〜

8/6 5:38

こんな感じが続きます。
後から思えば、直射が優しかったのはこの辺りまで。

8/6 5:41

お互い落石に要注意。
直下には入らないように。

8/6 5:48

自分が直上にも入らないように。
でもそうしてると、だいさんの姿が直ぐに見えなくなる。

8/6 6:05

ピラミッドピーク（2750m）
ココに来たかったんです！
バックはチャンピオンピーク、西穂、吊尾根からの奥穂。
雑誌で見るような快晴になった！

8/6 6:10

ココは鎖があって安心。
このルートは落雷が多いので難易度のわりに鎖、鉄ハシゴが少なめ。
でもその分、難易度が上がる。

8/6 6:26

タヌキ岩を横目に

8/6 6:37

チャンピオンピーク（2816m）
この高度と難易度で13峰ものアップダウン連続はキツイと現場で気付く鈍さ。

8/6 6:40

クリアしてきたピークをふり返って。
焼岳、乗鞍岳もキレイに見えた。

8/6 6:59

チシマギキョウ
こんな岩の割れ目に咲いてるのにビックリ！
土が無いはずなのに、どうやって養分を取れてるの？

8/6 7:22

写真では傾斜が分かりにくいけど、浮石もあり3点支持しないと怖〜い。

8/6 7:27

西穂高岳（2909m）
ここから先はグレーディング評価なし。
つまり一般登山路じゃない。

8/6 8:02

これがジャンダルムを経て奥穂に続く稜線かぁ！
奥穂山頂のケルンも見えた。
だいさんと目の前のアソコまでなら行けるかも？
なんて話してたら、横をTシャツ、短パン、ナップザックみたいな軽装で軽やかに通り過ぎるソロの若者が…
おじさん二人、口をポッカリ開けて見とれてました。

8/6 8:02

槍ヶ岳がキレイ見えた。
3000m峰を8座も巡れる槍穂縦走路はコレか！
北穂はアソコかな？

8/6 8:03

中央の谷は昨年裏銀座で新穂高へ下った右俣谷のはず。
赤い屋根は槍平小屋？
それとも滝谷避難小屋？

8/6 8:03

黒部五郎岳（中央奥）だ！
かっこいいカールは向こう側で見えず。

8/6 8:03

三俣蓮華岳から双六岳に続く天空の滑走路。
今なら槍がキレイに見えるはず。
双六小屋から弓折岳、鏡平山荘への登山路も見える。
お気に入りの水晶岳と鷲羽岳はガスガスで残念。

8/6 8:03

槍へと続く西鎌尾根。
高瀬渓谷からのガスのおかげで稜線クッキリ。
奥に裏銀座の主稜線、野口五郎岳。
さらに奥に赤牛岳と薬師岳がキレイに見えた！
もっと眺めていたいけど、さあ下山しよう。

8/6 8:18

で、山頂直下、大きな一枚岩の下りが難所。
後ろ向きにへばり付いて降りるけど、3点支持で足を置ける場所を探るも見えず大苦戦。
だいさんに下からガイドしてもらい助かりました。

8/6 8:21

マーキングと手・足がかりの岩をキチンと見て進まないと、簡単に詰みます。

8/6 8:33

岳沢小屋から前穂への重太郎新道を開削された今田重太郎さんは超人すぎ。
奥様と幼い紀美子さんを連れてテン泊。
作業中に紀美子さんを遊ばせた場所が紀美子平の由来。
あんな場所で遊ぶって？？？

8/6 8:48

下山といっても13峰を越えて行かねば…

8/6 9:33

高度感たっぷり。
でも手・足掛かりさえあれば、こんな怖〜いところも慣れてきた。
この感覚が一番危険だ。

8/6 10:00

おっと。
ジャンダルム、奥穂方面がガスガスに。
プラミッドピーク辺りから熱中症気味でスローペースに。

8/6 14:40

西穂山荘でたっぷり休憩してスローペースで何とか下山。
ウェストン碑はお初。

8/6 14:59

9月に予約してる西糸屋山荘。
さすが上高地らしいオシャレな雰囲気。

8/6 15:03

観光客で大賑わいの河童橋から見た奥穂と吊り尾根。
ガスがかかって残念。

8/6 15:04

歩いてきた西穂の稜線。
熱中症でペースダウンしたけど、いやぁ〜、頑張りました。
無事下山に感謝。

8/7 8:58

山と渓谷7月号は穂岳特集。
西穂山荘から西穂への稜線の空撮が分かりやすい。
アソコを歩いたのかぁ。

撮影機器：

Canon IXY 210 Canon

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

neway

西穂高岳に登ってきました。
相棒のだいさんとは先月の白峰三山縦走で私の判断ミスで爆風に突っ込み、何とか生還したばかり。

その時、だいさんから新穂高ロープウェイが運休してるので、西穂高岳が大チャンスとお誘いが。
確かにスレ違いも大変なグレーディングC,Dで人が少ない機会はめったになさそう。

穂高は山歩きを始めて半年で無謀にも重太郎新道から奥穂、前穂に登って以来4年ぶり。
グレーディングDのキビシサを知って、自分には向いてない事が分かった。

それ以来、Cまでで長めの縦走を楽しんでたけど、時間経過ですっかりキビシサを忘れ、いい想い出に変わった。
そろそろカッコイイ稜線も歩いてみたいなぁと。
ちょうど「山と渓谷」7月号の穂高岳特集で、西穂山荘から西穂への空撮写真を見てしまい、自制心が外れた。

早速西穂山荘を予約するも、台風の影響か？てんくら予報で風速19m。
これはマズイと一日早め、週末でも予約が取れたのでGO！

天気は白峰三山と真逆、絶好の山日和に恵まれラッキー。
穂高の眺望は上高地からでも素晴らしいけど、西穂への稜線は最高のロケーションだ！
北アルプスのオールスターは美しすぎ。

西穂山頂でジャン越え、奥穂へ続く稜線を見ただいさん。
プロガイドを雇ったら、ボクでも歩けるかなぁ？、いや、やっぱ無理か？
さんざん悩まれてたけど、だいさんなら行けると思いますよ。

今回、半徹夜運転明け山登りの疲れと、直射日光を5時間ほど受けたのがキビシカッタ。
西穂から折り返し、ピラミッドピーク辺りから熱中症気味で大幅にペースダウン。

西穂山荘で休憩するも、少し回復しただけでペースダウンのまま下山。
だいさんには終始迷惑を掛けてしまいました。

裏銀座もピーカン続きで大丈夫だったのに、今回気温も低く時間、距離、累積標高も少なく、水・塩分、68番もキチンと補給してたのに、なぜこんな事になったのか？
高山病でもシャリバテでもないと思うけど、朝食の弁当を出発前に食べた方が良かったかも？

だいさんからは、今後は前泊を入れるなど徹夜運転と行程の見直しをしようと言ってもらった。
キチンと対策を考えよう。

オマケ：
あと北穂高岳を登れば穂高4座全制覇になるけど、まだ怖〜い。
忘れた頃にチャンスがあれば行ってみよう。

◎コース定数41、行動時間11.8h 、距離13.3km、累積標高　上り1522m、下り1533m