杓子岳、鑓ヶ岳 大雪渓から周回
- GPS
- 11:49
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,329m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 11:44
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※大雪渓は27日15時以降は通行止め 最終期の大雪渓では雪の上を歩いたのは300mほどか。ベンガラ通りに歩いても途中、二箇所小さなクレバスを跨ぐ。先行されていた方から軽く片足が抜けた箇所を教えていただく。 鑓温泉ルートは斜度はさほどではないが、鑓温泉上部の岩場の鎖場は滑りやすく、細心の注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
食料
地図
コンパス
保険証
飲料水(2L)
経口補水液(1L)
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
医薬品
タオル
携帯電話
雨具
時計
非常食
熊鈴
ヘッドランプ
ロールペーパー
ザック
タイツ
Tシャツ替え
長袖ジャケット
車
ズボン
グローブ
ハット
靴
サングラス
カメラ
コンロ
コッヘル
ナイフ
アイゼン
|
---|
感想
昨年、白馬岳に登った際にカッコよかった杓子岳を含めて、白馬三山の残り2山の周回を計画。
家を出る直前に大雪渓が明日15時で通行禁止となるニュースの日付を読み駆け込みで猿倉の駐車場がいっぱいとなる恐れもあったが、3時の時点でまだまだ駐車には余裕があった。
大雪渓は雪が出てきてもクレバスや危うげなスノーブリッジが多数あり、雪を横目に秋道を登った。ちょうど日が出たところで雪上に出るも、ほんの300mほどで雪渓は終了。途中小さなクレバスを二箇所跨いだり、先行された方が軽く片足を抜いていたりして早い時間で登れてよかったと思う。前日かなり雨が降ったらしく登山道も濡れていたがそれも影響したかもしれない。
日がさすと稜線が綺麗に晴れていて眺望に期待を持てた。雪渓歩きが短かかったのが時間短縮になったかはわからない。稜線に7時30分までに到着できたら登頂しようと思っていた白馬岳は、30分押したためスルーし予定通り2山縦走とした。
天気は良かったが、結構周囲に雲が湧いているので、丸山で立山連峰や見える山陵を撮影した。杓子岳に向けて歩き始めると程なくガスの中となり眺望はなくなる。眺望のない中、ザレた急斜面を上り詰めて杓子岳山頂に着いた時だけ日が差した。狭い山頂には5、6人おられたが、誰か持っている人がいたに違いない。
再びガスの中、一度、高度をさげてから一つ擬似ピークを超え、そこらじゅうに踏み跡のあるザレた斜面を上へ上へと歩くと南北に長い鑓ヶ岳山頂に到着。眺望はやはりなく目的としたピークを踏んで大休止する。
鑓温泉への下り始めはやや風が強い。その分、時たま雲が切れて夏山らしい景色が見れた。大出原は花畑が広がり、木曽駒ヶ岳の千畳敷カールを彷彿とさせた。
鑓温泉手前の鎖場は岩が滑りやすく気が抜けない。晴れていても細心の注意が必要だが、濡れている時はかなりいやらしい道になると思われる。
鑓温泉小屋は登山道からも見えるワイルドな露天風呂があり、思ったよりも早く下ってこれたので立ち寄り入浴しようか迷った。ただ着替えもなく、小屋の方からの入浴後の下りは大変との話もあり、テント場そばの無料の足湯のみ利用させてもらった。微かに硫黄臭のする源泉掛け流しの温泉はほど良い温度でほんの10分程度、膝から下だけ浸かっただけでも足が軽くなった。すごい良いお湯だ。個人的には鑓温泉に泊まるためだけに登ってくるのもアリだと感じる。
鑓温泉からの下りでは日も差し、トラバース気味のルートは途中の沢の渡りなどでは沢風が涼しくて気持ちよかった。小日向のコルでは高低差50mほどの登り返しで暑さが堪えるも、そのあとは灌木帯の中を歩く形となり、日の暑さからは解放された。恐れていた雨に降られることもなく、疲労で足が痛み出した頃に林道の鑓温泉分岐に出られた。猿倉荘が見えたところで長かった真夏の山行が終わる寂しさを感じながら12時間ぶりの登山口に到着した。
稜線も含めてたくさん花が咲いているルートで、途中の鑓温泉小屋の温泉も魅力的。体力作りも含めて日帰り周回としたが、時間があるならこんな勿体無い山行ではなく鑓温泉小屋で一泊すべきだと思う。
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