「笈ヶ岳」は今が旬！岐阜の残雪期限定三名山最後の一座へ！

2016年04月09日(土) [日帰り]

• GPS: 11:37
• 距離: 25.2km
• 登り: 2,431m
• 下り: 2,444m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:08
• 休憩: 2:30
• 合計: 11:38

距離 25.2km 登り 2,445m 下り 2,444m

5:51 スタート地点
6:17 6:18 中宮温泉ビジターセンター
6:46 6:54 ジライ谷出合
8:09 8:17 ジライ谷ノ頭
8:27 8:28 ・1271
9:54 10:01 冬瓜山
10:29 10:47 シリタカ山
11:20 11:30 中宮ルート分岐
11:49 11:52 小笈ヶ岳
11:58 12:38 笈ヶ岳
12:45 小笈ヶ岳
12:54 12:57 中宮ルート分岐
13:43 シリタカ山
14:02 14:21 冬瓜山
15:11 ・1271
15:18 15:24 ジライ谷ノ頭
16:21 16:34 ジライ谷出合
16:55 17:08 中宮温泉ビジターセンター
17:29 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中宮料金所までの林道開通はまだ。
ゲートから自転車でビジターセンターまで行きました、4キロ。
中宮レストハウスのトイレは閉鎖されていました。

コース状況／危険箇所等

ビジターセンターの裏が登山口。　
野猿広場までカタクリ群生がいっぱい
野猿広場からの渡渉は朝は水量少なくて渡るところはあったが
帰り夕方は水量がものすごくて渡る個所見つからず、岩に跳び付いてなんとか渡渉
ジライ谷出合からジライ谷ノ頭までが急坂でロープが連続する鬼坂でかなりきつい
（イワウチワの群生が満開）
ジライ谷ノ頭からは道が有りますが木の枝や下草に阻まれて歩きにくい。
残雪が出てからは歩きやすくなりますが冬瓜山付近はヤブと残雪が交互で木の枝との間に雪の落とし穴多数。ナイフリッジは雪ほとんどなし。
冬瓜山からシリタカ山は雪はつながってますが,谷側の雪庇が雪が薄くなりときどきトラップの落とし穴にはまります
シリタカから稜線へのトラバースは落ちたらやばい。しっかりステップつけて要注意
稜線から山頂へは雪がしっかりしているところを選べば問題なし
冬瓜平の巻きルートが良くわからなかった（あまりトラバースをしたくなくて）ので
行きも帰りも冬瓜山からシリタカ山経由のコースをとりました
チェーンスパイクとストック装備でしたが12本アイゼンが安心です。
だいぶ雪が解けてますので歩くところを選ぶのに苦労します

その他周辺情報

白山市民温泉:大門温泉　大人370￥
http://www.hakusan-spa.com/c6035.html

写真

4/9 5:53

林道ゲート。開通はまだまだ先ですね。

自転車で4km
中宮レストハウスに向かいます

4/9 6:04

スーパー林道はまだ準備中

4/9 6:16

ここから上に登っていきます

4/9 6:17

ネコノメソウ

4/9 6:20

カタクリも群生見事でした

4/9 6:27

このままスルーすればレコに出てくるトンネルなのですが
上へ回避して行ってみました
（そのまま真っ直ぐでOKです）

一つ目の渡渉
たいしたことはありません

4/9 6:36

小さいトンネル内にはコウモリ（一匹）いました

4/9 6:44

スミレ

4/9 6:45

野猿広場到着

4/9 6:47

4/9 6:47

こんなにいっぱい動物います
あとで聞いたところ3月末に熊が出たとか
（熊鈴は鳴らしながら進みました）

4/9 6:53

問題の渡渉
自分はここを越えました
（朝は良かったけど帰りはすごい水流に・・・）

4/9 6:55

ジライ谷

4/9 7:03

いきなりすごい急登が続きます

4/9 7:05

イワウチワ群生がすごい数

4/9 7:08

なんとかイワウチワに励まされます

4/9 7:15

頼りないロープも使いながら
ひたすら登り続けます

4/9 7:15

イワナシ

4/9 7:40

白山方面の白い山々

4/9 7:44

巨大岩
（はりついてみます）

4/9 7:46

nekosama登ります

4/9 7:47

赤いテープや朽ちたテープの目印が
いっぱいあります

自分も必死でよじ登ります

4/9 7:52

雪がやっと出てきました

4/9 8:15

目指す冬瓜山方面

4/9 8:30

雪の上は歩きやすい

4/9 8:34

藪ロード突入

4/9 8:50

熊の爪痕が・・・

4/9 8:52

白山はさすがに白い

4/9 9:15

4/9 9:17

笈ケ岳ロックオン

4/9 8:23

雪は少なく藪がだいぶ出てきてます

4/9 9:17

これからあそこまで行くよ！
まだまだ長い道のり

4/9 9:24

だいぶとけてます

トラップはまります

雪もゆるんで
だいぶこんな状態が多くなっています

4/9 9:26

白い七倉

4/9 9:26

白い白山

4/9 9:33

このあたり雪は途切れます

4/9 9:38

思わず雪が崩れます

4/9 9:39

景色はいい

4/9 9:46

それらしい登山道はなんとなくわかります

4/9 9:53

笈ヶ岳　目指す稜線

冬瓜山のナイフリッジ
雪は少し

4/9 9:56

冬瓜山三角点
ここまで3時間30分
まだまだ先は長い

4/9 10:02

冬瓜で足がけいれんしたと言ってた人が引き返してきました
「この先からが楽で楽しいのに』と悔やんでました

4/9 10:07

たしかにやっと雪が続くようになり
雪歩きが楽しめ？ます

4/9 10:15

青空につい笑顔も

4/9 10:18

4/9 10:29

nekosamaも歩いてきます

4/9 10:31

4/9 10:31

笈を指さして

4/9 10:39

4時間30分歩いて笈はまだまだ先
遠い！

4/9 10:39

4/9 10:39

シリタカ山頂
気持ち良い展望

4/9 10:39

4/9 10:40

シリタカ山到着！

白山バックに

4/9 10:49

滑り台

さあシリタカ下って
笈まで

4/9 10:59

カカトステップでがっつり下っていきます

4/9 11:08

nekosamaの後ろ2人はすでに笈登頂して下ってきた人たち
「もっと人が多いかと思ってた」とのこと
たしかにこの雪の少なさでは今が旬かも

4/9 11:14

稜線までのトラバース
落ちると下まで行ってしまいます
緊張でバクバクでした。（12本爪とピッケルほしかった）

4/9 11:21

さらに雪の急登もキックステップで登っていくけど
下を見ると怖い怖い

4/9 11:34

4/9 11:37

ここでやっとチェーーンスパイク装着
12本アイゼンにした方が良かった・・・

4/9 11:38

前笈越えて笈はあと少し

4/9 11:45

壮大な風景の中nekosama登ってきます

4/9 11:51

やっと目の前に、笈！

4/9 11:56

目指せ山頂

4/9 12:20

山頂コーヒー

4/9 12:21

うっすら御嶽

4/9 12:21

乗鞍方面

4/9 12:21

北アルプス

4/9 12:21

白山方面

4/9 12:23

nekosamaと2人で山頂記念写真

4/9 12:26

西方向

4/9 12:30

笈ヶ岳200名山ゲット

4/9 12:34

最後にもう一度白山

4/9 12:34

笈ケ岳GPSでも確認

4/9 12:39

パノラマに向かって下っていきます
気持ちいい

4/9 12:44

ふりかえって笈

4/9 12:46

4/9 13:35

雪の壁で遊ぶ

4/9 13:39

4/9 13:41

再びシリタカ

4/9 13:41

最後に笈稜線

4/9 13:42

白山方面雪が濃い

4/9 14:04

暑くて半そでのnekosama

4/9 14:11

冬瓜もどってきました

4/9 14:30

4/9 14:32

雪が解けたら歩きにくそう

4/9 14:33

帰りもトラップいっぱい

4/9 14:40

冬瓜平ルートとの分岐
今回は良くわからなかったので行き帰りともピークルートを行きました（しんどかった・・・）

4/9 14:42

青空と一緒に

4/9 14:51

4/9 15:26

展望見ながら

4/9 15:37

赤テープもいっぱい

4/9 15:43

大岩とnekosama

4/9 15:50

カタクリ

4/9 15:57

イワウチワ

4/9 16:03

きつい下りが疲れた足にこたえる
ロープもしっかり頼ってしまいました

4/9 16:07

ピンクの濃いイワウチワ

4/9 16:17

4/9 16:19

水流が半端なく増してました
まともに渡れるところがありません

4/9 16:31

上の写真の少し下のこの丸っこい岩に跳び付いて
なんとか渡渉できました。

4/9 16:33

野猿公園まで戻ってきました

4/9 16:35

カタクリ
午後はしっかり開いてました

4/9 16:38

カタクリ群生いっぱいでした

4/9 16:43

4/9 16:49

簡単な渡渉

4/9 16:52

帰りはレコのトンネル経由で帰ってきました
スズメバチの巣に注意（去年の11月）の表示

4/9 17:03

ビジターセンターに無事戻って
バンザイ！

4/9 17:17

まだスーパー林道の端には雪も

4/9 17:27

無事ゲートへ

撮影機器：

XQ1 FUJIFILM

感想

うえはる

岐阜の残雪期しか行けない三山。ソロでの「野伏ヶ岳」「猿ケ馬場山」に続いて今回
nekosamaと2人で「笈ヶ岳」に初挑戦。
ヤマレコの記録からはとにかく距離が長いのと厳しいルートということで制限時間11時間を計画して臨みました。
まずはゲートから自転車で中宮温泉ビジターセンターへ。ガードレールもまだなく、ところどころ雪が残り落石もありますがまあ快適です。
野猿広場からいきなり渡渉。それが終わるといきなりの急登。朽ちたロープと尋常でない傾斜が続きます。しばらくはイワウチワの群生がいっぱいで、それを見ながらがんばれます。
ジライ谷ノ頭からやぶ漕ぎもあり、残雪、踏み抜き、そして白山と笈の景色も見えるとやっとちょっとしたナイフリッジの冬瓜山（ここまでが目茶苦茶遠かった）
ここからは雪道を楽しみながらシリタカ山（景色がめちゃいい）
おそるおそるトラバースで稜線に出ると、それからは雪の急登をキックステップでけり登って前笈、笈とひたすら雪の上の青空見ながら登っていく。
ようやく着いた笈ヶ岳山頂は風もなく、青空の向こうに北アルプス、乗鞍、御嶽
白山と素晴らしき展望。
帰路は雪の急な下りを滑らないよう慎重に下り、緩んだ雪にこわーいトラバースを冷や冷やしながら渡り切り、雪のトラップに注意し、疲れ切った足に最後の急降下ロープ地獄が待っていた。ホッと一安心もごうごうと音を立てて流れる野猿広場前の川
渡渉できるところがないやん・・・なんとか岩にへばりついて渡りきる。
なんとか6時から17時まで予定通りで無事帰ってこれました。
本当にスリルと歩きごたえのある200名山でした。
例年は5月連休の笈ヶ岳みたいですが、今年は今頃がぎりぎりかも。
狙っている方はお早めに。

コメント

hamahako

目標達成、やったね！
お疲れさまでした
行けてよかったですね
雪の状態を見ると、かなりぎりぎりのタイミングだったみたい
道中かなり長いので、条件がいいときでも
あたしにはむりっぽいなぁ・・・羨ましい限りです。

うえはる

Re: 目標達成、やったね！
hamahakoさん、とりあえず今年の残雪の山は制覇
思ったよりも時間がかかりしんどかったです。
が、最高の眺めとスリル。達成感もひとしおです

kei7985

お疲れさまでした。
思いのほか雪が少ないのですね。
下手すると来週末ももうヤバいかもしれないですね。
自転車持ってないからどのくらい時間かかる事やら・・・。
意外と花がすごくきれいですね。

うえはる

Re: お疲れさまでした。
雪はだいぶ少なくなっているようです。
ゲートから歩きの人は4時くらいから行ってました。
距離があるのでできるだけ早めの出発がいいですね
あと往復、冬瓜平でピーク回避すればもっと余裕もできるようです
イワウチワの群生は見事でした。

busan

ロングコース！！
こんばんは！
またまたロングコースですか
最近のueharuさんは、アグレッシブですね
急斜面は確かに怖そうですね・・・。
白山はいつ見てもかっこいいですね〜

ぼくは未だタイミングと天気に恵まれず、延び延びになっております
そうこう言ってる間に、そろそろあちこちの冬季閉鎖していた林道たちがオープンしますね
活動の幅が広がるってもんですよ

うえはる

Re: ロングコース！！
busanさんこんばんは！
笈ヶ岳は今年の目標で年初から計画してましたので、無事行けてホッとしてます。
山頂から見る風景は苦労した分、最高ですね。
帰りも大変で、最後の渡渉の水量を見たとたん、 最後の最後に難関も待ち受けてました
そろそろ夏の計画もですね

はれはれ

体力と気力とイワウチハに乾杯です
こんばんは。
先ずはお疲れ様でした。
トラップ多い中無事帰還おめでとうございます。
イワウチハの群生見てみたいです。（近場で見る予定ですが）
イワナシ小さいのに良く撮れてます。
やっぱし白山どえりゃー素敵ですね。
最高の山行き　羨ましいです。
ゆっくりお休みください。
８０，８１より

うえはる

Re: 体力と気力とイワウチハに乾杯です
８０さん８１さんこんばんは
最高の笈ケ岳でした
これだけ花が咲いているとは思ってなかったので、それも収穫でした
本日はゆっくり休養できたので、また新たな山の景色を探しに行きたいと思います

takenakano

お疲れ様でした
ueharuさん、こんにちは。シリタカ山と笈ヶ岳の間ですれ違った２人組の者です。
ゲートから往復１２時間、手ごわい山でした。
あの藪の様子だとこれからは日々登るのが大変になりそうですね。私もサングラスを飛ばされたり、シャツに穴があいたり、トレッキングポールが曲がったりして大変でしたが、この時期に登れてよかったです。ＧＷはおそらく無理なのでは？
私たちも帰りは大門温泉に寄りました。

うえはる

Re: お疲れ様でした
takenakanoさんこんばんは
本当に手強い山でしたよね。行ったもの同士がわかるこのしんどさと素晴らしい展望
ちょうどいい時期に登れたのではと思います。
冬瓜平から下山したのですね。
当方たちはトラバースの先が不安で、またピークから戻りました。
大門温泉の熱いお湯が日焼けの首にピリピリでした