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Yamareco

記録ID: 610992
全員に公開
雪山ハイキング
日光・那須・筑波

晴れの高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳)と大沼園地、塩原渓谷歩道を歩く♪

2015年04月06日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:17
距離
16.0km
登り
1,164m
下り
1,158m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:11
休憩
0:30
合計
8:41
7:22
49
スタート地点
8:11
8:11
43
8:54
9:05
30
9:35
9:35
41
10:16
10:30
37
11:07
11:07
18
11:25
11:26
12
11:38
11:42
261
16:03
ゴール地点
各場所での所要時間
・高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳) 7:22−12:18 (4時間56分)
・大沼園地 13:02−13:20 (18分)
・塩原渓谷歩道 13:54−16:03 (2時間9分)
天候 晴れ のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
全体を通して路面に雪は無く、ノーマルタイヤでも問題ありません。
日塩もみじライン(料金徴収8:00〜20:00)料金610円(軽410円)

○高原山
旧スキー場(現在は廃墟)の駐車場を利用し藤原コースを歩きました。
林道を上がり切った登山口まで道路に雪はありませんが、残雪のため大駐車場へは行けません。

○大沼園地
駐車場あり。トイレのある棟は4/10まで閉鎖とのことでした。

○塩原渓谷歩道
全体で12kmほどの遊歩道です。各所に駐車場・トイレ有り。
今回は回顧(みかえり)コース(約3.3km)を歩き、駐車場まで旧国道を徒歩で戻りました。
(コース図)http://www.siobara.or.jp/vc/dl.stm
通しで歩く場合にはJRバス(1hに1本程度)の利用が便利です。
(下り)http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pb=1&pc=j0360011&pd=0&st=1
(上り)http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pb=1&pc=j0360012&pd=0&st=1
コース状況/
危険箇所等
※4/6時点の状況です。

○高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳)
特別危険を感じた箇所はありません。赤テープや看板が随所にあります。
稜線上は一部に雪の重みで傾いた灌木やササのヤブ、踏み抜き箇所、凍結箇所があり、木の根も多く出ています。
夏道のコースタイムよりは通行には時間を要します。
また、一部ヤセた急斜面の箇所を歩くので滑落等に注意です。

○大沼園地
木道・遊歩道を歩きます。

○塩原渓谷歩道・回顧(みかえり)コース
山と高原地図で「遊歩道のわりにはキツいコース」と表記された遊歩道です。
アップダウンが激しく一部ザレた道を歩きますが飽くまで”登山道に近い遊歩道”レベルです。
濡れると滑りやすくなる箇所があるので転倒注意です。
その他周辺情報 下山後は、みかえりの郷(日帰り入浴700円)で入浴しました。

夕飯は麓のラーメン屋、丸高屋へ。
麺には大吟醸酒、味噌には大吟醸の酒粕を混ぜてあるそうです。
(食べログ)http://tabelog.com/tochigi/A0905/A090501/9014845/
朝、那須塩原市街あたりで霧が晴れ始め日の出を見ることができました。
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朝、那須塩原市街あたりで霧が晴れ始め日の出を見ることができました。
塩原渓谷を抜け鶏頂山登山口へ。
登山道の状況が分からないのでこの日は珍しく20Lザックにアイゼン・ピッケル・ワカンを装着。(結局使いませんでしたが;)
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塩原渓谷を抜け鶏頂山登山口へ。
登山道の状況が分からないのでこの日は珍しく20Lザックにアイゼン・ピッケル・ワカンを装着。(結局使いませんでしたが;)
登山口にある「鶏頂山登拝コース」の看板です。
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登山口にある「鶏頂山登拝コース」の看板です。
序盤は旧スキー場内を歩きます。
スノーモービル跡があり迷わずゲレンデトップへ。
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序盤は旧スキー場内を歩きます。
スノーモービル跡があり迷わずゲレンデトップへ。
天気は午後から雨の予報。
空に怪しげな雲は無く暫くは大丈夫そうです。
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天気は午後から雨の予報。
空に怪しげな雲は無く暫くは大丈夫そうです。
枯木沼湿原。入口には鳥居があります。
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枯木沼湿原。入口には鳥居があります。
一帯はまだ全面雪に覆われています。
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一帯はまだ全面雪に覆われています。
大沼への分岐。帰りに寄ることにします。
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大沼への分岐。帰りに寄ることにします。
ダケカンバ林に青い空と白い雲が良い感じです。
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ダケカンバ林に青い空と白い雲が良い感じです。
途中にはヒノキ林もあります。
どこの世界にもひねくれ者はいるようですね。
ちょうど良い形だったので腰かけて休憩しました。
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途中にはヒノキ林もあります。
どこの世界にもひねくれ者はいるようですね。
ちょうど良い形だったので腰かけて休憩しました。
弁天沼に到着しました。
鳥居と鐘があります。
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弁天沼に到着しました。
鳥居と鐘があります。
弁天沼から見る鶏頂山。
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弁天沼から見る鶏頂山。
雲は減り、方角によっては快晴の青空に。
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雲は減り、方角によっては快晴の青空に。
頭上のダケカンバと。
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頭上のダケカンバと。
やや急な斜面を登りきると稜線に出ます。
稜線から釈迦ヶ岳(中央)と御岳山(左)の展望です。
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やや急な斜面を登りきると稜線に出ます。
稜線から釈迦ヶ岳(中央)と御岳山(左)の展望です。
稜線は大半が雪道ですが、一部夏道が出始めており踏み抜き箇所多数、灌木やササのヤブも有り歩きにくい内容です。
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稜線は大半が雪道ですが、一部夏道が出始めており踏み抜き箇所多数、灌木やササのヤブも有り歩きにくい内容です。
稜線に出てからはそれほど距離はなく、登りきるとあっという間に山頂です。
鶏頂山は栃木百名山・花の百名山です。
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稜線に出てからはそれほど距離はなく、登りきるとあっという間に山頂です。
鶏頂山は栃木百名山・花の百名山です。
山頂には鶏頂山神社があります。
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山頂には鶏頂山神社があります。
筑波山がよく見えていました。
向こう側には雲海が広がっていそうです。
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筑波山がよく見えていました。
向こう側には雲海が広がっていそうです。
遠くには男鹿山塊が見えていました。
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遠くには男鹿山塊が見えていました。
アップで撮ってみます。
左から日留賀岳、男鹿岳、大佐飛山、黒滝山だと思いますがあまり歩かないエリアなので怪しいです。
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アップで撮ってみます。
左から日留賀岳、男鹿岳、大佐飛山、黒滝山だと思いますがあまり歩かないエリアなので怪しいです。
こちらは会津方面。
この時はまだ雲がかかってよく分かりませんでした。
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こちらは会津方面。
この時はまだ雲がかかってよく分かりませんでした。
さらに左へ。日光方面の展望です。
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さらに左へ。日光方面の展望です。
アップで男体山、女峰山の展望です。
(男体山の山頂部分は雲の中でした)
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アップで男体山、女峰山の展望です。
(男体山の山頂部分は雲の中でした)
分岐点まで来た道を戻り、釈迦ヶ岳を目指します。
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分岐点まで来た道を戻り、釈迦ヶ岳を目指します。
暫くは下りが続き鶏頂山を振り返ります。
天気は快晴♪
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暫くは下りが続き鶏頂山を振り返ります。
天気は快晴♪
まずは御岳山へと登ります。
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まずは御岳山へと登ります。
御岳山山頂。
展望はありません。山頂に祠があります。
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御岳山山頂。
展望はありません。山頂に祠があります。
だいぶ花芽が膨らんできたオオカメノキ。
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だいぶ花芽が膨らんできたオオカメノキ。
御岳山から一旦下り、急登の登り返しになります。
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御岳山から一旦下り、急登の登り返しになります。
急登箇所には凍結もあり面倒です。
まだ最低軽アイゼンは必要です。
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急登箇所には凍結もあり面倒です。
まだ最低軽アイゼンは必要です。
八方が原への分岐を過ぎ、山頂直下まで来ると針葉樹が無くなり展望が広がります。
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八方が原への分岐を過ぎ、山頂直下まで来ると針葉樹が無くなり展望が広がります。
先ほどの男鹿山塊より右奥に那須岳を望めるようになりました。
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先ほどの男鹿山塊より右奥に那須岳を望めるようになりました。
ようやく山頂が見えてきました。
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ようやく山頂が見えてきました。
釈迦ヶ岳山頂に到着。
一等三角点の山頂からは展望パノラマが広がっていました。
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釈迦ヶ岳山頂に到着。
一等三角点の山頂からは展望パノラマが広がっていました。
山頂から日光から会津の峰々を一望です。
手前に見えるのが先ほど登った鶏頂山。
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山頂から日光から会津の峰々を一望です。
手前に見えるのが先ほど登った鶏頂山。
日光方面。男体山は隠れてしまいましたが、女峰山の右手には太郎山と日光白根山。
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日光方面。男体山は隠れてしまいましたが、女峰山の右手には太郎山と日光白根山。
会津方面。
会津駒ヶ岳〜三ツ岩岳の稜線を望むことができました。
写真には写っていませんがさらに右へ窓明山も望めました。
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会津方面。
会津駒ヶ岳〜三ツ岩岳の稜線を望むことができました。
写真には写っていませんがさらに右へ窓明山も望めました。
山頂の釈迦像は全体が出ていました。
雪に埋もれているのを期待していたのですが。
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山頂の釈迦像は全体が出ていました。
雪に埋もれているのを期待していたのですが。
下山も途中まで同じ道を戻ります。時折ヤセ尾根になるので慎重に歩きます。
右側の斜面にはクラックが入っているのが分かります。
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下山も途中まで同じ道を戻ります。時折ヤセ尾根になるので慎重に歩きます。
右側の斜面にはクラックが入っているのが分かります。
昨シーズン以前のものでしょうかね。
熊鈴は必携です。
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昨シーズン以前のものでしょうかね。
熊鈴は必携です。
無事に弁天沼へと降りてきました。
ここまで降りればあとはなだらかなので一安心です。
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無事に弁天沼へと降りてきました。
ここまで降りればあとはなだらかなので一安心です。
あたりはダケカンバ林と見晴らしの良い雪原。
奥塩原のウノタワとでも名付けましょうか(適当)
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あたりはダケカンバ林と見晴らしの良い雪原。
奥塩原のウノタワとでも名付けましょうか(適当)
カラマツ林の登山道から大沼へと寄ります。
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カラマツ林の登山道から大沼へと寄ります。
大沼から鶏頂山。
水面の雪は解け始め一部はシャーベット状になり沼上を歩くことはできませんでした。
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大沼から鶏頂山。
水面の雪は解け始め一部はシャーベット状になり沼上を歩くことはできませんでした。
下山まで天気が持ってくれて何よりです。
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下山まで天気が持ってくれて何よりです。
再びゲレンデ内を降りて終了です。
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再びゲレンデ内を降りて終了です。
無事に登山口へと戻ってきました。この日は私だけのようでした。
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無事に登山口へと戻ってきました。この日は私だけのようでした。
下山後は新湯近くの大沼園地へ。
例年ならミズバショウが4月中旬頃から咲き始めるので訪れましたがまだ早いようでした。
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下山後は新湯近くの大沼園地へ。
例年ならミズバショウが4月中旬頃から咲き始めるので訪れましたがまだ早いようでした。
途中にはヤドリギがたくさん。
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途中にはヤドリギがたくさん。
大沼園地から新湯富士。麓の左奥には新湯温泉があります。
新湯も魅力的な温泉施設が多いのですが、もう少し歩いておきたかったので今回はパスしました。
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大沼園地から新湯富士。麓の左奥には新湯温泉があります。
新湯も魅力的な温泉施設が多いのですが、もう少し歩いておきたかったので今回はパスしました。
日塩もみじラインを下っていくと、途中キブシがたくさん咲いていました。
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日塩もみじラインを下っていくと、途中キブシがたくさん咲いていました。
あたりにはフキノトウがたくさん。
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あたりにはフキノトウがたくさん。
走りながらキクザキイチゲが咲いているのが見えたので再び車を停めて寄り道。
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走りながらキクザキイチゲが咲いているのが見えたので再び車を停めて寄り道。
国道から分岐して比較的すぐの場所に群生しています。
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国道から分岐して比較的すぐの場所に群生しています。
その後塩原渓谷へ。
アカヤシオがちょうど見ごろを迎えていました。
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その後塩原渓谷へ。
アカヤシオがちょうど見ごろを迎えていました。
写真は塩原温泉ビジターセンターで撮影。
花付きの良い木でした。
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写真は塩原温泉ビジターセンターで撮影。
花付きの良い木でした。
だいぶ雲が広がりましたが、天気が持ちそうだったので塩原渓谷の回顧(かえりみ)コースを歩くことにします。
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だいぶ雲が広がりましたが、天気が持ちそうだったので塩原渓谷の回顧(かえりみ)コースを歩くことにします。
アブラチャンが咲き残っていました。
間もなく終盤のようです。
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アブラチャンが咲き残っていました。
間もなく終盤のようです。
青緑色の渓流とアカヤシオ。
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青緑色の渓流とアカヤシオ。
渓谷へ下り、吊り橋を渡ります。
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渓谷へ下り、吊り橋を渡ります。
渡った先の展望台から渓流へ流れ落ちる回顧の滝。
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渡った先の展望台から渓流へ流れ落ちる回顧の滝。
風は無く水面にもよく映り、弧を描くように見えていました。
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風は無く水面にもよく映り、弧を描くように見えていました。
斜面を登る途中は数々のお花を見ることができます。
タチツボスミレ。
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斜面を登る途中は数々のお花を見ることができます。
タチツボスミレ。
マルバスミレ。まだ咲き始めのようです。
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マルバスミレ。まだ咲き始めのようです。
ヒトリシズカ。たくさん咲いていました。
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ヒトリシズカ。たくさん咲いていました。
こちらはまだ咲きたて。顔を隠すような仕草の草姿が可愛らしいです。
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こちらはまだ咲きたて。顔を隠すような仕草の草姿が可愛らしいです。
エイザンスミレや
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エイザンスミレや
ヒナスミレ。こちらはまだ大半が開花前でした。
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ヒナスミレ。こちらはまだ大半が開花前でした。
ヒゲネワチガイソウの花です。
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ヒゲネワチガイソウの花です。
名前の通りの葉の形をしたヤブレガサ。
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名前の通りの葉の形をしたヤブレガサ。
ユリワサビ。
小さなヒメフタバラン。まだ蕾でもう少しで咲きそうでした。
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小さなヒメフタバラン。まだ蕾でもう少しで咲きそうでした。
セントウソウ。
あたりはフイリヒナスミレも多く見られました。
一部フジスミレのような個体もあったのですがこのあたりは皆フイリヒナスミレなのでしょうか。
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あたりはフイリヒナスミレも多く見られました。
一部フジスミレのような個体もあったのですがこのあたりは皆フイリヒナスミレなのでしょうか。
結構歩いたように思えたのですがまだ半分以下(^^;
お花を見ながらでペースがゆっくり過ぎました。
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結構歩いたように思えたのですがまだ半分以下(^^;
お花を見ながらでペースがゆっくり過ぎました。
途中、アカヤシオが多く咲くポイントがありました。
あたりはだいぶ暗くなり、近くのものは上手く写せなくなりました。
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途中、アカヤシオが多く咲くポイントがありました。
あたりはだいぶ暗くなり、近くのものは上手く写せなくなりました。
下りに入りカンアオイが咲いていました。
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下りに入りカンアオイが咲いていました。
渓流に出ました。このあたりは巨大な岩が多く景観の良い遊歩道です。
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渓流に出ました。このあたりは巨大な岩が多く景観の良い遊歩道です。
吊り橋を渡る前に留春の滝があります。
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吊り橋を渡る前に留春の滝があります。
吊り橋付近には再びキブシの花がたくさん咲いていました。
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吊り橋付近には再びキブシの花がたくさん咲いていました。
登りに入り花付きの良いエイザンスミレがありました。
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登りに入り花付きの良いエイザンスミレがありました。
遊歩道すぐ脇に咲いておりひときわ存在感のある大株でした。
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遊歩道すぐ脇に咲いておりひときわ存在感のある大株でした。
車の通行の少ない旧国道(2〜3年前にバイパスのトンネルが完成しています)を歩き駐車場へと戻ります。
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車の通行の少ない旧国道(2〜3年前にバイパスのトンネルが完成しています)を歩き駐車場へと戻ります。
クロモジの花。新葉が出始めていました。
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クロモジの花。新葉が出始めていました。
クマシデかなぁ。怪しいです。
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クマシデかなぁ。怪しいです。
赤茶色から黄緑色まで、カエデの新緑もたくさん見られました。
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赤茶色から黄緑色まで、カエデの新緑もたくさん見られました。
最後に道路脇に咲いていた桜。
エドヒガン系のようで植栽では無さそうでした。
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最後に道路脇に咲いていた桜。
エドヒガン系のようで植栽では無さそうでした。
帰りに駐車場すぐそばの「かえりみの郷」で入浴しました。
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帰りに駐車場すぐそばの「かえりみの郷」で入浴しました。
夕飯は西那須野塩原ICよりもさらに下ったところにある「丸高屋」のからあげラーメン(大盛り)。
デカいからあげに加えて、味噌と麺には大吟醸酒が使われているそうです。
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夕飯は西那須野塩原ICよりもさらに下ったところにある「丸高屋」のからあげラーメン(大盛り)。
デカいからあげに加えて、味噌と麺には大吟醸酒が使われているそうです。

感想

夜から宇都宮に用事があったのであまり訪れない栃木方面の山に登ろうと計画しました。
近場の古賀志山でお花見も良いな〜と思ったのですが、天気が持つのは午前中までの予報だったので、晴れ予報に期待して早出して高原山へ行ってみることにしました。
結果的に、天気がそのまま崩れなかったので、午後もほとんど降られることなく周辺を歩くことができました。

高原山は鶏頂山、釈迦ヶ岳などの山の総称で日本三百名山に数えられます。そのうちの鶏頂山は栃木百名山、花の百名山にも指定されています。
今回は最短の藤原コースを歩きましたが、まだこの時期は登山口から雪に覆われ花々が咲き出すのは先の話です。

ヤマレコでのこの時期の情報は少なく、3・4月の鶏頂山に絞ると今年と昨年はゼロ、全体で6件しか登録されていません。うちGWのものを除外するとさらに減ります。
前日に降雪があった可能性もあったので、珍しくアイゼン・ピッケル・ワカンを積んで万全の態勢で臨むことにします。(結局どれも使いませんでしたが・・)

天気は朝から晴れ。市街は濃霧に包まれていましたが、霧を抜けると快晴の青空。
周りに雲は残りましたが予報通り暫くは持ちそうな感じで期待が高まります。
藤原コースの登山口からはうっすらワカントレース有(先週末に複数の方が歩かれたように思いました)。スノーモービル跡もあり、旧スキー場内で迷う心配はありませんでした。

ここ数日の新雪は無く、降っても雨だったようでした。
ただし、気温は非常に高く朝からかなり緩んでいてズブズブの雪質。
時折大きく沈みますが通してチェーンアイゼン着用のツボ足で歩けました。
チェーンアイゼンは雪が付いて団子状になり面倒ですが、稜線では一部凍結箇所があり、結局外さずに歩きとおしました。

鳥居や鐘のある弁天沼を過ぎるとトレースが薄くなり、一度少し外れたところにある石碑にダマされてルートロスしましたがすぐに気づいて復帰。反省。
赤テープや看板が所々にあるので、トレースが無くても普通に歩けば迷う心配は少ないレベルかと思います。

急登を登りきると(トレースに沿うと一部ヤブを突っ切ります)稜線に出ます。
稜線は一部夏道が出ていますが、大半は雪道歩き。雪庇は気づいた範囲では全て落ちているようでした。
決して歩きやすい状況とは言えず(特に釈迦ヶ岳までの登山道)、雪で傾いた灌木やササのヤブ有、踏み抜きあり、木の根あり、急登ロープ有、アイスバーン有の内容です。もうちょっと雪が多い時期の方が歩きやすいかなと思います。
この内容なら夏道もどちらかと言うと歩きにくい部類に入るのではないかなと想像しました。
釈迦ヶ岳を望みながら鶏頂山へと登っていきます。

鶏頂山は山頂に神社があり、周りは展望が開けています。
男鹿山塊や日光方面の展望は特に良く、会津方面も望めました。
少し休憩し、釈迦ヶ岳へと長い稜線を歩いていきます。

途中からトレースが完全に無くなり、適当に歩きやすそうな場所を進みます。
途中の御岳山を過ぎて下り再び登り返しに入ると急登が続きます。
稜線上は膝上まで踏み抜く箇所やアイスバーン箇所なども多くありました。
最後はなだらかになり登りきると釈迦ヶ岳山頂!一等三角点の山頂では360度の展望が待っていました。

この頃には日光方面はやや雲がかかってしまっていましたが、代わりに会津方面がよく見えていました。会津駒ヶ岳や三岩岳、窓明山の雪深い稜線が一望できました。
鶏頂山からは見えない那須連峰もここまで来ると望むことができます。
しばらくのんびり展望を楽しみ下山に向かいます。

下山路は登りよりさらに緩んだ雪道に埋もれながらの歩きになりました。
枯木沼では木道で踏み抜き、地面に縦に打ちこんである木に膝をしたたかぶつけました。
これから残雪期に入り、木道での事故(尾瀬では踏み抜きによる骨折などもよく起こります)も多くなる時期なので、自分も注意しなければと改めて思いました。

下山後も雲がだいぶ増えましたが、天気はまだ暫く持ちそうな感じだったので近くの大沼園地(4月中旬〜下旬にはミズバショウ)と塩原渓谷歩道を歩きました。
大沼園地のミズバショウはまだ全く咲いておらず。塩原渓谷の方はアカヤシオが見ごろを迎えていました。
また機会あれば新緑や足元の花が増える良い時期に歩きたいなと思いました。

あまり良い天気予報ではありませんでしたが、雨は塩原渓谷の最後にぱらついた程度。
一日を通して歩くことができてラッキーでした。

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