【北岳肩の小屋・大門沢小屋泊3days】白峰三山縦走

2023年08月18日(金) ~ 2023年08月20日(日)

• GPS: 20:57
• 距離: 24.3km
• 登り: 2,528m
• 下り: 3,211m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:07
• 合計: 5:37

距離 4.6km 登り 1,509m 下り 8m

6:35 広河原インフォメーションセンター
6:42 6:43 旧広河原山荘
7:02 7:03 白根御池分岐
7:35 7:49 第一ベンチ(1880ｍ)
8:11 8:20 第二ベンチ(2059ｍ)
9:01 9:24 白根御池小屋
11:11 11:19 草すべり分岐
11:27 11:38 小太郎尾根分岐
12:12 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 10:19
• 休憩: 1:04
• 合計: 11:23

距離 11.8km 登り 879m 下り 2,190m

4:05 北岳肩ノ小屋
4:23 4:26 両俣分岐
4:47 5:16 北岳
5:37 吊尾根分岐
5:55 5:56 トラバースルート分岐
6:28 6:30 北岳山荘
7:14 7:15 中白根山
8:23 8:30 間ノ岳
9:41 9:52 農鳥小屋
11:02 11:03 西農鳥岳
11:46 11:53 農鳥岳
12:24 12:26 大門沢下降点
15:28 大門沢小屋

3日目

• 山行: 3:16
• 休憩: 0:57
• 合計: 4:13

距離 7.9km 登り 146m 下り 1,034m

5:22 大門沢小屋
6:40 6:46 大古森沢出合
7:12 7:13 早川水系発電所取水口
7:31 森山橋
7:57 大門沢ゲート
8:15 奈良田駐車場
8:35 9:25 奈良田の里温泉女帝の湯
9:35 奈良田温泉バス停

（1日目）
■所要時間：5時間37分
■歩行時間：314分（小休止を含む。白根御池でのブランチ休憩を除く。）
■距離：4.68km
■累積標高差：+1530m,-30m
■行程量：9.36+30.6+0.3=40.26P（20.13EK）（★★）
■ラップタイム：7.80分/P, +288m/h（マイペース登高能力：ランク�検�
■脚力：3.85EK/h, 7.69P/h
■エネルギー定数（ルート定数、コース定数）：314x0.03+1.53x10+0.03x0.6+4.68x0.3=26.142
■山のグレーディング：3B
■消費カロリー：26.142x(76+(13.6+10.6)/2)=2,303kcal

（2日目）
■所要時間：11時間23分
■歩行時間：654分（小休止を含む。北岳山頂での朝食休憩を除く。）
■距離：11.88km
■累積標高差：+1060m,-2360m
■行程量：23.76+21.2+23.6=68.56P（34.28EK）（★★★）
■ラップタイム：9.54分/P, +236m/h（マイペース登高能力：ランク�検�
■脚力：3.14EK/h, 6.29P/h
■エネルギー定数（ルート定数、コース定数）：654x0.03+1.06x10+2.36x0.6+11.88x0.3=35.2
■山のグレーディング：4C
■消費カロリー：35.2x(76+(13.1+10.6)/2)=3,092kcal

（3日目）
■所要時間：4時間13分
■歩行時間：203分（小休止を含む。奈良田の里温泉滞在時間を除く。）
■距離：7.84km
■累積標高差：+140m,-1030m
■行程量：15.68+2.8+10.3=28.78P（14.39EK）（★）
■ラップタイム：7.05分/P, +319m/h（マイペース登高能力：ランク�検�
■脚力：4.25EK/h, 8.51P/h
■エネルギー定数（ルート定数、コース定数）：203x0.03+0.14x10+1.03x0.6+7.84x0.3=10.46
■山のグレーディング：2B
■消費カロリー：10.46x(76+(11.6+10.7)/2)=912kcal

（合計）
■所要時間：21時間13分
■歩行時間：1171分
■距離：24.4km
■累積標高差：+2730m,-3420m
■行程量：48.8+54.6+34.2=137.6P（68.8EK）（★★★★★）
■ラップタイム：8.51分/P, +264m/h（マイペース登高能力：ランク�検�
■脚力：3.53EK/h, 7.05P/h
■エネルギー定数（ルート定数、コース定数）：1171x0.03+2.73x10+3.42x0.6+24.4x0.3=71.802
■山のグレーディング：8C
■消費カロリー：6,307kcal
※各指標の詳細は個人プロフィールで説明。

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（行き）甲府までJR、甲府駅から広河原まで山梨交通バス（1990円＋マイカー規制協力金300円）
（帰り）奈良田温泉から身延駅まで、はやかわ乗合バス（1200円）（身延駅の前に下部温泉駅にも立ち寄りました。）、身延からJR。

コース状況／危険箇所等

■西農取岳から農取岳まで、山腹の岩稜帯を巻きながらアップダウンする道が続きました。
■大門沢下降点からは、岩のゴツゴツした道を下りました。木のハシゴが外れた岩を下りました。
■大門沢の支沢を徒渉する箇所が、2日目に2か所、3日目に1か所ありました。雨が降った後で、飛び石が隠れるぐらいの水量で、いずれも靴が濡れました。

その他周辺情報

■奈良田の里温泉　女帝の湯：大人700円（町外）。7月から9月は、朝9時から18時まで営業。その他の季節は朝10時から17時まで営業。水曜日定休日（水曜日が祝日の場合は翌日）。
https://www.hayakawa-zaidan.net/

写真

8/17 20:24

【前日】甲府駅の近くのホテルに前泊しました。

8/18 4:24

【1日目】4時35分の広河原行きのバスに乗りました。3台運行されていました。

8/18 6:37

広河原に到着しました。昨年、バスターミナル横に移設された広河原山荘。

8/18 6:37

広河原インフォメーションセンター

8/18 6:38

北岳が見えています。

8/18 6:40

つり橋を渡ってスタートです。

8/18 6:42

以前の広河原山荘跡

8/18 7:02

白根御池分岐。大樺沢方面は通行止め。

8/18 7:35

第一ベンチで休憩。

8/18 8:12

第二ベンチを通過。

8/18 8:32

道が平坦になってきましたが、アップダウンがあります。

8/18 9:02

ヘリの荷下ろしの合間を縫って、白根御池小屋に到着。

8/18 9:02

白根御池で休憩。

8/18 9:04

東邦航空のヘリが荷物を運んできました。

8/18 9:10

白根山北岳と、これから登る草滑りの道。

8/18 9:14

ヘリをアップで写します。

8/18 9:14

運んできた物資の代わりに、下界にゴミを下ろしていました。

8/18 9:23

次に運んできたのは発電用の燃料油でしょうか。

8/18 9:24

これから肩の小屋に向かいます。

8/18 9:26

黄色い花畑が広がります。

8/18 9:30

鳳凰三山が良く見えます。

8/18 9:38

ハクサンフウロ

8/18 9:40

トリカブト

8/18 10:39

マルバタケブキ

8/18 11:05

上部の草原まで登ってきました。

8/18 11:06

ウメバチソウ

8/18 11:09

ナデシコ

8/18 11:10

二俣からの道と合流。

8/18 11:20

上に上がります。

8/18 11:35

小太郎尾根の稜線に上がってきました。仙丈ヶ岳が見えました。

8/18 11:35

小太郎尾根は、右手の広河原側からガスが掛かり出しました。

8/18 11:40

小太郎山分岐点の標識

8/18 11:40

北岳もガスがかかってきました。

8/18 11:47

肩の小屋の手前の岩場

8/18 12:13

肩の小屋に到着。標高3000mの小屋です。新しい建物に建て替わりました。

8/18 12:55

小屋の前でお昼にします。

8/18 13:13

昼食後は、生ビールで一杯やりました。

8/18 13:27

最後はコーヒーで締め。

8/18 13:32

ブラックサンダー至福のバター味も。

8/18 17:00

小屋の夕食は、肩の小屋名物の豚の肩ロース焼き。

8/18 18:05

夕食後に小屋の外に出ました。この時点では太陽がガスに遮られていました。

8/18 18:06

肩の小屋のテント場

8/18 18:06

肩の小屋の上部も、ガスがかかっています。

8/18 18:12

北岳への道を明るいうちに下見しておきます。

8/18 18:25

突然ガスが取れて、夕焼が見られました。

8/18 18:32

雲も赤く染まります。

8/18 18:34

日が沈みます。

8/18 18:37

積乱雲と甲斐駒ヶ岳

8/18 18:44

甲斐駒ヶ岳もはっきりと見えるようになりました。

8/18 18:44

夕暮れ時の仙丈ヶ岳

8/18 18:45

中央アルプスの向こうに日が沈みました。

8/18 18:45

夕暮れ時の富士山

8/18 18:45

北岳も見えてきました。

8/18 18:46

鳳凰三山

8/19 4:26

【2日目】肩の小屋を4時5分に出発し、両俣分岐まで登ってきました。

8/19 4:47

北岳の山頂に到着。

8/19 4:47

北岳山頂からの甲斐駒ヶ岳

8/19 4:47

仙丈ヶ岳

8/19 4:48

遠くに八ヶ岳連峰

8/19 4:52

北岳の山頂標識

8/19 4:52

富士山

8/19 4:53

オベリスクの地蔵岳と観音岳、その向こうに奥秩父の山々。

8/19 4:54

中央アルプス

8/19 4:54

北アルプス

8/19 5:04

北岳の山頂に、日が登ってきました。今日は長丁場になりそうです。

8/19 5:14

影北岳

8/19 5:24

チシマギキョウ

8/19 5:28

間ノ岳と天空の稜線

8/19 5:34

道端の草花

8/19 5:34

ピンクの花

8/19 5:37

八本歯のコル分岐を通過。

8/19 5:49

仙丈ヶ岳に日が当たります。

8/19 6:02

間ノ岳

8/19 6:28

北岳山荘入口

8/19 6:29

昭和大学医学部北岳診療所。診療所閉鎖中の貼り紙がしてありました。

8/19 6:31

北岳山荘から間ノ岳まで1時間40分もかかるそうです。

8/19 7:12

中白根山（3055m）に到着。

8/19 7:13

振り返ると北岳。

8/19 7:13

仙丈ヶ岳

8/19 7:13

間ノ岳までまだまだあります。

8/19 7:17

塩見岳（3052m）と三峰岳（2999m）

8/19 7:41

間ノ岳がだんだんと近づいてきます。

8/19 7:59

仙丈ヶ岳から南に延びる仙塩尾根。

8/19 8:21

間ノ岳山頂に到着。北岳山荘から1時間50分かかりました。この時すでにガスがかかって、北岳方面を振り返れず。

8/19 8:24

もう一つの標識。十山という会社の社有地になっているそうです。

8/19 8:24

塩見岳と南アルプス南部の山々。

8/19 8:24

三峰岳

8/19 8:35

雷鳥発見。

8/19 8:53

岩の横を下りて行きます。

8/19 9:41

農鳥小屋に到着。今年は営業していません。

8/19 9:41

西の方はまだ晴れています。

8/19 10:08

西農鳥岳に登ります。

8/19 10:29

農鳥小屋を見下ろします。東側からガスが上がってきています。

8/19 10:52

西農鳥岳の山頂（3051m）に到着。

8/19 11:30

岩場のアップダウンを繰り返して、農鳥岳が見えてきました。

8/19 11:52

農鳥岳の山頂標識。混んでいたのでしばらくしてから撮影。

8/19 12:25

大門沢への下降点から見上げた広河内岳（2895m）。雷鳴が聞こえているので、今日はパス。

8/19 14:08

標高2100m付近から見た急流の谷。雨が降る中をここまで下りてきました。

8/19 15:50

大門沢小屋の様子。

8/19 17:08

夕食をいただきます。

8/19 18:03

大門沢小屋のテントサイトから、夕暮れ時の富士山が見えました。

8/20 4:58

【3日目】朝食をいただきます。

8/20 5:21

大門沢小屋を出発します。

8/20 5:28

木で組まれた橋を渡ります。

8/20 6:40

支流の沢を渡ります。

8/20 6:41

支流の沢を渡ります。

8/20 7:02

渡渉します。この渡渉と次の吊橋を渡った先の泥田道で靴が濡れて汚れました。

8/20 7:09

吊橋を渡ります。高さがあって慎重に渡ります。

8/20 7:23

広い河原が見えてきました。

8/20 7:25

広い河原で橋を渡ります。

8/20 7:27

再び登山道に入ります。

8/20 7:30

長い吊橋を渡ります。

8/20 7:34

林道に下りてきました。

8/20 7:59

奈良田のゲートまで下りてきました。

8/20 8:11

橋を渡ります。

8/20 8:12

上流を眺めます。今朝は晴れ。

8/20 8:29

奈良田の里温泉の看板

8/20 8:34

奈良田の里温泉女帝の湯に到着しました。バスに乗る前に、一風呂浴びます。

8/20 8:36

奈良田湖

8/20 8:42

下にバス停が見えています。

8/20 9:32

女帝の湯からバス停への近道がありました。

8/20 9:35

奈良田温泉バス停に到着。これからバスに乗って身延線の駅に向かいます。

8/20 11:36

身延駅で。

撮影機器：

Canon PowerShot SX720 HS Canon

SHG03 SHARP

装備

個人装備

ザック ザックカバー ヘッドライト 携帯ラジオ 予備電池（単３単４） 替えメガネ 細引き3mmX10m 折り畳み傘 スパッツ タオル 手袋 雨具上下 ツエルト 洗濯ハサミ4本 敷物用シート 携帯トイレ サムスプリント 三角巾 レスキューシート ガーゼ ハサミ 付箋 テーピングテープ バンドエイド 消毒薬 綿棒 救急用手袋 ストック２本 カロリーメイト おにぎり2個 カップ麺 武器セット 財布 保険カード 携帯電話 モバイルバッテリー マスク 消毒用ジェル 飲用ゼリー0.18Lx2 飲料2.5L 非常用水0.5L お湯0.5L テルモス 着替えセット（２回半分）

感想

shokunpapa

お盆休みを利用して、白峰三山縦走をしました。

トレイルランナーで日帰り縦走をされる方や、奈良田から広河原へ逆方向の日帰り縦走をされる方もおられましたが、私の場合は、山小屋で2泊、甲府での前泊も含めると3泊しました。

1日目、2日目ともに午後から天気が崩れる予報だったため、他の百高山（小太郎山、広河内岳）に寄り道をするような無理はせずに、白峰三山だけの縦走をしました。

【1日目】広河原から白根御池小屋経由で北岳肩の小屋まで登りました。御池小屋への物資と排出ゴミ輸送のために広河原と小屋との間をヘリがひっきりなしにピストンしていました。

小太郎尾根分岐まで登った時点で計画通りのスケジュールで来ていましたが、小太郎山ピストンにはプラス・マイナス415m累積標高差が積み上がるのと、午後から天気が崩れる予報があったため、パスしました。行った人の感触では道が酷かったらしいです。

【2日目】今年は農鳥小屋が営業していないため、北岳肩の小屋から大門沢小屋までの長丁場となりました。

朝の4時過ぎに北岳肩の小屋を出発しました。この季節では、北岳の山頂で御来光を見ることができました。

前日よりも午後の天気の崩れが早くなる予報でしたが、実際に8時を回って間ノ岳に登頂した時点で、北岳方向の天空の稜線が、雲がかかって見えなくなっていました。その後の西農鳥岳や農鳥岳は、ガスの中の登頂でした。

大門沢の下降点にさしかかる手前で雷鳴が聞こえ、谷に下りるに従って13時過ぎから雨が降り出しました。その後は、大門沢小屋に到着するまで降ったり止んだりでした。

【3日目】朝から良い天気となりました。奈良田温泉発9時50分のバスに乗る予定で、その前に9時から開く奈良田の里温泉「女帝の湯」に入るため、5時20分に小屋を出発しました。8時半過ぎに温泉に着きました。温泉からの帰りは、バス停まで近道できる遊歩道が造られていたので、そこを歩きました。

【まとめ】山小屋泊にしたことで、1日目の日の入りと2日目の御来光を眺めることができました。特に1日目は、日の入り直前になってガスが取れ、周りの山々を眺められたことが良かったです。
　2日目は想定通りきつい縦走になりました。等高線で表現できないようなアップダウンもありました。午後からは雨にも降られました。しかし幸いにも雷雲の直下には入らなかったようで、危ない目には遭いませんでした。