晴れの高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳)と大沼園地、塩原渓谷歩道を歩く♪
- GPS
- 07:17
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,164m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
天候 | 晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日塩もみじライン(料金徴収8:00〜20:00)料金610円(軽410円) ○高原山 旧スキー場(現在は廃墟)の駐車場を利用し藤原コースを歩きました。 林道を上がり切った登山口まで道路に雪はありませんが、残雪のため大駐車場へは行けません。 ○大沼園地 駐車場あり。トイレのある棟は4/10まで閉鎖とのことでした。 ○塩原渓谷歩道 全体で12kmほどの遊歩道です。各所に駐車場・トイレ有り。 今回は回顧(みかえり)コース(約3.3km)を歩き、駐車場まで旧国道を徒歩で戻りました。 (コース図)http://www.siobara.or.jp/vc/dl.stm 通しで歩く場合にはJRバス(1hに1本程度)の利用が便利です。 (下り)http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pb=1&pc=j0360011&pd=0&st=1 (上り)http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/cntimep01.cfm?pa=1&pb=1&pc=j0360012&pd=0&st=1 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※4/6時点の状況です。 ○高原山(鶏頂山、釈迦ヶ岳) 特別危険を感じた箇所はありません。赤テープや看板が随所にあります。 稜線上は一部に雪の重みで傾いた灌木やササのヤブ、踏み抜き箇所、凍結箇所があり、木の根も多く出ています。 夏道のコースタイムよりは通行には時間を要します。 また、一部ヤセた急斜面の箇所を歩くので滑落等に注意です。 ○大沼園地 木道・遊歩道を歩きます。 ○塩原渓谷歩道・回顧(みかえり)コース 山と高原地図で「遊歩道のわりにはキツいコース」と表記された遊歩道です。 アップダウンが激しく一部ザレた道を歩きますが飽くまで”登山道に近い遊歩道”レベルです。 濡れると滑りやすくなる箇所があるので転倒注意です。 |
その他周辺情報 | 下山後は、みかえりの郷(日帰り入浴700円)で入浴しました。 夕飯は麓のラーメン屋、丸高屋へ。 麺には大吟醸酒、味噌には大吟醸の酒粕を混ぜてあるそうです。 (食べログ)http://tabelog.com/tochigi/A0905/A090501/9014845/ |
写真
感想
夜から宇都宮に用事があったのであまり訪れない栃木方面の山に登ろうと計画しました。
近場の古賀志山でお花見も良いな〜と思ったのですが、天気が持つのは午前中までの予報だったので、晴れ予報に期待して早出して高原山へ行ってみることにしました。
結果的に、天気がそのまま崩れなかったので、午後もほとんど降られることなく周辺を歩くことができました。
高原山は鶏頂山、釈迦ヶ岳などの山の総称で日本三百名山に数えられます。そのうちの鶏頂山は栃木百名山、花の百名山にも指定されています。
今回は最短の藤原コースを歩きましたが、まだこの時期は登山口から雪に覆われ花々が咲き出すのは先の話です。
ヤマレコでのこの時期の情報は少なく、3・4月の鶏頂山に絞ると今年と昨年はゼロ、全体で6件しか登録されていません。うちGWのものを除外するとさらに減ります。
前日に降雪があった可能性もあったので、珍しくアイゼン・ピッケル・ワカンを積んで万全の態勢で臨むことにします。(結局どれも使いませんでしたが・・)
天気は朝から晴れ。市街は濃霧に包まれていましたが、霧を抜けると快晴の青空。
周りに雲は残りましたが予報通り暫くは持ちそうな感じで期待が高まります。
藤原コースの登山口からはうっすらワカントレース有(先週末に複数の方が歩かれたように思いました)。スノーモービル跡もあり、旧スキー場内で迷う心配はありませんでした。
ここ数日の新雪は無く、降っても雨だったようでした。
ただし、気温は非常に高く朝からかなり緩んでいてズブズブの雪質。
時折大きく沈みますが通してチェーンアイゼン着用のツボ足で歩けました。
チェーンアイゼンは雪が付いて団子状になり面倒ですが、稜線では一部凍結箇所があり、結局外さずに歩きとおしました。
鳥居や鐘のある弁天沼を過ぎるとトレースが薄くなり、一度少し外れたところにある石碑にダマされてルートロスしましたがすぐに気づいて復帰。反省。
赤テープや看板が所々にあるので、トレースが無くても普通に歩けば迷う心配は少ないレベルかと思います。
急登を登りきると(トレースに沿うと一部ヤブを突っ切ります)稜線に出ます。
稜線は一部夏道が出ていますが、大半は雪道歩き。雪庇は気づいた範囲では全て落ちているようでした。
決して歩きやすい状況とは言えず(特に釈迦ヶ岳までの登山道)、雪で傾いた灌木やササのヤブ有、踏み抜きあり、木の根あり、急登ロープ有、アイスバーン有の内容です。もうちょっと雪が多い時期の方が歩きやすいかなと思います。
この内容なら夏道もどちらかと言うと歩きにくい部類に入るのではないかなと想像しました。
釈迦ヶ岳を望みながら鶏頂山へと登っていきます。
鶏頂山は山頂に神社があり、周りは展望が開けています。
男鹿山塊や日光方面の展望は特に良く、会津方面も望めました。
少し休憩し、釈迦ヶ岳へと長い稜線を歩いていきます。
途中からトレースが完全に無くなり、適当に歩きやすそうな場所を進みます。
途中の御岳山を過ぎて下り再び登り返しに入ると急登が続きます。
稜線上は膝上まで踏み抜く箇所やアイスバーン箇所なども多くありました。
最後はなだらかになり登りきると釈迦ヶ岳山頂!一等三角点の山頂では360度の展望が待っていました。
この頃には日光方面はやや雲がかかってしまっていましたが、代わりに会津方面がよく見えていました。会津駒ヶ岳や三岩岳、窓明山の雪深い稜線が一望できました。
鶏頂山からは見えない那須連峰もここまで来ると望むことができます。
しばらくのんびり展望を楽しみ下山に向かいます。
下山路は登りよりさらに緩んだ雪道に埋もれながらの歩きになりました。
枯木沼では木道で踏み抜き、地面に縦に打ちこんである木に膝をしたたかぶつけました。
これから残雪期に入り、木道での事故(尾瀬では踏み抜きによる骨折などもよく起こります)も多くなる時期なので、自分も注意しなければと改めて思いました。
下山後も雲がだいぶ増えましたが、天気はまだ暫く持ちそうな感じだったので近くの大沼園地(4月中旬〜下旬にはミズバショウ)と塩原渓谷歩道を歩きました。
大沼園地のミズバショウはまだ全く咲いておらず。塩原渓谷の方はアカヤシオが見ごろを迎えていました。
また機会あれば新緑や足元の花が増える良い時期に歩きたいなと思いました。
あまり良い天気予報ではありませんでしたが、雨は塩原渓谷の最後にぱらついた程度。
一日を通して歩くことができてラッキーでした。
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