八ヶ岳(西岳〜編笠山〜権現岳〜赤岳〜阿弥陀岳)舟山十字路から周回


- GPS
- 15:58
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,882m
- 下り
- 2,556m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:54
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:38
天候 | 二日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料です キレット小屋テント場は550円です。 水場あり(夏の終わりに近づくと枯れることもあるそうです) トイレは屋外に2箇所あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【出発前】 アブが大量で、少しでも体の動きを止めるとすぐに刺される。 【舟山十字路〜西岳】 森林の中を進みます。特に危険なところはありません。 しかし、ちょっと休もうと体をじっとしているとアブの餌食に。 【西岳〜青年小屋】 特に危険はなし。 【青年小屋〜編笠山】 編笠山下部は、大きな岩場が連続します。マーキングはしてありますが、どの岩を歩いていっても問題なし。 【青年小屋〜権現岳】 ガレ場、ザレ場が続きます。 慎重な足運びで。権現岳直下は、急な岩場です。 【権現岳〜キレット小屋】 アップダウンの続く稜線歩きです。 名物の長〜い梯子があります。 【キレット小屋〜赤岳】 殆ど岩登りのルートでしょう。前後の登山者への落石に注意して行きましょう。 【赤岳〜阿弥陀岳】 一旦、中岳へのコルへ下り、急な阿弥陀岳へのルートは岩場、ガレ場、ザレ場のありとあらゆるコース。 阿弥陀岳へのルートは本来ならヘルメット装着してほしいですね。 メットなしの人が殆どでした。 【阿弥陀岳〜舟山十字路】 上部は細い尾根道です。慎重に行きましょう。 御小屋山から下は森林の中を進みます。舟山十字路への分岐は若干分かり難いかと思われますが、新しそうな標識がありました。 林道まででたら、後は問題ありません。 |
その他周辺情報 | 登山口から10分ぐらいのところに温泉施設「もみの湯」があります。 大人500円。 いい湯でした。 また、露天風呂の木にオコジョらしき物体が木登りしていました。 |
写真
感想
梅雨空の中、天気が良さそうな予報が出たので、久し振りに八ヶ岳へ出かけました。
但し、天気が良く混みそうな気配であったので、あまり人と出くわさないマイナールートを考え、舟山十字路から権現岳、赤岳、阿弥陀岳を回って周回するルートに決めました。
このルートを進むに当たり、「hmnt」さんのレコを参考にさせていただきまいした。
舟山十字路から西岳へのルートは若干不鮮明なので、レコを頼りに行きました。
このおかげで、無事西岳まで行けました。西岳まで行けば後は何ら心配はありません。
西岳までは誰一人会いませんでした。
西岳から青年小屋へのルートでようやくお一方とお会いしました。
当初、青年小屋まで付いて編笠山へ行き、戻って青年小屋でテント泊し、翌日に権現岳〜赤岳〜阿弥陀岳〜舟山十字路まで周回しようと思っていましたが、登山開始が思ったより早かったことと、西岳まで標準3時間のところ、2時間で登ってしまい、青年小屋でテントを張るにはあまりにも早すぎました。
なので、キレット小屋まで進み、テント泊すれば、翌日の行動時間が短縮できると考え、キレット小屋まで行くことにしました。
その前に一応編笠山も登っておこうと青年小屋に荷物をデポし、身軽になって山頂へ。
編笠山からの展望も素晴らしいですね。
しゃくなげもあちこちにまだ咲いており、綺麗でした。
キレット小屋への出発の前に、キレット小屋で水が確保できるか心配であったので、「乙女の水」を汲んで(重くなりますが)出発しました。
途中、ギボシの厳しいルートを進み、権現小屋まで進む。
分岐からやはり権現岳山頂は踏んでおかないとと思い、山頂へ一足。
山頂に長い鉄剣が刺さっておりました。
ここからは、八ヶ岳南部の長い縦走ルートで、アップダウンが続きます。
名物の長い梯子を下り、足を進めていく。
足取りは重いが大展望が心を癒してくれる。
意外と順調にキレット小屋まで辿り着き、テントの手続きをするが、この日はたくさんのテント泊者が予想されるとのことで、なるべく譲り合って張ってくださいとのことであった。
基本的に10張りぐらいとなっているが、(何とか平坦なところは)斜めのところに張れないこともない。
でもこの日はそれほどでもありませんでした。水場の方に3張りで、ぜんぶで15張りぐらいではなかったでしょうか。
林の中に点々とするテン場ですね。
青年小屋の方が平坦で広いスペースでした。
水も問題ない水量でした。
また、小屋の隣に広い駒草の群生があり、ロープで保護されていましたが、たくさんの駒草が咲いており、ちょうど見ごろでした。
夜中に風が強くそれで目が覚め、雨が降ることはありませんでしたが、風の音が非常に気になりました。
しかし、林の中であったため、テントが揺れることは全くなく、そこそこ快適でした。
また、夜中に鹿の鳴き声が聞こえ、その後に犬の鳴き声?こんなところでと思いながら、鹿の「ピュー」の後に「ワン」このパターンが何度も続き、ちょっと笑えました。
翌日は、軽い朝食を取ってテントを片付け、すぐに出発。
赤岳へのいきなりの急登は、しんどかったです。
初めはガレ場ですが、すぐに岩登りになります。
途中で鎖、梯子も何度もあり、慎重な歩を進めます。
このルートはどこでも大展望が見られ、富士山。南アルプス、御嶽山、乗鞍さん、北アルプスから後立山連峰まで大パノラマが続きます。
山頂直下では、中岳方面からの登山者と合流し、山頂はたくさんの人で溢れており、山頂での記念撮影に列ができていました。
とりあえず数枚写真を撮ってすぐに次のルートへ進みます。
いくつもの団体さんもおり、先を急がせていただきながら、阿弥陀岳へと進みます。
中岳を乗り越え、阿弥陀岳への取り付きまで来ると、さすがに急ですね〜。
でも行きましょう。
これを超えて御小屋尾根へと進まなければなりません。
振り向くと正面に赤岳の圧倒的な存在感。
その北へと続く縦走路の山々は最高ですね。
自分の来た赤岳南の縦走路も素晴らしい。
何とか阿弥陀岳に到着。ここは八ヶ岳の峰々が一望できる最高のパノラマ。
南に派生する南稜は、ゴジラの背中みたいにギザギザ。
バリエーションルートとはいえルートも見えた。
ここまで来れば、後は下るのみ。最高の展望を満喫し、改めてマイナールートの御小屋尾根へ進みます。
でも御小屋尾根では10名ぐらいの人とお会いしたでしょうか。
恐らく、美濃戸から直接阿弥陀岳へと登るのでしょうね。
御小屋山山頂まで着くともうあと少し。
舟山十字路までの分岐が間違えないか心配でしたが、以外にも新しそうな標識も見られ、GPSも頼りに迷うことなく登山口まで戻った。
静かな山歩きと、観光地化した赤岳主稜、色んな山を堪能できました。
天気にも恵まれ最高の山行となりました。
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