早春の赤石連山縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 3,257m
- 下り
- 3,602m
コースタイム
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:20
天候 | 曇り晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
靴
ザック
行動食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
シェラフ
アイゼン
ピッケル
|
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感想
二ツ岳登山口から二ツ岳まではよく踏まれた道だった。登りが急なのでゆっくり歩いた。我蔵越に出ると霧氷がびっしりついていた。
二ツ岳から西は難路になる。間違った踏み跡が多く、雪に覆われるとさらにわかりにくかった。赤テープを慎重に探しながら進む。かぶさる藪に霧氷がついているのが非常にうっとおしい。しかし振り返る稜線は美しい。
権現越に出てようやくブッシュとお別れかと思ったが、東赤石までの稜線上のルートは歩く人が少ないのかこれまで同様の樹氷の附いた藪をかき分けながらの登りとなる。たまに出てくる露岩の登りがわずかな癒しだった。
東赤石からは雪もなく春山らしい快適な道が続くが、今日のビバーク地の銅山越に水場が無いのでヒュッテまで降りて水を汲んだ。一日の終わりに標高200mの登り返しは辛かった。
銅山越でSHINと合流し、奴らのテントに潜り込んで一夜を過ごした。マットを忘れたうえ夏シュラフだったので割と寒かった。
翌日6時に出発。西山、つなくりと越え、本日前半のハイライト、乳山の別れまでの550mの登りにかかる。割としんどいが今日は快晴が約束されている。別れからの展望を楽しみに自分に鞭をいれた。
たどり着いたが霧で何も見えない。吹き付ける風は早春というより晩冬の寒さだった。さっさと行こうと思うが地面が凍りついていて滑って転ぶ。
冠岳の北面は氷化した雪が固くキックステップを慎重に決めないとずり落ちる。アイゼンを出すほどではないのがかえっていやらしい。余分な力を消耗しながら冠岳にたどり着く。ようやく陽も照り、景色も見えてきた。
平家平までは快適に歩いた。笹の中に寝転んで目を閉じる。平和だ。
三森峠までは快適な散歩道。そこからは短いけれど急な登り。三森山から大座礼のルートは岩場交じりの細かいアップダウン。朱色のビニールテープで作ったFIXがやたらと多く風景にそぐわない。FIXするのは勝手だけど回収してほしいと思った。
鉄等広場に着いたのは13時20分。計画では大座礼までだったが、そこまで行くとプラス3〜4時間。体力、気力が続かず日和ることにした。筏津まで送電線巡視路を降りた。SHIN達が車を登山口から肉淵まで回送してくれてたのでそこまでアスファルトを歩く。疲れた足裏にアスファルトの固さが堪える。小一時間ただ足を出し続けてようやく車にたどり着いた。地面に寝転んで煙草を吸った。青空がまぶしかった。
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