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Yamareco

記録ID: 6816128
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳(美し森駐車場から周回)

2024年05月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:05
距離
18.9km
登り
1,650m
下り
1,649m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:14
休憩
2:51
合計
12:05
5:10
1
美し森駐車場
5:11
5:16
28
美し森登山口
7:08
7:12
1
7:13
7:17
3
7:20
7:46
2
7:48
7:48
8
7:56
8:00
64
(休憩)
9:04
9:07
38
(休憩)
9:45
9:53
3
(休憩)
9:56
10:00
41
10:41
11:01
25
大天狗ピーク直下
11:26
11:35
5
大天狗と小天狗のコル
11:40
12:05
7
(昼食休憩)
12:12
12:13
25
12:38
12:40
5
12:45
12:47
3
12:50
12:51
3
12:54
13:09
3
13:12
13:18
16
13:34
13:44
23
14:07
14:09
26
県界尾根分岐
14:35
14:39
11
(休憩)
14:50
14:59
35
15:34
15:38
3
八ヶ岳展望地
15:42
15:45
43
16:28
16:28
17
17:15
17:15
0
17:15
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美し森駐車場 4:50
美し森駐車場。天気は快晴。早々に準備して出発する。駐車場は無料。駐車スペースは広く、綺麗な公衆トイレ・売店もある。
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美し森駐車場。天気は快晴。早々に準備して出発する。駐車場は無料。駐車スペースは広く、綺麗な公衆トイレ・売店もある。
美し森登山口から暫くは林道歩き。
2
美し森登山口から暫くは林道歩き。
ミツバツツジ。
道の真ん中にクリン草。花はこれからかな。
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道の真ん中にクリン草。花はこれからかな。
北側には牛首山。
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北側には牛首山。
林道から地獄谷への登山路へ。鹿のドクロが目印。
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林道から地獄谷への登山路へ。鹿のドクロが目印。
涸れ沢を右に左に渡りながら登って行く。結構楽しい。
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涸れ沢を右に左に渡りながら登って行く。結構楽しい。
権現岳(中央)、左に東ギボシ、右に旭岳。
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権現岳(中央)、左に東ギボシ、右に旭岳。
クマでも棲んでいそうな洞窟だな。
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クマでも棲んでいそうな洞窟だな。
8番の堰堤。ここから上流は沢に水が流れる。
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8番の堰堤。ここから上流は沢に水が流れる。
沢の水は結構多い。これが8番堰堤より下は伏流水となるようだ。
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沢の水は結構多い。これが8番堰堤より下は伏流水となるようだ。
進行方向には大天狗(左)と竜頭峰(右)。まだまだ先は長い。

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進行方向には大天狗(左)と竜頭峰(右)。まだまだ先は長い。

出合小屋。あれ、クモイコザクラは?沢歩きが楽しく?て、スタスタと歩いてきてしまった。今日の一番の目的はクモイコザクラの花を見ることなのに・・
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出合小屋。あれ、クモイコザクラは?沢歩きが楽しく?て、スタスタと歩いてきてしまった。今日の一番の目的はクモイコザクラの花を見ることなのに・・
赤岳沢出合まで来て、やはりクモイコザクラの花を見なければと思い、引き返す事に。。
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赤岳沢出合まで来て、やはりクモイコザクラの花を見なければと思い、引き返す事に。。
出合小屋から下って上流に向かって右側の崖にクモイコザクラの可憐な花が咲いている。視線を上げて歩いていればすぐ気が付いただろうに・・何故見逃したのかなあ。
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出合小屋から下って上流に向かって右側の崖にクモイコザクラの可憐な花が咲いている。視線を上げて歩いていればすぐ気が付いただろうに・・何故見逃したのかなあ。
クモイコザクラ
クモイコザクラ
クモイコザクラ
クモイコザクラ
クモイコザクラ
クモイコザクラの花を観賞した後は、赤岳沢出合に戻り天狗尾根に取り付く。
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クモイコザクラの花を観賞した後は、赤岳沢出合に戻り天狗尾根に取り付く。
眺望が広がる。権現岳(左)と旭岳(右)。
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眺望が広がる。権現岳(左)と旭岳(右)。
大天狗(左)と竜頭峰(右)。
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大天狗(左)と竜頭峰(右)。
牛首山(右)と扇山(左)。

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牛首山(右)と扇山(左)。

振り返ると富士山!
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振り返ると富士山!
急斜面の登りが続く。岩場が多くなってきた。
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急斜面の登りが続く。岩場が多くなってきた。
権現岳(中央)。その右に旭岳、左に三ッ頭。
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権現岳(中央)。その右に旭岳、左に三ッ頭。
権現岳(左)からツルネ(右)への稜線。
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権現岳(左)からツルネ(右)への稜線。
そして大天狗。
カニの鋏。シオマネキの鋏かな?
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カニの鋏。シオマネキの鋏かな?
急峻な岩場の登りが続く。
4
急峻な岩場の登りが続く。
急斜面の岩場をトラバース。右側は深く切り立っている。
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急斜面の岩場をトラバース。右側は深く切り立っている。
大天狗(右)、小天狗(中央)、竜頭峰(右)と並ぶ。

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大天狗(右)、小天狗(中央)、竜頭峰(右)と並ぶ。

大天狗の直登を試みる。直下の左側にザイルが見える。とりあえずそこまで行ってみよう。
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大天狗の直登を試みる。直下の左側にザイルが見える。とりあえずそこまで行ってみよう。
最後のこのザイルのある場所が登れない。ザックを背負った自分の体を、腕力で持ち上げられない。勢いをつけて失敗すると奈落の底。結局諦めて少し下って巻き道を行く事に。
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最後のこのザイルのある場所が登れない。ザックを背負った自分の体を、腕力で持ち上げられない。勢いをつけて失敗すると奈落の底。結局諦めて少し下って巻き道を行く事に。
何となく踏み跡らしき所から大天狗を右に巻いて行く。
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何となく踏み跡らしき所から大天狗を右に巻いて行く。
ハイマツ帯を掻き分けて小天狗とのコルに登って行く。正面に小天狗右に竜頭峰。赤岳山頂は竜頭峰の奥だ。
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ハイマツ帯を掻き分けて小天狗とのコルに登って行く。正面に小天狗右に竜頭峰。赤岳山頂は竜頭峰の奥だ。
竜頭峰(左)の奥に赤岳。赤岳山頂から奥に県界尾根。その手前に真教寺尾根。
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竜頭峰(左)の奥に赤岳。赤岳山頂から奥に県界尾根。その手前に真教寺尾根。
大天狗と小天狗のコルに腰かけて大休憩。こちら側からだと大天狗に登れるようだが、登ろうとする気力が無かった。
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大天狗と小天狗のコルに腰かけて大休憩。こちら側からだと大天狗に登れるようだが、登ろうとする気力が無かった。
コルから小天狗を望む。左はキレットの稜線。
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コルから小天狗を望む。左はキレットの稜線。
小天狗を越えた所で、疲れがピークに。岩場に腰を下ろし昼食休憩。天狗尾根を登って来た若い登山者(中央岩場)が追い抜いて行く。
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小天狗を越えた所で、疲れがピークに。岩場に腰を下ろし昼食休憩。天狗尾根を登って来た若い登山者(中央岩場)が追い抜いて行く。
キレットの稜線。かなり急峻だなあ。
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キレットの稜線。かなり急峻だなあ。
中央左にキレット小屋の屋根が見える。そこからキレットの登りが始まる。
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中央左にキレット小屋の屋根が見える。そこからキレットの登りが始まる。
小天狗の奥に富士山。重い腰を上げて、竜頭峰に向かう。岩場、ガレ場の登りが続く。
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小天狗の奥に富士山。重い腰を上げて、竜頭峰に向かう。岩場、ガレ場の登りが続く。
キレットからのルートと合流。手前の急峻な稜線はキレット。奥に権現岳、旭岳、ツルネとキレットまで連なる稜線。
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キレットからのルートと合流。手前の急峻な稜線はキレット。奥に権現岳、旭岳、ツルネとキレットまで連なる稜線。
岩場、ガレ場の登りが続く。
4
岩場、ガレ場の登りが続く。
真教寺尾根分岐。これから真教寺尾根を下るという2人組登山者が降りて来る。竜頭峰はこの岩場の向こう。
3
真教寺尾根分岐。これから真教寺尾根を下るという2人組登山者が降りて来る。竜頭峰はこの岩場の向こう。
竜頭峰。
竜頭峰から望む赤岳。
4
竜頭峰から望む赤岳。
阿弥陀岳。
赤岳への登り。振り返って竜頭峰。
4
赤岳への登り。振り返って竜頭峰。
赤岳頂上直下。文三郎尾根からのルートと合流し、登山者が増えてきた。
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赤岳頂上直下。文三郎尾根からのルートと合流し、登山者が増えてきた。
赤岳山頂。予定より2時間以上かかってしまった。疲れた〜!山頂には10数名の登山者。
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赤岳山頂。予定より2時間以上かかってしまった。疲れた〜!山頂には10数名の登山者。
北側の岩場に腰かけて大休止。眼下に行者小屋(手前)と赤岳鉱泉(奥)。
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北側の岩場に腰かけて大休止。眼下に行者小屋(手前)と赤岳鉱泉(奥)。
右に硫黄岳。中央に東西天狗岳、左に蓼科山。
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右に硫黄岳。中央に東西天狗岳、左に蓼科山。
阿弥陀岳の奥に御嶽山(左)と乗鞍岳(右)。
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阿弥陀岳の奥に御嶽山(左)と乗鞍岳(右)。
中央アルプス。中央右に木曽駒ヶ岳。左に空木岳か。
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中央アルプス。中央右に木曽駒ヶ岳。左に空木岳か。
北アルプス。中央左に槍ヶ岳。大キレットを挟んで穂高連峰。
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北アルプス。中央左に槍ヶ岳。大キレットを挟んで穂高連峰。
阿弥陀岳。
奥秩父の山々。中央右に金峰山。五丈石もかろうじて・・その左に北奥千丈と国師ヶ岳。
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奥秩父の山々。中央右に金峰山。五丈石もかろうじて・・その左に北奥千丈と国師ヶ岳。
真教寺尾根。牛首山から扇山辺りか。
4
真教寺尾根。牛首山から扇山辺りか。
県界尾根。左手前に大天狗。右に小天狗。
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県界尾根。左手前に大天狗。右に小天狗。
権現岳、東ギボシの後方に南アルプス北部。右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳。
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権現岳、東ギボシの後方に南アルプス北部。右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳。
赤岳山頂を早々に出発して赤岳北峰。
4
赤岳山頂を早々に出発して赤岳北峰。
北峰の前に赤岳頂上小屋。小屋はまだ休業中。ここから県界尾根に降りるのがいいのだが、水分を補給する為、営業している天望荘に寄って行くことにする。
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北峰の前に赤岳頂上小屋。小屋はまだ休業中。ここから県界尾根に降りるのがいいのだが、水分を補給する為、営業している天望荘に寄って行くことにする。
天望荘とその後に横岳。大きなピークは3ッ。右から三叉峰、無名峰、奥ノ院。左に硫黄岳。計画では三叉峰まで行き、ツクモグサを見る予定だった・・
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天望荘とその後に横岳。大きなピークは3ッ。右から三叉峰、無名峰、奥ノ院。左に硫黄岳。計画では三叉峰まで行き、ツクモグサを見る予定だった・・
赤岳の東側には雪渓が広がる。天望荘から県界尾根へのトラバースルートは、この雪渓の下部をトラバースすることになる。
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赤岳の東側には雪渓が広がる。天望荘から県界尾根へのトラバースルートは、この雪渓の下部をトラバースすることになる。
天望荘。山荘前には雪渓が広がる。
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天望荘。山荘前には雪渓が広がる。
天望荘で500mℓの飲料2本購入。水分確保にホッとする。
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天望荘で500mℓの飲料2本購入。水分確保にホッとする。
天望荘から赤岳の東側斜面をトラバースして県界尾根に出る。積雪の無い時期なら楽勝のルートなのだが。
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天望荘から赤岳の東側斜面をトラバースして県界尾根に出る。積雪の無い時期なら楽勝のルートなのだが。
雪渓のトラバースが数か所連続する。ピッケルが無いので滑落したら止められない。雪質はシャーベット状。足場を作りながら進む。
5
雪渓のトラバースが数か所連続する。ピッケルが無いので滑落したら止められない。雪質はシャーベット状。足場を作りながら進む。
ストックを短くしてピッケル代わりに、2点保持しながらトラバースしていく。雪渓の両端以外は踏み抜く事が無いのが幸いであった。
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ストックを短くしてピッケル代わりに、2点保持しながらトラバースしていく。雪渓の両端以外は踏み抜く事が無いのが幸いであった。
県界尾根に合流。ここからは尾根の下りとなるのだが・・
2
県界尾根に合流。ここからは尾根の下りとなるのだが・・
県界尾根では雪渓の下り。キックステップ跡に足を置いて下る。踵から強く蹴りこむと踏み抜くので要注意。確かここは鎖の設置された岩場だったと思うが、鎖は雪の下のようだ。
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県界尾根では雪渓の下り。キックステップ跡に足を置いて下る。踵から強く蹴りこむと踏み抜くので要注意。確かここは鎖の設置された岩場だったと思うが、鎖は雪の下のようだ。
急な下りを過ぎれば大天狗。県界尾根の大天狗。
3
急な下りを過ぎれば大天狗。県界尾根の大天狗。
大天狗の岩場に座って一休み。何とか明るい時間内に駐車場まで戻れそうだ。
3
大天狗の岩場に座って一休み。何とか明るい時間内に駐車場まで戻れそうだ。
大天狗からは緩やかな稜線の下り。登山路に残雪のある場所も多い。一際明るい場所に出たと思ったらダケカンバ林。こうれから芽が出るのかな。
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大天狗からは緩やかな稜線の下り。登山路に残雪のある場所も多い。一際明るい場所に出たと思ったらダケカンバ林。こうれから芽が出るのかな。
八ヶ岳展望地。振り返ると南八ヶ岳の山々が眺望出来る。
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八ヶ岳展望地。振り返ると南八ヶ岳の山々が眺望出来る。
赤岳。左に登って来た天狗尾根。大天狗と小天狗が印象的だ。
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赤岳。左に登って来た天狗尾根。大天狗と小天狗が印象的だ。
赤岳(左)、地蔵ノ頭を経て横岳(右)。
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赤岳(左)、地蔵ノ頭を経て横岳(右)。
赤岳から左に天狗尾根。大天狗、小天狗がはっきりと。天狗尾根の手前に真教寺尾根。
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赤岳から左に天狗尾根。大天狗、小天狗がはっきりと。天狗尾根の手前に真教寺尾根。
権現岳から旭岳、ツルネと連なる稜線。
3
権現岳から旭岳、ツルネと連なる稜線。
赤岳から右手前に県界尾根。
3
赤岳から右手前に県界尾根。
牛首山(左)と扇山(右)。真教寺尾根のルートだ。
2
牛首山(左)と扇山(右)。真教寺尾根のルートだ。
東方薬師如来石碑。
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東方薬師如来石碑。
小天狗。この先の分岐から小天狗登山道入口まで急な下りになる。
3
小天狗。この先の分岐から小天狗登山道入口まで急な下りになる。
急な坂を下って行く。疲れて脚の動きが悪いので、転倒しないようにゆっくりと歩を進める。カラマツの新緑が元気づけてくれる。
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急な坂を下って行く。疲れて脚の動きが悪いので、転倒しないようにゆっくりと歩を進める。カラマツの新緑が元気づけてくれる。
小天狗登山道入口。県界尾根への入口となる。ここから美し森駐車場まで標高差400m弱をだらだらと下って行く。
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小天狗登山道入口。県界尾根への入口となる。ここから美し森駐車場まで標高差400m弱をだらだらと下って行く。
歩き易い道なのだが脚が前に進まない。
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歩き易い道なのだが脚が前に進まない。
舗装路に出た所が県界尾根入口。駐車場まであと2匐。ここから駐車場までがひじょうに長く感じる。
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舗装路に出た所が県界尾根入口。駐車場まであと2匐。ここから駐車場までがひじょうに長く感じる。
なんとか陽がある内に美し森駐車場にゴール。今日は本当に疲れた〜〜!!さあ、温泉に入って帰ろう。
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なんとか陽がある内に美し森駐車場にゴール。今日は本当に疲れた〜〜!!さあ、温泉に入って帰ろう。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ 保温ポット チェーンスパイク

感想

今日は、昨年に引き続きクモイコザクラの花を見に行く。

昨年は南アルプス最北部の鞍掛山だったが、今回は赤岳の地獄谷。
序でに天狗尾根を登って、赤岳を経て三叉峰まで歩き、ツクモグサも見に行こうと安易に計画したのだが・・

美し森駐車場に車を置いて、歩き始めて1時間弱。
少し寝不足気味だが体調は悪くない。
最初の休憩で1ℓの水筒に飲料を入れてくるのを忘れた事に気づく。
取りに戻るには時間のロスが大きい。
今ある飲料はポットの湯を含めて1.2ℓ。赤岳天望荘まで行けば購入出来るので、何とかなるだろうと歩を進めることにした。

地獄谷の沢歩き。涸れ沢を横切り、堰堤を越え、沢を右に左に渡渉し快調に歩いて行く。変化のある歩きが楽しくて、スタスタと歩いて出合小屋まで来てしまった。
あれ、クモイコザクラは??
出合小屋から赤岳沢まで来て、やはりクモイコザクラの花を見ない事には、今日の目的は果たせないと戻る事にした。
出合小屋まで戻り、更に下流に下ってクモイコザクラの花々をなんとか観賞する。
普通に周りの景色を眺めながら歩くと見逃す事はなかったのに・・

次は天狗尾根の登り。
キツい登りに水分摂取量が増える。いつもより控えめに水分を摂るように心がける。
脱水気味なのか身体が重い。足が前に進まない。
予定時間より少しずつ遅くなって行く。
それでもなんとか大天狗手前まで辿り着くが、よせばいいのに直登ルートに進んでみた。
案の定技量不足で登りきる事が出来ず、ピーク直下で直登を諦めて、少し下って巻き道へ。

体力も気力も大いに擦り減らし、時間をかなりかけてしまう。大天狗のピークに行くのも諦め、予定より2時間以上の遅れで赤岳山頂へと辿り着くのであった。
これではツクモグサどころではない。
ツクモグサは諦め、赤岳山頂から県界尾根を下りたいのだが、頂上小屋が休業なので天望荘に寄らないと飲料がもうない。

赤岳から天望荘に下り、山荘で飲料を調達し、山荘から県界尾根まで雪渓のトラバースルートだ。滑落したら数10mは止まらない。
ストックを短くしピッケル替わりに2点支持で慎重に、何とか数か所の雪渓をトラバース。ここでも残り少ない体力と気力をすり減らす。
よれよれの身体を引きずり、県界尾根を黙々と下って、何とか陽が明るいうちに美し森駐車場に辿り着く事が出来た。
クモイコザクラ以外にも高山の花々が咲き始めていたが、今回は全く花の写真を撮る余裕も気力もなかった。

それでも、身も心も疲れ切った状態であったが、何とか安全に山歩きを終える事が出来た。
ありがとうございます。

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体力レベル
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