★仙丈ヶ岳〜間ノ岳〜北岳(北沢峠〜広河原・テント泊)
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,839m
- 下り
- 3,313m
コースタイム
- 山行
- 0:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:10
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 10:18
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:00
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 6:45
・ルート図は手書きなので不正確です
天候 | 【一日目】晴れ→深夜から雨 【二日目】雨→曇り→雨 【三日目】ひたすらガス 【四日目】だいたい晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・行きは南アルプス林道バスで北沢峠まで、帰りは広河原からバスに乗って北沢峠で乗り換えて仙流荘まで(平日でも満員御礼でした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【長衛小屋テン場】 ・平日にもかかわらず、なかなかの賑わいでした ・夏休みなので、高校のワンゲル部が多かったように思います ・水は豊富で無料です 【北沢峠〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ケ岳】 ・平日でも登山者の多いメジャールート、特別危険なところもなく快適です ・森林限界を過ぎてからは、ガスが切れると圧巻の展望です(ほとんどガスでしたが) ・水場は無かったと思います 【仙丈ヶ岳〜両俣小屋】 ・仙丈ヶ岳から大仙丈のほうに向かう登山者はほとんどいないようで、両俣小屋までまったく誰にも会いませんでした ・静かな道ですが、ルートは明瞭です ・大仙丈からの仙丈ヶ岳の展望は素晴らしいですが、そのあとは半分以上樹林帯で展望は無さそうです ・倒木がちらほらあって、くぐるかまたぐかで悩みます ・野呂川越から両俣小屋までは激下り、結構足にきました ・高望池付近の水場は未確認、ほかに水場はありません 【両俣小屋】 ・ゴミ箱があったり、食器用の洗剤が常備されていたり、釣り客が多いせいか普通の山小屋とは違う感覚でした ・北沢峠とは打って変わって、とても静かな良いテン場です、この日は全部で5張でした ・野呂川沿いの林道で、クマの目撃情報がありました、ご注意ください ・沢沿いの小屋ですので、水は豊富で無料です 【野呂川越〜三峰岳】 ・登山者の少ない静かな道ですが、ルートは明瞭です ・樹林帯が半分以上なうえ、ずっとガスだったので展望は不明です ・三峰岳分岐手前の登りは、鎖などはあるもののかなりの急こう配で危険、下りには使いたくないと思いました ・水場はありません 【三峰岳〜北岳山荘】 ・登山者は一気に増えます、ルートは明瞭で道標もしっかりしています ・間ノ岳の西斜面で、赤いウエストポーチ(ざっくりですいません)を拾いました 北岳山荘に届けておきましたので、思い当たる方は連絡してみてください ・晴れていれば、きっとものすごく素晴らしい展望だと思います(涙) ・道中に水場はありません 【北岳山荘】 ・平日なのにたいへん賑やかでした、休日だとどうなっちゃうんでしょう? ・ここに限ったことじゃないですが、生ビールがヤバいです! ・良い展望のテン場です、今山行で初めて富士山を拝むことができました 【北岳山荘〜北岳〜草すべり分岐】 ・たいへんメジャーなルートで道標も豊富、特別危険なところも無さそうです ・素晴らしい展望、今山行で歩いたルートの大部分が見渡せて、感動しました ・途中の肩ノ小屋で、給水・トイレタイムできます 【草すべり〜白根御池小屋〜広河原】 ・草すべりはザレザレの道で歩きにくい、転倒する方も多いようです(ここで足を痛めました) ・広河原までのほとんどが急坂、足が痛くてつらかった ・白根御池小屋のソフトクリームがうまかった! ・時折樹林の合間から、鳳凰三山の展望があります |
その他周辺情報 | ・仙流荘の日帰り温泉を利用、意外とすいていて良かったです |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
今年の夏休みは、久しぶりの南アルプス。職場のヒンシュクをものともせず、4日間の休みを取って歩いてきました。
1日目は午後から、南アルプス林道バスに揺られて北沢峠へ。学生さんで賑わうテン場の片隅に、9か月ぶりに出動のテントを設営しました。
お隣さんは畑薙から9日かけて歩いてきたという、京都のお兄さん。明日僕が歩く道を通ってきたそうで、いろいろと情報収集をさせて頂く。仙塩尾根はよくクマが出るらしい、なんてのもありました。
2日目は降りしきる雨の中での、テント撤収・出発になってしまいました。雨はほどなく上がってくれましたが、ガスが多い感じの空模様。仙丈ヶ岳はタイミングよく姿を現してくれましたが、甲斐駒や北岳はこの日、ほとんど見えませんでした。
仙丈ヶ岳までは大勢の登山者でしたが、仙塩尾根は打って変わってとても静かな道。両俣小屋につくまで、人ともクマともいっさい遭遇しませんでした。人が少ないわりに明瞭な道ですが、雨に濡れたハイマツが登山道にかぶさっていて少々うるさく、靴を濡らしてしまったのは大失敗。これ以降、濡れた靴は殺人的に臭くなって、危うくテントの中で遭難しそうになりました。帰ってきてから、装備リストにゲイターとファブリーズを追加したのは、言うまでもありません。
両俣小屋のテン場にはこの日一番乗り、川のせせらぎが心地よい、とても静かな良いところです。この日のテントは結局5張のみ、小屋泊の方も10名以下だったと思います。
3日目、この日もあいにくの空模様の中出発。野呂川越の急登や三峰岳への激坂にひーひー言わされたり、展望の間ノ岳から真っ白なガスを眺めたりしながら、13時過ぎには北岳山荘に到着。さっさとテントを張って、生ビールに取り掛かりました。
この山荘ではビックリな出来事が。なんか見たことのある方がいるな〜と思ったら、5月の木曽駒で少しご一緒した安曇野のクマさん(ヒトです)でした。嬉しいサプライズな再会。こんな大自然に囲まれた場所でなんですが、世の中狭いもんですね。
最終日はついに晴れて、4日目にして初めて富士山を拝むことができました。間ノ岳に向かうクマさんとお友達にあいさつに行ってから、今山行のクライマックスといえる、北岳に向かって出発。ほどなく、多くの登山者の笑顔で賑わう山頂につきました。
快晴の山頂からは、素晴らしい絶景。仙丈ヶ岳をはじめ、仙塩尾根や間ノ岳まで、今回歩いたルートがほとんど一望できて、感涙もんでした。
全般的には、あまり天候に恵まれたとは言えない旅だったかも知れませんが、最後の北岳からの景色ですべて報われた気分。仙丈ヶ岳からずっと続く稜線を眺めながら、歩いた道や出会った人たちのことを思い出したら、とても良い旅だったと思えました。
短い夏休みが終わってしまいましたが、もう来年の夏の計画を妄想中。社会生活不適合者になっちゃいそうです(笑)
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