飯豊の前庭にて 光の秋（ブドウ沢→牛ヶ岩山）

2023年10月28日(土) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 7.1km
• 登り: 723m
• 下り: 707m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:24
• 休憩: 0:23
• 合計: 5:47

6:23 ブドウ沢登山口
7:14 7:18 川入切合
8:26 8:33 五段山
8:45 8:45 水場
9:19 9:19 牛ヶ岩山
9:35 9:35 引き返し点
9:48 9:48 牛ヶ岩山
10:20 10:25 水場
10:40 10:40 五段山
11:29 11:36 川入切合
12:06 12:06 ブドウ沢登山口
12:10 ゴール地点

天候

晴れ→うすくもり時々日差し→下山後に小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・ブドウ沢登山口のあるトンネルに向かって左側の駐車スペース，3台可能。登山届ボックスあり。ここ以外に近くにとめれそうなところはありませんでした。
・林道飯豊桧枝岐線（岳谷釣り堀の先）は今年は11/6の10時に閉鎖とのこと（飯豊町HP，現地看板あり）。

コース状況／危険箇所等

・川入切合まではつづら折りからのトラバースで，トラバース区間で小沢を横切るところで，崩落気味＋泥濘でやや気を使います。
・川入切合から先は道幅広く刈られ，枝払いもさなれ，非常にきれいです。一か所だけ最近の倒木でふさがっているところがありました（写真あり）。
・どなたにもお会いしませんでした。

その他周辺情報

以下，「越後の山旅」より
・本コースの尾根部分は，赤崩山に造林林道ができたときに五枚沢集落の方々が開いた道で、「五枚沢新道」と呼ばれたそうです。藤島氏の案内で深田久弥氏が飯豊本山に登ったときはこのコースで三国小屋に向かったようです。
・五段山の名は、川入切合からの登りで緩急が五回繰り返すから。牛ヶ岩山は喜多方方面から見える牛の雪形から。五段山の各段やその先の小池塘群に名前がついているようです。
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・道の駅いいで　地酒・農産物・果物等々充実です。ローソン併設。
・神乃湯ホテル（旧ガマの湯，羽前椿駅近く）入浴500円。薄緑色でやや濁りの入ったお湯で，暖まります。施設はきれいで２階にレストランあり。メニューはおしゃれっぽくて飯豊牛ローストビーフ丼セット1500円など。
・いわはなや食堂　手ノ子駅前で昔ながらの庶民食堂　中華そば600円　親子丼700円。「チャーハンカレー」が珍しめのメニュー。広い駐車場が向かいにあります。

写真

10/28 6:26

午後から天気が崩れる予報にて，日差しは期待していませんでしたが朝はまさかの青空。

10/28 6:26

そして入山すぐにこの色，

10/28 6:33

この色。

10/28 6:43

ほどなく朝日が射してきて，

10/28 6:41

光ります。

10/28 6:53

トラバース区間に入ると，樹々は染まり切っていました。

10/28 6:57

ふりかえって光り，

10/28 6:57

向き直っても光る。

10/28 7:08

やばいよやばいよ　と何回言ったことか(^^;

10/28 7:17

川入切合にとうちゃく。

10/28 7:39

五段山に向かっていきます。川入切合より先は黄色よりも褐色が優勢でした。

10/28 7:46

次の登りを見通せるここが「二ノ段」かも。

10/28 7:58

たぶんここいらが「三ノ段」。地蔵山ごしに三国小屋が見えてアガります。

10/28 8:06

そして「四ノ段」らしいところに来ると北側が開け，うっすらですが西朝日〜大朝日〜葉山が見えてアゲアゲです。左下に祝瓶山のシルエットも(下山どきはみな雨雲の中でした)。長井盆地は濃い朝霧の下でした。

10/28 8:08

そして見あげる「五ノ段」。

10/28 8:25

公園のような平らな山頂部に出ます。るんるんです。

10/28 8:30

五段山の分岐にとうちゃく。ここで眺望はなにもないのでちょっと進むと，

10/28 8:31

右奥に種蒔山，中央に七森のとがった三角。

10/28 8:36

草履塚よりもさらに奥に，先週の雪をまだ少し残すどっしりな本山様が垣間見えました。

10/28 8:40

茶色い森の間を牛ヶ岩山に向かっててくてく。

10/28 9:03

ずっと公園みたいです。

10/28 9:15

途中から道脇に小さい池塘が何回も出てきます。藤島氏の本で「○枚池」とカウントされているうちのどれかでしょう。イワショウブの乾いた実が夏の記憶です。

10/28 9:17

目立つダケカンバの変形樹を過ぎると，

10/28 9:19

平らな道に牛ヶ岩山の標識。

10/28 9:19

そのちょっと先にある池が，藤島氏の本の「四枚池」のようです。

10/28 9:28

いったんすこし下ってから登った先が，「五枚山」と本にある場所です。この小さい草原が，一番の見晴らしポイントでした。左手前の地蔵山とその奥の三国岳から右へ草履塚あたりまで。雲が下がってきてました。

10/28 9:29

小さく見える三国小屋あたりを心の目で拡大してうっとりしました。剣ヶ峰の尾根道が正面にかっこいーです。

10/28 9:37

下山です。雲ってきてた空がまた少し明るくなって，遠くに喜多方の街が光って見えました。その向こうに厚く雲海に覆われているのが猪苗代湖のあたりでしょう。

10/28 9:40

帰り道もやっぱり公園みたいです。

10/28 9:40

振り向くと，三国岳のところだけ，ずっと陽が当たってました。

10/28 9:58

向こうの五段山に向かって戻ります。

10/28 10:16

ここに新しめの倒木がとうせんぼ。通過には問題ないです。

10/28 10:17

期待していなかったので，なんとまぁ，の青空。

10/28 10:27

ヤマレコマップにある水場表示に行ってみます。ちょうど日当たりがよくなったタイミングで，この赤テープから左の北側斜面へ。

10/28 10:22

かつて刈られた痕跡はありますが，笹が戻り気味の薄めの踏み跡がおりてます。

10/28 10:25

10mほど下ると，小沢の源頭が湧水になっていそうでした。今は流れていないようです。黄色のようにアプローチするみたいです。

10/28 10:23

そこから，雲に隠れた本山様を拝んで道に戻ります。

10/28 11:32

川入切合に戻りました。陽が射して神々しいです。

10/28 11:33

降りて来た道を見上げて名残りを惜しみます。

10/28 11:34

切合からの下山路は日当たり良好でした。こんな道を

10/28 11:38

時間を気にせず歩けるなんて，

10/28 11:39

幸せすぎてバチあたりそう。

よく伸びたコシアブラの透かし。

そのベイビー三兄弟。

膨大なブナの落ち葉。樹々は土と太陽の間で，毎年こんだけの葉を作っては落とし。

ツツジ類の赤と，

カエデ類の黄色や

赤が，アクセント。

道ばたを覆うツルアリドオシに，実がまだ残ってました。

♪

アソート♪

コケの生えた黒い樹皮の黄色の

ツルアジサイがあざやか。

カメバヒキオコシはガクの中にころんと種を宿していました。

こちらはタイリンヤマハッカのようですがちょっととりちらかってます。

今日唯一見た花はガンクビソウ。

10/28 11:41

標高がさがって緑の葉がまじるようになると，もうすぐ登山口です。

10/28 12:11

ありがとうございました。

10/28 12:31

帰り道，岩倉集落の手前で県道の川向いの木の上にクマ。こちらに気づいたみたいです。

10/28 12:31

数分後，倒木を伝ってゆっくり森に消えていきました。

以前「ガマの湯」だったところ，「神乃湯ホテル」になってました。施設は変わらず。いいお湯です。名前からあの映画を連想しますが...カオナシはいませんでした。

自分用のおみやげはこれです。

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

blueblu

風なく暑くも寒くもなく，行きがけで聞こえたサルの群れの掛け声が遠くなると，飯豊の中央部をはるかに拝む，無音で静かな静かなお山でした。