ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7202273
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳

2024年09月06日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
18:24
距離
32.3km
登り
2,318m
下り
2,318m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
16:37
休憩
1:47
合計
18:24
1:33
53
スタート地点
2:47
150
5:32
6:04
231
9:55
10:10
34
10:44
10:57
32
11:29
11:55
18
12:13
12:25
19
12:44
12:47
214
16:21
16:22
142
18:44
18:49
18
19:07
50
19:57
ゴール地点
天候 揺るぎなき晴天
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
南アルプス林道バス停駐車場
駐車場先のゲートがなくなっていたけど、マイカーで奥まで行けるようになったのか?よく調べませんでした。
コース状況/
危険箇所等
【河原歩きの概要と感想】
舗装路は3~4km進んで戸台駐車場跡から河原歩きが始まります。
めちゃ広い河原なのでどこでも歩けそうですが、スタートは河原の左端を歩くと遊歩道の名残みたいのがあって歩きやすいです(ピンクテープ有、ところどころ崩落してるのでそこだけ河原に降ります)

3つの堰を通過するんですけど、崩落してたりなんだりで1つ目の堰は左側(これは遊歩道歩けば自然にそうなる)、2つ目は右側、3つ目は左側しか渡れない。
3つ目は去年無理やり右から登れたけど、かなりの段差をよじ登るので体力が無駄に減りました。

3つ目の堰を越えて進むと最後の方は文明が崩壊して荒廃したような世紀末河原になっていきます。
崩落した斜面をよじ登ったり、岩・石・砂利ミックスで増水する度にどんどん凹凸ができたのであろう河原というか荒野。
背丈より高く砂利が積み上がって道になってるとこもあり、見晴らし良さそうでつい登りたくなります。
しかし砂利が積もって高くなってるとこはズルズル崩れるとこもあるので、川の跡みたいなとこのが整ってて歩きやすいです。

川遊びするような普通の整った河原歩きのつもりでいると予想以上に心身削られます。
河原部分の情報は少ないですけど、それなりに面倒というかぶっちゃけ大嫌いな区間です。

今年は渡渉が6回(片道)でした。
普通にバシャバシャ渡ったら膝上まで濡れる水量
靴を脱がずに渡れるとこ探しても、浸水はしないけど靴は濡れるってとこが複数ありました。
去年も似たような感じでしたが、雨の翌日とかはもっと厳しいかもしれません。
南アルプスの天然水を河原でたんまり汲めるので、登山口で携帯浄水器使うなりして河原歩き中は身軽でいたほうがいいです。

あと靴ですが、防水ではなく速乾性優先のがあればそのほうがいいかもしれません。
最後の渡渉に失敗してドボンしました。
GORE-TEXのシューズしか持ってなかったので靴の中に浸水するといつまでも乾きません。
そのため下山で靴ずれ水膨れできて痛かったです。

【登山口以降のコース】
熊ノ穴沢は登山口が去年よりだいぶ崩落してました。
なんか去年なかったロープかけられたりしてた。
だんだん人の手が入りますね。
まずは樹林帯に入りますが、ピンクテープがついてました。
踏み跡がありますが、薄いところや岩っぽいくて踏み跡付きづらいところもあります。
ピンクテープよく探さずに適当に登ってたら隣の谷に入ってしまいました( ᐛ )テヘッ
暫く樹林帯を歩いて1800mくらいかな?から岩が結構でてきます。
2200mから中ノ川乗越までは浮き石ガラガラのだだっ広い谷なので登りやすいとこ探して登る感じ。
足が余裕で乗るデカイ岩でも普通に動いたりするので注意です。

中ノ川乗越の浮き石急登は、甲斐駒ヶ岳行ったときは面食らいましたけど、熊ノ穴沢から行くとそちらのがキツイので、あまり難所とは感じないと思います。
今回の登りの行程では中ノ川乗越が一番平和まである感じです。
右の岩壁に沿って登る派と左の草付き登る派がいるみたい。
僕は右の岩壁派。草付きを一昨年の撤退時に歩きましたが、なんやかんや荒れてて歩きづらかった記憶です。

中ノ川乗越越えたら割とすぐ第二高点です。
第二高点の剣の手前から左側にある草付きに向って下ります。
下りきると大ギャップのコルです。
草付きに入ると明瞭な踏み跡があります。
一昨年来たときは崩落前の道への踏み跡しかなかったですが、今年は崩落後の道への踏み跡がしっかりできていたので、ルートファインディング難易度はかなり下がりました。

次は大ギャップの登り。
キツイのに長い。
序盤に前はなかったロープが垂れてました。
ロープのあるところがトラバースポイントなのでトラバースポイントがわかりやすくなったかも。ルーファイ難易度がここも下がりましたね。
トラバース後はそのまま岩とガレの狭間を直登しましたが、左にある草付きに続く踏み跡があったので、もしかしたらそちらのが歩きやすいのかもしれない。
まぁ、好きに登ればいいと思います。
最後の方以外は足だけで立てるし滑落の恐怖はそんなないです。
後半は長い鎖場があり、手足使うよじ登りです。
岩のせいでなかなか鹿窓が見えてこなくて、最後にいきなり鹿窓が現れる感じでした。

鹿窓からのトラバース道は明確な踏み跡があります。
小ギャップの鎖が見えたらその脇をよじ登ります。
ここは難しくはないですが、鎖がなく足場狭いのでちょっと緊張感ありました。

小ギャップの下りは足場はちゃんとあるので着実に下りれば問題ないです。
小ギャップの登りは鎖に頼ると最後の方がハングしてるので、腕力で登ることになります。
鎖を離して左側を登るほうが楽でした。

小ギャップ登ったあとは5分くらい登ったら山頂です。危険箇所はなしでした。

【下り】
角兵衛沢の下りは最初は左の方を目指すのがよいです。
しばらくはピンクテープと踏み跡があります。
途中で崩落したとこがあり、そのあたりはピンクテープあっても道はなかったりします。
2100mとか2000mあたりだったかな?
それでもピンクテープからあまり逸れないように下ってると、道が復活します。
1800m切ると岩場も減ってピンクテープもたくさんあって歩きやすくなります。
ピンクテープを追えば河原まで問題なく下りれます。
あとは嫌々河原を歩いて帰るだけです。
【以上】
その他周辺情報 河原から300m程登ったとこに南アルプス林道が並走してます
南アルプス林道バス停駐車場に車を駐めて戸台駐車場跡に着くと注意看板立ってました。
2022年に大ギャップのコルまで行ったときは看板にあるトラバース道が崩落したばかりで迂回路の登りがなかなかわからなかったんですよね。
後述しますが今は当時よりわかりやすくなっています。
2024年09月06日 02:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 2:46
南アルプス林道バス停駐車場に車を駐めて戸台駐車場跡に着くと注意看板立ってました。
2022年に大ギャップのコルまで行ったときは看板にあるトラバース道が崩落したばかりで迂回路の登りがなかなかわからなかったんですよね。
後述しますが今は当時よりわかりやすくなっています。
戸台駐車場跡から河原歩き。
最初は河原の左端を歩いてるとこんな感じの遊歩道があります。
広い河原なので暗いときに歩いてると気づかないと思いますので、最初は左端と思っておくとよいと思います。
2024年09月06日 02:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 2:52
戸台駐車場跡から河原歩き。
最初は河原の左端を歩いてるとこんな感じの遊歩道があります。
広い河原なので暗いときに歩いてると気づかないと思いますので、最初は左端と思っておくとよいと思います。
遊歩道っぽいのもところどころ崩落していて、そこだけ河原に迂回してまた左端歩いてると遊歩道っぽいのに復帰できる感じです。
ちょいちょいピンクテープもあります。
2024年09月06日 02:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 2:59
遊歩道っぽいのもところどころ崩落していて、そこだけ河原に迂回してまた左端歩いてると遊歩道っぽいのに復帰できる感じです。
ちょいちょいピンクテープもあります。
今回の渡渉はこんな感じでした。
本当はもっと川が枝分かれしてたりするのでかなり単純化してます。
最初の堰は遊歩道っぽいの歩いてると堰の左側を登れる道に合理します。
その後すぐに川に阻まれて右に渡渉。
そのまま河原の右の方歩いてたらまた川の流れに阻まれて渡渉。
しかし、2つ目の堰は右側から抜けないといけないので、渡れそうなとこ見つけてまた渡渉。
2つ目の堰は堰の管理?するための作業道(金属の橋とか石階段とか)があって、そこを登って堰を越えます。
そのまま道が3つ目の堰の前まで続いてるので、そこを歩きながら渡渉箇所を探しました。
結局見てる限りでは3つ目の堰まで見つからず、3つ目の堰のすぐ手前で渡渉しました。
角兵衛沢の出合から熊ノ穴沢登山口への渡渉は、去年は簡単に渡れる場所があったのに、今年は水量多くて結構ウロウロしました。
今回の渡渉はこんな感じでした。
本当はもっと川が枝分かれしてたりするのでかなり単純化してます。
最初の堰は遊歩道っぽいの歩いてると堰の左側を登れる道に合理します。
その後すぐに川に阻まれて右に渡渉。
そのまま河原の右の方歩いてたらまた川の流れに阻まれて渡渉。
しかし、2つ目の堰は右側から抜けないといけないので、渡れそうなとこ見つけてまた渡渉。
2つ目の堰は堰の管理?するための作業道(金属の橋とか石階段とか)があって、そこを登って堰を越えます。
そのまま道が3つ目の堰の前まで続いてるので、そこを歩きながら渡渉箇所を探しました。
結局見てる限りでは3つ目の堰まで見つからず、3つ目の堰のすぐ手前で渡渉しました。
角兵衛沢の出合から熊ノ穴沢登山口への渡渉は、去年は簡単に渡れる場所があったのに、今年は水量多くて結構ウロウロしました。
河原は段々と荒れて石も大きくなっていきます。
3つ目の堰を越えて歩いているといつの間にか岩ゴロゴロ河原に…
河原がだだっ広いだけに、文明が崩壊して滅んだ世界を一人歩いてる気分になります。
2024年09月06日 04:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 4:57
河原は段々と荒れて石も大きくなっていきます。
3つ目の堰を越えて歩いているといつの間にか岩ゴロゴロ河原に…
河原がだだっ広いだけに、文明が崩壊して滅んだ世界を一人歩いてる気分になります。
倒木跨いだり潜ったり、崩落したとこよじ登りながら歩いたりしました。
斜度はないけど長いし普通の河原より歩くの大変なので疲れます。
2024年09月06日 05:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 5:04
倒木跨いだり潜ったり、崩落したとこよじ登りながら歩いたりしました。
斜度はないけど長いし普通の河原より歩くの大変なので疲れます。
角兵衛沢出合には看板があります。
それを目印に登山口への渡渉箇所を探します。
2024年09月06日 05:15撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 5:15
角兵衛沢出合には看板があります。
それを目印に登山口への渡渉箇所を探します。
なんとか渡れるかな〜ってとこ渡ってたら失敗してドボン…
靴下絞ったけど歩くとグジュッ!グポォッって音がする…下山でふやけた足が靴擦れしそうだなぁ…
速乾の靴持ってたらよかったですが、持ってなかった…
とりあえず渡渉は終わりなので水を汲みました。
カタダインのビーフリーはソーヤーミニより浄水が早いのでお気に入り。
ここまで水分は1Lで来ました。
ここで南アルプスの天然水を1.5L補助しました。
2024年09月06日 06:01撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 6:01
なんとか渡れるかな〜ってとこ渡ってたら失敗してドボン…
靴下絞ったけど歩くとグジュッ!グポォッって音がする…下山でふやけた足が靴擦れしそうだなぁ…
速乾の靴持ってたらよかったですが、持ってなかった…
とりあえず渡渉は終わりなので水を汲みました。
カタダインのビーフリーはソーヤーミニより浄水が早いのでお気に入り。
ここまで水分は1Lで来ました。
ここで南アルプスの天然水を1.5L補助しました。
熊ノ穴沢登山口。
去年より崩落進んでて去年あったピンクテープとか目印がなくなってました。
2024年09月06日 06:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 6:06
熊ノ穴沢登山口。
去年より崩落進んでて去年あったピンクテープとか目印がなくなってました。
少し登ると「クマ」って書いてあるのでそれが目印です。
この先で左側の樹林帯にロープかかってるので、そこから樹林帯に入ります。
2024年09月06日 06:09撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 6:09
少し登ると「クマ」って書いてあるのでそれが目印です。
この先で左側の樹林帯にロープかかってるので、そこから樹林帯に入ります。
樹林帯序盤はピンクテープもそれなりにあるし道も平和です。
踏み跡もありました
2024年09月06日 06:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 6:21
樹林帯序盤はピンクテープもそれなりにあるし道も平和です。
踏み跡もありました
段々と岩が混じってきました。
踏み跡つかないゾーンだけど、熊ノ穴沢は広い1本の谷だったよね?
適当に歩いても問題なかろう!
っと地図もよく見ずピンクテープの確認もせず流れに任せて登っていたら
2024年09月06日 06:51撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 6:51
段々と岩が混じってきました。
踏み跡つかないゾーンだけど、熊ノ穴沢は広い1本の谷だったよね?
適当に歩いても問題なかろう!
っと地図もよく見ずピンクテープの確認もせず流れに任せて登っていたら
思ったより早く浮き石地獄に入ったし、先の方よく見ると崩落してないか??
なんかおかしい…と気づく
2024年09月06日 07:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 7:04
思ったより早く浮き石地獄に入ったし、先の方よく見ると崩落してないか??
なんかおかしい…と気づく
地図よく見たらたら谷は二股になってました…
そして隣の谷に入りかけてました(赤丸の部分)。
正しい道に戻るのに、等高線に反映されない薄い尾根・谷やら腐った木が積み重なった樹林帯を進まねばならず無駄に体力消費しました。
油断した〜。

関係ないけど熊ノ穴沢登山口〜山頂まで3.5kmで1,500m以上の登り。
キツいがギュッと詰まってる!
2024年09月20日 21:58撮影
9/20 21:58
地図よく見たらたら谷は二股になってました…
そして隣の谷に入りかけてました(赤丸の部分)。
正しい道に戻るのに、等高線に反映されない薄い尾根・谷やら腐った木が積み重なった樹林帯を進まねばならず無駄に体力消費しました。
油断した〜。

関係ないけど熊ノ穴沢登山口〜山頂まで3.5kmで1,500m以上の登り。
キツいがギュッと詰まってる!
熊ノ穴沢に復帰したらピンクテープありました。
道も岩混じり程度でさっきの浮き石地獄より格段に歩きやすいです。
2024年09月06日 07:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 7:54
熊ノ穴沢に復帰したらピンクテープありました。
道も岩混じり程度でさっきの浮き石地獄より格段に歩きやすいです。
標高2000mくらい。
浮き石地獄の片鱗を感じられる登り。
ズリズリして登りづらい!
世界中の接着剤をここに集めててっぺんから下に流し込みたい!!!
10時までに中ノ川乗越つきたいんだよなぁと思うけど…
2024年09月06日 08:17撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 8:17
標高2000mくらい。
浮き石地獄の片鱗を感じられる登り。
ズリズリして登りづらい!
世界中の接着剤をここに集めててっぺんから下に流し込みたい!!!
10時までに中ノ川乗越つきたいんだよなぁと思うけど…
斜度はエグくなっていく…
中ノ川乗越は標高およそ2500m。
あと1時間20分で高低差500m登れるのか?

(体は)キツイけど(心は)辛くない!
頑張るか、超頑張るか、2択です!
筋肉体操語録を呟きながら超頑張る!
2024年09月06日 08:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 8:38
斜度はエグくなっていく…
中ノ川乗越は標高およそ2500m。
あと1時間20分で高低差500m登れるのか?

(体は)キツイけど(心は)辛くない!
頑張るか、超頑張るか、2択です!
筋肉体操語録を呟きながら超頑張る!
2200m~中ノ川乗越までは好きなとこ歩けよ状態。
中ノ川乗越らしきところ見えてきたし、ギリギリ10時までに着けるかもという希望がでてきた!
2024年09月06日 09:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 9:14
2200m~中ノ川乗越までは好きなとこ歩けよ状態。
中ノ川乗越らしきところ見えてきたし、ギリギリ10時までに着けるかもという希望がでてきた!
この斜度で足よりデカイ石もゴロゴロしてるとね。
想定してなかった自然の猛威が牙を向くんですよ
2024年09月06日 09:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 9:26
この斜度で足よりデカイ石もゴロゴロしてるとね。
想定してなかった自然の猛威が牙を向くんですよ
着地でうっかり足場崩すと、上に乗ってた石まで崩れてくるんです。
でも下手に避けようとしてバランス崩したらもっと危険なので、崩れてくる岩を見つめながら気合で受け止めるしかない…天然(強制)脛強化装置
着地でうっかり足場崩すと、上に乗ってた石まで崩れてくるんです。
でも下手に避けようとしてバランス崩したらもっと危険なので、崩れてくる岩を見つめながら気合で受け止めるしかない…天然(強制)脛強化装置
見えづらいけど黒ずんだアザがいくつもできて皮が抉られたとこもあります。
長ズボンの下に脛サポーターもしてましたけどね。
半ズボンなら骨だけになってたかもしれない!

自然の前で人間は無力だ…
2024年09月07日 04:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/7 4:25
見えづらいけど黒ずんだアザがいくつもできて皮が抉られたとこもあります。
長ズボンの下に脛サポーターもしてましたけどね。
半ズボンなら骨だけになってたかもしれない!

自然の前で人間は無力だ…
なんとか10時までに中ノ川乗越到着!
登ってきた斜面見えないw
最後の斜度はキツかった〜
2024年09月06日 09:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 9:49
なんとか10時までに中ノ川乗越到着!
登ってきた斜面見えないw
最後の斜度はキツかった〜
しかし、これで終わりではない!
むしろ鋸岳のスタート地点とも言える。

この中ノ川乗越の急登を奥まで登っていきます。
右の岩壁沿いに踏み跡があります。
あとは左の草付きを登る派もいるようです。
以前、撤退時に左の草付きを下りましたが、意外と荒れていたので僕は右から登る派です。
2024年09月06日 10:07撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 10:07
しかし、これで終わりではない!
むしろ鋸岳のスタート地点とも言える。

この中ノ川乗越の急登を奥まで登っていきます。
右の岩壁沿いに踏み跡があります。
あとは左の草付きを登る派もいるようです。
以前、撤退時に左の草付きを下りましたが、意外と荒れていたので僕は右から登る派です。
甲斐駒ヶ岳から縦走してきたときは「なんだこのガレガレな壁は…」って思いましたけど、今日は熊の穴沢のが全然キツかったので、ここが一番平和な登りでした。
こんな自撮りする余裕すらある。
甲斐駒ヶ岳から縦走してきたときは「なんだこのガレガレな壁は…」って思いましたけど、今日は熊の穴沢のが全然キツかったので、ここが一番平和な登りでした。
こんな自撮りする余裕すらある。
中ノ川乗越からハイマツ地獄とか抜けて来ると第二高点到着です
そして鋸岳が遂に見えます!
ただ、このまままっすぐはザイルがないと行けません。
2024年09月06日 10:49撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 10:49
中ノ川乗越からハイマツ地獄とか抜けて来ると第二高点到着です
そして鋸岳が遂に見えます!
ただ、このまままっすぐはザイルがないと行けません。
ルートは中ノ川乗越から来た場合、剣の手前で回れ左
ルートは中ノ川乗越から来た場合、剣の手前で回れ左
すると大ギャップのコルへ向かう下りがあります。
小さなケルンの先が草付きなってるのでそちらに入っていくと明瞭な踏み跡があります。
とりあえず第二高点から左の草付きに向かうと覚えておけば問題ないと思います。
すると大ギャップのコルへ向かう下りがあります。
小さなケルンの先が草付きなってるのでそちらに入っていくと明瞭な踏み跡があります。
とりあえず第二高点から左の草付きに向かうと覚えておけば問題ないと思います。
2022年にここまで来たときは赤の踏み跡しかありませんでした。
鹿窓に登るトラバース道が崩落したばかりで、今使われている迂回路への踏み跡は当時なかったんです。
そのため迂回路探しに苦戦しましたが、今は迂回路に向かう踏み跡(青線)がガッチリついていて赤線の踏み跡は消えそう。
なので以前よりルートファインディング難易度は下がりました。
2022年にここまで来たときは赤の踏み跡しかありませんでした。
鹿窓に登るトラバース道が崩落したばかりで、今使われている迂回路への踏み跡は当時なかったんです。
そのため迂回路探しに苦戦しましたが、今は迂回路に向かう踏み跡(青線)がガッチリついていて赤線の踏み跡は消えそう。
なので以前よりルートファインディング難易度は下がりました。
踏み跡通りに草付きから出ると大ギャップのコルと鹿窓への迂回路が見えます。
このへんの浮き石ガレガレは特に滑りやすいので注意です。
僕も下りきったあとお尻が汚れてました…
踏み跡通りに草付きから出ると大ギャップのコルと鹿窓への迂回路が見えます。
このへんの浮き石ガレガレは特に滑りやすいので注意です。
僕も下りきったあとお尻が汚れてました…
コルまで下りるとなんとなく踏み跡が続いています。
浮き石で滑っても下まで滑ってくほどの斜度ではないので安心して駄々滑りしながら歩いてください。
岩は脆いとこあるので手で掴むときは気をつけてください。
コルまで下りるとなんとなく踏み跡が続いています。
浮き石で滑っても下まで滑ってくほどの斜度ではないので安心して駄々滑りしながら歩いてください。
岩は脆いとこあるので手で掴むときは気をつけてください。
鹿窓に向けて登り始めてわりとすぐにトラバースポイントにでます。
トラバースポイントにはザイルがかけられてました。
だんだん人の手が入ってわかりやすくなっていきますね。
このザイルを掴んでよじ登ってもよいですが、結構よじ登りになるので従来通りにトラバースしました。
鹿窓に向けて登り始めてわりとすぐにトラバースポイントにでます。
トラバースポイントにはザイルがかけられてました。
だんだん人の手が入ってわかりやすくなっていきますね。
このザイルを掴んでよじ登ってもよいですが、結構よじ登りになるので従来通りにトラバースしました。
トラバース地点の斜度がそんなでもないのでそこまで恐怖はないです。
しかしすぐ下が切り立ってるので、滑ったら大ギャップのコルに叩きつけられることになると思います。
一応、電波は入ってた(日本通信のdocomo回線網)
トラバース地点の斜度がそんなでもないのでそこまで恐怖はないです。
しかしすぐ下が切り立ってるので、滑ったら大ギャップのコルに叩きつけられることになると思います。
一応、電波は入ってた(日本通信のdocomo回線網)
トラバースしたあとは赤線のように浮き石ザレザレの横をまっすぐ登りました。
でも、トラバース直後に草付きへの踏み跡があったんですよね。
そしてここも青点線のとこに踏み跡があったので、もしかしたら青線のように草付き沿いにずっと踏み跡があったのかもしれません。

歩いてるぶんには滑落死の恐怖があるほどの斜面ではないです。
でもダンボールのソリ用意したら最恐アトラクションになりそう
トラバースしたあとは赤線のように浮き石ザレザレの横をまっすぐ登りました。
でも、トラバース直後に草付きへの踏み跡があったんですよね。
そしてここも青点線のとこに踏み跡があったので、もしかしたら青線のように草付き沿いにずっと踏み跡があったのかもしれません。

歩いてるぶんには滑落死の恐怖があるほどの斜面ではないです。
でもダンボールのソリ用意したら最恐アトラクションになりそう
ここまでは手を使わなくても登れる斜面でした。
キツいですけどね。
そして鎖が出てきます。
鎖下の方は浮き石多かったので、鎖ではなく左の岩を登りました。
わりとしっかりした岩です。
ここまでは手を使わなくても登れる斜面でした。
キツいですけどね。
そして鎖が出てきます。
鎖下の方は浮き石多かったので、鎖ではなく左の岩を登りました。
わりとしっかりした岩です。
鹿窓到着。
鎖の後半は斜度もだんだんキツくなります。
ここまでの急登はそこまで息もあがりませんでしたが、大ギャップの登りで急に息苦しさが増しました。
そういや1ヶ月以上2000m超の山に登れてなかったからかな〜と思いつつ。
シンドイので結構鎖に頼って登りました。
2024年09月06日 11:33撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 11:33
鹿窓到着。
鎖の後半は斜度もだんだんキツくなります。
ここまでの急登はそこまで息もあがりませんでしたが、大ギャップの登りで急に息苦しさが増しました。
そういや1ヶ月以上2000m超の山に登れてなかったからかな〜と思いつつ。
シンドイので結構鎖に頼って登りました。
息が苦しくて鹿窓潜ったとこでしばし休憩。
人気の山と違ってだ〜れもいないから休憩も自由自在ですよ。スレ違い待ちもないし。険しいけど静かな山。最高。

鹿窓潜ると右下に明確な踏み跡があります。
踏み跡に沿ってトラバースしてるとすぐに小ギャップの鎖の支点が見えます(赤丸)。
トラバースの道の終点まで歩いたら、鎖の横をよじ登って岩を乗り越えます。
息が苦しくて鹿窓潜ったとこでしばし休憩。
人気の山と違ってだ〜れもいないから休憩も自由自在ですよ。スレ違い待ちもないし。険しいけど静かな山。最高。

鹿窓潜ると右下に明確な踏み跡があります。
踏み跡に沿ってトラバースしてるとすぐに小ギャップの鎖の支点が見えます(赤丸)。
トラバースの道の終点まで歩いたら、鎖の横をよじ登って岩を乗り越えます。
赤矢印のとこに鎖の支点があります。
ここを乗り越えるのは難しくないけど、足場が狭く鎖もないのでちょっと緊張感ありますね。
特に息切れ激しい今はなんとなく自分を信用しきれない。
Mr.ガラスのハート
赤矢印のとこに鎖の支点があります。
ここを乗り越えるのは難しくないけど、足場が狭く鎖もないのでちょっと緊張感ありますね。
特に息切れ激しい今はなんとなく自分を信用しきれない。
Mr.ガラスのハート
岩を乗り越えたらそのまま小ギャップの下りです。
足場はちゃんとあるので焦らず下りれば問題ないです。
このゴッツい鎖運んでくるの重くて嵩張ったろうなぁ。
凄いな〜。そこまでできる、やってくれるっていい意味で変態だと思います。ありがとう!

赤線が小ギャップの鎖。拡大すれば実際に鎖写ってます。
黄色線部分が核心部。
鎖握ったままだとハングしてるので、鎖から離れて黄色線のように迂回したほうが楽です。
岩を乗り越えたらそのまま小ギャップの下りです。
足場はちゃんとあるので焦らず下りれば問題ないです。
このゴッツい鎖運んでくるの重くて嵩張ったろうなぁ。
凄いな〜。そこまでできる、やってくれるっていい意味で変態だと思います。ありがとう!

赤線が小ギャップの鎖。拡大すれば実際に鎖写ってます。
黄色線部分が核心部。
鎖握ったままだとハングしてるので、鎖から離れて黄色線のように迂回したほうが楽です。
でも、このときは息苦しくて自分を信じきれない状態だったので、鎖を離す1歩に躊躇しちゃったんですよね。
鶏冠山第三岩峰なんかに比べたら高さも全然たいしたことないのに。
そんなとき、冬場もずっと仕事の前に続けてた日和田山ボルダリングを思い出しました。
毎度のトレーニングと同じように力まず1手ずつ確実に進み始めると、自然と息も整って落ち着いて登れました。
コンディションが悪く精神力が弱ったときほど普段の訓練が力と自信をくれますね。
無事に小ギャップ登り終えました。
でも、このときは息苦しくて自分を信じきれない状態だったので、鎖を離す1歩に躊躇しちゃったんですよね。
鶏冠山第三岩峰なんかに比べたら高さも全然たいしたことないのに。
そんなとき、冬場もずっと仕事の前に続けてた日和田山ボルダリングを思い出しました。
毎度のトレーニングと同じように力まず1手ずつ確実に進み始めると、自然と息も整って落ち着いて登れました。
コンディションが悪く精神力が弱ったときほど普段の訓練が力と自信をくれますね。
無事に小ギャップ登り終えました。
小ギャップ登って5分くらいで遂に鋸岳山頂到着!
2024年09月06日 12:10撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:10
小ギャップ登って5分くらいで遂に鋸岳山頂到着!
嬉しかったし景色も最高だったけど、難所を越えたとこで緊張が解けたのか、息苦しいだけでなく軽い頭痛と吐き気もあることに気づく…
一睡もできずに登ったせいか?高山病か?熱中症か?
2024年09月06日 12:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:12
嬉しかったし景色も最高だったけど、難所を越えたとこで緊張が解けたのか、息苦しいだけでなく軽い頭痛と吐き気もあることに気づく…
一睡もできずに登ったせいか?高山病か?熱中症か?
仙丈ヶ岳
2024年09月06日 12:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:12
仙丈ヶ岳
甲斐駒ヶ岳
2024年09月06日 12:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:12
甲斐駒ヶ岳
日向山やら奥に八ヶ岳
2024年09月06日 12:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:12
日向山やら奥に八ヶ岳
景色見てちょっとした岩陰で休憩してみたものの、吐き気とか治まる気配なし。
せっかくの山頂独占だけど、食事する気にもならないし早く高度下げたほうがいいかと思って下山することにしました。
2024年09月06日 12:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:24
景色見てちょっとした岩陰で休憩してみたものの、吐き気とか治まる気配なし。
せっかくの山頂独占だけど、食事する気にもならないし早く高度下げたほうがいいかと思って下山することにしました。
左の真ん中あたりに見える斜面が角兵衛沢ですが、そこまでの下りもなかなか急でした。
2024年09月06日 12:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:27
左の真ん中あたりに見える斜面が角兵衛沢ですが、そこまでの下りもなかなか急でした。
角兵衛沢のコルに来ると下山路の踏み跡がありました。
2024年09月06日 12:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 12:43
角兵衛沢のコルに来ると下山路の踏み跡がありました。
まずは踏み跡とピンクテープ通りに進みました
まずは踏み跡とピンクテープ通りに進みました
ここで右に下ったんですけど、もしかしたら左が正解だったかもです。
右は浮き石ガレガレでした。
最終的に浮き石ガレガレを左の方に下ったらピンクテープある歩きやすい道に出たので、ここで最初から左に行ってれば歩きやすい道にもっと早く出られたのかもしれません。

このときは何も考えてませんでしたが、動画見直してそう思いました。
この画像も動画のキャプチャー。
ここで右に下ったんですけど、もしかしたら左が正解だったかもです。
右は浮き石ガレガレでした。
最終的に浮き石ガレガレを左の方に下ったらピンクテープある歩きやすい道に出たので、ここで最初から左に行ってれば歩きやすい道にもっと早く出られたのかもしれません。

このときは何も考えてませんでしたが、動画見直してそう思いました。
この画像も動画のキャプチャー。
僕が歩いた右の浮き石ゾーンはこんな感じ。
軽い頭痛と息切れ、何より吐き気が辛くてなかなか思うように進めませんでした。
しかもだんだんと眠気も出てきて集中力が維持できない。
僕が歩いた右の浮き石ゾーンはこんな感じ。
軽い頭痛と息切れ、何より吐き気が辛くてなかなか思うように進めませんでした。
しかもだんだんと眠気も出てきて集中力が維持できない。
ガレた浮き石の上に座って休んでたときに、ウトウト…カクンッてなるたびに周囲の石がズズ…って崩れていくのが地味に恐怖w
ここじゃ休んでても気を抜けない。
歩いてるとはるか下の方に河原とか南アルプス林道が見える。
気持ち悪いし眠いし誰か迎えに来てくれないかな〜なんて体調不良とかで救助呼びたくなる気持ちがちょっぴりわかりました。
ガレた浮き石の上に座って休んでたときに、ウトウト…カクンッてなるたびに周囲の石がズズ…って崩れていくのが地味に恐怖w
ここじゃ休んでても気を抜けない。
歩いてるとはるか下の方に河原とか南アルプス林道が見える。
気持ち悪いし眠いし誰か迎えに来てくれないかな〜なんて体調不良とかで救助呼びたくなる気持ちがちょっぴりわかりました。
浮き石ゾーンを左斜め下に下ってたらピンクテープ発見!土もある安定した道がありました。
眠すぎるので岩に背中を預けて15分くらい寝ました。
高山病なら寝ちゃいけないので賭けでしたが、寝不足の可能性のが高いと思ったので。
結果、少し良くなりました。よかった。
2024年09月06日 14:10撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 14:10
浮き石ゾーンを左斜め下に下ってたらピンクテープ発見!土もある安定した道がありました。
眠すぎるので岩に背中を預けて15分くらい寝ました。
高山病なら寝ちゃいけないので賭けでしたが、寝不足の可能性のが高いと思ったので。
結果、少し良くなりました。よかった。
眠気はスッキリしたけど、気持ち悪いのはまだ残ってるし、すぐに息苦しくなって立ち止まるので予定通りのペースでは全然下りれない。
しかも登りでドボンした影響でふやけた足裏が靴擦れ。
結構痛くなってきた。
それでも土の道だったのでありがたいなと思っていたのですが…
2024年09月06日 14:11撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 14:11
眠気はスッキリしたけど、気持ち悪いのはまだ残ってるし、すぐに息苦しくなって立ち止まるので予定通りのペースでは全然下りれない。
しかも登りでドボンした影響でふやけた足裏が靴擦れ。
結構痛くなってきた。
それでも土の道だったのでありがたいなと思っていたのですが…
と思ったら2200mくらいだったかな?
のとこで道が崩落してました。
崩落してるので他のとこより更に足元崩れやすい
2024年09月06日 14:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 14:21
と思ったら2200mくらいだったかな?
のとこで道が崩落してました。
崩落してるので他のとこより更に足元崩れやすい
岩壁前の枯れ木にピンクテープついてるけど道あるのかな?でもあそこまでのトラバースもキツイなーと思いつつ行ってみました。
道はなかったです残念!
2024年09月06日 14:21撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 14:21
岩壁前の枯れ木にピンクテープついてるけど道あるのかな?でもあそこまでのトラバースもキツイなーと思いつつ行ってみました。
道はなかったです残念!
2000mからはピンクテープもまた安定してきてケルンも作ってあって明確な道になりました。
しかしゴツゴツの岩が靴擦れをめっちゃ刺激する!
ここもそんなに速度上げられないな~
まぁ日の入りまでには河原下りれるよね。
と考えてました。
2024年09月06日 14:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 14:54
2000mからはピンクテープもまた安定してきてケルンも作ってあって明確な道になりました。
しかしゴツゴツの岩が靴擦れをめっちゃ刺激する!
ここもそんなに速度上げられないな~
まぁ日の入りまでには河原下りれるよね。
と考えてました。
1800mきってからは岩が減ってピンクテープもいっぱいある普通にわりと歩きやすい道に!
ありがたい!
標高も下がってきたせいか頭痛や吐き気も治まりました。
おかげである程度ペースアップに成功。
ついでに1400mくらいのとこで沢を発見。
天然水補給に成功!
2024年09月06日 16:14撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 16:14
1800mきってからは岩が減ってピンクテープもいっぱいある普通にわりと歩きやすい道に!
ありがたい!
標高も下がってきたせいか頭痛や吐き気も治まりました。
おかげである程度ペースアップに成功。
ついでに1400mくらいのとこで沢を発見。
天然水補給に成功!
踏み跡とピンクテープのとおりに歩いてすんなり登山口に
到着。
2024年09月06日 16:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 16:20
踏み跡とピンクテープのとおりに歩いてすんなり登山口に
到着。
河原に出られたのでまた堰やらなんやら越えて下山しました。
日の入り前に堰を全部渡りきれたのでよかった〜。
でも長い河原が一番靴擦れ痛かった…
河原でもまた水補給。
結局全部で3ℓ南アルプスの天然水を汲みました。
2024年09月06日 16:20撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/6 16:20
河原に出られたのでまた堰やらなんやら越えて下山しました。
日の入り前に堰を全部渡りきれたのでよかった〜。
でも長い河原が一番靴擦れ痛かった…
河原でもまた水補給。
結局全部で3ℓ南アルプスの天然水を汲みました。
帰宅後に足の裏を見てみました。
写真ではわかりづらいですが、親指付け根・母指球の下・母指球の横なんかが靴擦れやら潰れた水膨れ。
ドボン注意です。防水より速乾の靴のがいいかもです。
2024年09月07日 04:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/7 4:25
帰宅後に足の裏を見てみました。
写真ではわかりづらいですが、親指付け根・母指球の下・母指球の横なんかが靴擦れやら潰れた水膨れ。
ドボン注意です。防水より速乾の靴のがいいかもです。
小指は痛み感じなかったから発見遅れたけど、皮が浮いたままカピカピになってました。
2024年09月12日 21:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
9/12 21:27
小指は痛み感じなかったから発見遅れたけど、皮が浮いたままカピカピになってました。
共に鋸岳を超えてきたグローブ。
それまで特に大きな傷はなかったのにボロッボロ。
最後まで守ってくれてありがとう。
守られてなかった指先は複数の指が3日くらいズキズキしてました。
2024年09月16日 15:50撮影 by  SC-56B, samsung
9/16 15:50
共に鋸岳を超えてきたグローブ。
それまで特に大きな傷はなかったのにボロッボロ。
最後まで守ってくれてありがとう。
守られてなかった指先は複数の指が3日くらいズキズキしてました。

装備

個人装備
強度10kN程の補助ロープ カラビナ スリング 固形燃料ストーブ 携帯浄水器 予備スマホ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト ストック ナイフ ヘルメット
備考 長い河原歩きと渡渉しんどいので、水は多く背負わずに携帯浄水器で汲むのがよいです。
浮石だらけなので脛に石が転がってきたりしますので、長ズボン推奨です。
石英が混ざった岩なのか手袋の無い指先部分が2〜3日ズキズキしてました。
目に見えない微細な傷ができたりしたんだと思います。
手袋したほうが良いと思います。

感想

山梨100名山四天王筆頭・鋸岳!
2021年にその存在を知って登ってみたいと思いました。
2022年・黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳を経て鋸岳
を目指して大ギャップのコルで敗退。
翌週今回のコースで再挑戦するも、長い舗装路・河原と渡渉に萎えて撤退。
去年(2023年)も再挑戦して、河原を歩ききったところで撤退。
そもそも登山道に入ることなく撤退続きでしたが、今年はなんとか登りたいと準備を進めて、遂に登りきれました!!!

鋸岳に登るためにいくつかの山でトレーニングを積みました。

岩場と高度感に慣れるため
同じ山梨100名山四天王である鶏冠山の第三岩峰を直登。
↑の第三岩峰に挑むために乾徳山の鳳岩を鎖使わず3回登る。
表妙義縦走。
裏妙義縦走、丁須ノ頭も頂上まで登る。
仕事の前に近場の日和田山で週2〜3日ボルダリング。

体力づくりのため剱岳早月尾根12時間以内に日帰り。
富士山1合目からお鉢・宝永山込みで日帰り。
地元の20〜30kmくらいの縦走コースを適宜歩く。


それぞれ大変ですが鋸岳はちょっと毛並みの違う大変さがありました。
整備されていない浮石だらけの急登直登。
大きく道を間違えたりはないと思いますが、どの辺りが歩きやすいかを考えながら歩くので集中力がいりました。
足場が悪いのも集中力と体力削られますね。
ただ、高度感とか垂直の壁で一瞬でも手が離れたら死ぬ。
みたいな瞬間的な恐怖感を感じるポイントは少ないと感じました。
鹿窓や小ギャップの鎖場も斜度でいったらそこまで厳しいものではないと思います。
そういう恐怖感は妙義の二段ルンゼ下るときや丁須ノ頭登るときのほうがあります。
今でも瞬間的な恐怖は丁須ノ頭が圧倒的だったと感じてます。
なのでよじ登りの技術も鷹戻し等、妙義関係のが必要だと思います。
ただ、全体の難易度は鋸岳のが上かなと思います。
整備された登山道のありがたみを感じます。

体力的には早月尾根より疲れました。
山頂付近で体調不良があったので余計きつく感じたのもあると思いますが、
それでも早月尾根よりはきつかったように思います。
体力トレーニングなら尾白川渓谷〜黒戸尾根〜日向尾根〜日向山〜尾白川渓谷の日帰りとかくらいやったほうがいいかもしれません。

鋸岳に登りたかったのは最高位のグレーディングの山なのに人気なさそうなとこだったから。
過去に撤退したとき(甲斐駒ヶ岳以降)も今回の18時間の行程でも誰とも出会いませんでした。
静かに険しい山!シブイ!

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積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

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