【山百】大菩薩嶺等6座

2024年01月06日(土) ~ 2024年01月07日(日)

• GPS: 19:23
• 距離: 46.7km
• 登り: 3,241m
• 下り: 3,213m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:44
• 休憩: 1:33
• 合計: 10:17

距離 19.3km 登り 2,243m 下り 966m

4:24 桜森林公園
4:28 4:29 寂惝苑入口分岐
4:45 高圧線鉄塔No83笛駒線
4:53 4:54 大鹿林道横断点（南稜）
5:39 5:40 滝子山南稜
6:39 6:40 浜立・寂ショウ尾根分岐
6:53 7:03 滝子山
7:05 7:06 滝子山・三角点峰
7:10 7:11 鎮西ヶ池
7:24 アモウ沢乗越
7:57 7:59 大谷ヶ丸
8:06 米背負峠
8:25 天下石
9:04 9:05 ハマイバ丸
9:25 9:53 大蔵高丸
10:08 湯の沢峠のお花畑
10:12 10:17 湯ノ沢峠
10:58 10:59 白谷小丸
11:02 11:09 白谷ノ丸
11:30 11:36 黒岳
12:02 12:21 川胡桃沢ノ頭
12:51 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
13:23 13:30 小金沢山
14:02 狼平
14:15 14:16 天狗棚山
14:23 石丸峠
14:31 熊沢山
14:41 大菩薩峠

2日目

• 山行: 8:18
• 休憩: 0:52
• 合計: 9:10

距離 27.4km 登り 1,007m 下り 2,264m

5:43 大菩薩峠
5:56 5:58 親不知ノ頭
6:09 6:15 賽ノ河原
6:29 6:32 神部岩
6:39 6:40 雷岩
6:45 6:46 大菩薩嶺
6:50 6:51 雷岩
7:29 7:33 福ちゃん荘
7:42 7:43 上日川峠
7:51 砥山
8:48 中日川峠
9:06 1627m峰
9:11 NTT日川中継所
9:18 9:22 下日川峠
9:51 杣坂峠
9:56 三俣分岐点
10:04 10:08 源次郎岳
10:18 三俣分岐点
10:29 杣坂峠
10:35 牛奥峠登山口
10:39 10:46 牛奥峠
11:02 11:03 境沢ノ頭
11:16 11:19 深沢峠
11:36 11:41 大滝山
11:51 棚横手山
11:59 12:00 林道棚横手山支線交点
12:05 富士見台
12:23 1120メートル無名ピーク
12:27 甲州高尾山
12:31 12:32 林道菱山深沢線交点
12:59 13:00 柏尾山
13:12 13:13 大善寺
13:29 武田不動
13:56 13:57 大和橋西詰三差路
14:03 14:04 諏訪神社
14:09 甲斐大和駅
14:30 14:32 笹子駅
14:35 14:36 笹一酒造
14:44 吉久保入口バス停
14:53 桜森林公園

天候

1/6 快晴　気温チェック忘れ、風速5,6mくらい
1/7 快晴　気温-6℃～10℃、風速稜線上で最大17m

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

桜森林公園に駐車、復路で甲斐大和-笹子で電車利用

コース状況／危険箇所等

気になったところだけ記載します。

・滝子山南陵（寂惝尾根）
急峻な岩場の登り。それほど難しく感じないが、長い区間続くのでそこそこ疲れる。ロープ・ハーネス必須との看板あるものの、ロープやハーネスの使用に習熟しているほどの方なら確保せずとも難なくクリアしてしまうと思います。不慣れな人間が付け焼き刃で使おうとするほうが危険と思い、ロープもハーネスも持参しませんでした。

・石丸峠付近
笹の獣道にクマと思われる踏み跡あり。真新しく、昨日今日ついたもののよう。大菩薩峠手前の熊沢山らへんにも同様の足跡。注意してください。

・日川尾根入口～中日川峠
北側斜面に残雪あり。着けなかったがチェンスパあったほうが安全安心。

・牛奥峠～境沢の頭
斜面の細いトラバース道に大量の落ち葉があり、踏み外し注意。

・境沢の頭～深沢峠
急に道が悪くなる。急斜面の下り、枝の迫り出し、大量の落ち葉に倒木。らくルートで線が引かれていないショートカットルートはさらに歩きづらい。

その他周辺情報

大菩薩峠介山荘利用。
一泊（6000円）＋夕食（1800円）。食前酒（白ワイン）、前菜プレート（サラダ＋ポテトサラダ＋田作り＋りんご）、カレーライス（おかわり自由）と破格の内容。大変美味しく、大満足でした。
部屋は私含め男性二名で相部屋。間仕切り等はありませんでした。

写真

1/6 4:16

スタート時パックウェイト10kg。いろいろ持ちすぎな気がする…

1/6 4:28

注意書き

1/6 4:30

寂惝尾根という名前は、この寂惝苑の方が昭和59年に拓いたルートということで名付けられたそうです。

1/6 5:57

いい色になってきました

1/6 6:07

夜明け間近

1/6 6:16

本日の初富士

1/6 6:54

滝子山到着

1/6 6:54

日の出に間に合いました

1/6 6:57

1/6 7:02

1/6 7:02

三つ峠と富士山、最高です！

1/6 7:06

少し残雪ありますが、サラサラで新雪のようです。

1/6 7:09

祠

1/6 7:14

雪あり

1/6 7:15

陽射しが暖かい

1/6 7:57

大谷ヶ丸

1/6 8:07

米背負峠

1/6 8:26

山頂…？

1/6 8:27

天下石

1/6 8:28

雪あり

1/6 8:29

足跡�　�ネズミかな？

1/6 8:29

足跡�◆Ｆ�球ありますね。

1/6 8:37

南アルプス！

1/6 8:57

開放的です

1/6 8:57

1/6 9:04

ハマイバ。漢字のほうがしっくりきますね

1/6 9:09

何度も振り返ってしまいます

1/6 9:10

八ヶ岳

1/6 9:10

空が青い！

1/6 9:15

しばし見入ってしまいました

1/6 9:15

仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳はあまり雪ついていませんね

1/6 9:15

白峰三山は真っ白

1/6 9:15

悪沢岳、赤石岳、聖岳

1/6 9:16

鹿避け扉が開けっぱなしでした。

1/6 9:26

大蔵高丸到着。

1/6 9:27

風除けがなく寒いですが、そのぶん遮るもののない絶景が楽しめます。

1/6 9:28

1/6 9:55

足跡��。これも肉球系

1/6 9:58

足跡�ぁ�タヌキかキツネ？

1/6 10:01

雪あり

1/6 10:12

湯ノ沢峠。カウンターあり

1/6 10:14

トイレは冬季閉鎖でした

1/6 10:15

避難小屋あり

1/6 10:16

中はきれいに保たれていました

1/6 10:16

なんと電気が引いてありました

1/6 10:50

飽きるほど富士山づくしです

1/6 10:50

空が広い！

1/6 10:58

小白谷丸

1/6 11:03

白谷丸到着

1/6 11:03

絶景です

1/6 11:04

南アルプス

1/6 11:06

1/6 11:11

足跡�ァ�ここから牛奥ノ雁ヶ原摺山まで登山靴の踏み跡はありませんでした。

1/6 11:31

黒岳到着

1/6 12:03

ここで休憩。足の痛みがつらく、黒岳-大峠-雁ヶ原摺山は断念したのでゆっくり行きます

1/6 12:28

たびたび広い笹原のような場所が出てきます

1/6 12:53

牛奥ノ雁ヶ原摺山到着。

1/6 13:13

1/6 13:23

小金沢山到着。滝子山までの稜線を「小金沢連嶺」または「甲州アルプス」と呼ぶことを後で知りました

1/6 13:57

やっと石丸峠が見えてきました

1/6 14:00

大菩薩湖

1/6 14:03

広場のような場所

1/6 14:16

足跡�Α�今まで見た足跡の中で最大です。自分の靴の半分の長さよりは大きいので17，8cmほどでしょうか。肉球も大きく、自分の想像力では熊以外に考えられません…

1/6 14:17

足跡�А�これも熊っぽい

1/6 14:23

石丸峠。この先の熊沢山近辺の木々の中にも熊っぽい足跡を発見しました。

1/6 16:35

14：50頃小屋に到着し、休憩ののち夕日鑑賞タイム。

1/6 17:07

めちゃくちゃ寒いけど、刻々と色が変わるので見入ってしまいます。

1/6 17:10

街に灯がともりはじめました

1/6 17:12

肉眼で見た通りには写りませんでしたが、いわゆる「写真には写らない美しさ」というやつなんでしょう(撮影が下手なだけ？)。

1/6 19:36

夜景がかなり明るくて、星の明かりが暗く見えてしまうほどでした。

1/7 5:49

翌朝。

1/7 6:30

1/7 6:38

昨日あまり雪が付いていなかった仙丈ケ岳が、今日は真っ白になっています

1/7 6:45

大菩薩嶺到着

1/7 6:55

絶景です

1/7 6:56

南アルプスがピンクに染まっています

1/7 6:56

富士山も薄ピンク

1/7 7:24

大菩薩嶺の影がくっきり

1/7 7:30

福ちゃん荘前のトイレは使えそうでした

1/7 7:30

福ちゃん荘

1/7 8:13

ここでカレーメシタイム

1/7 9:11

NTT電波塔

1/7 9:13

絶景！

1/7 9:14

1/7 9:16

昨日歩いてきた稜線

1/7 9:21

足跡�─�キツネかな

1/7 9:55

ここで荷物をデポして空身で源次郎岳を目指します。

1/7 10:03

源次郎岳到着。突然視界が開けて絶景が迎えてくれました

1/7 10:04

1/7 10:04

八ヶ岳に雲がわいてきました

1/7 10:40

ススキと富士山

1/7 10:51

でっかい倒木

1/7 11:02

境沢ノ頭。ここから深沢峠まで大量の落ち葉の急傾斜なので要注意です。

1/7 11:08

久々の針葉樹林帯

1/7 11:10

足首が隠れるくらいの深さです

1/7 11:16

深沢峠

1/7 11:19

取りつきがややわかりづらくゲートの方へ行ってしまいましたが、写真左手のロープを使って上れます

1/7 11:35

大滝山は地味ピークでした

1/7 11:50

棚横手山到着

1/7 11:50

1/7 11:55

棚横手山から少し下ると開けた場所から南アルプスと甲府盆地の風景を望めます。

1/7 11:58

唐突に階段が。

1/7 12:08

気持ちの良い道

1/7 12:23

地図上では無名ピークですが、山名板ついてました

1/7 12:27

甲州高尾山到着

1/7 13:00

柏尾山到着、鉄塔が鎮座しています

1/7 13:00

山名板は鉄塔に付いていました

1/7 13:11

鐘撞堂のようです

1/7 14:53

甲斐大和から電車と徒歩でやっと車まで戻ってきました。

1/7 14:55

まだ7.6kgもある…。装備の見直し急務と感じます。

1/7 16:26

都留駅隣の「よりみちの湯」で入浴と食事。辛油淋鶏定食の大盛りをいただきました。激ウマ。

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

装備

MYアイテム

どすこい🔰

重量：6.51kg

感想

どすこい🔰

年始の初登りに、小屋泊で大菩薩嶺へ行ってまいりました。


スタート10分で左足のかかとが猛烈に痛み、一瞬撤退もよぎりましたが小屋を当日キャンセルするのも憚られ、とりあえず騙し騙し歩き始めました。結局小屋到着まで改善せず、痛みと戦いながらの1日目となりました。


小金沢連嶺は多くの区間で富士山や南アルプスが望め、絶景ポイントだらけでした。これまで富士山が見える山にはたくさん登ってきましたが、今回行った小金沢連嶺の山々は富士山だけでなく横に広がりのある風景が素晴らしかったです。


石丸峠手前、笹薮の獣道の雪の上に大きな足跡がありました。26cm登山靴の3分の2ほどの大きさ（約18cm）で、これまで見た動物の足跡の中で一番大きなものでした。確証はありませんが、肉球があってこの大きさの動物は熊以外に思いつきません。
これまで幸いなことに熊との遭遇を経験せずに済んでおりましたが、今までで一番熊の存在を身近に感じた瞬間でした。


人生二度目の小屋泊は、大菩薩峠の介山荘。冬期テント泊装備やスキルの無い私にとって冬でも泊まれる小屋は大変ありがたく、富士山・南アルプス・甲府盆地の夜景・夕日と朝日全て望めるロケーションも最高でした。思いの外豪華な夕飯に卓を囲んだ方々との会話も弾み、思い出深い一夜となりました。


二日目は足の痛みが嘘のように無くなり、快適に歩けました。一日目は靴紐の締め具合が悪かったのかもしれません。
朝の気温は-6℃、風速は予報17mの通りかなりの強風でした。運動強度を上げると汗をかき、少し立ち止まるだけでも一気に冷やされます。汗をかかない程度に歩くよう加減するのとレイヤリングのバランスがとても難しく感じました。


-6℃から10℃という温度変化、冬期の小屋泊、熊の足跡、靴紐の調整など、たくさん新たな体験ができた山行でした。


【山梨百名山】
29. 滝子山
30. 大蔵高丸
31. 小金沢山
32. 大菩薩嶺
33. 源次郎岳
34. 棚横手山


【メモ】

・レイヤリング: ドライT＋トレールアクションパーカー、TNFアルパインライト＋ジオラインMW。2日目朝だけジオラインMW上とスペリオダウンパーカー着用。手袋はネージュグローブ持っていったがフリースグローブ一枚でギリギリ大丈夫だった。

・食料内訳
　菓子パン2（消費）
　惣菜パン2（消費）
　無印バウム4（消費せず）
　アミノバイタルゼリー6（消費5）
　アミノ酸パウダー6（消費3）
　カレーメシ2（消費1）
　アクエリアス1L（消費）
　カロリーメイトブロック2（消費せず）
　水2L（消費1L）
　大粒ラムネ1（消費せず）

・足の痛みの原因
YAMAPインソールを入れてから踵のズレが気になることがあり、1日目は靴紐をかなりきつく締めていた。足の痛み（左足を接地した際に踵〜土踏まずにかけて痺れるような痛み）を感じたときに締めが甘いからだと思いさらにきつく締めたが改善せず。2日目は朝の出発を急いで適当に結んだため一日目よりも紐の結び方が甘かったが、足の痛みは再現しなかった。
次回靴紐の締め方を、甲きつめ足首締めすぎず結びは少し緩めで要テスト。