黒戸尾根から早川尾根縦走 〜尾白から夜叉神まで〜


- GPS
- 28:48
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 4,175m
- 下り
- 3,573m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:42
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:30
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 11:34
天候 | 10日 曇り(山頂は朝方快晴だったよう) 11日 曇り時々晴れ 12日 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
山梨交通竜王駅前パーキングに駐車 平日900円、土日祝日1000円 3日間で2800円 https://goo.gl/maps/Nib3EiAH1fJZdx7KA JR 竜王駅 → 小淵沢駅 680円 6:12 → 6:45 タクシー 小淵沢駅 → 尾白渓谷 4020円 小淵沢駅は大きい駅なのでこの時間でもタクシー乗り場から普通に乗れました ※今回は使わなかったがマウンテンタクシーもある https://www.mountaintaxi.jp/ 【帰り】 山梨交通 路線バス 1250円 夜叉神峠 → 竜王駐車場 12:41 → 13:33 http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■尾白渓谷駐車場〜七丈小屋〜甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根) ・全般的に整備されています。序盤は樹林帯、刃渡り辺りから鎖場と梯子あり、七丈小屋から上部は岩稜あり ■甲斐駒ヶ岳〜仙水峠〜アサヨ峰〜早川小屋(早川尾根前半) ・黒戸尾根に比べたら多少荒れた部分もありますが登山道は明瞭 ・駒津峰から500mほど下って、直ぐ500ほどの登り返すところがキツイ ・栗沢山からアサヨ峰あたりは展望も良い稜線歩き ■早川小屋〜赤抜沢ノ頭(早川尾根後半) ・ハイマツとシャクナゲが登山道を塞いでいる箇所多いので道迷い注意 ・樹林帯は紛らわしいトレースあり、注意して見回せばピンテある ・登りではストックが使いずらい ・朝露の時間や降雨後はカッパ上下必需 ■赤抜沢ノ頭〜観音岳〜夜叉神峠 ・整備された登山道、危険個所なし。但し長い。 ★小屋&水場情報 ・七丈小屋 水はコンコン出てる、料金箱が消えていたので無料になった? docomo、au電波バッチリ テント1人 1000円×2=2000円(安い!) 缶ビール500m 800円(安い!) ※見習え北アルプス!(笑) トイレは綺麗。200円 ※テント泊&宿泊者は無料 ・早川小屋 水はソコソコ出てました、テント場から近いので便利 残念ながら小屋番さん不在 docomo、au電波無し。但し広河原方面に50mほど進むと電波あった。 テント1人 1000円×2=2000円 不在の時は玄関前の料金箱に入れる こちらのトイレも綺麗でした、不在なのに紙まであった |
その他周辺情報 | 山梨日帰り温泉湯めみの丘 500円 竜王駅から車で10分程度、源泉かけ流し https://goo.gl/maps/Ffw5pX91AUBJ4vfP9 利用は2度目、かなりおススメ! |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
妻と甲斐駒ヶ岳へ。
数年前妻が山にハマってくれたとき「ここは必ず連れて行きたい!」と思う山や場所は沢山あった。当然当時の自分が行ったことのある場所になるのだが劔岳、槍ヶ岳、穂高、白馬、黒部五郎岳、水晶岳、北岳、立山、涸沢、下ノ廊下など。現状ほぼ行きつくした感あるが唯一残っていたのが甲斐駒ヶ岳。
私自身、南アルプスは百名山ですらまだ未登頂の山あるのだが、一番のお気に入りは甲斐駒ヶ岳。たぶんこれは変わらないだろう。何故その甲斐駒ヶ岳が残ったのかと言うと「黒戸尾根から」が絶対条件だったから。よく比較される早月尾根は別にそう言う風には思わない、別山尾根からの方が魅力あるし。しかし甲斐駒は黒戸から登った方が絶対良いと私は思う。
健脚者なら日帰り出来る黒戸尾根だが、妻には無理。そもそも南アルプス自体が遠いのもあり後回しになっていた。
しかし今回は4日間休み合わせてあったので、黒戸尾根ピストンでも勿体ない。せっかくなので自分自身が未踏である早川尾根を縦走して夜叉神に下りるコースをチョイス。基本妻と縦走の時は自分が歩いているコースのみにしていたが、今回はチョッとハードルを上げてみた。結果的に無事帰って来れたが、反省の多い山行だった。
土曜日から登山も出来たのだけど日曜日の予報怪しかったので甲府で前泊して日曜日から出発。
思った通りガスガスで作戦成功かなと思っていたが、七丈小屋のテント場でご一緒した方に話を聞いたら朝方は快晴だったよう。
失敗した感あったけど50オーバー夫婦には仕事終わり→移動して車中泊→翌日登山は年々厳しく感じるのでしょうがない。その代わり最初に下山後バスで戻ってくる竜王駅に車をデポ出来たし、体調良く登れた。私は黒戸尾根4度目だが泊まりは初めて。キノコが多い尾根なので、その面でもやっとゆっくりキノコ鑑賞しながら登ることが出来たので満足。
14時前に小屋到着、ビールで乾杯してからゆっくりテント設営。少し時間持て余すくらいでちょうど良かった。
2日目は当初早川尾根を縦走して鳳凰小屋まで行く予定だった。山頂御来光狙いも兼ねて3時頃出発。
岩陵ゾーンを慎重に通過して森林限界を出たが、星は全く出てなかったし小雨まで降って来た。しかし明るくなり出すと見事な雲海と真っ赤な空。当たり日だ!
快晴の御来光は何度も見ているので、私はこちらの方が好み。日の出前の染まり方は本当に見事だった。染まりゆく空を見ながら甲斐駒ヶ岳登頂、予報も良くなかったせいか貸切で御来光鑑賞。そしてその後また小雨がパラついたお陰て仙丈ヶ岳方面に虹があらわれ大満足♪
コレがあるから山は登ってみないと分からない。
その後はスライドもポツポツあり、挨拶しながら仙水峠から登り返して栗沢山へ。hattoご夫婦のレコで知ってはいたが、宇多田ヒカルさんのCMで有名な山らしい。先着されていた方が甲斐駒バックでサントリーの天然水ペットボトルを撮っていた。
私達も宇多田さんごっこ⁉︎をしてアサヨ峰へ向かう。ここら辺は楽しい稜線歩きだったが時間的に大幅ロスしてしまい早川小屋泊に変更。その早川小屋には13時過ぎ到着、まだ歩けるが4時間半(鳳凰小屋までのCT)は流石に無理。
小屋番さんも不在でビール無し(>_<)、テント設営後妻と明日のルートを相談。選択肢は3つで
…方まで待って広河原峠から広河原下山
⊃写襪暴个特和▲岳から御座石温泉へ下山
ほぼ0時出発して当初の予定通り夜叉神まで縦走
翌日仕事だし福井まで帰る時間考えると、最低でもお昼過ぎには下山したい。
今思うと△皚も大して変わり無く(CTで2H程度)エスケープルートにはなって無かったと思う。妻は私がどうしても早川尾根を縦走したい気持ちを分かっていたのと、この日鳳凰小屋まで行けなかったのが自分の性と思い込み「で行こう!」と言ってくれた。
バカな夫はそのまま乗っかり早々に食事済ませて夕方には就寝。この先は薮道なのは知っていたが未踏にてどの程度かが分からない。後から来られた方が夜叉神からだったので、少し話伺ったがやはり藪道との事。
しかも夜に纏まった雨が降り条件悪化。もちろん起きた時点でも雨なら,吠儿垢世辰燭止んでいたし、出発直後電波繋がる所で予報みたら晴れ。(早川小屋では電波無かった)
もう中止する理由も無いし、何より自分がどうしても行きたかった。
広河原峠から見事な藪道、深夜でも歩けたので道はあるが石楠花とハイマツが登山道を塞いでいる。しかも降雨後のナイトハイク。
序盤とは言えココを無事通過してくれた妻には感謝しか無い。かなり辛かっただろう。
高嶺を過ぎしばらく歩くとやっと砂地の地面となり赤抜沢ノ頭に出た。辺りも明るくなりだしこの日初めて登山者さんと挨拶。私はこの瞬間が今回1番嬉しかった。
登山道は今までと比べものにならないくらい整備されており、妻にも笑顔が戻った。御来光見ながら観音岳登頂。予報通り快晴で大展望♪、一気に疲れが吹っ飛んだ。
その後は薬師岳小屋で2日ぶりのビール飲んで夜叉神へ下山。ただこのルートはダラダラと長く中々標高を下げさせてもらえない。
再び妻の機嫌が悪くなったのは言うまでも無いσ(^_^;)。
私は基本結果が全てだと思っているので、無事下山出来たらそれで良いのだけど今回は反省している。やっぱり2日目に鳳凰小屋まで行けなかった時点で縦走諦めるべきだったと思うし、そもそも今回のコースはハードル高すぎた。
妻の頑張りと天気に助けられただけ、怪我してからでは遅いので今後は気をつけます。
でも楽しかった♪
やっぱり年齢差&体力差で山で出会うことがないキヤ家と我が家ですね
でも日曜に遠く離れた地域で意外と近くにいたのが驚き!!
プラス...メリーゴーランとの花名を知っていたこもねぇ
しかし夫婦そろって元気なキヤ家、我が家も後、10年若かったらなぁ〜
と、指を咥えながらキヤ夫婦レコを楽しんでます(^_-)-☆
としさんは仙丈ケ岳でしたか、登山口は東西分かれてますが結構近くに居ましたね。
年齢差&体力差よりまず私が基本土日ハイカーでは無いのが大きいと思います。そのお陰でとしさん(もちろん会いたいのはhiroさんですが!)や他のユーザーさんにもほぼ会えません。
まあ基本静かな山が好きなので土日休みも困るという現実もありますが(笑)
ヤマジノホトトギスは比良山系で初め見て気になり下山後速攻で調べました。人気の花のようですが見ようによってはキモいですよね?、花びらはヒトデみたいだし。たぶんソコが気に入ったのだと思います。
私達もよる年波には勝てません、実際日曜日は午前中良い予報なの分かってて土曜出発諦めましたし。あと年取ってから楽なんところ残そうと思って、今のうちにキツいところ無理して行っているという現実もあります。
としさんは確かまだ現役でしたよね?、下山途中定年退職後2年の方としばらく一緒に下山しました。お話伺うとユル系の山多かったですが、奥様と一緒に標高差1000m以内と決めて楽しんでいるそうです。ハッキリ言って羨ましかったです!
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