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Yamareco

記録ID: 677297
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

快晴続きの大雪山 旭岳〜トムラウシ縦走(2泊3日)

2015年07月10日(金) ~ 2015年07月12日(日)
 - 拍手
Mameta7jp その他1人
GPS
56:00
距離
45.7km
登り
2,381m
下り
3,329m

コースタイム

1日目
山行
6:10
休憩
0:10
合計
6:20
6:50
110
8:40
8:40
120
10:40
10:40
60
11:40
11:40
30
12:10
12:20
20
12:40
12:40
30
13:10
白雲避難小屋テン場
2日目
山行
6:50
休憩
0:00
合計
6:50
5:30
210
白雲避難小屋テン場
9:00
9:00
170
11:50
11:50
30
12:20
ヒサゴ沼テン場
3日目
山行
9:20
休憩
0:30
合計
9:50
5:30
160
ヒサゴ沼テン場
8:10
8:10
30
8:40
8:50
60
9:50
10:10
310
15:20
東大雪荘
天候
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 飛行機
下山先のトムラウシ温泉へのバスは運行していませんでした。
(H27運行期間 7月18日(土)〜8月16日(日))
コース状況/
危険箇所等
危険箇所無し。軽アイゼンはあった方が楽。
時に道は不明瞭なので濃霧時は注意。1:25000地形図は必須。
その他周辺情報 東大雪荘宿泊者は新得駅まで無料送迎してもらえるので利用しました。宿泊者の大半は登山者のようです。快適な温泉宿でした。
旭岳温泉は大雪山山荘に前泊しました。おかみさんは山に詳しく話し好き。お勧めです。
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旭岳温泉は大雪山山荘に前泊しました。おかみさんは山に詳しく話し好き。お勧めです。
縦走1日目(7月10日)。始発ロープウェイで標高1600mの姿見駅。池の表面は凍ってました。
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縦走1日目(7月10日)。始発ロープウェイで標高1600mの姿見駅。池の表面は凍ってました。
噴煙の上がる地獄谷の左岸の縁を登っていきます。
噴煙の上がる地獄谷の左岸の縁を登っていきます。
ちょっと怖いくらいの勢いで噴出してます。硫黄の臭いが立ちこめています。
ちょっと怖いくらいの勢いで噴出してます。硫黄の臭いが立ちこめています。
金庫岩。積雪時はいい目印になりそうです。で、あんな大きな金庫に何を入れる?
金庫岩。積雪時はいい目印になりそうです。で、あんな大きな金庫に何を入れる?
快晴。空の青さに映えます。
快晴。空の青さに映えます。
歩きだして二時間弱で旭岳に到着しました。さすが百名山。賑わってます。
歩きだして二時間弱で旭岳に到着しました。さすが百名山。賑わってます。
旭岳(2291m)。北海道最高峰ですが今回は通過点の一つです。
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旭岳(2291m)。北海道最高峰ですが今回は通過点の一つです。
山頂からの下りは東斜面で雪が多く残ってました。スキーなら一瞬なのになー。
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山頂からの下りは東斜面で雪が多く残ってました。スキーなら一瞬なのになー。
北海岳に向かいます。荒涼とした砂礫の道です。
北海岳に向かいます。荒涼とした砂礫の道です。
次いで白雲岳を目指します。お花は少なめ?
次いで白雲岳を目指します。お花は少なめ?
大きな雪渓の横を通過します。
大きな雪渓の横を通過します。
白雲岳が近づいてきました。ナキウサギに会えるかな?
白雲岳が近づいてきました。ナキウサギに会えるかな?
山頂着きました。ウサギは会えず。途中雪渓でルートを見失い、ガレ場を上がる羽目に。
4
山頂着きました。ウサギは会えず。途中雪渓でルートを見失い、ガレ場を上がる羽目に。
西方面を望む。残雪のゼブラ模様が綺麗。
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西方面を望む。残雪のゼブラ模様が綺麗。
白雲分岐まで戻り再度、南下していくと本日の宿泊場所が見えてきます。
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白雲分岐まで戻り再度、南下していくと本日の宿泊場所が見えてきます。
テン場から見る白雲避難小屋。意外に中は狭かったのでテント泊にします。
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テン場から見る白雲避難小屋。意外に中は狭かったのでテント泊にします。
付近の花畑。
エゾオヤマノエンドウ
(多分。下山後調べました。)
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エゾオヤマノエンドウ
(多分。下山後調べました。)
白い花。名前分からず。何だろう?
白い花。名前分からず。何だろう?
黄色い花。何だろうね。
黄色い花。何だろうね。
チングルマ?
水場に咲いてた黄色い花。名前なんてどうでもいいや。
水場に咲いてた黄色い花。名前なんてどうでもいいや。
ウルップ草(らしいです)。
ウルップ草(らしいです)。
2日目(7月11日)。本日歩く縦走路。今日はヒサゴ沼まで。
2日目(7月11日)。本日歩く縦走路。今日はヒサゴ沼まで。
実際はこれ位の見え方です。いや、遠いなあ。。。
実際はこれ位の見え方です。いや、遠いなあ。。。
団体さんが際まで行って下を覗いてます。高い所が苦手な僕らはそんなことできません。
団体さんが際まで行って下を覗いてます。高い所が苦手な僕らはそんなことできません。
カムイミンタラ。【神々の遊ぶ庭】と言われています。戸田奈津子ばりにすばらしい訳です。
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カムイミンタラ。【神々の遊ぶ庭】と言われています。戸田奈津子ばりにすばらしい訳です。
神ではないけれど神々の遊ぶ庭で遊ぶ幸せ。
神ではないけれど神々の遊ぶ庭で遊ぶ幸せ。
見渡す限り人間が見えない時間が多くあります。
見渡す限り人間が見えない時間が多くあります。
足元に空沼が見えます。熊を探すも見つからず。そんな簡単にオヤジは会ってくれません。
足元に空沼が見えます。熊を探すも見つからず。そんな簡単にオヤジは会ってくれません。
振り返ると昨日歩いた旭岳〜白雲岳が既にあんな遠く。。
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振り返ると昨日歩いた旭岳〜白雲岳が既にあんな遠く。。
忠別岳が近づいてきました。
忠別岳が近づいてきました。
カエルを捕まえる同行者。ヤ、ヤメテケロ〜。
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カエルを捕まえる同行者。ヤ、ヤメテケロ〜。
見えすぎて距離感が分からない。忠別岳への登りが意外とナゲー。堪える。
見えすぎて距離感が分からない。忠別岳への登りが意外とナゲー。堪える。
忠別岳山頂。イェイ。
5
忠別岳山頂。イェイ。
トムラウシも少し近くに見えるようになってきました。
トムラウシも少し近くに見えるようになってきました。
そして忠別岳を振り返る。カッケー。
そして忠別岳を振り返る。カッケー。
まだまだ続きます。五色岳を超え、尾根は西に屈曲し化雲岳に向かいます。
まだまだ続きます。五色岳を超え、尾根は西に屈曲し化雲岳に向かいます。
化雲岳に到着。後の岩に登って写真を撮るのが定番みたいですがビビリの私達はパス。
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化雲岳に到着。後の岩に登って写真を撮るのが定番みたいですがビビリの私達はパス。
化雲岳付近は花咲きすぎ!
化雲岳付近は花咲きすぎ!
この密度で一面咲いてます。来てよかった〜。
この密度で一面咲いてます。来てよかった〜。
長い二日目縦走路でしたが、ヒサゴ沼が見えてきました。湖畔にテント場が見えます。
長い二日目縦走路でしたが、ヒサゴ沼が見えてきました。湖畔にテント場が見えます。
テン場の前に雪渓下りがあります。同行者はアイゼン無しでの雪渓歩きが苦手でゆっくり。
テン場の前に雪渓下りがあります。同行者はアイゼン無しでの雪渓歩きが苦手でゆっくり。
ヒサゴ沼避難小屋。キャパ小さそうです。
ヒサゴ沼避難小屋。キャパ小さそうです。
今日のお宿。湖畔の一等地は満席なので風を避けられそうな奥にテント設営しました。
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今日のお宿。湖畔の一等地は満席なので風を避けられそうな奥にテント設営しました。
3日目(7月12日)。湖畔の雪渓末端をトラバースして、
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3日目(7月12日)。湖畔の雪渓末端をトラバースして、
雪渓をコルまで登ります。滑ったら結構落ちそう。唯一アイゼンを装着しました。
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雪渓をコルまで登ります。滑ったら結構落ちそう。唯一アイゼンを装着しました。
日本庭園と呼ばれる場所。まさしく。
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日本庭園と呼ばれる場所。まさしく。
足元は花が咲き。。
足元は花が咲き。。
次いでロックガーデンをよろよろしながら通過します。
次いでロックガーデンをよろよろしながら通過します。
やっとトムラウシの山頂岩場の下まできました。この辺りもお花が綺麗。
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やっとトムラウシの山頂岩場の下まできました。この辺りもお花が綺麗。
岩場の手前でいったん北沼に降ります。花も沢山見られ、美しい場所です。
岩場の手前でいったん北沼に降ります。花も沢山見られ、美しい場所です。
水の色が尋常ではなくブルー。
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水の色が尋常ではなくブルー。
長かった縦走路最後の山頂。トムラウシにやっと到着!
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長かった縦走路最後の山頂。トムラウシにやっと到着!
山頂横の岩に登り、360度ぐるり見渡します。最高!
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山頂横の岩に登り、360度ぐるり見渡します。最高!
あの遠く見える旭岳から歩いてきたと思うと感無量です。
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あの遠く見える旭岳から歩いてきたと思うと感無量です。
下山途中。トムラウシ南側斜面も美しい。。
下山途中。トムラウシ南側斜面も美しい。。
南沼テント指定地。快適そう。ここで大休止。水を補給しご飯をゆっくり食べます。
南沼テント指定地。快適そう。ここで大休止。水を補給しご飯をゆっくり食べます。
前トム平からの下山途中も雪の斜面下りがありました。
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前トム平からの下山途中も雪の斜面下りがありました。
コマドリ沢を下る前にもう一度振り返り、景色を目に焼き付けます。
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コマドリ沢を下る前にもう一度振り返り、景色を目に焼き付けます。
長〜い下山路を下りやっとトムラウシ温泉につきました。
長〜い下山路を下りやっとトムラウシ温泉につきました。
東大雪荘夕食。3日間歩き続けた体を温泉で癒し、ビールを流し込みます。ふぅー。
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東大雪荘夕食。3日間歩き続けた体を温泉で癒し、ビールを流し込みます。ふぅー。
翌日、新得駅にて。熊が汽車に衝突して遅れているとのこと。なんか北海道って感じ。
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翌日、新得駅にて。熊が汽車に衝突して遅れているとのこと。なんか北海道って感じ。

感想

初めての北海道での登山です。
縦走期間中、全日程が快晴で、ずっと夢の中にいた感じです。
距離は長くそれなりに疲労はあるはずなのですが、それを感じませんでした。
北海道の山は本州にはないスケール感があり、すごく楽しめました。

(前泊 7/9)
 大雪山山荘に前泊しました。ここで前の登山者がおいていったガスカートリッジが貰えました。結果、空港で250缶の新品を購入していたのですが出番はありませんでした。山の情報も得られるのでお勧めです。
(初日 7/10)
 獲得標高は最も大きい日なのですが、初日故に最も楽に感じられた日です。歩きやすく、かつルートが分かりやすいので気苦労もありません。旭岳からの東斜面下りは雪が腐っていてアイゼン不要でした。
(2日目 7/11)
 アップダウンの少ない道をひたすら歩きます。カムイミンタラ(本来は【熊(神)のたまり場】とでも訳すべきらしい?)は通称【神々の遊び場】と言われています。そういいたくなるのも分かる気がする素晴らしい縦走路で神々しさすら感じます。登山というより大自然の中を徒歩で旅行している感覚でした。化雲岳付近は、今回の縦走中最も花の密度が濃かったと思います。
(3日目 7/12)
 ヒサゴ沼からの雪渓の登りは簡易アイゼンがあった方が安心です。キックステップでも登れますが朝イチにテント泊装備で蹴りこんでいくのは消耗しそうです。
 ヒサゴ沼からトムラウシを経て下山するまで、景色は目まぐるしく変わりますが、その全てが素晴らしく楽しかったです。雪渓を登り、日本庭園やロックガーデン、お花畑を通過し、山頂を映す北沼のほとりから岩場登りを経て山頂に至るルートは、ちょっと感動的でした。
 山頂で気持ち的に登山終了したため、下山路が長かったです。下山してからおいしいものを、、と考えていましたがお腹が減り過ぎてカムイ天井でラーメン食べてしまいました。そして短縮登山道分岐以降、トムラウシ温泉までは踏み跡がやや薄く、北海道の山に慣れていない私達はクマにビビりながら歩きました。

(2015.7.22追記)その他
・気温:帯広の最高気温36度という日でも明け方は放射冷却で冷える。
(#3とシュラフカバーがあれば万全。)
・雪渓:旭岳東斜面、化雲岳分岐〜ヒサゴ沼まで、ヒサゴ沼〜コル、コマドリ沢
(テン泊重装備の場合、軽アイゼンがあった方が気持ち的に安心できる。)
・テン場:快適だが雨天時はぬかるむと思われる。避難小屋はキャパ狭い。 
・ガス消費量:250缶×1(7割程度使用)※簡易浄水器利用(スーパーデリオス)
(2人×2泊3日(α米とカップ麺中心))
・水場:各キャンプ指定地にあり、要煮沸。簡易浄水器があれば至る所で補給可。
(出発時2L/人ずつ持つようにしてました。途中ミニ雪渓があれば都度補給)
(東大雪荘〜コマドリ沢分岐までは水場無し。意外と距離がある。)
・アブ、蚊等:標高1000m以上は少ない。歩いていれば問題なし。

(感想)
 この記録は全日程、晴天時のものです。吹きさらしが長く続くので、風雪、風雨の際には、時間もかかり、装備、体力が必要なコースだと思います。それほど山好きでもない嫁を引きずり回して、一緒に歩きましたが、3日目は血マメがつぶれて靴下まで血がしみてました。よく頑張ってくれたと思います。
 帰路の飛行機機内でこのコースをGWあたりスキーで縦走したらばどれだけ楽しいか考えてました。今年は勤続20周年で会社からリフレッシュ休暇を貰えましたが、来年はこんな風に休めるかな〜?

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無雪期ピークハント/縦走 大雪山 [日帰り]
十勝岳〜旭岳
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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