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Yamareco

記録ID: 770124
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

しらびそ峠(大沢岳第2登山口)〜【大沢渡〜大沢山荘〜大沢岳〜聖岳〜光岳〜加々森山〜池口岳】

2014年09月20日(土) ~ 2014年09月22日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
50.3km
登り
4,919m
下り
5,868m

コースタイム

1日目
山行
12:45
休憩
0:00
合計
12:45
6:35
95
8:10
40
大沢岳第二登山口
8:50
40
11:25
125
13:30
15
大沢岳分岐
13:45
20
14:05
40
14:45
35
15:20
15
15:35
115
兎岳避難小屋
17:30
45
18:15
65
19:20
聖平小屋
2日目
山行
15:25
休憩
0:00
合計
15:25
3:50
115
聖平小屋
5:45
75
7:00
40
7:40
160
10:20
25
静高平
10:45
15
11:00
215
14:35
95
16:10
60
17:10
10
17:20
10
17:30
10
17:40
95
鶏冠山分岐
19:15
ダルマ沢の源頭周辺ビバーク
3日目
山行
8:48
休憩
0:00
合計
8:48
6:00
90
ビバーク地
7:30
70
鶏冠山分岐
8:40
11
池口岳
8:51
65
池口ジャンクション
9:56
69
ザラ薙平
11:05
55
黒薙
12:00
50
面切平
12:50
12:02
118
14:00
大島バス停
天候 9/20曇り 9/21晴れ 9/22晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
【往路】
新宿駅高速バスターミナル→JR飯田駅
JR飯田駅→ハイランドしらびそ(タクシー 約1時間/13000円)

【復路】
信南交通乗合バス【遠山郷線】大島→和田
和田→JR平岡駅
コース状況/
危険箇所等
・しらびそ峠〜11~12林班あたり(飯場跡)〜大沢岳第二登山口
ずっと林道沿い、踏み跡有り、落石あと多数、1箇所崩壊林道あり

しらびそ峠入口で既に林道は通行止め。ずっと林道沿いを行くのだが落石で所々土砂に覆われている個所がある。崩れた箇所もその上に踏み跡が付いていて林道自体は普通に歩ける。

1箇所完全に沢沿いの橋が大崩壊した場所がある。この崩壊箇所が大沢岳へのルートで唯一の核心ポイント。核心と云っても体感では1〜2分ちょっと上下する位。

この場所の崩壊の為この登山口は使えなくなってしまったようだ。目の前の急斜面はかなり柔らかいが何とか下っていける。一応トラロープ1本付いている。

沢筋に降りたら対岸に車道が見えるが登り返さなくてはいけない。ここも4〜5本トラロープが垂れ下がっているが、あちこちから垂れ下がっているので傾斜の緩い斜面のトラロープ複数にぶら下がりながら何とか登る。
ここはロープ無しでは絶対登れないほど急でほぼ力任せに強引に登るが、登りよりも下山で使う方が厄介であろう。下山の時はちょっと怖いかな・・。

実はここの核心の通過の為に、今でもこのルートを登り続ける地元山岳会の年配の方をハイランドしらびその方から紹介して頂いた。

・大沢岳第2登山口〜大沢渡(おおさわんど)
看板あり、踏み跡ばっちり、ピンクリボンあり。危険個所なし。

林道沿いにちゃんとした看板あり。ここからは一般の登山道と変わらないような登山道がそのまま残っている。急こう配は登山道沿いがつづら折りについており、ひたすら降りていく。

・大沢渡〜大沢渡山荘
ピンクリボン多数、危険個所なし。ほぼ一般登山道。

大沢渡は小さな沢があり越えないといけない、珍しい手押し式の滑車が水面スレスレでついている。一応使えそうだが整備されていないので使用しなかった。
面倒くさいので大人しく靴を脱ぎ渡渉する。
一か所途中で来るときに見送った林道に出会う。ここも地面に登山道看板が落ちていた。

・大沢渡山荘〜カラマツ峠
ピンクリボン有り、危険個所なし。標識あり。ここもほぼ一般登山道。

山荘で使っていた巨大な黒ホースが踏み固められた登山道にしばらく沿っている。
基本つづら折りの登り。踏み跡が薄い箇所があるが黒いホースを追えば大丈夫でした。カラマツ峠は立派な標識あり。

・カラマツ峠〜大沢岳分岐
ピンクリボン多数、踏み跡濃い、登山道上部は倒木で少し荒れている、大沢岳分岐には標識有り、

高度が上がってくると樹林帯を抜けるまで倒木が少しうるさいがほぼ一般登山道です。広い尾根に出たらもう大沢岳分岐近くです。

ここは登りに使うなら迷いはありませんが、初めて下山で使うとなると広い尾根なので下山口を少し見つけづらいかも?

・大沢岳〜光岳
一般登山道です

・光岳〜加々森山
光岳より少し先に一応方向看板あり、少し藪あり、踏み跡と獣道交錯

基本尾根上をいく。近年通過する登山者も多く、一応濃い踏み跡を辿るのだがハイマツが深い場所で途切れたりしていて尾根の下に向かう踏み殆ど獣道で易老沢方面に降りてしまうので注意。信用できない。リボンは多数あるが色々カラフルでありどれを信用したら良いのか分かりにくい。

地形図上の2381m付近の地形は特徴的な岩もありコルになっていてかなり分かりやすい。この2381m付近〜加々森山までは素直にリボンに導かれれば問題ない感じであった。加々森山は縦走路から5分程少し外れるので山頂を踏む場合は注意。

・加々森山〜池口岳
広い尾根上では踏み跡薄い、ピンクリボン有り、小さい標識たまにあり、藪なし

加々森山だけ行きたい場合は、池口岳からの日帰りピストン者が多いためこちら側の方はかなり道は明瞭。ただちょっと広い尾根がありそこだけ踏み跡が薄い。加々森山〜光岳方面の方が荒れていた。

・池口岳〜池口岳登山口
一般登山道で問題なし
ハイランドしらびそ。飯田駅前〜ここまで贅沢にタクシーでいく。
ハイランドしらびそ。飯田駅前〜ここまで贅沢にタクシーでいく。
かつて高度成長時代を支えた林業。遠山森林鉄道。
かつて高度成長時代を支えた林業。遠山森林鉄道。
しらびそ峠は300名山の奥茶臼山登山口がある。登山口を見送る。
しらびそ峠は300名山の奥茶臼山登山口がある。登山口を見送る。
立派な看板。見晴らし良く車から降りて写真撮影する方がいた。大沢岳登山口現役の頃使われていたであろう登山ポストあり。
立派な看板。見晴らし良く車から降りて写真撮影する方がいた。大沢岳登山口現役の頃使われていたであろう登山ポストあり。
いつ復帰するんだろう?
いつ復帰するんだろう?
ずっと林道沿い。今回は大沢岳第二登山口から行きます。
ずっと林道沿い。今回は大沢岳第二登山口から行きます。
大アザミの群生。
大アザミの群生。
へし曲がったガードレール。踏み跡が上にちゃんとあります。
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へし曲がったガードレール。踏み跡が上にちゃんとあります。
何か所も落石で林道埋まる。
何か所も落石で林道埋まる。
古い看板
無残な車。この先南アルプスホテルのバスもありました。かつては車が入れたのでしょう。
無残な車。この先南アルプスホテルのバスもありました。かつては車が入れたのでしょう。
でかい岩。すり抜けるように〜
でかい岩。すり抜けるように〜
ここも上に踏み跡あります
ここも上に踏み跡あります
問題の橋決壊の崩壊地。ここが唯一の核心。一旦沢に降ります。そして向こう側に登ります。写真を元サイズにするとロープの垂れている個所が見やすいです(写真中央やや右にロープ)
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問題の橋決壊の崩壊地。ここが唯一の核心。一旦沢に降ります。そして向こう側に登ります。写真を元サイズにするとロープの垂れている個所が見やすいです(写真中央やや右にロープ)
無事通過してしばらく歩くと、第二登山口の看板。いつの間に第一登山口の看板通過したのだろう?この先林道崩壊とありますが、→方面はすぐ登山道で大沢岳まで崩壊地は無しです。
無事通過してしばらく歩くと、第二登山口の看板。いつの間に第一登山口の看板通過したのだろう?この先林道崩壊とありますが、→方面はすぐ登山道で大沢岳まで崩壊地は無しです。
林道はここで見送り、登山口方面にいきます
林道はここで見送り、登山口方面にいきます
大沢山荘の看板
ここは大沢渡1100mの今回最低標高。名物の手渡し式の篭があります。ワイヤーはしなり水面スレスレなので使いませんでした。
ここまでしらびそ峠から800m下り、大沢岳まで1700m登り返します。このコース現役の頃からマニアックで人は少なさそうですね。
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ここは大沢渡1100mの今回最低標高。名物の手渡し式の篭があります。ワイヤーはしなり水面スレスレなので使いませんでした。
ここまでしらびそ峠から800m下り、大沢岳まで1700m登り返します。このコース現役の頃からマニアックで人は少なさそうですね。
結局こんな感じで靴下脱いで。。少し川下に行ったらその季節と水量により靴を脱がなくても行けると思います。
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結局こんな感じで靴下脱いで。。少し川下に行ったらその季節と水量により靴を脱がなくても行けると思います。
大沢渡、しらびそ峠の看板
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大沢渡、しらびそ峠の看板
今回の一番の名物小屋に到着〜♪いつの時代のものでしょうか?文字が逆になっています。昭和48年発行の『山と昭文社地図』には、『設備よし!2食付可』と記載があり営業の痕跡がある。
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今回の一番の名物小屋に到着〜♪いつの時代のものでしょうか?文字が逆になっています。昭和48年発行の『山と昭文社地図』には、『設備よし!2食付可』と記載があり営業の痕跡がある。
地図上には廃屋と書いてありますが、ドレドレ中は。。
かつて宴会とかやる方もいたのでしょう。1階は荒れ放題で窓ガラスも割れていてとても泊まれません。
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地図上には廃屋と書いてありますが、ドレドレ中は。。
かつて宴会とかやる方もいたのでしょう。1階は荒れ放題で窓ガラスも割れていてとても泊まれません。
2階部分は窓も無事で布団も干してありました。ここに泊まるか泊まらないかはその人次第ですね〜。自分は泊まりたくないです!
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2階部分は窓も無事で布団も干してありました。ここに泊まるか泊まらないかはその人次第ですね〜。自分は泊まりたくないです!
小屋沿いにピンクリボンありそれを辿る
小屋沿いにピンクリボンありそれを辿る
大沢岳第二登山口で見送った遠山林道沿いの上部に一旦出る。この辺テント跡や焚火跡がありました。
大沢岳第二登山口で見送った遠山林道沿いの上部に一旦出る。この辺テント跡や焚火跡がありました。
林道に登山道示す看板あり。落ちてたので直しときました。
林道に登山道示す看板あり。落ちてたので直しときました。
新しそうな看板あります
新しそうな看板あります
立派な看板!根元が朽ちて自立していません。
立派な看板!根元が朽ちて自立していません。
やっと森林限界超えました〜!今までの登りを忘れ癒される〜
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やっと森林限界超えました〜!今までの登りを忘れ癒される〜
稜線に出た!ハイマツの間の道筋っぽいところを辿れば、、
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稜線に出た!ハイマツの間の道筋っぽいところを辿れば、、
出ました!大沢岳〜しらびそ峠分岐看板。上には看板が残っていた。
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出ました!大沢岳〜しらびそ峠分岐看板。上には看板が残っていた。
地図からは消えてしまっている大沢渡分岐の東海フォレストの看板。
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地図からは消えてしまっている大沢渡分岐の東海フォレストの看板。
中盛丸山〜。遠くから見ると本当に丸くてこんもりしてる。
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中盛丸山〜。遠くから見ると本当に丸くてこんもりしてる。
ここからは小聖までずっと稜線沿いの爽やかな道。
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ここからは小聖までずっと稜線沿いの爽やかな道。
こうさぎ岳。名前もかわいいが登りもそんなに苦しくなく。
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こうさぎ岳。名前もかわいいが登りもそんなに苦しくなく。
と思ったら目の前に巨大な兎岳が〜!!
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と思ったら目の前に巨大な兎岳が〜!!
兎岳は登り甲斐がある!今日、しらびそ峠から800m下り大沢岳に1700m登り返し、更に兎岳登って、、この先まだ日本アルプス最南端3000m峰の聖岳の上り下りが待っている。。
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兎岳は登り甲斐がある!今日、しらびそ峠から800m下り大沢岳に1700m登り返し、更に兎岳登って、、この先まだ日本アルプス最南端3000m峰の聖岳の上り下りが待っている。。
クタクタの聖岳山頂。もう足が痛くてギブアップしたいところしばし休憩。そういえば兎岳の避難小屋の写真撮り忘れた。
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クタクタの聖岳山頂。もう足が痛くてギブアップしたいところしばし休憩。そういえば兎岳の避難小屋の写真撮り忘れた。
夕焼け(アーベントロート)の聖岳から〜♪
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夕焼け(アーベントロート)の聖岳から〜♪
下りながらー
夕焼けのコントラストが美しい
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夕焼けのコントラストが美しい
朝焼け(モルゲンロート)はよく見るのですが、夕焼けは初めてかも〜
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朝焼け(モルゲンロート)はよく見るのですが、夕焼けは初めてかも〜
しばし連射
日が沈んでいく〜
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日が沈んでいく〜
夜の気配が。。聖平小屋まで急がなくては。
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夜の気配が。。聖平小屋まで急がなくては。
結局ナイトハイクを楽しみ聖平小屋に到着!この日小屋は最終営業日で玄関に名物のフルーツポンンチ山盛り!早朝からお腹を満たす!小屋の方ありがとう〜!
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結局ナイトハイクを楽しみ聖平小屋に到着!この日小屋は最終営業日で玄関に名物のフルーツポンンチ山盛り!早朝からお腹を満たす!小屋の方ありがとう〜!
上河内岳着〜
この季節稜線はちょっと寒いですが素晴らしい景色!
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この季節稜線はちょっと寒いですが素晴らしい景色!
茶臼岳方面へ
こういう景色好きだな〜
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こういう景色好きだな〜
畑薙ダム方面分岐
畑薙ダム方面分岐
茶臼岳山頂にとーちゃく!よく来るので素通りしてしまいました
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茶臼岳山頂にとーちゃく!よく来るので素通りしてしまいました
ここは仁田池(看板あり) 仁田池の水場は、池の後ろの藪の中にトラロープがあり『水場立入禁止』の文字が。下に不明瞭な踏み跡が続いていました。
ここは仁田池(看板あり) 仁田池の水場は、池の後ろの藪の中にトラロープがあり『水場立入禁止』の文字が。下に不明瞭な踏み跡が続いていました。
暫く歩きやすい木道が続きます
暫く歩きやすい木道が続きます
希望峰!やや樹林なので展望は微妙
希望峰!やや樹林なので展望は微妙
良い景色♪
静高平は水場になっていて、夏は枯れている事が多いですが少し湧いていたので設置してあったコップで一息付く。
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静高平は水場になっていて、夏は枯れている事が多いですが少し湧いていたので設置してあったコップで一息付く。
イザルガ岳分岐。『植生保護の為、荷物は台の上に置いて下さい』とある。日本最南端の雷鳥の生息地だから気を使っているのでしょうか。
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イザルガ岳分岐。『植生保護の為、荷物は台の上に置いて下さい』とある。日本最南端の雷鳥の生息地だから気を使っているのでしょうか。
先に光小屋が見えてきました^^めっちゃ歩きやすいです
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先に光小屋が見えてきました^^めっちゃ歩きやすいです
県営光岳小屋!水は65歳以上なら無料で分け与えるそうな。
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県営光岳小屋!水は65歳以上なら無料で分け与えるそうな。
今はシーズンOFFで営業していないので2階から入ります。先客がいました。それにしてもかなり立派な小屋ですね。
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今はシーズンOFFで営業していないので2階から入ります。先客がいました。それにしてもかなり立派な小屋ですね。
柴沢(光岳登山口方面)、寸又峡温泉14Hの文字がありました。こちらは今は寸又峡林道が崩壊している為に廃道です。いつか必ず訪れたい山域の1つです。
柴沢(光岳登山口方面)、寸又峡温泉14Hの文字がありました。こちらは今は寸又峡林道が崩壊している為に廃道です。いつか必ず訪れたい山域の1つです。
富士山と光小屋
光岳山頂!地味な感じですが100名山です!
光岳山頂!地味な感じですが100名山です!
ずっと1人でしたがここは一般登山道!この先、人に会うとは思えないので居合わせた登山者の方に記念に撮って頂いた貴重な自分写真。
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ずっと1人でしたがここは一般登山道!この先、人に会うとは思えないので居合わせた登山者の方に記念に撮って頂いた貴重な自分写真。
今回立ち寄らなかった、光岩(左下)を見つめる。
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今回立ち寄らなかった、光岩(左下)を見つめる。
光岩方面との分岐に看板あります。
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光岩方面との分岐に看板あります。
さぁ〜ここからは一応バリエーションルート!気を引き締めて〜!!
さぁ〜ここからは一応バリエーションルート!気を引き締めて〜!!
まだしばらくは稜線上にマーキングありました
まだしばらくは稜線上にマーキングありました
木に黄色いマーキングとピンクリボンあり。
木に黄色いマーキングとピンクリボンあり。
この写真は迷った後に一息付いて撮った写真。この間写真ありませんが今思えば間違えて易老沢に下ってしまい復帰するのに1時間かかりました。
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この写真は迷った後に一息付いて撮った写真。この間写真ありませんが今思えば間違えて易老沢に下ってしまい復帰するのに1時間かかりました。
池口岳と加々森山の縦走路分岐。加々森山方面を指す看板。文字は見えませんでした。山頂へは5分ほど。
池口岳と加々森山の縦走路分岐。加々森山方面を指す看板。文字は見えませんでした。山頂へは5分ほど。
加々森山から池口方面。ここからは踏み跡が急激に明瞭になりました。加々森山には池口岳からピストンする人が多いのでこちら側は歩きやすい。
加々森山から池口方面。ここからは踏み跡が急激に明瞭になりました。加々森山には池口岳からピストンする人が多いのでこちら側は歩きやすい。
見にくいですが木の上の方に小動物がいます。ビックリしたのでしょう。真ん中の木の上にリス科?の動物がずっと警戒して鳴いていました。
見にくいですが木の上の方に小動物がいます。ビックリしたのでしょう。真ん中の木の上にリス科?の動物がずっと警戒して鳴いていました。
見えているのはこれから行く予定であった深南部の山々♪
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見えているのはこれから行く予定であった深南部の山々♪
池口ジャンクション到着!この手前に水場看板があったらしいのですが探したが見つけられなかった。
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池口ジャンクション到着!この手前に水場看板があったらしいのですが探したが見つけられなかった。
池口岳北峰!別名:十釈迦山!
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池口岳北峰!別名:十釈迦山!
この辺は歩きやすい
この辺は歩きやすい
鶏冠山分岐。有名な沼津アルプスACが付けた看板らしいが文字が全く見えず。
鶏冠山分岐。有名な沼津アルプスACが付けた看板らしいが文字が全く見えず。
ザラ薙平の看板。
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ザラ薙平の看板。
この奥に縦走路とは別に踏み跡が続いていました。この辺は芝っぽくテント適地に指定されていて気持ち良さそうです。水場看板もあるらしいのですが今回は見つけられず。水場へは往復1時間。
この奥に縦走路とは別に踏み跡が続いていました。この辺は芝っぽくテント適地に指定されていて気持ち良さそうです。水場看板もあるらしいのですが今回は見つけられず。水場へは往復1時間。
この看板を拡大するとテン場の文字が小さく書いてあります。
この看板を拡大するとテン場の文字が小さく書いてあります。
黒薙は何だかとても雰囲気が良く景色も最高でした〜♪この辺もテント張れそうです。
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黒薙は何だかとても雰囲気が良く景色も最高でした〜♪この辺もテント張れそうです。
めちゃくちゃフカフカしていて歩きやすい尾根を下ります。
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めちゃくちゃフカフカしていて歩きやすい尾根を下ります。
面切平、前から思っていたのですがこれ何て読むのでしょう?
面切平、前から思っていたのですがこれ何て読むのでしょう?
今回のゴール地点になった池口岳登山口!アジのある看板ですね
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今回のゴール地点になった池口岳登山口!アジのある看板ですね
こっちもお手製感!池口岳を開拓された『遠山要 氏』作なのでしょうか?
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こっちもお手製感!池口岳を開拓された『遠山要 氏』作なのでしょうか?
ここはその、遠山要 氏自宅前の登山ポスト。本当に登山口のすぐ下に自宅跡と自家発電施設が稼働していました。今は生活感なく無人らしい。
ここはその、遠山要 氏自宅前の登山ポスト。本当に登山口のすぐ下に自宅跡と自家発電施設が稼働していました。今は生活感なく無人らしい。
ここからコンクリ道。この分岐はT字路になっていて、池口岳から降りてきたら池口を背に左道が正解です。右方向は池口岳のバリエーションルートのシャクナゲ沢コースなどがあるらしい、いつか行ってみたい。
ここからコンクリ道。この分岐はT字路になっていて、池口岳から降りてきたら池口を背に左道が正解です。右方向は池口岳のバリエーションルートのシャクナゲ沢コースなどがあるらしい、いつか行ってみたい。
今は使っていないのでしょう民家の痕跡。
今は使っていないのでしょう民家の痕跡。
立派な橋を渡る
彼岸花!久しぶりに見ました。
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彼岸花!久しぶりに見ました。
1時間半ほど歩くと大島バス停に到着!ここからはバスで帰りました。
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1時間半ほど歩くと大島バス停に到着!ここからはバスで帰りました。
和田バス停付近。かぐらの湯はバスの時間の問題で時間なく今回は入れませんでした。
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和田バス停付近。かぐらの湯はバスの時間の問題で時間なく今回は入れませんでした。
乗合タクシーを乗り継ぎ平岡駅着。
乗合タクシーを乗り継ぎ平岡駅着。
後はノラリクラリかえりまーす!最後まで有難うございました!
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後はノラリクラリかえりまーす!最後まで有難うございました!

感想

当初、山岳会の仲間と長期のお休みをとり、2人で5泊6日で畑薙ダム〜寸又峡までの縦走予定であった。が縦走中に台風がくるとの予報があり前持って苦渋の山行中止。
毎日アルペン号もキャンセルしてしまった。が直前の予報で台風の方向がそれ思ったよりも早く天候が回復してしまうとの事。バスはキャンセルしてしまったが、せっかくの長期休暇だしこれは行くしかない!しかしもう時間が無い。。

単独で行くしかないので前から気になっていた大沢岳登山口から繋げてしまおうと思いっきって出発した。がこの決断が後になって大失敗となるのであった・・

南アルプス深南部。この言葉を最初に提唱したのは有名な『沼津カモシカAC』だと言われている。昔から静岡県の藪山ピークを登頂しており噂によると黒いTシャツに黒ズボンのロゴが入っている服装から『森の忍者』などと言われていた。と他の山屋さんから聞いた事がある。

深南部、魅力的な言葉である!特に南アルプスの静かな山域に憑りつかれてしまった自分からしたら、今回の自由なルートの開拓は冒険心をくすぐられ何かロマンというかドキドキワクワク感がするのであった。

今回の行程で一番の注意箇所は、実は1番始めの林道であった。10年程前まで山と高原社地図には記載があったルートであるが1箇所が豪快に崩壊しており、この林道崩壊のせいで地図からは消えている。が登山道に入ってしまえば綺麗な看板も残っており特に危険個所や迷いやすい箇所は無いように感じた。

このコースもう1つの特徴は南アルプス最強のその標高差。大沢渡(おおさわど)が1100mの今回最低標高なのですが。
しらびそ峠から一旦800m下り大沢渡へ。わざわざそこから大沢岳まで1700m登り返します。
今回は大沢岳第2登山口からの入山で大変な標高差になりましたが。
遠山森林鉄道の軌道が現役の頃は、梨元(ていしゃば)-北又渡-大沢渡までと沢沿いの軌道上を辿って来れたそうです。そんな背景がありこの様なルート差標高のある登山道が作られたのだと思っています。

今でも昔から登っている地元の方々は、この崩壊林道部分だけロープを出したりして登山しているようである。事前に地元山岳会に問い合わせて下調べをしていたので情報通りであった。

前日の宿泊地の聖平小屋はシルバーウィーク最終日で今年最後の営業日であった。
小屋に着いたのは19時台で怒られると思ったが、小屋番の原田さんからは逆に深南部の話で盛り上がり、全部池口岳から先は踏破しているとの事。ここでかなり情報を頂き名刺も頂いた。達成できたら連絡下さいねと話されていました。

フルーツポンチ、ジュース、スナック菓子など小屋締めなので無料でお持ち下さいになっていたので、ここでかなり英気を養う。計画では兎岳避難小屋に泊まる予定でいたのだが、兎岳避難小屋で出会った登山者が聖平小屋は小屋締めで無料で食物を頂いた。と情報があり卑しくも聖平を目指す事になったのであった。

この避難小屋泊のもう1人のソロの方は日本海(栂海新道)〜太平洋を20日以上かけて徒歩で縦走していて、北アルプス〜八ケ岳〜黒戸尾根〜も終わり畑薙から太平洋まで下道を歩くそうな。世の中には凄い人がいたもんだとしばらく長期縦走の話で盛り上がりずっと話していたかったが名残を惜しみながら聖平小屋を目指す。

しかしこの出会いで自分が影響されまさかこの後、日本海〜太平洋43日縦走をやるきかっけになるとはこの時は夢にも思いませんでした。

光岳から先迷った箇所が2点。光岳〜加々森山の間。もう一か所は鶏冠山分岐。

今回光岳から先は初めてのバリエーション登山。水場とルートについては完全に本来一緒にいく相方に任せていた。急遽単独で決行したので下調べ知識が十分になく何度も何度も獣道に騙され沢沿いを下ってしまった。そうこうしているうちに日が暮れ水場も見つけられず尾根を真逆に下り、ビバークする事になってしまったのであった。

本来は鶏冠山分岐〜笹ノ平方面に行きたがったのだが踏み跡の濃い反対側の尾根に知らない内に下ってしまったのであった。その尾根間違いに気付いたのも、ビバーク次の日の早朝にコンパスを当てた時であった。最初真逆の方向を指しており自分の目を疑った。。

今思えばダルマ沢の源頭部分のどこかでビバークしていたようだ。ハイマツの尾根を下った時は良いが、池口まで登り返すとなるとかなりエネルギーを使い。下りよりも倍以上時間がかかった。何とか本来向かう方向の鶏冠山方面に復帰するが水の残量も少ない不安感からか精神的に疲れてしまい、食糧はたっぷりあったがエスケープルートの池口岳から下山したのであった。

とは言っても、〜大沢岳までは自分で下調べしていたの無事達成。
次回、池口岳からの縦走リベンジを心に誓う!

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