【鋸岳・甲斐駒ヶ岳】ヘロヘロ山行
- GPS
- 13:59
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,858m
- 下り
- 2,171m
コースタイム
- 山行
- 12:03
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 13:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは歌宿からバスで戸台大橋まで。 運賃650円+手回り品210円 現在は歌宿まで。北沢峠までは6/15より運行開始 http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html 戸台大橋から戸台河原駐車場までへの道。 戸台大橋から戸台方面へ進む。 和泉原井筋取り入れ口跡と書いた看板(歩いて最初の分岐)を右折。 車どめゲートをそのまま進む(二股を左)10分ほど歩けば駐車場へ到着。 (グーグルマップでもある程度確認できます) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■戸台-角兵衛沢取付 数回の渡渉を繰り返します。自分が前回に訪れた時と比べて 大幅に道が変わっていて驚いた。 この時期だと道に詳しくない限り水濡れの可能性は高い。 道を忠実に辿らないと、取付はわかりづらいかもしれません(看板など) ■角兵衛沢取付-大岩下の岩小屋 正式なルートと異なった場所から入ってしまい、復帰に時間が掛かった。 よく踏まれているので分かりやすいはず。逆に踏み跡がないなとおもったら ルートを外れているとおもったほうがいい。 ■大岩下の岩小屋-鋸岳第一高点 大岩下の岩小屋にある水場を見つけられなかった。角兵衛沢登り時、 主尾根から外れた岩峰に水が出ていたので利用した(自己責任) 後半のザレ場は有名な蟻地獄。三歩進んで二歩下がる。 三歩進んで足場が崩壊四歩下がる。巨大な石でも容赦なく崩れます。 足の運びには注意。プロテクション性の高い靴を履くこと。 ストックがあれば少し楽(木の棒を拾ってストック代わりにした) ■鋸岳第一高点-鋸岳第二高点 核心部、別途写真で説明してありますのでよければご覧ください。 □小ギャップの下りと登り □鹿窓ルンゼの下降、トラバース □大ギャップへの下降、トラバース 鎖を使うと当たった石が落ちてくる どうやっても落石が発生する箇所がある 掴む岩は剥がれるものが多い ■鋸岳第二高点-中ノ川乗越 下りは急+ザレ。ここもまた必ずといっていいほど落石を発生させてしまう。 人がいる際には要注意。 ■中ノ川乗越-六合石室 三ツ頭は登り返し、三ツ頭分岐で烏帽子岳へ(日向八丁尾根) 間違って進んでしまうという話をよく聞きますが、今は看板があるので 問題なし。 六合石室、水場は離れた場所にある。 ■六号岩室-甲斐駒ヶ岳山頂 大岩、鎖場などアスレチックな感じも若干あるものの、 ここを通るような人であれば問題はない。 ■甲斐駒ヶ岳山頂-北沢峠 メジャールート。甲斐駒山頂は直登ルートと、巻道ルートが選べます。 駒津峰からは双児山と仙水小屋経由のルートと選べます。 自分は双児山を経由しました。 双児山の登り返しは80mほどです。 駒津峰の濃いハイマツ帯は美しくオススメです。 |
その他周辺情報 | 仙流荘。600円。物見湯手形が使えます。 ごく普通の温泉だが、冷水の温度が10度と凄まじい低温。 アイシングにおすすめ。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | コンディションに応じてもっと水を持参すべきだった。 |
感想
山行計画は数日前からあった。
しかしどうも風邪っぽく、行くにしても場所が場所だけに、微妙なところ。
起きてから考えようと布団に入り、目が覚めると、何となくいい気がする。
そんなわけで実行に移しました。
真っ暗の戸台は正しい道を見失う。前に来た時と大分道も変わっており、
右往左往し、渡渉も濡れないように進むが、最終的にはずぶ濡れとなった。
角兵衛沢取り付きから道を間違っており、ハードな急登を進む。
GPSをみながら何とか復帰、踏み跡が厚くて安心した。
登るにつれ体温が上昇し頭がぼや〜っとする。
喉が乾燥して張り付き、水の消費がとても多い。
汗のにおいもあきらかに体調がよくないときのものだ。
やっぱ体調良くないか…そんな中水場のある場所に着くが、
どこにあるか見つけることができない。いつもの二倍くらい消費しており、
ここで補充できないと、縦走で水が持つのか怪しい感じだ。
水場も見つからず探すのもやめてぼーっと夜明けを眺めている自分…
何だかやる気もなくなり、すっかり帰りたくなってしまった。
でもせっかく来たのだから第一高点くらいまでは行くか…と重い腰を上げ
進みます。蟻地獄ポイントに差し掛かる頃、主線から外れた場所で
水の音が!これはと進むと出ていました。無事水をくみ、進みます。
ここで少しやる気が戻って改めて進みます。
第一高点に無事到着し、その先の第二高点、そして甲斐駒。
そしてやっと浴びた日光で(これ重要)頑張ろう!と奮い立たせます。
事前によく調べていたのでさほど迷うことなく小ギャップ、鹿窓ルンゼ
大ギャップと進み、第二高点へ。中ノ川乗越まで下り、
ここで改めて進むか下るか決めますが、正直「ここを下りたくねえ」
という理由から甲斐駒まで進むことに。
難所を過ぎて若干気が抜けたのか再び体調がイマイチに…
しかし気力を振り絞り、ヘロヘロになりながら何とか甲斐駒に登頂。
絶景を眺めながら、以前に同じような縦走をしたという
黒戸尾根から登ってきたナイスなお兄さんと山談義で盛り上がり一緒に記念撮影。
その後の北沢峠までは本当に惰性で下りました。
ただ事故は帰りに起こるんだぞ!と自分に言い聞かせることはしっかりと。
本来は戸台の周回をするか、さらにもう一座行く予定でしたが、
当然そんな余裕もなく…バスで帰ろうと歌宿まで下りました。
バス停に到着後、バスの運転手さんと鋸談義で盛り上がり。
当日同僚も5時から戸台入りして登っている、とか
昔鋸を縦走した際は二代目長衛さんにガイドしてもらった、とか
田中陽希君は第一高点で下っちゃってるから、面白いところ通ってなくて意味ないよなぁ、とか
地下足袋で登ったか帰りの戸台が地獄だった、など
運転手さん本当に鋸岳好きなんだなぁと、
待ち時間有意義な時間を過ごすことができました。
また、帰りの運行中「ほらお兄さん、今日歩いたところが全部見えるよ」
「下を見ると戸台がよく見えるよ、駐車場もみえるでしょう?」
と、都度バスを停めてマイクで説明してくれます。
あ、あの、嬉しいんですが少ないけど他の人も乗ってるので(;´Д`)
極上のサービスを受けた後、無事帰還しました。
イケさんこんにちわ!
また、ドMなルート歩きましたね(^^)
一歩進んで二歩下がると心が折れちゃいそう(>o<")そんなとこでも行っちゃうイケさんってスゴい!
お疲れ様でした🍺
マルさんこんにちは。
事前予習はしっかりと行ってきたのですが、やはり難易度の高さを感じました。
体力だけでウリャー!っていうのとは違いました
体調がよろしければもっと先へ行く予定でした。いつかリベンジします!
自分も日の長い6月に行こうと思ってます。
レコを読んで3年前の山行を思い出しました。
昨年も夏至の日に行ったのですが、体調不良で熊の穴沢を下ったあとビバークして帰りました。
compassの下山届けが出せずに遭難騒ぎになって伊那警察署のおまわりさんに迷惑をかけてしまいました。
2回とも鹿窓から第2高点の途中でルートを外れているので注意したいと思います。
追伸:たぶんNo.44の写真の残置してあったロープとスリング、カラビナは、3年前懸垂下降で自分が使ったものです。去年も同じ場所で間違えてルンゼを下降しました。回収しに行きます。
鹿窓から下降してトラバースするところは、レコの写真が非常にわかりやすくて助かります。
明日は、鋸のトレーニングで地元の鶏冠山と東沢に行ってきます。
hagakureさんこんにちは。
鋸何度も行っているんですね…
バリっぽいところがお好きなんですね!自分はいかんせん技術がまだまだなので
色々と考えさせられることがありました。次回以降活かせるなぁという部分もあったので
結果としてはよい山行でした。
残置はhagakureさんのだったんですね。あそこを下りたんですか…凄いなぁ
こんばんは。
ここじゃ、私が行けるどうかの検証にならないじゃないですか!!
お風邪ひいてたのに、すごいです。
alsoさんがヘロヘロなんて、そんな風に見えないですけど。
そして歌宿まで歩くんだ(笑)かっけーす!!
私は甲斐駒でがっすガスの直登だったんで、こんなに美しいの見てないんですよ。
行ける時に又行きたいです。
オベリスクもここを登りました赤線レコの人がいればよかったな〜。
親切な丁寧なレコに拍手👏
hapiraさんこんにちは。
ryutakutanさんに山行を誘われていましたが、風邪悪化したんで辞退して
今日はずっと寝ていました…ゲフンゲフン
体調悪いと体力面もさることながら、精神面にも影響が出てしまいますね。
今回の山行は、序盤と後半すっかり弱気になってしまいました。
甲斐駒ってこんなに白いんだなーって思いました。
黒戸尾根しか登ったことなかったんでとても新鮮でした!
hapiraさんの大きさはわかんないけど足は届きますよ!ご安心ください!
オベリスクは実は近寄ったことがないです。遠目に見て満足してました。
hapiraさんのレコを見たら興味がわいたので次回行った際には登ってみようかとおもいます!
先ほど会社帰りに立ち寄りましたらryutakutanさんとバッタリ!
alsoさん鋸を縦走された事をお聞きしましてレコ拝見させていただいてます。
難しいルートで行かれましたね。角兵衛沢の登り、小ギャップのハングした岩場の下降、鹿窓ルンゼの下降・・・甲斐駒からの下降より歩き方はもちろん体力的にもキツイルートですね。
ruhasamenさんこんにちは。
今回縦走して思ったことはやはりruhasamenさんって凄いんだなって痛感しました。
鋸といえばruhasamenさんのイメージなので…他にも多くのルートを登られているので
本当尊敬します。
戸台からのルートでさえ色々と試される感じでしたので…奥が深いですね。
でもどちらかというと鋸よりウエルシアのイメージが強くなってきました笑
alsoさんこんにちは。
また険しい所へ行ってきましたね!しかも体調不良なのにロングなコース
ほんとにお疲れ様でした。
関東甲信もぼちぼち梅雨入りしそうですね。
ジャンの件は吊尾根がある程度安全に通行できるようになってからと考えていましたが、そろそろだと思われます。
お互いの予定とお天気の都合の合うタイミングで是非行きましょう!
motosaさんこんにちは。
病になると、肉体もさることながら精神的に弱い部分が出てしまいますね。
ここの道は何気にmotosaさん向きかなっておもいます。
どうですか?甲斐駒とセットで
ジャンはどんな感じですかね。天候が合えばGo!ですね
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