燕岳〜蝶ヶ岳縦走&焼岳
- GPS
- 29:54
- 距離
- 49.3km
- 登り
- 4,503m
- 下り
- 4,526m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 5:17
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:19
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:24
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に危険箇所はほとんどなし ただし、常念小屋〜常念、焼岳小屋〜焼岳間のガレ場が崩れて落石しやすいので注意が必要 |
その他周辺情報 | 下山後は少し遠い(河童橋から徒歩15分)が、上高地温泉ホテルの日帰り入浴(800円)が良い |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 1
筆記具 1
ライター 1
ナイフ 1
保険証 1
飲料 1 2L程度
ロールペーパー 1 芯を抜いたのもを持参
ファーストエイドキット 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1
スパッツ 1
手袋 1
ストック 1
ビニール袋 1
替え衣類 1 温泉後の着替え
入浴道具 1 帰りの温泉用
シュラフ 1
ザックカバー 1
クマよけ鈴 1
食器、箸、スプーン 1 忘れずに
時計 1
日焼け止め 1
非常食 1
虫除け 1
カメラ 1
サンダル 1 必要な方
ファーストエイドキット 1 必ず持参
行動食(各自食事) 1
非常食 1 約1日分持参のこと
財布+お金 1 小屋泊できるよう20000円以上
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共同装備 |
テント 1 satoshi884
テントマット 1 satoshi884
ガスヘッド 2 satoshi884,ykazama
ガスカートリッジ 2 ykazama
ガス台 2 satoshi884,ykazama
コッヘル(鍋) 2 satoshi884,ykazama
新聞紙 1 ykazama
水用タンク 3 satoshi884,ykazama,hori
共同食料 1 ykazama
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感想
今回の山行は全日ほぼ晴れで裏銀座の山々や槍、穂高を眺めながら歩くことが出来最高だった。
7月24日(金)
早朝に新宿駅から高速バスで安曇野穂高駅に向かい、horiさんと合流し、タクシーで中房温泉に向かった。バス内から山々を見た際はガスがかかっており、雨を心配していたが、中房温泉に着くころにはガスは抜けてきており雨の心配はなくなった。
中房温泉で簡単に昼食をとり、合戦尾根を登り始めた。
合戦尾根は北アルプス三大急登とのことだったが、それほどでもなく、むしろ樹林帯で蒸し暑いことのほうが問題だった。
初日で元気だったこともあり、順調に登流ことができ予定より早めに燕山荘につくことができた。燕山荘のテント場は混雑することで有名だったので、場所が空いてるか心配していたが、金曜だったためか意外に場所が空いており、良い場所にテントを張ることが出来た。日没まで時間があったので、翌日に予定していた燕岳登頂もこの日に登ってしまった。
7月25日(土)
朝起きると昨日以上に晴れ渡っており、鷲羽、水晶、槍をはじめとする山々が朝日に照らされてきれいだ。早めに起床したことと燕に登らなかったため、予定よりもかなり早めに大天井岳に向けて出発した。燕山荘付近は砂礫が多く、そこにコマクサの大群落が形成せれているようで、そのきれいなお花畑の中を歩いて行った。途中、西風が強くあおられる場面もあったが、特に危険箇所もなく順調に大天荘についた。荷物を置いて大天井岳で記念撮影。西岳の奥に槍ヶ岳がくっきり見えてきれいだった。
hrt氏が大天荘までの登りで消耗していたため、常念まではスピードを落として向かった。それでも距離がそこまで長くないので、午前中には常念小屋についてしまった。
まだ午前中だというのにテント場のよいところはすでになくなっており、しょうがないので風は当たるができるだけ平らな場所にテントを張った。
昼食をゆっくりすませ、股関節を負傷したhrt氏以外で常念岳をまえがりすることにした。
常念小屋からの登りは高低差約400mあるため意外と登るが、空荷ということもあり比較的楽に登れた。山頂はさすがに眺望がよく、槍穂高だけでなく富士山や立山方面がよく見え最高だった。
常念小屋にもどり担いできたビールで乾杯した。小屋付近は高山帯にもかかわらずブヨが多く、特にhrt氏は集虫力により大量のブヨを寄せ集めていた。
7月26日(日)
この日は上高地まで下りる行程で長丁場になりそうなので、早めに出発した。いきなり常念の登りだったので警戒していたが、元気なうちだったのでとくにきつくも感じず登ることができた。
常念から蝶ヶ岳まではこれまでのガレ場の稜線とは異なり、ナナカマドなどの低木やニッコウキスゲなどの花々が生い茂っており、また一味違った稜線となっていた。間近にある穂高の山々も雄大で大変美しい。幾つかのピークそして蝶槍を超えて、蝶ヶ岳に着くと、名前通りアサギマダラ等の蝶が迎えてくれた。ここで長めの休みをとって水などを補給し、槍穂高の眺めに別れを告げた。
ここから妖精の池等の池を経て、長塀尾根をだらだらと下っていった。この下りが下りても下りてもなかなか着かず、結局2時間半ほどかかってようやく徳沢に着いた。徳沢では上空で貴重だった水が豊富にあり、まず最初にその新鮮な水でのどを潤した。
徳沢に着いて一息ついたものの、ここから小梨平まで6kmほどの道のりがあり、さらに2時間ほど平地を黙々と歩いてゴールを目指した。
何とか小梨平にたどり着き、テント場の申し込みをすると、なんとここには食堂やお風呂があることが判明。メンバーで話した結果、持参したラーメンは中止し食堂でカレーを食べることにした。ただ、お風呂に関しては、明日の焼岳まで気持ちが切れてしまう可能性があるということでやめておいた。
7月27日(月)
最終日、焼岳に向けてのオプションツアーであったため参加は自由だったが、全員調子が良いということで皆で出発した。焼岳登山口まで40分ほど歩道を歩き、登り始めた。途中で同じ焼岳にむかうオーストラリア人?にあったが、ビーサンで登っており、驚く(最終的にこの方は山頂までビーサンで登り、下山していた…さすが!)。焼岳小屋まではひたすら樹林帯を登り、途中ほぼ垂直の10mくらいの梯子があったが、それ以外は危険な場所もなく焼岳小屋に着いた。この日はサブザックで身が軽く、とにかく楽。焼岳小屋でバッチをゲットし、北峰にむけ出発。崩れやすいガレ場や噴火で崩れた谷をトラバースして登っていった。所々に噴気口があり、硫黄が析出して黄色くなったいた。
北峰は溶岩ドームが固まった部分のようで、亀裂の入った白い巨岩から噴気が噴き出していた。山頂に着くと、火口湖や底の見えない火口、そして噴気が上がるシューという音が聞こえ、活火山ということを実感した。焼岳を登り始めてすぐに山頂がガスってしまい展望は期待できないと思っていたが、山頂に着くとガスが途切れ途切れになっており、新穂高や大正池、乗鞍などをみることができた。
最後のピークからの眺めを堪能し、下山を開始した。ルート上のガレ場は常に崩れており、落石させてしまう危険があったため、慎重に下った。樹林帯に入ると、熊にあったという方とすれ違い、少し緊張しながら下りた。登山口に着き、温泉とご飯のことで頭がいっぱいになりながら、テント場まで歩いて行き、ようやく4日間の行程が終了した。
最後は、テント場から30分歩いてトンテキでお腹を満たし、上高地温泉で汗を流した。
みなさん、4日間お疲れ様でした。
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