快晴続きの大雪山 旭岳〜トムラウシ縦走(2泊3日)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 2,381m
- 下り
- 3,329m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:20
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
(H27運行期間 7月18日(土)〜8月16日(日)) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所無し。軽アイゼンはあった方が楽。 時に道は不明瞭なので濃霧時は注意。1:25000地形図は必須。 |
その他周辺情報 | 東大雪荘宿泊者は新得駅まで無料送迎してもらえるので利用しました。宿泊者の大半は登山者のようです。快適な温泉宿でした。 |
写真
感想
初めての北海道での登山です。
縦走期間中、全日程が快晴で、ずっと夢の中にいた感じです。
距離は長くそれなりに疲労はあるはずなのですが、それを感じませんでした。
北海道の山は本州にはないスケール感があり、すごく楽しめました。
(前泊 7/9)
大雪山山荘に前泊しました。ここで前の登山者がおいていったガスカートリッジが貰えました。結果、空港で250缶の新品を購入していたのですが出番はありませんでした。山の情報も得られるのでお勧めです。
(初日 7/10)
獲得標高は最も大きい日なのですが、初日故に最も楽に感じられた日です。歩きやすく、かつルートが分かりやすいので気苦労もありません。旭岳からの東斜面下りは雪が腐っていてアイゼン不要でした。
(2日目 7/11)
アップダウンの少ない道をひたすら歩きます。カムイミンタラ(本来は【熊(神)のたまり場】とでも訳すべきらしい?)は通称【神々の遊び場】と言われています。そういいたくなるのも分かる気がする素晴らしい縦走路で神々しさすら感じます。登山というより大自然の中を徒歩で旅行している感覚でした。化雲岳付近は、今回の縦走中最も花の密度が濃かったと思います。
(3日目 7/12)
ヒサゴ沼からの雪渓の登りは簡易アイゼンがあった方が安心です。キックステップでも登れますが朝イチにテント泊装備で蹴りこんでいくのは消耗しそうです。
ヒサゴ沼からトムラウシを経て下山するまで、景色は目まぐるしく変わりますが、その全てが素晴らしく楽しかったです。雪渓を登り、日本庭園やロックガーデン、お花畑を通過し、山頂を映す北沼のほとりから岩場登りを経て山頂に至るルートは、ちょっと感動的でした。
山頂で気持ち的に登山終了したため、下山路が長かったです。下山してからおいしいものを、、と考えていましたがお腹が減り過ぎてカムイ天井でラーメン食べてしまいました。そして短縮登山道分岐以降、トムラウシ温泉までは踏み跡がやや薄く、北海道の山に慣れていない私達はクマにビビりながら歩きました。
(2015.7.22追記)その他
・気温:帯広の最高気温36度という日でも明け方は放射冷却で冷える。
(#3とシュラフカバーがあれば万全。)
・雪渓:旭岳東斜面、化雲岳分岐〜ヒサゴ沼まで、ヒサゴ沼〜コル、コマドリ沢
(テン泊重装備の場合、軽アイゼンがあった方が気持ち的に安心できる。)
・テン場:快適だが雨天時はぬかるむと思われる。避難小屋はキャパ狭い。
・ガス消費量:250缶×1(7割程度使用)※簡易浄水器利用(スーパーデリオス)
(2人×2泊3日(α米とカップ麺中心))
・水場:各キャンプ指定地にあり、要煮沸。簡易浄水器があれば至る所で補給可。
(出発時2L/人ずつ持つようにしてました。途中ミニ雪渓があれば都度補給)
(東大雪荘〜コマドリ沢分岐までは水場無し。意外と距離がある。)
・アブ、蚊等:標高1000m以上は少ない。歩いていれば問題なし。
(感想)
この記録は全日程、晴天時のものです。吹きさらしが長く続くので、風雪、風雨の際には、時間もかかり、装備、体力が必要なコースだと思います。それほど山好きでもない嫁を引きずり回して、一緒に歩きましたが、3日目は血マメがつぶれて靴下まで血がしみてました。よく頑張ってくれたと思います。
帰路の飛行機機内でこのコースをGWあたりスキーで縦走したらばどれだけ楽しいか考えてました。今年は勤続20周年で会社からリフレッシュ休暇を貰えましたが、来年はこんな風に休めるかな〜?
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