ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7083704
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

烏帽子岳・三ツ岳・野口五郎岳・南真砂岳

2024年07月30日(火) ~ 2024年08月01日(木)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:21
距離
32.2km
登り
2,461m
下り
2,465m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:31
休憩
0:25
合計
3:56
5:52
3
スタート地点
5:55
5:56
15
6:11
6:17
33
6:50
7:01
92
8:33
8:40
68
2日目
山行
8:25
休憩
1:23
合計
9:48
4:55
14
5:09
5:12
5
5:26
5:53
8
6:01
6:06
8
6:14
12
6:26
6:43
5
6:48
6:49
68
7:57
8:02
85
9:27
9:29
13
9:42
9:43
27
10:10
4
10:14
10:19
57
11:16
11:30
74
12:44
12:47
116
3日目
山行
2:24
休憩
0:00
合計
2:24
6:36
49
7:25
22
7:47
18
8:47
ゴール地点
天候 2024年7月30日 雨後暴風雨 7月31日ガスガス後晴れ 8月1日晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
予定していた計画が三ツ岳で折り返すとなっていたためか、三ツ岳から先でヤマレコログが切れていました。野口五郎岳山頂で気が付き再度登山を開始しましたがその間ヤマレコアプリのログは切れてしまったので、別に取っていたガーミンのログを使っています。

行き
7/29
七倉山荘へ前泊(素泊まり)0261-22-4006
自宅11:19発→七倉山荘15:44着(249.1辧
帰り
8/1
七倉山荘10:07発→鶏そばてんほう堀金店11:08着(40.3辧
鶏そばてんほう堀金店11:28発→自宅14:26着(212.2辧

総走行距離:501.6
コース状況/
危険箇所等
▼ブナ立尾根
二度目ですが相変わらずの急登でした。展望はほとんど有りません。
裏銀座ルートスタート地点への河原の道が一昨年と少し違っていて、少し行きすぎてしまいました。川の氾濫のためその時々で変るのかも知れません。
▼烏帽子岳
烏帽子小屋からのルートは最後に短い鎖場が三箇所有りますが難易度は低く特に危険はありません。
▼三ツ岳
烏帽子小屋方向から狙いを定めて尾根を登りました。一人の小さな踏跡を見つけましたが、取り付きは判りづらいです。また山頂から向こう側の巻き道ルートへの復帰ルートは全くトレースがなく、偶々小屋で一緒だったIさんが下を通りかかってくれたお陰で正規ルートに復帰できました。
山頂付近は大きな岩が沢山有って道も全く踏まれていないので危険です。

▼三ツ岳から野口五郎岳
最初は花崗岩のザレた道を歩きますが、次第に岩稜帯を縫うようになります。
マーキングを見落とさなければ問題ありませんが、視界が悪いときにはルートロスに要注意です。野口五郎岳から竹村新道分岐までは特に問題がありません。上からは見えない竹村新道の文字を見落としがちなので注意です。

▼竹村新道分岐から南真砂岳
分岐から稜線に乗るために登り気味で斜面をトラバースしますが余り歩かれていなく狭いです。慎重に歩けば問題ありません。
例の崩落地点直前の警告ロープは、二年前と違ってハッキリと認識できるように改善されていました、とはいえ崩落地に進まないように注意して認識しておくべきです。
左に巻く迂回ルートも足場は良くなく慎重な歩きが必要です。崩落地の縁を歩く箇所もあります。

▼南真砂岳から晴嵐荘
途中の湯俣岳を乗り越えて進みますが、藪漕ぎに近いくらい笹やシャクナゲ、這松等が少し鬱陶しい道が続きます。
笹苅も晴嵐荘から少し上まではしてくれています。
槍ヶ岳が良く見える展望地からの最後の激下りは、足元要注意です。

▼ジップライン
二年前にあった晴嵐荘前の橋は流されてなく、ジップラインが設置されていました。
椅子に腰掛け自分でロープを手繰って川を渡る仕掛けです。
要領がパウチされて置いてありましたが、カラビナで椅子が動かないように確保してから乗らないと危ないです。最初確保せずに腰掛けようとしたら椅子が動いてしまい川に落ちそうになりました。
ザックを背負ったままカラビナで自分のザックの何処かと確保しながらロープを手繰って渡りました。
南アルプス聖岳の沢の徒渉小地点にあるカーゴと比べると、スイスイ進みます。
ポイントは乗るときに椅子が動かないようにしてからにすることです。乗れてしまえば簡単に渡れます。

▼長い林道歩き
高瀬ダムから湯俣岳登山口までは車も通れる安心な道、そこまでの晴嵐荘からの道は何箇所か川を高巻きするように続きます。一応登山道です。笹の背が高く朝方なので笹藪の朝露で手や足が濡れます。
長い林道歩きですが、以前感じたほど辛くはありませんでした。体調の違いかなと思います。
その他周辺情報 ▼前夜泊&日帰り温泉
七倉山荘 素泊まり相部屋 @9900+@150(入湯税)
前夜泊で利用した七倉山荘の日帰り温泉を利用しました。@680
https://webmarunaka.com/nanakura/
朝早く9時過ぎでしたが利用できました。朝6時頃から利用できるようです。

▼烏帽子小屋
一泊二食で@13,000 夕食はレトルトカレーのみ、朝食はおにぎり二個の弁当です。
カレーは思ったより美味しかったです。
http://www.dia.janis.or.jp/~eboshi/reserve.html
ビールは350㎖で700円 手拭い@1200 @1000のもあります。
宿泊者全員に小屋開設100周年記念のシールをくれます。

▼晴嵐荘
一泊二食で14,000円 噴湯丘カレーですがその他の食材も含めて非常に美味しいです。ウイスキーが皆@800 ボウモアを一杯いただきました。
ビールは小@800ロング缶@1000です。
朝食も美味しかったです。
http://www.seiransou.com/
噴湯丘は川の氾濫の影響で遠くから眺めることしかできないと言うことなので、行きませんでした。
温泉は温めのお湯に入れますが、シャンプーやリンスはありません。タオルも持参する必要があります。

▼下山後の昼食
お気に入りの「そば茶屋堀金店」が11:00オープンなので行ってみたら何と休業でした。
安曇野ICへ向かいながら、急遽見つけた「鶏そばてんほう堀金店」で鶏そば@890と、いためし@350を食べてきました。
何れも美味しかったです。
https://tenhoo.jp/stores/堀金店/
タクシーを乗り継いで高瀬ダムの堰堤に着きました。
途中崩落した斜面が未対応のためその区間は歩かされます。
既に確りとした雨の天気です。
2024年07月30日 05:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/30 5:39
タクシーを乗り継いで高瀬ダムの堰堤に着きました。
途中崩落した斜面が未対応のためその区間は歩かされます。
既に確りとした雨の天気です。
一寸まごつきましたがブナ立尾根の取り付きに着きました。レインウェアを脱ぎたかったのですが、脱げないくらいの本降りです。スパッツのみ脱ぎました。
2024年07月30日 06:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/30 6:05
一寸まごつきましたがブナ立尾根の取り付きに着きました。レインウェアを脱ぎたかったのですが、脱げないくらいの本降りです。スパッツのみ脱ぎました。
最初は中々身体が動かず、喘登してやっとごんだ落しに着きました。ここで座って小休憩を取りました。
2024年07月30日 06:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/30 6:56
最初は中々身体が動かず、喘登してやっとごんだ落しに着きました。ここで座って小休憩を取りました。
やっと7に着きました。少し身体が慣れてきましたが、まだ息が直ぐに上がります。
2024年07月30日 07:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/30 7:25
やっと7に着きました。少し身体が慣れてきましたが、まだ息が直ぐに上がります。
5に到着
2024年07月30日 08:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/30 8:18
5に到着
三角点が4です。ここでも木段に座って小休憩を取りました。
2024年07月30日 08:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/30 8:39
三角点が4です。ここでも木段に座って小休憩を取りました。
前回見逃した2を見つけることが出来ました。
2024年07月30日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/30 9:18
前回見逃した2を見つけることが出来ました。
1に到着、小屋は0なのでまだ少し登ります。前回は1がゴールだと思っていてガッカリしたことを思い出しました。
2024年07月30日 09:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/30 9:34
1に到着、小屋は0なのでまだ少し登ります。前回は1がゴールだと思っていてガッカリしたことを思い出しました。
烏帽子小屋に着きました。やはり稜線は風雨が強く、直ぐに小屋に入りました。今日烏帽子岳に向うのは無理そうです。
レインウェアやザックカバーを干したり、着替えたりするのを優先させてくれて、一息してから受付をしました。優しい心遣いの小屋でした。
2024年07月30日 09:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/30 9:49
烏帽子小屋に着きました。やはり稜線は風雨が強く、直ぐに小屋に入りました。今日烏帽子岳に向うのは無理そうです。
レインウェアやザックカバーを干したり、着替えたりするのを優先させてくれて、一息してから受付をしました。優しい心遣いの小屋でした。
ここから二日目のスタートです。ガスガスでしたが烏帽子岳に向うことにしました。今日は急遽竹村新道まで行く羽目になっています。ここは二番目にあるトラバースする鎖場です。トレッキングポールは下の鎖場手前にデポしました。
2024年07月31日 05:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 5:34
ここから二日目のスタートです。ガスガスでしたが烏帽子岳に向うことにしました。今日は急遽竹村新道まで行く羽目になっています。ここは二番目にあるトラバースする鎖場です。トレッキングポールは下の鎖場手前にデポしました。
居合わせた女性二人組が撮ってくれました。もつ煮込みと言いなさいと教えられ、もつ煮込み~と言っています。そういう写真なので珍しく笑っている登頂写真が撮れました。
2024年07月31日 05:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
14
7/31 5:38
居合わせた女性二人組が撮ってくれました。もつ煮込みと言いなさいと教えられ、もつ煮込み~と言っています。そういう写真なので珍しく笑っている登頂写真が撮れました。
最後の鎖場で最高点へ向います。
2024年07月31日 05:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 5:39
最後の鎖場で最高点へ向います。
二つの岩の間から撮った写真 右
2024年07月31日 05:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/31 5:43
二つの岩の間から撮った写真 右
二つの岩の間から撮った写真 左
後程出会ったときに聞いたのですがIさんは此処を登ったそうです。私は登りませんでした。
2024年07月31日 05:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 5:43
二つの岩の間から撮った写真 左
後程出会ったときに聞いたのですがIさんは此処を登ったそうです。私は登りませんでした。
最後の鎖場の途中でもポーズ、女性ふたり組が撮ってくれました。
2024年07月31日 05:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
7/31 5:44
最後の鎖場の途中でもポーズ、女性ふたり組が撮ってくれました。
一瞬ガスが霽れ、前烏帽子が見えました。
2024年07月31日 06:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 6:01
一瞬ガスが霽れ、前烏帽子が見えました。
烏帽子岳と南沢岳との分岐点に戻りました。
2024年07月31日 06:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 6:03
烏帽子岳と南沢岳との分岐点に戻りました。
やはり一瞬ガスが取れ、唐沢岳と餓鬼岳が見えました。雲海も・・・。
2024年07月31日 06:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 6:04
やはり一瞬ガスが取れ、唐沢岳と餓鬼岳が見えました。雲海も・・・。
烏帽子小屋に戻って、トイレやおにぎりを一つ食べたりして再出発です。テント場の中を通り結構登って、三ツ岳山頂に着きました。小屋番の方から取り付き点などわからないようにしてもらいたいと頼まれたので取り付き点の写真はありません。
山頂の三角点です。
2024年07月31日 07:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 7:56
烏帽子小屋に戻って、トイレやおにぎりを一つ食べたりして再出発です。テント場の中を通り結構登って、三ツ岳山頂に着きました。小屋番の方から取り付き点などわからないようにしてもらいたいと頼まれたので取り付き点の写真はありません。
山頂の三角点です。
一番高い岩の辺りも探したのですが、山頂標識を見つけられませんでした。三ツ岳山頂です。向こう側は大きな岩場で危険でした。
2024年07月31日 07:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 7:56
一番高い岩の辺りも探したのですが、山頂標識を見つけられませんでした。三ツ岳山頂です。向こう側は大きな岩場で危険でした。
これが山頂標識代わりのケルンかなぁ。
2024年07月31日 07:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 7:58
これが山頂標識代わりのケルンかなぁ。
三ツ岳から下ってきました。全く道や踏跡はありません。
2024年07月31日 08:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 8:17
三ツ岳から下ってきました。全く道や踏跡はありません。
巻道の一般道に合流し、Iさんと一緒に野口五郎小屋まで歩きました。楽しい山歩きの時間帯でした。
2024年07月31日 08:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 8:17
巻道の一般道に合流し、Iさんと一緒に野口五郎小屋まで歩きました。楽しい山歩きの時間帯でした。
野口五郎岳が見えてきました。
2024年07月31日 08:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
7
7/31 8:33
野口五郎岳が見えてきました。
一番高そうに見える手前のモッコリではなくその奥のカールの上が山頂のはずです。
2024年07月31日 08:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 8:35
一番高そうに見える手前のモッコリではなくその奥のカールの上が山頂のはずです。
歩いてきた道を振り返って撮りました。この頃から天候は回復傾向となりました。右端が三ツ岳東峰かな、西峰かな。
2024年07月31日 08:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 8:36
歩いてきた道を振り返って撮りました。この頃から天候は回復傾向となりました。右端が三ツ岳東峰かな、西峰かな。
野口五郎小屋には寄らずに進みました。Iさんとはここでお別れとなりました。
2024年07月31日 09:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 9:30
野口五郎小屋には寄らずに進みました。Iさんとはここでお別れとなりました。
野口五郎岳山頂手前の岩場ですが、縫うように上れます。
2024年07月31日 09:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 9:38
野口五郎岳山頂手前の岩場ですが、縫うように上れます。
野口五郎岳山頂に到着、予定していなかった山です。
2024年07月31日 09:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
7
7/31 9:42
野口五郎岳山頂に到着、予定していなかった山です。
先を下って見返りして見上げた野口五郎岳です。
2024年07月31日 09:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 9:52
先を下って見返りして見上げた野口五郎岳です。
正面にはワリモ岳と鷲羽岳が見えるようになってきました。雪渓もまだ少し残っています。気持の良い景色ですが、西風が強いのです。
2024年07月31日 10:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9
7/31 10:13
正面にはワリモ岳と鷲羽岳が見えるようになってきました。雪渓もまだ少し残っています。気持の良い景色ですが、西風が強いのです。
赤牛岳への稜線、時折赤牛は見えていましたが、水晶はずっと雲の中でした。
2024年07月31日 10:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 10:13
赤牛岳への稜線、時折赤牛は見えていましたが、水晶はずっと雲の中でした。
竹村新道の分岐点に着きました。湯俣方向へトラバースします。ここでも小休止としました。
2024年07月31日 10:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/31 10:14
竹村新道の分岐点に着きました。湯俣方向へトラバースします。ここでも小休止としました。
一昨年私が間違って進んだ箇所に来ました。正面には南真砂岳です。
2024年07月31日 10:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 10:29
一昨年私が間違って進んだ箇所に来ました。正面には南真砂岳です。
以前とは全く違って確りと緑ロープが張られていて、なおかつ岩で進まないように堰き止めてあります。それも二重に。これなら誤進入は防げて大丈夫でしょう。以前の私のレコにも同じ箇所の写真が載せてありますが格段の違いです。私の滑落の後にも滑落事故があり救助されたとのことを聞きました。
2024年07月31日 10:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
7/31 10:29
以前とは全く違って確りと緑ロープが張られていて、なおかつ岩で進まないように堰き止めてあります。それも二重に。これなら誤進入は防げて大丈夫でしょう。以前の私のレコにも同じ箇所の写真が載せてありますが格段の違いです。私の滑落の後にも滑落事故があり救助されたとのことを聞きました。
左をトラバースしながら崩落地を眺めます。あの斜面を落ちたのでした。
2024年07月31日 10:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
7/31 10:30
左をトラバースしながら崩落地を眺めます。あの斜面を落ちたのでした。
更にその先にも誤進入防止のためのロープと倒木が確りと設置されていました。
2024年07月31日 10:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 10:30
更にその先にも誤進入防止のためのロープと倒木が確りと設置されていました。
左手のハイマツ帯に回り込みますが、ピンテも有った方が良いような気がします。
2024年07月31日 10:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 10:30
左手のハイマツ帯に回り込みますが、ピンテも有った方が良いような気がします。
迂回路もガレたトラバースがあったり
2024年07月31日 10:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 10:33
迂回路もガレたトラバースがあったり
ザレザレの道を降りたりして一寸危険です。
2024年07月31日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 10:35
ザレザレの道を降りたりして一寸危険です。
一昨年滑落したときにはこの上から登山道に復帰したような記憶があります。尻セードで降りてきました。
2024年07月31日 10:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 10:36
一昨年滑落したときにはこの上から登山道に復帰したような記憶があります。尻セードで降りてきました。
正規の登山道もガレていて要注意な道です。あの辺りで折れたトレッキングポールを修復しようとしたことを思い出しました。
2024年07月31日 10:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 10:36
正規の登山道もガレていて要注意な道です。あの辺りで折れたトレッキングポールを修復しようとしたことを思い出しました。
崩落地を見上げます。登るときには絶対に迷い込みませんが下りではあの上に立ってしまうのです。
2024年07月31日 10:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 10:41
崩落地を見上げます。登るときには絶対に迷い込みませんが下りではあの上に立ってしまうのです。
もう少し下ってから崩落地を振り返ります。
2024年07月31日 10:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 10:46
もう少し下ってから崩落地を振り返ります。
南真砂岳はもう少し下って登り返しです。
2024年07月31日 10:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 10:50
南真砂岳はもう少し下って登り返しです。
南真砂岳山頂に到着、ここで小屋で貰ったおにぎりの残りを食べました。
2024年07月31日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 11:15
南真砂岳山頂に到着、ここで小屋で貰ったおにぎりの残りを食べました。
真砂岳と野口五郎岳が見えています。
2024年07月31日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 11:15
真砂岳と野口五郎岳が見えています。
鷲羽岳の稜線は一寸雲の中
2024年07月31日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 11:15
鷲羽岳の稜線は一寸雲の中
湯俣から登ってこられた方に出会いました。お互いに写真を取り合いました。背景は槍ヶ岳から大天井岳への表銀座の稜線です。
2024年07月31日 11:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
9
7/31 11:26
湯俣から登ってこられた方に出会いました。お互いに写真を取り合いました。背景は槍ヶ岳から大天井岳への表銀座の稜線です。
手前の硫黄岳が恐ろしい姿を見せています。
2024年07月31日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 11:36
手前の硫黄岳が恐ろしい姿を見せています。
燕岳から大天井岳への表銀座の稜線
2024年07月31日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 11:36
燕岳から大天井岳への表銀座の稜線
野口五郎岳
2024年07月31日 12:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 12:00
野口五郎岳
ここも喘登してやっと着いた湯俣岳の三角点です。ここでも座って小休憩としました。
2024年07月31日 12:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 12:43
ここも喘登してやっと着いた湯俣岳の三角点です。ここでも座って小休憩としました。
樹林帯の向こうに見えているのは北鎌尾根の槍ヶ岳かな。
2024年07月31日 12:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/31 12:44
樹林帯の向こうに見えているのは北鎌尾根の槍ヶ岳かな。
登山道の直ぐ横に湯俣岳の標識がありました。晴嵐荘まであと2時間ちょいです。3時位には着きそうです。頑張ろう。
2024年07月31日 12:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/31 12:47
登山道の直ぐ横に湯俣岳の標識がありました。晴嵐荘まであと2時間ちょいです。3時位には着きそうです。頑張ろう。
ずっと下って表銀座の稜線が見えるところまで来ました。見えているのは燕岳か。
2024年07月31日 14:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 14:09
ずっと下って表銀座の稜線が見えるところまで来ました。見えているのは燕岳か。
大天井岳でしょうか。
2024年07月31日 14:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/31 14:12
大天井岳でしょうか。
槍ヶ岳が良く見える展望台に降りてきました。展望は良いのですが高度感も半端なく、一寸怖い場所です。
2024年07月31日 14:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 14:20
槍ヶ岳が良く見える展望台に降りてきました。展望は良いのですが高度感も半端なく、一寸怖い場所です。
下を見下ろすと水俣川
2024年07月31日 14:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
7/31 14:20
下を見下ろすと水俣川
水俣川と槍ヶ岳、手前は赤岳でしょうか。
2024年07月31日 14:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 14:20
水俣川と槍ヶ岳、手前は赤岳でしょうか。
標識の文字は擦れて消えていました。
2024年07月31日 14:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/31 14:21
標識の文字は擦れて消えていました。
ダムの施設が見えてきました。此処から激下りが始まります。
2024年07月31日 14:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 14:27
ダムの施設が見えてきました。此処から激下りが始まります。
ずっと下って施設がハッキリ見えてきました。あと少しのはずです。
2024年07月31日 14:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/31 14:39
ずっと下って施設がハッキリ見えてきました。あと少しのはずです。
おつかれさまでした。晴嵐荘に到着です。
You Did it!!
2024年07月31日 14:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 14:42
おつかれさまでした。晴嵐荘に到着です。
You Did it!!
晴嵐荘に着きました。手前のベンチで一休みしてからチェックインしました。
2024年07月31日 14:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
7/31 14:43
晴嵐荘に着きました。手前のベンチで一休みしてからチェックインしました。
晴嵐荘の夕食です。今日もカレーですが、とても美味しいスパイシーカレーでした。ポテトサラダがもっと食べたいくらいGoodでした。
2024年07月31日 18:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
11
7/31 18:02
晴嵐荘の夕食です。今日もカレーですが、とても美味しいスパイシーカレーでした。ポテトサラダがもっと食べたいくらいGoodでした。
晴嵐荘の朝食メニュー
2024年08月01日 05:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 5:52
晴嵐荘の朝食メニュー
これがその朝食、ここから8月1日です。筍の入った味噌汁が旨かった。
2024年08月01日 06:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/1 6:00
これがその朝食、ここから8月1日です。筍の入った味噌汁が旨かった。
晴嵐荘に別れを告げて高瀬ダムへ向います。
2024年08月01日 06:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/1 6:24
晴嵐荘に別れを告げて高瀬ダムへ向います。
難関はこの川の渡りです。
2024年08月01日 06:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/1 6:24
難関はこの川の渡りです。
ジップライン乗り方ガイド これを見ながら渡ります。最初はカラビナをしないで座ろうとしたら搬器が動くので落ちそうになりました。カラビナで搬器を固定することがポイントでした。
2024年08月01日 06:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/1 6:25
ジップライン乗り方ガイド これを見ながら渡ります。最初はカラビナをしないで座ろうとしたら搬器が動くので落ちそうになりました。カラビナで搬器を固定することがポイントでした。
ァ△舛磴鵑箸靴燭な。良く覚えていないので不安です。もししていなかったらゴメンナサイ。
2024年08月01日 06:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 6:25
ァ△舛磴鵑箸靴燭な。良く覚えていないので不安です。もししていなかったらゴメンナサイ。
左側の搬器に乗りました。
2024年08月01日 06:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/1 6:29
左側の搬器に乗りました。
渡りきったところの写真です。右の搬器にカラビナが固定されていないから大丈夫かな。
2024年08月01日 06:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/1 6:32
渡りきったところの写真です。右の搬器にカラビナが固定されていないから大丈夫かな。
今日一の難関を終えて後は林道歩きだけです。この辺りの高瀬川の流れは速くて水量も豊富でした。
2024年08月01日 06:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/1 6:49
今日一の難関を終えて後は林道歩きだけです。この辺りの高瀬川の流れは速くて水量も豊富でした。
最初のトンネルが出て来ました。
2024年08月01日 07:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/1 7:18
最初のトンネルが出て来ました。
次のトンネルは中で撮りました。足元が見えませんがヘッデンは使いませんでした。
2024年08月01日 08:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 8:07
次のトンネルは中で撮りました。足元が見えませんがヘッデンは使いませんでした。
対岸は裏銀座の稜線が見えているのかな。
2024年08月01日 08:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/1 8:18
対岸は裏銀座の稜線が見えているのかな。
わもり沢隧道、右側歩行をしてくださいとあります。
2024年08月01日 08:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/1 8:27
わもり沢隧道、右側歩行をしてくださいとあります。
最後のトンネルが一番長いトンネルです。あの向こうに着けば高瀬ダムの堰堤のはずです。
2024年08月01日 08:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/1 8:32
最後のトンネルが一番長いトンネルです。あの向こうに着けば高瀬ダムの堰堤のはずです。
トンネルを出ました。ブナ立尾根取り付きへ向うトンネルが見えています。シャッターで塞がれていません。つい一時間ほど前に開放されたとのことをタクシーの運転手から聞きました。
2024年08月01日 08:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 8:44
トンネルを出ました。ブナ立尾根取り付きへ向うトンネルが見えています。シャッターで塞がれていません。つい一時間ほど前に開放されたとのことをタクシーの運転手から聞きました。
裏銀座の稜線でしょうか。今日は一昨日と全く違う快晴です。
2024年08月01日 08:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/1 8:51
裏銀座の稜線でしょうか。今日は一昨日と全く違う快晴です。
アルピコタクシーに電話をしてタクシーを呼んだのですが、第一交通のタクシーが一台待っていたので、アルピコタクシーをキャンセルして第一交通を利用して七倉へ下りました。途中歩いて登ってくる若者が何人もいました。
2024年08月01日 08:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/1 8:51
アルピコタクシーに電話をしてタクシーを呼んだのですが、第一交通のタクシーが一台待っていたので、アルピコタクシーをキャンセルして第一交通を利用して七倉へ下りました。途中歩いて登ってくる若者が何人もいました。
崩落地点はタクシーを乗り換えます。徒歩区間が20分くらい有りますが、崩落地点を通過する20メートルくらいはヘルメット着用が義務化されています。
2024年08月01日 09:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 9:15
崩落地点はタクシーを乗り換えます。徒歩区間が20分くらい有りますが、崩落地点を通過する20メートルくらいはヘルメット着用が義務化されています。
崩落地点は右の斜面です。まだ伐採許可が下りず工事に着手できていないそうです。ヘルメット箇所にいる方が教えてくれました。
2024年08月01日 09:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 9:15
崩落地点は右の斜面です。まだ伐採許可が下りず工事に着手できていないそうです。ヘルメット箇所にいる方が教えてくれました。
七倉山荘で汗を流し、サッパリしてから一路自宅へ戻ります。調度昼時になるのでそば茶屋に来ましたが、本日休業とのこと、ガッカリです。
2024年08月01日 11:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/1 11:04
七倉山荘で汗を流し、サッパリしてから一路自宅へ戻ります。調度昼時になるのでそば茶屋に来ましたが、本日休業とのこと、ガッカリです。
安曇野ICへ向かう途中にあった、みんなのテンホウで鶏そばといためしを食べました。どちらも美味しかったです。
このあと自宅へ向けて上信越道、中央自動車道に乗って帰りました。
2024年08月01日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 11:15
安曇野ICへ向かう途中にあった、みんなのテンホウで鶏そばといためしを食べました。どちらも美味しかったです。
このあと自宅へ向けて上信越道、中央自動車道に乗って帰りました。
烏帽子小屋で購入した縦型の手拭い @1200
2024年08月01日 16:21撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 16:21
烏帽子小屋で購入した縦型の手拭い @1200
烏帽子小屋で貰った開設100周年記念のシール
2024年08月01日 16:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 16:21
烏帽子小屋で貰った開設100周年記念のシール
烏帽子小屋で購入した烏帽子岳の山バッジ
一昨年購入した山バッジとデザインが変更されていました。
2024年08月01日 16:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/1 16:23
烏帽子小屋で購入した烏帽子岳の山バッジ
一昨年購入した山バッジとデザインが変更されていました。

装備

MYアイテム
24c
重量:-kg
個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 レイングローブ ポリゴン防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 ストック カメラ GPX(ガーミンeTrex30xJ) 薄荷スプレー 虫除けネット 手拭 着替え(Tシャツ 短パン タオル) テーピング 腸脛靱帯用サポーター スパッツ

感想

烏帽子岳と三ツ岳のピークハントを計画して実行しました。
三ツ岳は一昨年山頂を巻いてしまっている日本百高山の一座なのでピークを踏みに行きました。
一昨年は烏帽子岳には寄らなかったので、今回はピークを踏みに行きました。

〇烏帽子岳(えぼしだけ)標高 2628m
日本二百名山 信州百名山 富山の百山 甲信越百名山 日本の山岳標高1003山 長野県の山(分県登山ガイド) 日本2500m峰 富山県の山(分県登山ガイド) 日本の山1000 長野県の名峰百選 北陸新幹線百名山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=141

〇三ツ岳(みつだけ)標高2844.59m
日本百高山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1169

〇野口五郎岳(のぐちごろうだけ)標高2924.32m
日本三百名山 日本百高山 信州百名山 富山の百山 甲信越百名山 日本の山岳標高1003山 長野県の山(分県登山ガイド) 日本2500m峰 富山県の山(分県登山ガイド) 日本の山1000 長野県の名峰百選 温泉百名山 北陸新幹線百名山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=249

〇南真砂岳(みなみまさごだけ)標高 2713m
日本百高山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=9121


▼暴風雨
7月30日は七倉出発、高瀬ダムから本降りになり、レインウェア上下を着込んで雨の中のブナ立尾根の急登を登りました。
登り始めて暫くすると、右下にガラガラと雷のような大きな音が三回聞こえました。
稜線にあがり、烏帽子小屋に入った後、午前10時頃からは暴風雨に天候が悪化し、予定していた烏帽子岳登頂は翌日に持ち越さざるを得ませんでした。
小屋でお湯を湧かして、ゆっくりと昼食、そして持参した焼酎のお湯わりを飲んだり、居合わせた山口のIさんなどと楽しい雑談をして過ごしました。
しかし午後になると大変な事態が勃発して大騒ぎになりました。

▼三ツ岳ピークへの登頂はまさかの自粛要請
7月30日、烏帽子小屋で暴風雨を避けて小屋の中で雑談していたら、三ツ岳へは正式には道がないので、堂々とは登らないでくださいと小屋のスタッフからまさかの自粛要請がありました。山頂ピークを踏むために遭難した事例があるそうです。どうしても山頂に行かれるのならば踏跡を残さないようにコソッと行ってくださいと言われました。
確かに山頂付近は一寸危ない岩稜帯でした。
山頂標識を見つけられませんでしたが、アプリで確かに三角点を踏んでいることを確認しました。三角点標識はありましたから。

▼まさかのロングルートへの予定変更
烏帽子岳と三ツ岳のピークを踏んだらブナ立尾根をピストンで下るのが当初の予定でした。
ところが濁沢が土石流で氾濫して丸太橋が流されてしまったという情報が入ってきました。
危険なので明日(7月31日)はブナ立尾根を下って高瀬ダムへ行くことは出来ません、やめてくださいと小屋の方から言われました。
数メートルなので濡れても構わないのでブナ立尾根を降りて徒渉しますと言ったら、濁流に流されて遭難した事例があるので、絶対に明日はブナ立尾根を下るのはやめてください、他のルートへの計画変更をお願いしますと厳しく言われました。
他のルートと言っても高瀬ダムに戻り七倉に戻らないと車が置いてあるので、方法がないですよと主張したら、竹村新道を下ってください、この小屋は携帯電話が通じませんので何なら衛星電話をお貸ししますので、竹村新道を降りて晴嵐荘を予約してくださいと小屋番の方に指導されました。
竹村新道は、2年前に南真砂岳手前の崩落地で滑落し九死に一生を得た道です。苦い思い出しかないのでそれ以外の方法を相談しましたが、竹村新道ですの一点張りで、仕方なく晴嵐荘を予約しました。
前回滑落した場所は、確りと進入禁止の緑ロープや石が積まれていて明らかに左に迂回ルートを取ることが明瞭になっていましたので、今回は問題なく崩落地を迂回できました。迂回ルートでも少しザレガレ場があってリスキーでした。
前回よりも長いルートを歩いてきての竹村新道へのアタックでしたので、南真砂岳や湯俣岳への登り返しが辛かったです。そして前回と同じように湯俣への最後の激下りがリスキーで、ポカリスウェットをいつの間にか落としていました。

翌日(8月1日)晴嵐荘から長い林道を歩いて高瀬ダムに着いたところ、何と橋の復旧はいつになるかわからないという話だったにも拘わらず、今日の朝7:30にトンネルは開いていて、橋も架け直されたという話をタクシーの運転手から聞きました。
烏帽子岳と三ツ岳を登って烏帽子小屋に戻って停滞した方が楽だったことが判明して、またまたガックリしました。
良く思えば南真砂岳を一人で無事に歩き直せと山の神様が導いたのかも知れません。
前回と違って湯俣に一泊して休養し、足裏を痛めてなかったので林道歩きは前回ほど辛くありませんでした。

▼七倉山荘相部屋三人の楽しいひととき
一ヶ月も前から北海道から山行を繰返しながら南下してきている山口県のIさんとイギリス人(イングランド:オックスフォード出身)TOMさんと拙い英語でしたやりとりがとても楽しかったです。
Iさんは烏帽子小屋もご一緒、その後水晶小屋に行き水晶岳や鷲羽岳に登り伊藤新道で湯俣へ下るとのこと、一ヶ月以上山歩きを繰返されていることに驚きました。
トムさんは細身のマッチョで、船窪岳経由のハードでデインジャラスなルートで烏帽子小屋での休憩の時に再会、その後野口五郎小屋まで行き、翌日は水晶岳、鷲羽岳、双六岳経由槍ヶ岳山荘まで行き、最終的には上高地に降りるようですが、もの凄い健脚です。富士山のトレランレースに南蛮連合というチームで出場されるようです。
頑張ってください。

山抜けによる登山道通行止め、想定以上の暴風雨といったトラブルもありましたが、何とか無事に下山することが出来ました。
小屋などで出会った方々との楽しい会話は良い思い出になりました。
三ツ岳山頂リベンジ、そして無事に竹村新道を下るという追加ミッションも達成でき、充実した登山となりました。やはり体力の低下が少し心配の種として残りましたが・・・。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:338人

コメント

烏帽子岳、三ツ岳、野口五郎岳、南真砂岳登山、お疲れ様でした。
三ツ岳山頂のリベンジを果たされておめでとうございます。
なかなかのロングルートを以前のように力強い歩きをされたようにお見受けいたしました。体力の低下が心配の種と言われてますが、そんなことがないような感じでした。そもそも体力のない人がこんな上級コースを歩く選択はしないと思います。トラブルも登山の面白みのうちです。大きなケガとかしなければ登山は成功したと言えるでしょう。
若輩者が勝手なことを申しましたが、充実されたレコを楽しく拝見させていただき、ありがとうございました。
2024/8/2 7:21
いいねいいね
1
amsy10tさん、コメントを有り難うございました。
ブナ立尾根の急登を登るのに掛かった時間を2年前のレコと比べてみたら10分ほど余計に掛かっていましたが、今回は風雨の中の登山なので思ったより遅くなってはいませんでした。
しかし、荒沢岳での熱中症罹患から、特に登山開始序盤に身体が思うように動かずに辛く感じるようになっています。内蔵の後遺症がまだ完全に回復していないような気がしています。
2時間くらい我慢して登る続けると身体が軽くなりますが、そこまでに掛かる時間が長くなってしまいました。
今後の山行計画も練り直そうかなと思案中、考えています。
有り難うございました。
2024/8/2 7:34
いいねいいね
2
24cさん、こんばんは。
予期せぬトラブルで、あの竹村新道を再訪されたのですね。
南真砂岳の手前はさらなる誤進入防止が図られたようで、天気も回復し、無事にリベンジを果たされ良かったです。
また、前半は風雨の中での我慢の登山を強いられたようですが、こちらも無事に、烏帽子岳と三ッ岳山頂を制覇され、おめでとうございます。
三ッ岳山頂へのルートは自粛要請だったんですね。烏帽子小屋のスタッフの要請で、レコに写真がないのは残念ですが、踏み跡薄い岩稜帯とのことで、行くとすればそれなりの覚悟が必要のようです。
とにかく、ハードなルート、お疲れさまでした。
2024/8/5 22:52
いいねいいね
1
jasper00さん、コメントをありがとうございます。烏帽子小屋で暴風雨を避けまったりしながら他の方と三ツ岳に登り直しに来た云々と雑談していたら、遭難者が出たので出来たら行かないでもらいたい、どうしても行くのなら踏み跡残さずこっそりと行ってくださいと言われました。烏帽子小屋からは取り付く尾根は何となく分かりましたが山頂から巻道への復帰ルートは全くわかりませんでした。みんなの足跡を見ながら下るしかありません。行かれる時は気を付けて行かれて下さい。
竹村新道は二度も下るとは思いませんでした。二年前に今の状態なら誤進入は絶対していないと思いました。
2024/8/5 23:10
いいねいいね
1
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら