赤牛岳・水晶岳・野口五郎岳・烏帽子岳トレッキング(黒部ダムin/七倉山荘out) ※本年56〜58回目

2023年09月16日(土) ~ 2023年09月18日(月)

• GPS: 49:27
• 距離: 49.9km
• 登り: 5,015m
• 下り: 5,389m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:55

11:02 黒部ダム
11:07 11:07 黒部湖駅
11:22 11:23 ロッジくろよん
13:54 13:57 平ノ渡場（平ノ小屋側）
14:04 14:15 平ノ渡場・仮設
15:57 奥黒部ヒュッテ

2日目

• 山行: 10:07
• 休憩: 2:35
• 合計: 12:42

0:45 奥黒部ヒュッテ
5:25 6:19 赤牛岳
6:55 6:56 南赤牛岳
8:02 8:23 温泉沢ノ頭
9:10 9:10 水晶岳北峰
9:16 9:49 水晶岳
10:18 10:50 水晶小屋
11:18 11:18 東沢乗越
12:17 12:17 真砂岳分岐
12:24 12:27 真砂岳
12:59 13:10 野口五郎岳
13:27 野口五郎小屋

3日目

• 山行: 5:41
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:37

5:50 野口五郎小屋
6:48 6:54 三ツ岳
7:28 7:29 烏帽子ひょうたん池
7:34 7:44 烏帽子小屋
7:56 7:56 前烏帽子岳
8:05 8:05 烏帽子岳山頂分岐
8:17 8:30 烏帽子岳
8:41 8:46 烏帽子岳山頂分岐
8:56 8:56 前烏帽子岳
9:03 9:24 烏帽子小屋
9:58 9:58 三角点
10:41 10:41 権太落し
11:04 11:04 ブナ立尾根取付
11:15 11:15 高瀬ダム テント場
11:26 11:26 高瀬ダム濁沢登山口
12:26 12:26 七倉登山口
12:27 12:27 七倉山荘
12:27 七倉山荘

天候

Day1(9/16)：曇り、Day2(9/17)：晴れ、Day3(9/18)：晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

【往路】Day1当日、始発新幹線で長野駅へ向かい、そこからバスで扇沢へ。扇沢からは電気バスで黒部ダムへ。
【復路】Day3の入浴後、七倉山荘前15:05発のバスで信濃大町駅へ。そこから特急2本を乗り継いで帰京。

その他周辺情報

下山地の七倉温泉で日帰り入浴(650円)。

写真

9/16 10:07

3連休初日のDay1(9/16)、始発新幹線で長野入りし、バスを乗り継いで扇沢へ！

9/16 10:10

飲料1.5L、ビバーク装備込で10kgの荷を背負い、ハイカットシューズ(ノースフェース_Verto S3K Future Light｜560g×2)でアタック！

9/16 10:29

扇沢から、まずは電気バスで黒部ダムへ向かいます！

9/16 10:38

長野側と富山側から掘り進め、トンネルが貫通した地点を通過！「黒部の太陽」を読んだり、DVDを見てから乗車すべきですね♪

9/16 10:48

黒部ダムは観光放水中！そしてダム湖のはるか左奥には・・・

9/16 10:49

赤牛岳(中央)、水晶岳(左奥)が見えてます！あそこを目指します！

9/16 10:56

圧巻の観光放水ドーン！

9/16 11:00

Day1(9/16)の11時。さぁ、二百名山95座目となる赤牛岳を目指して登山開始！

9/16 11:04

放水先(滝壺)には虹が見えました〜！

9/16 11:06

黒部湖駅までは観光客数多！ここを左折した瞬間、ほぼ人がいなくなります！

9/16 11:12

さぁ、黒部ダムの賑わいと縁遠い黒部湖畔ウォーク開始♪

9/16 11:22

ほどなく、ロッジくろよんを通過！

9/16 11:52

この木製橋を越えると、本格登山開始！と言ってもほぼ標高差のない平行なトレイル闊歩が続きますが。

9/16 12:45

奥黒部ヒュッテまでは随所で給水できるため、必要最小限の飲料持参で大丈夫でした！

9/16 13:05

メデューサのような木の下を通過！

9/16 13:11

たまーに、標高をグッと上げても、すぐに下るため、黒部ダム(1450m)と奥黒部ヒュッテ(1500m)間は16kmも歩くのに、標高差はほぼない(涙)。

9/16 13:23

基本、安全な道が続きますが、時折黒部湖側へ転落すると一大事となるトラバースポイントあり。注意。

9/16 13:53

黒部ダムから歩くこと3時間弱。登山者の足の一部となっている無料の渡し船が発着する「平の渡し」の平ノ小屋船着き場が間近に！今の時期は5往復/日の運行。

9/16 13:56

出航直前に乗組員が平ノ小屋からやってきます。14時便に合わせて歩いてきて、ほぼ待ち時間のない乗船に成功♪

9/16 13:57

3連休初日、朝は2往復/回するほど乗船客が多かったようですが、14時便は私一人♪（乗組員含め最大12名迄/回）

9/16 14:02

登山途中に船移動したのは、当然初体験！夏は快適ぃ♪

9/16 14:03

乗船時間は5分ほど。対岸に針ノ木谷の船着き場が見えてきました♪

9/16 14:05

お礼を言って下船しました。復路は合計3人の乗客がいました！

9/16 14:14

こっから先は黒部湖から黒部川へ変わっていきます！船着き場から50mほど登ってから登山再開！

9/16 14:46

奥黒部ヒュッテまで、やはり随所で給水できます！

9/16 15:01

アップダウンを繰り返しながら、標高をほぼ上げることなく、黒部川沿いに整備されたトレイルを進みます！

9/16 15:18

ハシゴ直登で標高を上げても、すぐに獲得標高を吐き出して下るんです(涙)。

9/16 15:43

奥黒部ヒュッテ間近の一本道！予報では16時頃から雨ですが、前方から雨雲が迫っている感じがします。急がなきゃ！

9/16 15:57

黒部ダム出発から4時間45分、ほぼ16時に宿泊先となる奥黒部ヒュッテに到着！

9/16 16:19

ヒュッテ到着から10分、チェックイン手続き最中に本降りに。この後2時間以上は降り続いてました。黒部ダムからのペース配分が事前計画通りで、平ノ渡場でも待ち時間ほぼなく、実にラッキーでした♪

9/16 16:31

Day1は18時過ぎには就寝しました！

9/16 17:02

ルーもご飯も食べ放題のカレー！ルーは1回お代わりし、ご飯は3人前は食べましたね♪。（奥黒部ヒュッテは立山室堂山荘の系列です）

9/16 17:35

奥黒部ヒュッテには、なんとお風呂あり♪温湯ですが、実にありがたい！（テン泊者も700円で入れるようです♪）

9/17 0:44

ここからDay2(9/17)。朝1時前、ナイトウォーク開始！

9/17 3:04

読売新道は樹木だらけで空が開けることもほぼなく、黙々と登るのみ。2時間15分、標高にして850m位登って初めて空が開けた！オリオン座がキレイ！

9/17 4:09

更に登ること1時間、標高にして追加で220mほど登ると、西側の富山市側の街灯が見えてきました♪

9/17 4:12

東側には、野口五郎岳(右)〜三ッ岳(左)へと続く稜線！

9/17 4:37

東の空がマジックアワーになってきた！左下の特徴的な形の山が、明日目指す二百名山の烏帽子岳！

9/17 4:52

Day1出発の地、黒部ダム以来、初めて赤牛岳を捉えました！

9/17 5:02

進行方向には、槍＆穂高も♪

9/17 5:03

左は烏帽子岳、中央は前烏帽子岳！5時を過ぎ、一際明るくなってきました。

9/17 5:03

左より、白馬岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍と続く、後立山連峰の主稜線も朝が近づいてきました！

9/17 5:09

夜明け目前の赤牛岳！夜明け前から土色が赤い！

9/17 5:14

赤い水平線と、真っ黒な烏帽子岳のコントラストが神々しい！

9/17 5:15

槍＆穂高に加え、右奥にはこれから向かう水晶岳(黒岳)も見えてきた！

9/17 5:28

奥黒部ヒュッテから4時間45分、黒部ダムからだと9時間半。ご来光時刻直前に赤牛岳へ初登頂！

9/17 5:30

今日も新しい朝が来たー！

9/17 5:31

ご来光＋左にボコッと烏帽子岳を入れて！

9/17 5:31

中央は水晶岳、左は槍＆穂高、右は笠ヶ岳！

9/17 5:36

二百名山95座目(＋百名山100座)！赤く焼ける俺＆赤牛岳＆薬師岳！

9/17 5:38

薬師岳の斜面に映し出される影赤牛！この好天の朝、この時間、ここにいた人だけが見られる絶景！

9/17 5:40

時折強風が吹き、風速は4〜6m、気温は14℃ほど。動いてないと肌寒いです！

9/17 5:44

太陽が上がるに連れ、薬師岳斜面の影赤牛の位置は反比例して下がっていきます。神秘的！

9/17 5:44

左より、槍ヶ岳〜穂高連峰〜水晶岳〜笠ヶ岳〜黒部五郎岳！

9/17 5:44

これから向かう裏銀座の稜線！右の最高点が野口五郎岳！

9/17 5:44

中央は黒部湖で、左は立山連峰、右は後立山連峰！

9/17 5:59

山頂碑越しに、一際デカイ薬師岳！

9/17 6:10

奥は奥大日岳！

9/17 6:10

左は剱岳、右は立山！

9/17 6:11

左より、旭岳、白馬岳、杓子岳！

9/17 6:12

五竜岳！

9/17 6:12

鹿島槍！

9/17 6:12

左は針ノ木岳、右は蓮華岳！

9/17 6:13

奥に雲海を従えた岩峰・烏帽子岳！

9/17 6:13

平和な感じの野口五郎岳(右)！

9/17 6:13

槍＆穂高連峰！

9/17 6:14

左は奥穂、右がジャンダルム！ロバの耳のV字谷はキレッキレ！

9/17 6:14

乗鞍岳！

9/17 6:14

笠ヶ岳！

9/17 6:15

黒部五郎岳！

9/17 6:15

雲海の奥に白山！

9/17 6:19

厳つい水晶岳！

9/17 6:19

水晶岳を目指し、赤牛岳から大縦走開始！

9/17 6:23

水晶岳、またの名、黒岳は、近そうで遠い遠い・・・。

9/17 6:25

3つのカール(右より金作谷カール、中央カール、南陵カール)が一直線に見える薬師岳！

9/17 6:53

振り返ると赤牛岳！右奥には剱岳＆立山がスッキリ！

9/17 8:03

赤牛岳から1時間40分、温泉沢ノ頭に到着！360度の絶景が広がる別天地です♪

9/17 8:03

だいぶ遠くなった赤牛岳！歩いてきた稜線です！

9/17 8:06

赤牛岳ドーン！その奥に剱＆立山ドーン！

9/17 8:06

雲ノ平＆雲ノ平山荘越しに、黒部五郎岳ドーン！

9/17 8:06

とにかくデカイ！対岸の薬師岳ドーン！

9/17 8:06

後立山連峰主稜線！（左より、白馬岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍）

9/17 8:10

左奥が鹿島槍、その手前が未踏の二百名山・針ノ木岳！右は蓮華岳で、中央奥は火打山＆新潟焼山！

9/17 8:12

右下の北ノ俣岳越しに、加賀の名峰・白山！

9/17 8:17

右は大天井岳、奥は八ヶ岳（左が蓼科山、中央が赤岳）！

9/17 8:17

左は常念岳＆富士山！奥は甲斐駒〜北岳〜塩見岳と続く南アルプス主稜線！

9/17 8:17

どっから見ても格好よい槍ヶ岳！左奥にひっそりと塩見岳！

9/17 8:30

鋭鋒を左右に従わせた感じの水晶岳(黒岳)！

9/17 8:31

眼下にはいつか行ってみたい高天原温泉！

9/17 8:46

槍ヶ岳同様、どこから見ても端正で凛々しい笠ヶ岳！

9/17 8:55

温泉沢ノ頭を発ち、水晶岳へのラストスパート！太陽照りつける斜面にあまり汚れていないキレイな雪渓が！まもなくまた雪が積み重なりますねー！

9/17 9:17

赤牛岳から2時間半、黒部ダムからだと11時間半、自身3登目となる水晶岳へ到着！

9/17 9:17

眺望リベンジを果たした2年前(今日とほぼ同じ9/19)と同様、紺碧の晴れで嬉しさMax♪
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=3545167&pid=1b5dbfa556afc40620d460ad4316f5bc

9/17 9:19

眼前には野口五郎岳！2年前は雨天通過となったため、今日こそ、この後に眺望リベンジが果たせるはず！

9/17 9:21

風速3〜4m、気温は18℃。風さえなければ半袖でちょうどよい気候♪

9/17 9:25

何度も見返して見惚れてしまう赤牛岳！

9/17 9:26

眼下には黒部湖、そしてスタート地点となった黒部ダム堰堤もクッキリ♪昨日は向こうから水晶岳も見えてましたからね。

9/17 9:26

黒部ダム越しに白馬岳＆旭岳！

9/17 9:26

黒部ダム越しに後立山連峰主稜線ドーン！

9/17 9:28

左手前に烏帽子をかぶったような烏帽子岳を見ながら、右に蓮華岳！中央奥は火打山で、左最奥が新潟焼山！

9/17 9:28

これから向かう野口五郎岳！

9/17 9:29

富士山！

9/17 9:29

中央は3週前に登った甲斐駒で、右は先週登った鋸岳！

9/17 9:29

天を衝く槍ヶ岳！

9/17 9:29

奥穂(左)＆ジャンダルム(右)！

9/17 9:30

赤牛岳からは水晶岳が邪魔で見えない鷲羽岳！今回初めて見えました！

9/17 9:30

同じく、水晶岳まで登って初めて見えた焼岳！

9/17 9:39

この後立ち寄る水晶小屋！2021年に泊まりました！

9/17 9:49

鷲羽岳の奥には2019年に泊まった三俣山荘！

9/17 10:25

水晶岳から下ること30分弱、水晶小屋に到着し、コーラと・・・

9/17 10:29

餅入りけんちん汁で腹ごしらえ！奥はこれから向かう野口五郎岳！（奥黒部ヒュッテでもらった弁当は、テン泊となった場合の夕飯用に温存）

9/17 10:51

さぁ、2年前は雨天時に通過した裏銀座縦走路へ、2年前とは逆走する形で縦走再開！

9/17 10:54

最奥に白馬等を見据えつつ、中央に東沢谷を挟み、右が野口五郎・烏帽子側の稜線、左は水晶・赤牛側の稜線！これぞ北アルプスという絶景！

9/17 11:00

振り返ると、右に鷲羽岳、左に槍＆穂高の絶景ビュー！

9/17 11:18

槍ヶ岳の手前は、botchiさんレベルでないと行けない、一際赤い硫黄岳！

9/17 11:58

右はこれから向かう真砂岳！巻き道しか見えず、直登路あるのか不安・・・。

9/17 12:22

湯俣方面(竹村新道)への分岐路を越えた後、真砂岳へ直登！山と高原地図には道はないですが、山慣れした人なら登れます！

9/17 12:25

真砂岳を巻かずに登頂！

9/17 12:28

真砂岳より、越えてきた赤牛岳(右)〜水晶岳(左)の稜線を望む！

9/17 12:28

真砂岳より、これから向かう野口五郎岳を望む！

9/17 12:45

野口五郎岳が眼前に！真砂岳と違い、みな巻き道でなく、直登している(笑)！

9/17 13:04

水晶岳から2時間半、黒部ダムからだと14時間、三百名山・野口五郎岳で眺望リベンジ大成功！
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=3545167&pid=4df29a2ed4037e267d2f7e16e054ad81

9/17 13:04

水晶・赤牛(西側)と反対側(東側)の対岸には表銀座縦走路！右が燕岳！

9/17 13:05

右は先週登った餓鬼岳！左はいつか行く機会があるのか不明(笑)な唐沢岳！

9/17 13:05

餓鬼岳ドーン！先週、晴れ予報だったのに、登頂時は雲に覆われ、ほぼ眺望がなかったんです・・・。

9/17 13:05

こちらは大人気山岳の燕岳！

9/17 13:06

左奥は立山で、眼下には野口五郎小屋！実は前日までに満員で予約取れず、一か八かで向かいます！

9/17 13:06

赤牛岳は、本当に赤土のせいで赤い！

9/17 13:07

水晶岳(黒岳)は、赤牛岳と対象的で黒い！

9/17 13:24

今朝、あそこの赤牛岳でご来光を見て、ここまでU字型に大縦走してきました！

9/17 13:28

奥黒部ヒュッテから赤牛岳〜水晶岳〜野口五郎岳を経て歩くこと9時間、野口五郎小屋に到着！何とか懇願し、1泊夕食で泊めさせてもらえることに♪

9/17 13:37

一応断られた時対策で、ビバーク装備一式(ツェルト、シュラフ、マット、エアー枕)は持ってましたが、布団で寝られて幸せ。（コロナ対策のため枕はなく、持参したエアー枕を利用）

9/17 16:42

対面には燕山荘と燕岳がスッキリ見えてます！

9/17 16:45

16:45、小屋の西側稜線に陽が沈みゆきます。日の入りまで、まだ1時間以上ありますが。

9/17 17:00

2日連続のカレー！奥黒部ヒュッテと異なり、ルーはお代わり不可でご飯はお代わり可。ご飯は2.5人前位食いましたねー♪

9/17 17:59

18時目前、再び西側稜線までハイクアップし、日の入りを拝みます。疲労回復に向け、18時半には就寝です。

9/18 4:51

ここからDay3(9/18)。5時前、小屋に荷物をデポして、野口五郎岳へ向かいます。浅間山の上に鷲のような神秘的な雲が♪

9/18 5:01

昨日に続き、野口五郎岳へ5時に再登頂！奥のトンガリは槍ヶ岳！

9/18 5:02

槍ヶ岳〜乗鞍岳〜鷲羽岳と続いているように見える雄大な山並み！

9/18 5:03

昨日歩いた水晶岳〜赤牛岳間の稜線！奥の薬師岳は昨朝と違い、雲多し！

9/18 5:03

朝焼けの赤牛岳！一際赤い！

9/18 5:04

乗鞍岳をよーく見ると、右奥には御嶽山！（肉眼では御嶽山は見えず）

9/18 5:05

右に大天井岳、左奥に富士山！

9/18 5:05

雲がかからない槍ヶ岳！

9/18 5:08

まもなく夜明けを迎える神秘的な浅間山！

9/18 5:13

中央に未踏の二百名山・針ノ木岳を据えて、白馬〜五竜〜鹿島槍の贅沢ビュー！

9/18 5:20

槍を取り巻く、前穂、ジャンダルム、西穂も見えてきた！

9/18 5:23

中央右は、地味な感じの木曽駒！

9/18 5:25

赤く染まる南アルプス南部の3000m峰！
左は荒川三山、中央は赤石岳、右は聖岳！

9/18 5:29

浅間山(右)と四阿山(左)の間より、ご来光キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!！

9/18 5:29

背景オレンジ色で、噴煙まで神々しく見える浅間山！

9/18 5:32

モルゲンロートな野口五郎岳山頂碑！

9/18 5:34

山頂碑越しにご来光！

9/18 5:35

もういっちょ、神々しい浅間山！

9/18 5:49

一旦野口五郎小屋へ戻り、ザックを回収し、登山再開！

9/18 5:50

南アが誇る3000m稜線！
左より間ノ岳〜農鳥岳〜塩見岳〜荒川三山〜赤石岳！先週、鋸岳からも見えていた峰々です♪

9/18 5:53

手前中央は先週登った餓鬼岳！逆光で神秘性が増し増し！

9/18 5:55

まずは、中央の三ッ岳へ向かいます！

9/18 6:44

みな左折して巻き道へ向かう中、ただ一人三ッ岳の直登路へ取り付きます！

9/18 6:51

野口五郎小屋から1時間弱、三ッ岳へ登頂！真砂岳同様、山と高原地図には道はありませんが、山慣れした人なら登れるはず！

9/18 6:52

反対側から登ってきた二人組に、野口五郎岳をバックに撮ってもらいました。この後、この二人組とは烏帽子岳、そして下山地の七倉山荘でもお会いしました〜♪。

9/18 6:58

三ッ岳より、これから向かう進行方向！左に烏帽子岳が見えてます！

9/18 6:59

今回の山旅ではライチョウには会えねど、ホシガラスには多数遭遇！

9/18 7:01

左はこれから向かう烏帽子岳、中央には針ノ木岳！いずれも、残5座の一角を占める未踏の二百名山！

9/18 7:09

この走りやすい天空の稜線だけ、10kg弱のザックを背負って駆け下りました〜♪

9/18 7:17

まだまだ距離はありますが、烏帽子岳を望遠すると、一際格好よい山容です！

9/18 7:23

烏帽子小屋直前、右下には高瀬ダムが見えました！

9/18 7:21

これから向かう高瀬ダムの堰堤ドーン！
今回は、黒部ダムを発ち、高瀬ダムに向かう「ダムをつなぐ山旅」です♪

9/18 7:29

ヒョウタン池を通過！餓鬼岳〜燕岳の表銀座縦走路がずっと見え続けてます！

9/18 7:34

野口五郎小屋から1時間半、烏帽子小屋へ到着！ここでザックをデポして、烏帽子岳へ向かいます！

9/18 7:38

小屋前の一角、ナナカマドが既に紅葉していました〜♪

9/18 8:06

さぁ、2年前、烏帽子小屋を通過しながらスルーした烏帽子岳へアタックします！甲斐駒のように白砂ビーチのような稜線です！

9/18 8:16

山頂直下は、鎖を頼りに一枚岩をトラバースします。慎重に！

9/18 8:20

烏帽子小屋から30分、野口五郎小屋から2時間、黒部ダムからだと16時間15分。二百名山96座目(+百名山100座)となる烏帽子岳へ登頂！

9/18 8:22

左は針ノ木岳、右奥は蓮華岳！両座とも、来週晴れたら登りたい山です！

9/18 8:22

眼下には、南沢岳との間に四十八池！今回は歩きませんが、いつか蓮華岳〜船窪岳〜烏帽子岳間を歩いてみたい！

9/18 8:22

振り返ると、先程巻かずに登ってきた三ッ岳！

9/18 8:24

そして、昨朝、ご来光を見た対岸の赤牛岳！

9/18 8:24

昨朝の夜明け前に登った赤牛岳へのビクトリーロード！本当に牛のようにデカく、赤土で赤く、名が体を表している山です！

9/18 8:25

こちらは立山と薬師岳をつなぐ稜線上、未踏の五色ヶ原(＆五色ヶ原山荘)！左は鷲岳という山のようです！

9/18 8:26

赤牛岳から右下に伸びる読売新道！昨朝、夜明け前にナイトウォークした長ぁい尾根道です！

9/18 8:32

下山開始、山頂直下の鎖場は総じて慎重に通過します！

9/18 8:40

対岸に見える赤牛〜水晶の稜線も見納めです！

9/18 9:06

30分で、再び烏帽子小屋へ。右奥に赤牛岳を望みながら、前日食べるはずだった奥黒部ヒュッテで作ってもらった弁当を1日遅れで頂きます！

9/18 9:22

コーラ売り切れにつき、ポカリを調達し、日本三大急登のブナ立尾根へ向かいます！

9/18 10:18

烏帽子小屋から1時間もかからずに、6番「中休み」ポイントまで下山！

9/18 11:01

鉄階段が現れ始めると、ブナ立尾根はほぼ終わりです。

9/18 11:05

烏帽子小屋から1時間40分で、尾根取り付き点まで下山！

9/18 11:16

不動沢吊橋を渡ります！

9/18 11:18

右側には、4時間ほど前に、稜線から見下ろした高瀬ダムのダム湖が見えます！

9/18 11:20

その後、不動沢トンネルをひた進みます！

9/18 11:24

不動沢トンネルを抜けると、先週の鋸岳同様、異様にデカいフジアザミを1輪発見♪

9/18 11:27

ダム湖を通過！下山者が呼んだと思われる複数台のタクシーを横目に人力で七倉山荘へ向かいます！

9/18 11:39

岩ゴロゴロのつづら折りを一通り下りきって、高瀬ダム堰堤を見上げてみた！

9/18 12:25

一直線、1.3kmほどある山ノ神トンネルを歩き切ると大縦走が終焉！都合7,8台のタクシーに抜かされたかな。

9/18 12:27

烏帽子小屋から3時間、Day1の黒部ダムからだとトータル19時間15分。温泉地でもある七倉山荘でついにゴール！

9/18 16:27

3日間、北アルプスで見た白い花々♪

9/18 16:29

3日間、北アルプスで見た白以外の花々♪

9/18 13:25

入浴後、七倉山荘のテラス席で、七倉沢を見下ろしながら、ステーキ御膳＆生ビールでゴージャスにいきます！

9/18 14:55

今年から七倉山荘〜信濃大町駅間にマイクロバスが走ってます(1500円)。来年以降の運行は未定のようですが、ずっと続けてほしいですね！

9/18 15:40

母の故郷、信濃大町駅へ到着！ここからは特急2本を乗り継ぎ、鉄路で帰京します！

9/18 17:41

信濃大町駅では駅弁販売はなく、松本駅では乗換時間5分、駅弁屋の長蛇行列で買えず、居酒屋あずさは車内販売で寂しく・・・

9/18 21:04

21時過ぎ、地元駅まで戻り、行きつけの店の麻婆豆腐ご飯で締め！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

PowerShot SX740 HS CANON

感想

happygo

二百名山完登を目指す私にとって、本家「遥かなる山」といえば、ペテガリ岳ですが、本州版「遥かなる山」といえば、私にとっては赤牛岳。どこから入山しても、私の脚力では下山まで3日必要なため、土日だけではアタックできず、3連休以上がないとトライすらできないため、今シーズンの踏破は諦めていましたが、シルバーウィーク3連休に好天予報が押し寄せ、急遽前日に小屋や新幹線を手配し、黒部ダムを起点に読売新道からアタックすることに。どうせなら、裏銀座縦走路を通って烏帽子岳までと欲張り、50km近い長大な計画となりました。

ちょうど2年前の同週末(9/18〜20)、初めて七倉山荘から日本三大急登のブナ立尾根経由で裏銀座縦走路へ取り付いたのですが、Day1後半はあいにくの雨となり、いつか眺望リベンジを果たしたかったルートで、今回は下る計画としました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3545167.html

Day1(9/16)は、始発新幹線で長野駅へ入り、そこからバスで扇沢へ。そこから電気バスで黒部ダムへ。黒部ダムは観光放水の真っ只中で、見るのは2回目ですが、何度見ても圧巻の水量・水圧ですねー♪。滝壺には虹が出てました。そうそう、黒部ダムからは赤牛岳や水晶岳が肉眼でも確認でき、近そうでどえらく遠い山なことがわかります。

黒部ダムからの登山開始は11時と遅いものの、当日朝東京発だとこれが限界。Day1は標高差のほぼない黒部湖畔歩きを経て奥黒部ヒュッテまで行くだけなので気が楽です。ただ、最大の懸念事項は平ノ渡場の定刻運行の渡し船。14時便を逃すと17時までなく、それでは奥黒部ヒュッテ到着が真っ暗になり、夕飯も食べれなくなります。基本的にコースタイム×0.7以上で歩かないと間に合いません。

黒部ダムからロッジくろよんまでは小走りも取り入れ、速歩き。少し貯金を作れたので、そこからは小走りはやめましたが、結果的には船着き場に着いたのは14時の5分ほど前。結構ギリギリで焦りましたが、結果的には計画通りのペース配分で歩き切りました。登山中に船移動。もちろん初体験ですが、乗船時間は5分ほど。グレトラ1で田中陽希さんが動力で進むこの渡舟に乗るのを逡巡したようですが、この船は登山者の足として無料運行されており、代替路はなく、読売新道を歩くには、この黒部川横断自体が縦走路となっています！

対岸の針ノ木谷の船着き場から登山を再開し、黒部川沿いを遡上する形でひた歩きます。元々16時頃から雨予報で、進行方向(山側)に雨雲が見え始めたので速歩きし、16時ちょい前、黒部ダムから4時間45分ほどで、奥黒部ヒュッテへ到着。着後10分ほど、チェックイン手続きの最中に本降りになり、2時間以上降り続いていました。平ノ渡場の到着時間、ヒュッテへの到着時間、いずれも計画通りで、非常にラッキーなDay1となりました。奥黒部ヒュッテには風呂場もあるので一日分の汗を流し、雨が降り続く18時過ぎに温かい布団で眠りにつくことができました。やはりテン泊にはない快適さがありますねー。

Day2(9/17)は、0時起床で1時前スタートでナイトウォークとなります。読売新道は稜線に出るまで、ほぼ眺望のない樹林帯歩きとなり、ナイトウォークが最適な気がします。全工程に渡りトレースがしっかりとあり、ヘッドライトだけでも道迷いリスクはなかったです、私には。

二百名山95座目(＋百名山100座)となる「遥かなる山」赤牛岳へは、奥黒部ヒュッテから4時間45分、ご来光時刻直前の5時半前に登頂しました。程なくご来光を迎え、山頂を独り占めです（その後10〜15分ほどでもう一人上がってきましたが）。何より、眼前にある薬師岳のモルゲンロートっぷり、そして薬師岳斜面に映る影赤牛が岳人としてこれ以上ない位の絶景で感激しましたー♪。北を見れば剱・立山、白馬〜五竜〜鹿島槍等、東を見れば烏帽子岳〜野口五郎岳等、南を見れば、槍ヶ岳〜穂高連峰〜水晶岳等、西を見れば薬師岳等、360度の絶景は圧巻です。

次のターゲット、水晶岳はこれまた近そうで遠い山です。アップダウンを繰り返しつつ、段々と距離を詰めていきます。なかでも、青空の下、道中3つのカール(金作谷カール、中央カール、南陵カール)が一直線に見える薬師岳が常時見え続けたり、いつか行きたい雲ノ平越しに黒部五郎岳が見え続けるのが最大のモチベーションでしたね。道中の温泉沢ノ頭も眼下に高天原温泉が見え、最高の展望台でした〜。

赤牛岳から2時間で水晶岳へ。2年前は水晶小屋に泊まり、水晶岳でご来光を見ましたが、その時と同様、今回も絶景を堪能しました。今回は2年前と反対側の奥黒部ヒュッテから登ってきて赤牛岳でご来光を見てからの水晶岳なので、喜びも2年前の何倍も高まりますよねー♪。水晶岳まで来て初めて見えた名峰は富士山に加え、鷲羽岳と焼岳、乗鞍岳の奥にある御嶽山とかですね。赤牛や水晶は、本当に北アルプスの最奥エリアであり、北アルプスのど真ん中、と呼べるんじゃないかな。

その後、水晶小屋でエネルギーチャージし、2年前雨天で通過した野口五郎岳へ。その前に、2年前はどこにあるのかもわからなかった真砂岳へも立ち寄りました〜。野口五郎岳へ到着する頃には、槍ヶ岳にガスがかかってしまいましたが、歩いてきた赤牛〜水晶の稜線、反対側には先週登った餓鬼岳を含む表銀座縦走路の名峰たちがドーンと見えてて、眺望リベンジ大成功です。

Day2は、実は宿の予約が取れていませんでした。野口五郎小屋、烏帽子小屋共に、3連休の中日で晴天予報なこともあり、事前に電話しても満杯だったので。なので、重量増は覚悟の上、最悪烏帽子小屋でテン泊と思い、ビバーク装備は担ぎ上げてきましたが、何とか野口五郎小屋へ泊めてもらえることになり、Day2も布団で18時半には眠ることができました。ありがたやー。

Day3(9/18)は、小屋にザックをデポし、GPSは切ったまま、野口五郎岳でご来光を拝みました。赤く燃える赤牛岳、日の出直後の真っ赤な浅間山、ピンク色の空に浮かぶ富士山等々、見えるすべての山々に感動しましたねー♪。その後、小屋まで戻り、登山再開です！

野口五郎小屋で割り当てられた空間が「三ッ岳」だったこともあり(笑)、三ッ岳は前日の真砂岳同様、巻かずに直登し、登頂します。その後は徐々に大きくなる特徴ある岩峰・烏帽子岳を目指すのみ！ヒョウタン池を通過した後、烏帽子小屋へザックをデポし、空荷で烏帽子岳へ。

野口五郎小屋から2時間で二百名山96座目(＋百名山100座)となる烏帽子岳へ登頂すると、それまで雲に覆われていた赤牛岳、針ノ木岳、蓮華岳のいずれも雲が取れ、スッキリ望むことができました。最高ですねー♪。烏帽子岳は、元々どうやってアタックしようか、色々と考えていた山でした。最右翼は扇沢から入り、針ノ木岳(二百名山)、蓮華岳(三百名山)を経るルートでしたが、まさか逆側の赤牛岳から一筆書きで縦走するとは、入山前日(9/15)までは考えてもいなかったのですが、結果オーライでよかったです。

その後、烏帽子小屋経由で日本三大急登のブナ立尾根を今回は下りに使い、ブナ立尾根では20人以上追い越し、1時間40分で高速下山。と言っても、私より速い人4,5名に抜かれましたが！高瀬ダムからタクシーに乗る人が数多いる中、私は人力にこだわり、七倉山荘まで完歩しました。結局、烏帽子小屋から七倉山荘まで3時間、Day1の黒部ダムからトータル19時間15分で赤牛岳〜水晶岳〜野口五郎岳〜烏帽子岳と大縦走で歩き切りました。

難関峰と位置づけていた鋸岳、赤牛岳を先週、今週で踏破し、二百名山もいよいよあと4座（佐武流山、有明山、針ノ木岳、農鳥岳）。二百名山唯一の3000m峰である農鳥岳で来夏締めることを決めており、今年中に残り3座に登って99座目(＋百名山100座)までカウントアップさせたないなー、というのが現状のモチベーションです。もちろん、晴天時登頂にこだわっており、天候を問わない、ピークハント目的では登りません。果たして、今年中にどこまで行くかな、乞うご期待♪