針ノ木古道＊七倉⛺️から黒部ダムへ

2024年09月20日(金) ~ 2024年09月21日(土)

• GPS: 21:04
• 距離: 22.7km
• 登り: 2,398m
• 下り: 2,024m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:28
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:48

距離 5.7km 登り 1,492m 下り 167m

6:12 七倉山荘
6:19 七倉登山口
7:42 7:43 鉄塔巡視路分岐
8:14 8:19 唐沢ノゾキ
9:29 9:35 岩小屋
10:46 10:59 6合目
11:07 11:21 鼻突八丁（八合目）
12:23 12:35 最終日影
13:05 13:09 天狗の庭
14:09 14:21 船窪小屋
14:39 14:52 七倉岳
15:00 船窪天場

2日目

• 山行: 10:42
• 休憩: 1:28
• 合計: 12:10

距離 17.0km 登り 906m 下り 1,857m

3:46 船窪天場
4:14 4:25 船窪乗越
5:42 6:09 船窪岳分岐
9:31 9:57 黒部湖 避難小屋
10:05 10:06 平ノ渡場
10:14 10:20 平ノ渡場・仮設
10:34 10:50 平乃小屋
15:25 15:26 ロッジくろよん
15:51 黒部湖駅
15:56 ゴール地点

天候

9/20☆晴れ後曇り。稜線は強風
9/21☆曇り後雨

アクセス

利用交通機関：

バス

新宿→信濃大町🚌深夜高速バス6000円
信濃大町→七倉🚌裏銀座登山バス1500円
黒部ダム→扇沢🚌立山黒部アルペンルート1800円
扇沢→信濃大町🚌1650円
信濃大町→新宿🚌高速バス4600円

コース状況／危険箇所等

〜針ノ木古道について〜
[船窪乗越〜船窪出合]
乗越から暫くは下降する尾根に乗る為のトラバース。斜面に張り付くように急登したり水平に歩いたり、ワイルドな区間。尾根に乗れば天国。針葉樹の落ち葉の敷かれたフカフカ道を下ります。
[針ノ木古道]
船窪小屋の管理人さんが「数日前にちょっとだけ刈り払いしました」と言っていた通りで、覚悟していた激藪漕ぎはなく、新しいリボンや、新しくペイントしたらしき目印までありました。渡渉の両岸には必ずリボンがあるので、ひどく迷うことはなかった。とは言え、苔むした石の上を歩いたり、植物が茂っている部分もあるので、上級者向けと思われます。整備を再開してくださっていることに、感謝です🙇‍♀️

その他周辺情報

[水💦]
・船窪の水場は3-4年前に崩壊のため
　船窪小屋で500mℓ/300円で販売
・船窪出合で合流する船窪谷からの沢水は飲用可、とのこと
[テン場]
・1500円
[電波]
・船窪小屋○
・船窪テン場○

写真

9/19 22:57

今日も高速夜行バスで向かいます。秋雨前線接近予報が出ている為か、キャンセル多数で二席占領させていただき、ゆったり睡眠できました。
信濃大町で裏銀座登山バスに乗り換え、七倉へ

9/20 6:07

七倉登山口には登山指導センターと綺麗なトイレ。登山届けを出し(コンパスで提出していても、グループで1枚提出とのこと)、針ノ木谷の情報をいただく。難しい谷では無さそうなお話で、気持ちが軽くなる😊

9/20 6:18

高瀬ダム方面に向かい、橋を渡ると

9/20 6:19

七倉岳登山口。標高1060mからのスタート

9/20 6:29

最初からガッツリ急坂。テン泊装備には応えマス。
一緒に歩くKさんのザックは、楽して歩きたい私には信じられないデカさ😆。プラス4ヶ月振りの山ということで今日はのんびり登ります

9/20 6:52

何基準で設置しているのか不明な標識が多いけれど、標高差で設置しているという事で、よい目安になりました

9/20 8:13

3/10で尾根筋に乗りました。ここまで2時間。まったり山行です🐌

9/20 8:37

登り応えのある道を登り続け、唐沢のぞきに到着。木が伸びていて、のぞき感なし

9/20 11:12

標高2000mあたりで梯子現れる。さすがの鼻突き八丁。地道に登る

9/20 11:43

眺望が開けてテンションあがります😃。目の前には唐沢岳。

9/20 12:04

8/10。お待ちかねの「樹林を抜けます」

9/20 12:47

この感じになると、俄然ヤル気が出る

9/20 13:06

天狗の庭に到着。会いたかった絶景‼️。槍さまが隠れているのだけが残念
　

9/20 13:02

北方面には北葛岳と、奥には蓮華岳

9/20 13:02

北葛岳の肩に頸城の山

9/20 13:03

アップして、左に妙高山→平らは乙妻高妻

9/20 13:02

東方面には七倉ダムや、遠く左手に浅間山や右手に八ヶ岳

9/20 13:04

アップ八ヶ岳

9/20 13:03

南東方面には唐沢岳〜西岳

9/20 13:04

アップ、中央に唐沢岳、左に餓鬼岳、右に西餓鬼岳？

9/20 13:04

アップ、北燕・燕岳→大下りノ頭？→山肌白いのは大天井岳→西岳

9/20 13:03

南方面には高瀬湖。奥の槍ヶ岳は雲隠れ

9/20 13:03

南西方面には左から、白っぼいのが野口五郎岳→三ツ岳→山肌が白くなってるブナ立尾根→尖りはニセ烏帽子岳→烏帽子岳

9/20 13:04

アップ、野口五郎岳と三ノ岳

9/20 13:03

西方面には烏帽子岳と不動岳。南沢岳は隠れてます

9/20 13:17

9/10「もうすぐお花畑」

9/20 13:22

風が強くて帽子を飛ばされないように歩きます

9/20 13:26

烏帽子岳の右に、先々週歩いた赤牛岳が見えてきて、嬉しい😊

9/20 13:48

正面に針ノ木岳と蓮華岳を見ながら歩く、素敵なシチュエーション

9/20 13:51

餓鬼岳の左肩には富士山も

9/20 13:59

進む左手には船窪岳と奥は立山方面

9/20 14:00

アップして、五色ヶ原

9/20 14:01

針ノ木岳がカッコいい

9/20 14:03

船窪小屋に到着

明日の天気予報を確認。雨の降り出す時間は昨日から変化ないので、ひとまず、☂️降る前に渡し船に乗る計画に決定

9/20 14:18

テン場のお金を払ったら、七倉岳を踏みに行く

9/20 14:20

三ノ岳の肩に先々週に歩いた水晶岳も見えてきた😊🧐

9/20 14:20

アップ水晶岳

9/20 14:29

ここにザックを置いて

9/20 14:42

10分程で七倉岳到着。針ノ木岳が素敵💕

9/20 14:52

七倉岳をトラバース気味に下っていき

9/20 14:57

船窪岳を正面にして鉄階段を下ったところが

9/20 15:47

テン場(上の段は2張の広さ)

9/20 15:48

テン場(下の段は5-7張の広さ)。ここから更に下ったところに今は崩壊してしまった水場があったらしい

9/20 15:49

簡易トイレがある

9/20 17:27

夕飯を食べ、シュラフに入るが、ゴーゴーと風の音が酷い。雨にしろ風にしろテントの中では増強して聞こえるものだが、明朝の稜線歩きは暴風の通り道ではないか、と心配で眠れなくなった😅。日にちを跨いだ頃、意を決して下見に出かけ、安全なルートだと確認し、ようやく眠りについた😆

9/21 2:45

かなり寝不足でも、朝食を食べればエンジンかかるので助かる体。あんなに心配した風も落ち着いていた😅

9/21 4:20

4:00前に出発して30分で船窪乗越に到着。

9/21 5:03

針ノ木谷への下降は、尾根筋に乗るまでのトラバースはワイルド。日の出前に、空が恐ろしい程、焼けた

9/21 5:20

尾根筋は快適な道で、快調に下る

9/21 5:37

船窪出合に

9/21 5:43

出た

9/21 5:59

右岸に渡渉�，靴董∩シ�出合を振り返る。渡渉は容易い。飲用できるとのことだったので、船窪谷からの水を汲む

9/21 5:58

河原歩きからスタート

9/21 6:14

程なくして樹林内へ導かれたり

9/21 6:14

リボンが新しい

9/21 6:15

チョイ河原から

9/21 6:15

また

9/21 6:16

樹林

9/21 6:18

ペイントも新しいのもある

9/21 6:19

左岸への渡渉�△世�、対岸にも安心のリボン。良さそうなポイントを探して、濡れずにクリア。飛石もヌメリを感じずイイかんじ

9/21 6:20

左岸の樹林内を行く

9/21 6:22

程なくして右岸へ渡渉��。

9/21 6:23

クリア😊

9/21 6:25

右岸を行く

9/21 6:26

古い

9/21 6:27

ペイントに、古道であることを実感する

9/21 6:28

河原に出て

9/21 6:30

樹林に戻る

9/21 6:33

涸沢を横断

9/21 6:42

河原に下りてくると、

9/21 6:42

ズーム、下流の対岸にリボンを確認

9/21 6:43

少し上流で無事渡渉��

9/21 6:44

左岸を程なく歩き

9/21 6:49

写真はないが、渡渉�イ靴董�右岸の高巻きにはいる

9/21 7:01

がれ場に出るが

9/21 7:02

真新しいペイントなど

9/21 7:06

迷わない程度に印がある

9/21 7:08

広いガレ場

9/21 7:24

樹林に戻る

7:40ころココで木登りベアに遭遇🐻。頭上のガサガサ音と5mほど離れた黒い影に反応して、ストックをカチカチ言わせると、慌てて木から降りてきた。こっちに来るかと身構えたけれど、大急ぎで離れていってくれてホッ

9/21 7:49

古道らしさを感じながらも

9/21 8:07

高巻き歩きを1時間過ぎて、退屈した頃

9/21 8:09

河原に出る。渡渉�Δ眄�功

9/21 8:13

振り向いて

9/21 8:15

左岸を歩く。毎回左岸歩きは短い

9/21 8:20

渡渉��

9/21 8:27

良さそうなポイントがなく、いよいよ安物マリンシューズを履こうとしたが、

9/21 8:28

少し下流に移動してクリア

9/21 8:34

右岸の河原沿いを行く

9/21 8:36

一度樹林内へ

9/21 8:47

渡渉�─�川幅も広くかなり、石も密かにヌメッていて、とうとうクリアならずドボン💦で大笑い😁

9/21 8:54

左岸から右岸へ渡渉��。ここはロープが渡してあるけれど、飛石の位置が良くなくて、難易度高い😅。ドボン後のヤケクソで、ロープにつかまりながら、またドボン

9/21 9:05

針ノ木古道

9/21 9:06

南沢出合の橋。
ここから渡し船まで山と高原地図では90分のコースタイムでしたが、YAMAPの45分が正解でした

9/21 9:18

川沿いから

9/21 9:20

梯子で高巻きへ

9/21 9:33

トラバース道の途中に建っている避難小屋。長細い訳がわかりました。

9/21 10:14

先々週はここから奥黒部ヒュッテまで、ダム湖沿い歩きがはじまりました。赤線が繋がりました😊

9/21 10:16

ひと月のうちに2回お世話になった渡し船🚣

9/21 10:22

針ノ木古道山行、気持ちの幕はここで下ろされた。。

9/21 15:18

終わった気持ちで歩く黒部ダムまでの道のりは、降り出した雨も相まって、長いしかない😆 。Kさんの膝痛も発症して、更に🐌の歩み

9/21 15:35

ゴールが見えてホッとする

9/21 15:55

なんとかダムに到着。強風に傘を壊されないように歩く☔️

9/21 17:57

下界は晴れていました。帰路も高速バスのお世話になって、無事に山行終了となりました😊。お疲れさまでした。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

飲料水は 5ℓ背負い ２日間で4.5ℓ消費(酷く水分を欲する状況ではなかった)<br />ザック14kg？。<br />気温12℃で 夏用シュラフ 薄手ダウンで🆗。<br />ダウンパンツ 手袋類は不使用だった。

備考

[水💦]
・船窪の水場は3-4年前に崩壊のため
　船窪小屋で500mℓ/300円で販売
・船窪出合で合流する船窪谷からの沢水は飲用可、とのこと

感想

taromii

当初は、先々週に歩いた読売新道に繋げて、周回する計画だった針ノ木古道。。
(七倉→船窪⛺️→針ノ木古道→奥黒部ヒュッテ⛺️→読売新道→赤牛岳→水晶岳→水晶小屋🏠→竹村新道→高瀬湖→七倉)
しかし近年の、怪しさ増す体力を考慮して、分割して歩くことにしましたが、11年来の夢を叶えることができて、本当に嬉しく満足しています😊。

今回は「装備はたっぷり、先を急がす行程を楽しむ」のが山の信条のKさんと登り、せかせか小心者ソロでは味わえないゆったりとした山行となりました。

下り坂の天気を覚悟してのスタートも、ソロではしない経験だったので、強風と雨雲の到来に気を揉むこと多数。。でも目論んだ通りに、針ノ木古道は雨に降られずに歩けてラッキーでした。その代わり黒部湖畔歩きは傘をさしながらトボトボ下山で、やはり山歩きは濡れずに歩くのが一番だなぁ、と再確認。

針ノ木谷古道はといえば、勝手に沢歩きのイメージが膨らんでいたのですが、「渡渉の多い古道あるき。但し、登山靴を濡らさない事は許されない😁渡渉あり」でした。一時は荒れ情報ばかりで、廃道になるのかと思った古道でしたが、最近に手が入った様子で少々当てが外れましたが、大いに助かりました。
尚、古道を歩くにあたって、自分は詳しい情報が欲しかったので、しつこい感じにはなりましたが、詳細を載せさせていただきました。

急登の七倉尾根に始まり、北アルプスの絶景😳を楽しみ、2週間前に歩いた🐂赤牛岳と水晶岳とご対面、ベア🐻との遭遇など、盛りだくさんを満喫した2日間となりました😊。

コメント

kokiyama

こんばんは
５ｍの至近距離で熊と出会うとは恐ろしい目に会いましたね。
無事で何よりです。

taromii

ありがとうございます。
熊とは鉢合わせにならなければ、お互い避け合えるのではないかと信じているので、恐怖は感じませんでした。2人歩きだったので、熊鈴を鳴らしていなかったのがいけなかったと反省しています。
熊だって、人間には会いたくないですよね。