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Yamareco

記録ID: 857942
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

大荒れでした、蝶ヶ岳

2016年04月30日(土) ~ 2016年05月01日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:07
距離
5.8km
登り
1,432m
下り
56m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:28
休憩
0:39
合計
7:07
距離 5.8km 登り 1,433m 下り 64m
3:42
21
スタート地点
4:03
4:05
43
4:48
4:49
68
5:57
6:31
248
10:39
7
10:46
10:48
1
10:49
ゴール地点
GPSログは登りだけです。
7時間もかかっているので、あまり参考にはなりません。
天候 晴れのち暴風雪
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三股駐車場は結構空いていました。
その他周辺情報 「ほりでーゆ」で決まり。
大人一人530円ですが、蝶ヶ岳ヒュッテで割引券貰えます。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
29日の朝、今日は移動日。
重量17.5圈
2016年04月29日 08:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/29 8:05
29日の朝、今日は移動日。
重量17.5圈
昼に自宅を出て夕方に安曇野着、「ほりで〜ゆ」で一風呂浴びて登山口へ。
夜は2℃まで下がり、この時期にしては寒いです。
2016年04月29日 18:32撮影 by  SO-02G, Sony
4/29 18:32
昼に自宅を出て夕方に安曇野着、「ほりで〜ゆ」で一風呂浴びて登山口へ。
夜は2℃まで下がり、この時期にしては寒いです。
朝4時にスタート。
2016年04月30日 04:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:00
朝4時にスタート。
三股の登山相談所です。
計画書を提出。
2016年04月30日 04:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:02
三股の登山相談所です。
計画書を提出。
蝶ヶ岳と常念岳周辺の地図。
2016年04月30日 04:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:03
蝶ヶ岳と常念岳周辺の地図。
ここが登り口。
2016年04月30日 04:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:03
ここが登り口。
常念との分かれ。
蝶へは左奥へ沢沿いに進みます。
2016年04月30日 04:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:06
常念との分かれ。
蝶へは左奥へ沢沿いに進みます。
おっ、明けてきた。
2016年04月30日 04:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:38
おっ、明けてきた。
ガオー。
2016年04月30日 04:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:48
ガオー。
ゆるやかな登り。
2016年04月30日 04:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 4:57
ゆるやかな登り。
登るにつれ明るくなります。
2016年04月30日 05:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 5:02
登るにつれ明るくなります。
ゆっくり標高を上げます。
今日はスローすぎるくらいのペースを維持。
2016年04月30日 05:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 5:06
ゆっくり標高を上げます。
今日はスローすぎるくらいのペースを維持。
樹林の間に稜線が見えてきた。
2016年04月30日 05:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 5:16
樹林の間に稜線が見えてきた。
くっきり、晴れてる!
2016年04月30日 05:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 5:31
くっきり、晴れてる!
まめうち平に到着。
小休止します。
2016年04月30日 05:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 5:58
まめうち平に到着。
小休止します。
ここから平坦な樹林に突入。
2016年04月30日 06:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 6:31
ここから平坦な樹林に突入。
雪が出てきました。
この辺りはゆるやかな登りです。
2016年04月30日 06:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 6:33
雪が出てきました。
この辺りはゆるやかな登りです。
ここからピッケルとアイゼン装着。
2016年04月30日 06:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 6:54
ここからピッケルとアイゼン装着。
一歩一歩ゆっくりと。
凍ってるのでよく効きます。
2016年04月30日 07:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 7:30
一歩一歩ゆっくりと。
凍ってるのでよく効きます。
だいぶ登ってきました。
2016年04月30日 07:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 7:41
だいぶ登ってきました。
途中、トラバースも何箇所かあります。
でもそんな危険箇所はないと感じました。
2016年04月30日 07:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 7:43
途中、トラバースも何箇所かあります。
でもそんな危険箇所はないと感じました。
あ〜、常念岳がくっきり。
残雪時期もいいな〜。
2016年04月30日 09:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
4/30 9:48
あ〜、常念岳がくっきり。
残雪時期もいいな〜。
この壁がキツい。
休み休み登ります。
2016年04月30日 09:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 9:48
この壁がキツい。
休み休み登ります。
蝶から常念への尾根がくっきり。
2016年04月30日 10:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 10:08
蝶から常念への尾根がくっきり。
振り返ると安曇野の町が下界に見えます。
2016年04月30日 10:08撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 10:08
振り返ると安曇野の町が下界に見えます。
急登をこなし、ほぼ稜線に乗った。
2016年04月30日 10:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 10:37
急登をこなし、ほぼ稜線に乗った。
森林限界を突破。
2016年04月30日 10:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 10:38
森林限界を突破。
2016年04月30日 10:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 10:38
稜線が眼と同じ高さになりあした。
2016年04月30日 10:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 10:38
稜線が眼と同じ高さになりあした。
10時40分、蝶ヶ岳ヒュッテ到着。
CT1時間半オーバー、計7時間もかかってるし…。
もうヘロヘロです。
2016年04月30日 10:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 10:43
10時40分、蝶ヶ岳ヒュッテ到着。
CT1時間半オーバー、計7時間もかかってるし…。
もうヘロヘロです。
とりあえずヒュッテのすぐ近くの頂上へ。
振り返るとヒュッテのバックに常念から槍の展望。
2016年04月30日 10:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 10:43
とりあえずヒュッテのすぐ近くの頂上へ。
振り返るとヒュッテのバックに常念から槍の展望。
2016年04月30日 11:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 11:43
うっひょ〜!、こりゃすごい。
北穂高、涸沢、奥穂、前穂、西穂。
穂高連峰が一望。
2016年04月30日 11:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
4/30 11:43
うっひょ〜!、こりゃすごい。
北穂高、涸沢、奥穂、前穂、西穂。
穂高連峰が一望。
槍ヶ岳が正面。
2016年04月30日 11:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 11:43
槍ヶ岳が正面。
ちょっと雲が出てますが、すごい風景。
2016年04月30日 11:43撮影 by  SO-02G, Sony
1
4/30 11:43
ちょっと雲が出てますが、すごい風景。
いつまでも眺めていたい。
2016年04月30日 11:43撮影 by  SO-02G, Sony
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4/30 11:43
いつまでも眺めていたい。
2016年04月30日 11:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 11:44
2016年04月30日 11:44撮影 by  SO-02G, Sony
4/30 11:44
何度も同じ風景と撮ってしまいます。
2016年04月30日 11:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 11:44
何度も同じ風景と撮ってしまいます。
テン場の風景。
まだ1、2張り。
2016年04月30日 11:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 11:44
テン場の風景。
まだ1、2張り。
頂上の標識を入れて、穂高連峰。
2016年04月30日 11:45撮影 by  SO-02G, Sony
1
4/30 11:45
頂上の標識を入れて、穂高連峰。
2016年04月30日 11:45撮影 by  SO-02G, Sony
4/30 11:45
2016年04月30日 11:45撮影 by  SO-02G, Sony
4/30 11:45
パノラマで。
2016年04月30日 11:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 11:56
パノラマで。
一時間ほど眺めてましたが、寒くなったのでヒュッテでテント泊の受付に行きました。
2016年04月30日 11:57撮影 by  SO-02G, Sony
4/30 11:57
一時間ほど眺めてましたが、寒くなったのでヒュッテでテント泊の受付に行きました。
小屋の方曰く、昨晩は最低気温マイナス7℃。
マジっ!、ヤバいかも…と思いました。
2016年04月30日 11:57撮影 by  SO-02G, Sony
4/30 11:57
小屋の方曰く、昨晩は最低気温マイナス7℃。
マジっ!、ヤバいかも…と思いました。
テン場はザラ地と雪原の2箇所なのですが、風がヤバそうなので這松のそばに設営。
2016年04月30日 12:01撮影 by  SO-02G, Sony
4/30 12:01
テン場はザラ地と雪原の2箇所なのですが、風がヤバそうなので這松のそばに設営。
15時を過ぎてガスと風が出てきました。
テン場は最終的にこんな感じ。
2016年04月30日 15:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 15:01
15時を過ぎてガスと風が出てきました。
テン場は最終的にこんな感じ。
発電用の風車がブン回っています。
恐ろしいほどの唸りをあげて。
2016年04月30日 15:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 15:02
発電用の風車がブン回っています。
恐ろしいほどの唸りをあげて。
風雪が増えてきました。
この時点で今晩越せるか不安に…。
2016年04月30日 15:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
4/30 15:02
風雪が増えてきました。
この時点で今晩越せるか不安に…。
テント内の様子。いろんなものがブラ下がってます。
スパッツや手袋やゴミ袋や。
2016年04月30日 15:20撮影 by  DSC-RX100, SONY
4/30 15:20
テント内の様子。いろんなものがブラ下がってます。
スパッツや手袋やゴミ袋や。
ヒマなのでいろんな物を食します。
豆腐の味噌汁の次にホットココア、暖まります。
2016年04月30日 15:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
4/30 15:25
ヒマなのでいろんな物を食します。
豆腐の味噌汁の次にホットココア、暖まります。
軽く眠った後に夕食は中華丼にホテイの焼き鳥添え、ウマし。
しかし、この後風雪ともに強まります。
夜中の1時ずぎに誰かに背中を押されると思ったら大量の雪です。テントの南側1/3くらいまで雪で埋まり、仕方なく這い出し雪かきすること2回。またポールがたわむ程の風が吹きつけます。
夜半3時ごろ一旦緩まりますが、4時ごろからまた再開。
でも今日下山しなければならないため、意を決して5時より撤収開始。
となりの方は今日は動いてもしょうがないため停滞されるとの事。この方にスコップをお借りし、暴風雪の中テントを堀り出しますが、張り綱が2本凍り付いてほどけないため残置し、テントも畳むヒマなくザックに押し込み一旦小屋脇へ避難。
撤収に1時間半ほどかかり7時すぎより下山を開始しますが、樹林へ下るまでの稜線で突風に出会い、ピッケルにつかまって耐風姿勢でやり過ごしながら何とか樹林まで下りました。
あまりに状況が厳しかったため、この間写真を撮る余裕はなかったです。

2016年04月30日 18:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
4/30 18:03
軽く眠った後に夕食は中華丼にホテイの焼き鳥添え、ウマし。
しかし、この後風雪ともに強まります。
夜中の1時ずぎに誰かに背中を押されると思ったら大量の雪です。テントの南側1/3くらいまで雪で埋まり、仕方なく這い出し雪かきすること2回。またポールがたわむ程の風が吹きつけます。
夜半3時ごろ一旦緩まりますが、4時ごろからまた再開。
でも今日下山しなければならないため、意を決して5時より撤収開始。
となりの方は今日は動いてもしょうがないため停滞されるとの事。この方にスコップをお借りし、暴風雪の中テントを堀り出しますが、張り綱が2本凍り付いてほどけないため残置し、テントも畳むヒマなくザックに押し込み一旦小屋脇へ避難。
撤収に1時間半ほどかかり7時すぎより下山を開始しますが、樹林へ下るまでの稜線で突風に出会い、ピッケルにつかまって耐風姿勢でやり過ごしながら何とか樹林まで下りました。
あまりに状況が厳しかったため、この間写真を撮る余裕はなかったです。

で、ここまで下ると一息です。
降り出しは自分が先頭だったようで、踏み跡がなくガスでよく見えない中、赤旗に導かれ下ることができました。
2016年05月01日 06:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/1 6:59
で、ここまで下ると一息です。
降り出しは自分が先頭だったようで、踏み跡がなくガスでよく見えない中、赤旗に導かれ下ることができました。
途中の沢がキレイ。
2016年05月01日 09:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/1 9:25
途中の沢がキレイ。
無事降りることができました。
ああ、よかった。
2016年05月01日 09:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/1 9:34
無事降りることができました。
ああ、よかった。
ここで今回の教訓、春先でもアルプスはスコップ必携。
次回から気をつけます。
お疲れ様でした。
2016年05月01日 09:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/1 9:36
ここで今回の教訓、春先でもアルプスはスコップ必携。
次回から気をつけます。
お疲れ様でした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック サブザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ
備考 雪用スコップは必携。

感想

当初計画では蝶ヶ岳経由常念泊としていましたが、一月半ぶりの山で且つテント泊であることを考慮に入れておらず、天候崩れも手伝って計画倒れの山行となってしまいました。

4/29は移動日とし夕方に安曇野に到着、夕食をとりつつ「ほりでーゆ〜」で一風呂浴びて三股駐車場で車中泊。明け方気温が2℃まで下がったのが気になります。
翌日は早めの3時半すぎにスタートしゲートから林道を20分程度で登山補導所のある三股に到着、ここから右手の常念への道を見送りまっすぐに西に進みます。
最初はゆっくりと標高を上げてゆき、ゴジラの木を過ぎてた辺りから急登が続きます。
まめうち平から徐々に雪が出始め最初の壁から雪山装備に換装、急登をこなします。
まだ早朝のため雪はクラストしておりアイゼン・ピッケル共に良く効きますが、久しぶりの登山に体がついてゆきません。
まめうち平をすぎ最初の壁から稜線まで終始急登が続き、一歩一歩休みながら標高を上げてゆきますが、この辺りから直射日光で雪面が緩み登りにくさに拍車をかけます。
稜線への最後の登りをなんとかこなし、這松帯を過ぎるとやっと蝶ヶ岳ヒュッテが見えましたが時刻は既に10時半。結局登りはじめから7時間かかってしまっており、よく蝶⇒常念までの計画を立てたもんだと我ながら呆れました。

ヒュッテにザックをデポし早速すぐ近くの頂上へ向かいます。
この時点ではまだ晴れており西の穂高連峰から槍、大天井、常念まで一望でき見飽きることがありません。
ただ昼を回った辺りから穂高上空に雲が現れ徐々に厚くなってゆきます。
この雲が蝶の上空にもかかり日が遮られだしたので、小屋でテント泊の受付をしたついでにラーメン注文しこれをいただいてから設営に移ります。
小屋の方のお話では昨夜はマイナス7℃まで下がり突風が吹き荒れたとの事で一抹の不安を感じながら、這松横の雪原にテントを張ります。

設営を終えた辺りからは終始ガスが出て風雪が強まり、やることもないので食事タイム。味噌汁にココア、そしてメインの中華丼+ほていの焼き鳥(缶詰)を食しひと眠りです。
ところが夜7時あたりから風雪が徐々に強まり、テントを揺らしはじめ9時すぎからはゴーゴーという風音と雪の当たるバチバチ音であまり眠れません。
小屋の脇の発電用風車もあまりの風に唸りを上げて回転し異音が鳴り響き異様な雰囲気です。
途中ウトウトするのですが、風音と撓むテントですぐに眼が覚めます。

12時を回ったころからは雪が吹き溜まりテントの1/3位の高さまで達したため、風が弱まった隙にコッヘルで雪かきです。この調子で朝方になっても風雪共にやむ気配なく、よく眠れないまま朝5時の時点で意を決して撤収準備を始めます。
今日(1日)は、翌日(2日)に子供の学校があるため、静岡に帰省中の家族を拾って帰阪する必要があり、どうしても下山する必要がありました。
撤収を開始するもテントを掘り出すのにコッヘルでは厳しく、お隣のテントの方にスコップを借りて雪かきです。ようやくテントを掘り出すも這松側の張り綱が凍りつきはずすことができないため仕方なく残置し、あまりの突風でテントを畳むこともできずザックに押し込み取り急ぎ小屋脇へ避難。

装備を整え下山にかかりますが、降り口へ向かい稜線を進むも突風で体をもって行かれます。ピッケルで耐風姿勢をとり風をやり過ごしながら降り口へ進むも、三股への下山は一番手だったようで踏み跡がありません。
真っ白の中、赤旗を頼りに樹林まで下りやっと一息つけました。
樹林からはひたすら下り続け10時すぎに登山口に到着しました。

一昨日に立ち寄った「ほりでーゆ〜」にまた再訪、汗を流し帰路につきます。
静岡へは長野道を経由し中央道の飯田山本ICより下道で4時間、さらにそこから大阪までまた4時間、占めて500kmの大移動を終えようやく自宅につきました。

北アルプスといえどさすがに春なのでそこまで厳しくないだろうと高を括っていましたが、手痛いしっぺ返しをくらいました。
2500m超えの稜線上の風雪は侮れません、完全雪山装備で望むべきでした。
厳冬期ではないため氷点下にはなりますが気温がそこまで低くないため何とかなったのですが、これが真冬だったらこうはいかなかったと思います。
色々な面でもっと修行が必要と感じた今日この頃でした。

おわり。

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