八ヶ岳縦走(天狗岳〜硫黄岳〜横岳〜赤岳)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,179m
- 下り
- 2,399m
コースタイム
11:50夏沢峠12:00-13:10硫黄岳13:15-赤岩の頭13:35-14:25オーレン小屋
2日目…オーレン小屋6:10-6:25夏沢峠6:35-7:20硫黄岳7:55-8:10硫黄岳山荘8:20-奥ノ院9:20-三叉峰9:40-地蔵の頭10:15-10:20赤岳展望荘10:45-11:10赤岳12:00-
文三郎尾根分岐12:25-13:25行者小屋13:35-15:20赤岳山荘
天候 | 1日目…晴れ、午後からガス 2日目…昼前まで快晴、昼以降ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場も狭い。路上駐車の車がかなりいる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・シャクナゲ、ゴゼンタチバナ、コマクサが見頃 ・桜平からの登山口…登山ポストは夏沢鉱泉にあります。 ・登山道 桜平〜オーレン小屋…危険箇所なし。沢沿いの樹林帯で気持ちがいい。花もたくさん咲いている。 オーレン小屋〜根石岳…危険箇所なし。樹林帯。根石山荘付近はコマクサの群生地。硫黄岳のコマクサより大粒。 根石岳〜天狗岳…危険箇所なし。ガレ場。稜線で展望がいい。 箕冠山〜夏沢峠…危険箇所なし。樹林帯。 夏沢峠〜硫黄岳…危険箇所なし。ガレ場。急坂。 硫黄岳〜オーレン小屋…危険箇所なし。樹林帯。 硫黄岳〜横岳…ガレ場。ザレ場。硫黄岳近辺はコマクサ群生地。横岳岩場手前と硫黄岳爆裂火口から富士山が見える。 横岳周辺は岩場で擦違いが困難。渋滞します。注意すれば危険ではない。 横岳〜赤岳…赤岳最後の登りが急坂。前を登る人の落石に注意。(自分も落とさないように慎重に。) 赤岳〜行者小屋(文三郎尾根)…最初の下りは岩場。注意すれば危険はない。 文三郎尾根はザレ・ガレ・階段の連続で疲れます。 行者小屋〜赤岳山荘(南沢)…樹林帯で、道迷いが増えているそうです。黄色いテープを目印に! 赤岳山荘付近…アブの大群がいます。50匹は超える集団に囲まれました。。。 ・オーレン小屋…1泊2食付8500円。トイレ・風呂無料。 事前予約で個室利用も可。 モンベルの会員証提示で、会員証1枚に対して1本、500円以内の飲み物プレゼント。 自分もビールもらっちゃいました^^ |
写真
感想
当初3人組で、赤岳山荘から北沢を通って赤岩の頭→オーレン小屋へ。
そこで前泊組2人と合流し、5人パーティで行動予定だった。
しかし、お互いのグループで1名ずつ欠員がいたため、桜平から入山して、
早めに合流して、行動を共にすることに変更した。
桜平は思ったよりも駐車場が狭く、無理矢理止めている車も多く見られた。
桜平からオーレン小屋までは沢沿いの樹林帯で気持ちがよく、歩きやすい。
植物も多く咲いていて、ゆっくりと歩きながら花を見つけて止り、写真を撮った。
ウォームアップには丁度いい。
オーレン小屋で前泊していた仲間と合流し、30分程度休憩して出発。
最初の見所は根石岳近辺。ここはコマクサの群生地でもあり、晴れていれば北アルプスの山々も見ることができる。
根石岳から天狗岳まではガレ場が続くが、ここも気持ちがいい道。
高山植物も色々と咲いていた。
東天狗よりも西天狗の方が若干標高があるが、展望は東天狗の方がいい。
3年近く前に来た時は、ガスで全く見えなかったので、今回展望が楽しめてよかった。
夏沢峠まで戻ると、ガスがかなり出てきて景色を隠してしまった。
夏沢峠から硫黄岳の登りはきつく、前日2時間しか寝ていない身体には堪えてしまった。
完全に寝不足によるバテ。おにぎりを頬張ったが、体力は回復せず、ゆっくりと登る。
硫黄岳に着くも、爆裂火口さえ見えない状態のガスで、早々に山頂を後にする。
赤岩の頭分岐で峰の松目に行こうか迷ったが、ガスで視界もきかなかったため、
この日は素直にオーレン小屋へと向かう。
オーレン小屋にはお風呂がついているため、早速風呂に入った。
山で風呂に入るのは初めてだったが、病み付きになるような爽快感だった。
部屋も個室で予約していたため、夕食までゆっくりと昼寝。
夕食は桜肉のすき焼き。これまた豪華な夕食に満足。
夕食後は部屋でビールを飲み、仲間と他愛もない話をしながら就寝。
夜中に何度か目覚め、窓から空を見上げると満天の星空。
明日は天気が良さそうだ。。。
2日目、昨日のスタミナ切れの教訓を生かし、睡眠はバッチリ。
ご飯もおかわりしてシャリバテの心配も当分なし。いざ赤岳へ。
夏沢峠まで出ると、昨日とは打って変わって晴天。街も見え、硫黄岳の爆裂火口も見える。
前日苦しんだ登りも難なく登り、振り返れば北アルプスの山々や、浅間山がキレイに見える。
自ずとテンションも上がる。
硫黄岳山頂では360度山、山、山。
八ヶ岳連峰はもちらん一望でき、南・中央・北アルプス、御嶽山に浅間山、
妙義山、奥多摩、奥秩父の山々が容易に見えた。
爆裂火口の散策路を行き止まりまで進むと、横岳に隠れていた富士山も見ることができた。
硫黄岳山荘周辺ではコマクサが群生している。
今回の目的はウルップソウを見ること。
ここからは目を皿にして歩きます。
横岳の岩場は連休中日ということもあり、かなり渋滞していた。
譲り合いが肝心。
さて、ウルップソウですが、横岳山頂手前の岩場の影にキレイに咲いていました。
その他は日が当たって変わり果てた姿に。。。
楽しい岩場も終わり、次は八ヶ岳最高峰の赤岳。
残念ながらガスがかかっていたので、展望は期待できない。
ここまで調子もよく、歩も軽やかに進む。
山頂では一人ストーブでお湯を沸かし、ラーメンを食べた。
ここまで時間的に余裕はあったが、ガスっていたので阿弥陀岳は登らず、
文三郎尾根を通って下山することにした。
足場が悪く、ズルズルと滑り落ちながら下る。
途中、赤岳展望荘はまだですかと聞いてきたオジサマグループがいた。
赤岳展望荘へは地蔵尾根が最短ルートなので、引き換えしたらどうですか?
と言ったが、判断は任せ下山した。無事に辿り着いただろうか。
文三郎尾根を下りると沢に出た。
迷わず川の水で顔を洗う。最高に気持ちがいい。
行者小屋は登山客でごった返していた。
ビックリするぐらいの人、人、人。。。
間違いなく、寝苦しい夜になるだろうなぁ。
残すとこは南沢のみ。
長い下りだが、まずまずのペースで赤岳山荘に着いた。
ここへきて、初めてアブに噛まれる。。。
駐車場は特に酷く、50匹は軽く超えるであろう集団に囲まれた。
ここは注意したいところだった。
前泊した仲間の車に乗り込み、桜平まで回送してもらい、風呂に向かう。
風呂でサッパリしたあとは、鬼の渋滞が待っていたのは言うまでもない。。。
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