大日岳〜立山縦走
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 48:44
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,872m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
- 山行
- 2:43
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 3:10
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:44
天候 | 3日:晴のち曇、4日:晴、5日:曇一時晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り)室堂⇒黒部湖⇒扇沢(ケーブル等)⇒信濃大町(バス)⇒<JR大糸線/中央線> |
コース状況/ 危険箇所等 |
大日岳登山口から大日平間は標高差670mの急な登りで、足場が悪いところがある。 大日平は木道中心、その先大日小屋までは標高差700mの急な岩ゴロの登り。 大日岳からの稜線は七福園など比較的ゆるやかな尾根道。 室堂乗越から別山乗越間は標高差400m弱のガレ場の登りで長く感じる。 別山乗越からの立山縦走路はガレ場のアップダウンが続くが、特に危険を感じる所はない。 雄山から先は登山者が急増し、登り下りのすれ違いに気を遣う。 一ノ越からの下りはコンクリートで固められた石畳、途中数カ所で雪渓渡りとなるが問題になることはない。 |
その他周辺情報 | アフターの温泉は、みくりが池温泉と大町温泉郷にある。前者は室堂ターミナル近くで便利だが脱衣場が狭くザックの整理に困り、後者は扇沢から大町行バスの途中下車利用となる。 |
写真
感想
朝一番の北陸新幹線を使うと富山地鉄の立山駅に9時半過ぎには着く。便利になったものだ。
大日岳から立山縦走は観光客に混じって称名の滝見物からスタートさせた。日本一を誇るだけあった落差350mは豪快で水量が半端ではない。
大日平への登山道は樹林帯の中の急な道でどんどん高度は稼げるが、やたらと暑い、汗が際限なく噴き出す感じだ。
大日平に上がると、一転、木道になり、ゆるやかな高原散歩となる。
大日平小屋はサービスのよい、こじんまりとした小屋、お風呂に入れ、個室でゆっくり休めるのがありがたい。
夕立があったが、小屋裏の不動の滝を見物し、夕日や富山の夜景を楽しんで床に就いた。
二日目の朝、天気は上々。まず小屋付近でワタスゲを見てから大日岳に向かう。水場を過ぎると弥陀ヶ原から大日平にかけて次第に日が差すのを眺めながら登っていく。
稜線に達すると一気に眺望が広がる。大日小屋に荷を置き、大日岳に向かう。
大日岳からは富山側には遮るものがなく大展望が広がる。日本海は薄ぼんやりとしてはっきりとはしないが、白山も見え素晴らしい眺めだ。
そして反対側は劔から立山の山並みが広がっているのが嬉しい。
大日小屋から稜線歩きとなる。中大日岳を越えると、そこは七福園、高原漫歩を楽しめる。このあたりから急に高山植物が増え始め、様々に咲く花々を楽しみながら、そして劔や立山と薬師岳の立派な山容や下方の弥陀ヶ原や地獄谷などの展望を眺めながら歩ける。
奥大日岳は劔の展望台、また今歩いてきた大日岳からの山並みが鮮明だ。
奥大日岳からは一旦、室堂乗越に下ってから別山乗越に登っていく。稜線上部に御前小舎がはっきり見えるが、なかなか行きつかない感じの登りとなる。
別山乗越に着くと、そこは劔と立山の十字路、今までと違い大勢の登山者が行き交う喧噪の世界に変わる。
三日目、今日は晴れ間もあるが雲が多く、展望はもうひとつのようだ。
別山北峰から見る劔はまさに堂々としていて全く飽きない眺めだ。一方、後立山の山並みは白くかすんでいて展望はきかない。下の室堂平もガスにかすんでいる。
これから向かう立山の黒い岩稜とカールの白い雪がコントラストを見せて眩しい。
富士の折立から大汝山、そして雄山へと岩稜の山と所々の花を楽しみながら歩く。雄山頂上の峰本社でお祓いを受ける。雄山神社前では学校登山などの生徒で大混雑していて、一ノ越へは苦労して下りることになる。
このあと室堂平に下り、みくりが池温泉で山行を終わらせた。
前回の撤退から2週間、一転して今回は天気に恵まれ、展望と花の山旅を十二分に満喫できた3日間になった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する