燕岳〜大天井岳〜赤沢山(百高)日帰り縦走(中房↑上高地↓)
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- GPS
- 11:37
- 距離
- 41.5km
- 登り
- 2,964m
- 下り
- 2,911m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:38
大曲〜上高地BT間は大体走っています。
天候 | おおむね快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
【安曇野市登山者駐車場情報サイト】 https://mt-parking-info.azumino-e-tabi.net/ ↓ ∧羚皹悄礎翹偲仍蓋まで乗合バス(片道1,500円)で移動。 【安曇観光タクシー、中房線乗合バス】 https://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/030-01.html ※A運行は10月3連休が最終です ↓ 2嫉蓋紂⊂綛眞魯丱好拭璽潺淵襪ら新島々駅までバス、新島々駅から松本駅まで上高地線で移動。 【アルピコグループ(松本〜新島々〜上高地)】 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/shinshimashima/ ↓ ぞ硝椡悗ら穂高駅までJR大糸線(330円)で移動し、車を回収しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※特別危険を感じるような箇所はありません。 全体に整備された歩きやすい登山道・遊歩道です。 ○中房〜燕岳〜大天井岳 問題なし。特筆すべき点はありません。 ○大天井岳〜大天井ヒュッテ 岩場の下り。浮石等通行注意です。 ○大天井ヒュッテ〜西岳 問題なし。ダケカンバ等樹林帯の紅葉が見頃です。 ○ヒュッテ西岳〜赤沢山 標高差約50mのアップダウンあり。ルート上はトラロープ、ピンクテープ設置あり。 ルートは明瞭ですが、大半がハイマツのヤブ漕ぎです。 鞍部前後の急斜面を巻く箇所や、片側が切れ落ちている箇所は通行注意です。 ○西岳〜水俣乗越〜大曲 途中、ハシゴ・クサリ場あり。 全体に急傾斜で浮石も多く、通行注意です。 ○大曲〜上高地 槍沢〜横尾間の7月の土砂崩れ区間は問題なく通行できます。 明神〜上高地間は現在通行止め。明神橋を渡り、梓川右岸から迂回するルートを取ります。 (この区間の通行止めは想定外でした・・・) |
その他周辺情報 | 特になし。 |
写真
感想
10/6日曜日は表銀座へ。
このルートは3回目、過去2回はコマクサの咲く頃だったので、紅葉の時期は今回が初めて。
昨年同じルートを歩いた時は、西岳に寄って赤沢山を見送った経緯があったので、満を持して今回再チャレンジです。
朝は麓は霧雨。
中房線の乗り合いバスがA運行(穂高駅4時40分発)なのは次週の10月3連休まで。
連休の混雑は避けたいところだったので、実質今週が最後のチャンスでした。
天気は微妙ですが、天気予報通りなら上は晴れてるだろうと、発車10分前に駐車場を出発し、穂高駅でバスに乗ります。
この日は日曜日だからか、臨時バス含め計2台と少なめでした。
それでも宮城ゲート前の駐車場では多くの登山者がバス待ちで並んでおり、登山口駐車場は早朝には既に満車になっていたようでした。
定刻の5時半過ぎに中房登山口に到着し、準備して出発。
登山口に着く頃には上空は快晴の空が広がっていました。
登り始めは、前日の雨の影響か足元は濡れており湿度高くムシムシ。
それでも10月ともなれば気温は下がり、歩くには快適でした。
若干体調に不安がありましたが、大体いつも通り2時間ちょいで燕山荘に着きます。
天気は快晴。当初は燕岳へは寄らずに先を急ぐ予定でいましたが、急遽変更!
燕山荘に荷物デポして空荷で山頂へ。
稜線は秋を感じさせる涼しい風が吹き抜け、環境がガラッと変わったのを体感できます。
途中、遠目にライチョウ4羽を見掛けました。
下半分が冬毛に生え変わっており、季節の移ろいを感じます。
山頂は(いつも通り)すいている時間帯で、広がる360度の展望を満喫できました。
あまりのんびりはしていられないので、急ぎ燕山荘に戻り表銀座縦走路へ。
お花の無い時期だったのでサクサク進むかと思いきや、ウラシマツツジやクロマメノキ、チングルマの紅葉が青空に映え、時折足が止まります。
対岸の槍ヶ岳や穂高連峰の峰々の展望を楽しみながら稜線の先へ。
天気は文句無しの晴れ。予定通り、大天井岳へは巻かずに登ることにします。
東斜面を巻きながら登り、大天荘を経由し山頂へ。
ここは晴天率が高く、ギリギリ槍が見え隠れしていて微妙だった昨年を除き大体晴れ〜快晴の日に当たっていたように思います。
もちろん今回も360度の大展望!
特に槍ヶ岳が眼前に迫り、岩稜の迫力を身近に望むことができます。
展望を楽しみながら、早いお昼を食べながら、長居してしまいました。
大天井岳から大天井ヒュッテを経由し、ヒュッテ西岳へ縦走路を進みます。
途中の西岳は今回はパス。目指すはテン場の先にある百高山の一つ、赤沢山です。
赤沢山へは、標高差50m強のハイマツ斜面をロープ頼りに下り、さらにほぼ同じだけV字に登り返します。
登り切ってからは緩やかになりますが、大半はハイマツ帯のヤブ漕ぎ。
昨年は、テン場でちょうどピストンしてきた方と行き会い、結構時間掛かったとの話を聞き、見送ることにしたのでした。
今回はここが目的地!予定通り山頂を目指すことにします。
登山道は明瞭で所々にピンクテープあり。
懸念していたヤブ漕ぎは思ったほどでは無かったですが、道は歩きにくい箇所が多くあります。
涼しい時期で乾いていたからまだ良かったものの、悪条件下では結構難儀しそうだなと感じました。
急な登りを終え、緩やかになった稜線を奥へ進むと山頂。
山頂の看板は申し訳程度の小さなものでした。
その少し奥の三角点を確認し、ほっと一息。しばらく休憩します。
ここも槍ヶ岳が目の前に迫り、展望は良好。
ここまで来ると穂高連峰もよく見える位置になっています。
復路も慎重に通過を心掛けていましたが、ハイマツの枝に引っ掛けてズボンを派手に破いてしまいました。
もともと開いていた小さな穴に引っ掛かって、穴が広がった形ですが、修復は到底無理なレベル。
もう10年近くは履いていたものだったので、寿命と割り切るしかないですが、こんな形でトドメを刺してしまうとは・・・。
(帰りのバス&電車ではちょっとばかり恥ずかしい見た目でした)
赤沢山をピストンし、西岳から水俣乗越へ、さらに大曲へと下ります。
大曲からは沢沿いに平坦〜緩やかな下りになり、道も歩きやすくなります。
時間的には何とかなりそうかな〜と思いながらも、ここから上高地バスターミナルまでは結局ほぼほぼ走ることになりました。
横尾あたりで、あれ?思ってたより余裕なさげ??と思い直し、急ぎ目に。
徳澤あたりで再び余裕が見え始め、トイレ休憩。
大誤算だったのは明神から先の遊歩道が通行止めだったこと。
7月の豪雨による土砂崩れの影響で通行止めになったのはニュースで見た記憶がありましたが、未だ継続しているとは思っていませんでした。
(たぶん・だろう平常運転で、正直しっかりリサーチしていなかったのが原因です)
通行止めの影響で、明神橋を渡り、梓川右岸を下り、最後に河童橋を渡る迂回ルート。
これにより単純に距離が延びただけでなく、小刻みなアップダウン、木道、階段、猿の群れを余計に消化する羽目に。
河童橋を渡った時点で、最終バス発車5分前!
ラスト猛ダッシュでバスターミナルの切符売り場へ駆け込んだのでした。
何とかギリギリで滑り込み乗車。
17時30分、発車直前に乗り込み、事なきを得たのでした。
沢渡駐車場までならば、まだ後ろに乗合タクシーがある時間帯ではあるものの、新島々駅までのバスは17時30分発が最終便。
これに乗り遅れた場合、おそらくタクシーでの移動になるかと思います。
(試しに検索してみたら予想料金15,000円くらいでした・・・)
間一髪、久々に痺れました。。
全力疾走した反動、疲労感にウトウトしながらバスと電車に揺られ、穂高駅へ戻り車を回収し帰宅しました。
大曲から上高地BTまで殆ど走って最終バス発車3分前とは余裕無さすぎです・・・
もうちょっと時間に余裕のある行程のはずでしたが、どこで何をどう間違えたのか。
昨年は1本前の16時40分に乗れた前例からの油断があったからか。
大天井岳と赤沢山山頂でのんびり休み過ぎたのが原因か。
(だとすれば全く後悔はしていないですが、笑)
歩き切った充実感と、ちょっとばかりの反省点の残る山行となりました。
追記:
昨年の記録と見比べてみましたが、昨年は燕岳をスルーしていたため、今回は大天井岳の時点で既に約1時間の遅れ。
さらに昨年は赤沢山をスルーしているので、槍沢大曲へ降りた時点で2時間遅れていました。
そりゃギリギリになるわけですわ・・・
コメント
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