黒岳 トムラウシ 十勝岳 縦走


- GPS
- 29:03
- 距離
- 58.6km
- 登り
- 3,797m
- 下り
- 4,501m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:25
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:28
- 山行
- 10:22
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 11:52
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:16
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2日目にトムラウシに行く途中ログが2箇所飛んでいます。正確な距離と標高差は、60.6km 登り4432m下り4496m です。
黒岳に登るまでの道はお花がきれいですが、急坂です。黒岳の石室小屋ではガスや食料も販売しています。
白雲岳の分岐から山頂は岩場もあります。分岐に荷物を置いていくとキツネやクマがいたずらするので、荷物を置いていかないようにとの警告があります。白雲避難小屋からの景色は最高で、小屋の周りにシマリスがいついています。
高根ケ原、忠別岳、五色岳あたりは、平らで景色が良く気持ちよく歩けます。雨が降っていなくても、草でズボンが濡れることが多いので、雨具を着て歩くことをお勧めします。後半から木道が始まります。
化雲岳はややルートから外れていますが、回っていっても10分変わるかという程度。すぐに合流するので、山頂を踏むことをお勧めします。この辺りも木道があります。
トムラウシに登る手前30分の岩場地帯はテープとケルンが少なく分かりにくい。ガスの時は更に注意が必要と思います。結構傾斜もあるので、山頂を見ながら頑張りどころです。北沼は大きく、いざというときは頼りになる水場です。登りに入る前に休憩することをお勧めします。山頂を通らないルートに行かないように。山頂からキャンプ地は下りです。
三川台まではなだらかで景色の良い道です。地図には水場の印がありますが、水場はありませんでした。やや急な下りの下にほんの小さな池らしきものがありましたが、藪と急な下りだと思います。
ツリガネ山の肩周辺は藪が多いです。景色はよいので、一休みしたほうが良いです。
双子池キャンプ場までが激藪と沼地で、熊対策の笛吹と藪漕ぎで疲れませいた。沼地は深くて20センチ。避けて通ることも藪のため困難で、数か所沼地を走り抜けました。双子池では、ビショビショになった靴と靴下を洗ってしばらく干していました。次の美瑛富士小屋は水がないので、ここで満水にしました。このあとオプタテシケまでの上りがかなり急です。地図により2時間半から3時間15分程度のコースタイムの差があります。長い行程で疲労もあり、水も背負っていますので、かなり大変です。
オプタテシケ手前は、道が細く急な個所もあるので、転落に注意が必要です。オプタテシケを超えれば、十勝岳方面は道が良くなります。
ベベツ岳に向かって2回くらいアップダウンを繰り返します。また登るのかと思うことが何度かありました。歩きやすい道です。
以下は、宿泊地と水場の情報です。
南沼キャンプ場水場:南沼の水深は10cm程度、7m位の大きさ。トイレ近くに細い水流あり。キャンプ場は割と広く一か所に集中していないので、他人のいびきも気になりません。
双子池キャンプ場:キャンプ場に安定した水流あり。双子池キャンプ場は、狭く下地は土で水捌けが悪そう。
美瑛富士避難小屋:水場なし。緊急避難的に小屋前の小さな水溜りの水を浄水、煮沸して利用するのはありかも。雨水だと思います。避難小屋分岐後すぐに別の水溜りもありました。1階建てで使った後は、自分で箒で掃き掃除をして帰りました。
白雲岳避難小屋:安定した水量の水場があり、標識もあります。小屋には管理人がいて、ドライフードを販売していました。2階建ての小屋で、グループごとにアクリル板のような仕切りを利用してスペースを区切っています。宿泊は予約制ではありませんが、申請が必要で有料です。有料だけあり、きれいに掃除されています。濡れた衣類をかける場所もあり。キャンプ場は水場に近く、水はけのよい地面です。いびきのひどい人がいると寝られませんので、耳栓を持参するとよいです。
白雲避難小屋には20人以上の人が宿泊していましたが、十勝岳に向かうのは私たちだけのようでした。数名がトムラウシを超えてトムラウシ温泉に下山するとのこと。旭岳から白雲避難小屋に来た人は数名いました。
今回行ったルートの核心は、最終日の小屋に水場がないこと、南沼に水がない場合にどうするか、双子池手前に藪漕ぎと熊対策です。十分な経験と水を背負って歩く体力が必要です。また雨やガスの中を歩くことも想定して、条件の悪い時でもコースタイム内で歩けるようにする事前訓練が必要です。
十勝岳方面からオプタテシケやトムラウシに向かう人は数名いました。
美瑛富士山頂に行きたかったのですが、同行者の都合で今回はピークに行きませんでした。分岐に荷物を置いていけば片道600mですので、ぜひ山頂に行った方が良いと思います。
利用した交通機関は、以下の通りです。
入山:旭川駅から特急で上川駅に行きました。上川駅からバスの予定でしたが、待ち時間短縮のためタクシーを利用。当日朝に旭川駅から層雲峡タクシーに電話して、予約しました。上川駅から黒岳ロープウェイまでの料金は6500円でした。旭川空港のセブンイレブンでキャンプ用のガスが購入できます。お勧めはSOTOのトリプルミックスガスです。
下山:白銀荘で温泉に入り、ビールを飲んで乾杯。ワイン、日本酒、おつまみや自販機の焼きそば、タコ焼きなどもあります。タオルも購入できますし、水着を借りて温泉プールに入ることもできます。バス停は目の前にあるので、大変便利です。エアコンのきいたバスで上富良野駅へ500円で行けます。上富良野駅からは、旭川方面と新千歳空港方面への電車やバスがあります。
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