記録ID: 919493
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国剣山
四国のロングトレイル(天狗塚ー三嶺ー剣山)
2016年07月16日(土) ~
2016年07月18日(月)
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体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 22:27
- 距離
- 53.2km
- 登り
- 3,463m
- 下り
- 3,440m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:06
距離 32.3km
登り 1,860m
下り 1,618m
2日目
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:34
距離 13.2km
登り 950m
下り 1,031m
天候 | 7/16 晴れのち曇り 7/17 曇り時々ガス 7/18 快晴 - |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
- |
コース状況/ 危険箇所等 |
【自転車パート】 ●見ノ越(1410m)から久保(600m) 土曜日の早朝、暗いうちに見ノ越(剣山登山口)に到着し、車中仮眠後、積んでいた自転車にて今回の登山口(久保)に向かって出発した。ほとんどすべて下りで登る部分はない。ただ、荒れた舗装路は細くて曲がりくねっているため、対向車には注意が必要だ。鉄リムなので遠心力がついて外に振られるのも怖い。途中で、三嶺登山口となる名頃を通過したが、駐車場には結構な数のクルマが停まっていた。久保には三嶺タクシーの民家のような本社?があり目印となる。ここを左折して祖谷川(いやがわ)に掛かる大宮橋の横にある集会所?ヨコに自転車をデポした。ママチャリのため、コーナリングなどは攻めたりせず、かなり慎重に走ったが、約20匐瓩を40分しかかからなかった。あらためて、自転車の機動力ってすごいなぁと思う。ちなみに今回使用した自転車は、毎日通勤に使っている電動アシスト自転車で、フル充電していたが、デポ地点でも100%のままだった。 【以降すべて登山パート】 ●久保(600m)から亀尻峠(1200m) 舗装道路を距離にして500mほど登り、分岐の橋(標高665m)を渡らずに、天狗塚の道標にしたがって右上する。昭文社の登山地図ではこれを直進すれば天狗峠への西山林道登山口Pに至るようになっているが、今回は亀尻峠からの尾根に取り付くため、ルートは異なる。何度かのツヅラを繰り返すと、九鬼からの西山林道に出くわす(標高780m)ので左折して合流する。しばらく舗装された西山林道を進むが、急斜面にたくさんの民家が建っているのが四国らしくていい。標高950mあたりで右上する林道との分岐になるのでこれを登る。ここにはククリワナ禁止の標識がある。なお、右上せずに直進すれば、前述の天狗峠に直登する登山道と合流できる。 ここから先は、舗装はされておらず、一応、林道ではあるが荒れている。途中でわかりにくい分岐があれば、峠のある方向に進む。何度もツヅラを登っていったら亀尻峠に着いた。ここには標識などは一切なく、これから進む天狗塚への道標なども、もちろんない。亀尻峠は『祖谷山日記』という昔の紀行文に登場し、歯痛によく効くという「あごなし地蔵尊」が祀られているということだったが、見当たらなかった。ゆっくり探している暇はなかったが、林道敷設によって昔の雰囲気が無くなってしまっていることだけは確かなようだ。 ●亀尻峠(1200m)からお亀岩避難小屋(1645m) 亀尻峠は東西方向の切通しとなっているが、南側のガケにうっすらと残る踏み跡を登って稜線に取り付く。登山道ではなくて、ずっと踏み跡程度のものしかないが、ちょうど地籍調査の赤い杭が打たれていて、結果的にこれに従って登ればいいことが分かった。尾根はしっかりしていて紛らわしい支尾根などもなくルーファイはたいしたこともない。また、稜線付近の樹林は疎林でヤブ漕ぎなどもない。そのまま、ひたすら高度を稼いでいくと、ちょうど標高1550mあたりで、突然樹林がなくなって、見通しの効く笹原に激変する。この景色の変化は感動的ですらあった。少しガスがかかっているのが残念だったが、広い笹原を渡ってくる涼しい風を浴びながら、大休止となった。 P1757に巻くように登って、”牛の背”をアップダウンしながら東進する。延々と続く笹原のハズだが、あまり視界が効かないのが悔しい。天狗の池もなにやら暗〜い雰囲気だった。西側から登る天狗塚1812mは、急登で手足を使って登る。天狗塚ピークで本日初の登山者二名と出くわした。このピークは視界が効いてナンボのものだが、残念な状態で、お互い、視界がイマイチなのを嘆く。 西側よりいくらかマシな東側の急坂を下って”天狗峠”に着いた。この峠は、地元では”イザリ峠”の名で通っている。”イザリ”とは足の不自由な人に対する差別用語で、国土地理院では、これを避けて十数年前から”天狗峠”に表記替えしている。かつては、生活道というよりは、煙草や焼酎の闇ル−トであったらしくて、足が不自由になるくらい辛い峠という意味なのだろうか? 見つけられなかったが、ここにも「奉納地蔵」なる地蔵尊があって、かつての百姓一揆の首謀者だった円之助という人物を供養して、彼がさらし首にされた京柱峠に向かって立っているという。 かかる歴史のある”天狗峠”ではあるが、国土地理院の地図と昭文社の登山地図とでその位置が100m以上も異なる。前者は網附森への稜線との交点を指し、後者は前述の西山林道登山口からの登山道(稜線)との交点を指している。今回通過していない場所だが、前者のすぐ南にある地蔵ノ頭にはお地蔵さまがあったように記憶しているが、それがもしかして「奉納地蔵」ではないのか? 位置の違いの理由を含めて、どなたかご存知の方がおられたら教えていただきたい。 天狗峠からは少しアルパイン的雰囲気の岩場や尾根を下ってお亀岩に着く。避難小屋は主稜線から100mほど下った場所にある。非常にきれいな避難小屋でボランティアの方が維持管理されているのだろう。水場もすぐ近くにあり、滾々とあふれているのがうれしい。この日はこの避難小屋に泊めさせていただいたが、ほかに8名ほどの常連?の年配者がいらっしゃった。みなさん四国の山に詳しい熟練者ばかりだった。 ●お亀岩避難小屋(1645m)から三嶺(1893m) 今回のルートのなかで、最も広大な笹原が拡がるダイナミックな景色を楽しめる稜線歩きのハズだったが、残念ながらガスガスで真っ白けとなってしまった。国内でもこれほどの広がりを見せる笹原は珍しくて、この稜線を歩くのは今回で5度目ぐらいになる。聞くところによると、すぐ西にある石鎚山方面では、土砂降りで登山路が川状になっていたらしい。こちらはパラパラ程度だったので良しとしよう。お天気はイマイチだったが、ガスが越えていく稜線は神秘的で、これもなかなかオツなものだった。三嶺山頂には200名山を目指している長野市からのソロ登山者がいて、お天気を残念がった。彼が下山するやいなや、視界が晴れて、西方向の笹原が一望できるようになった。もしかして雨男さんだったのかも知れない。 ●三嶺(1893m)から丸石避難小屋(1578m) 三嶺は200名山で高知県・徳島県の県境にあり、高知県の人は「さんれい」と、徳島県の人は「みうね」と呼んでいる。剣山や石鎚山にあるように、かつてここにも索道が計画された際、地元で反対運動が発生し、これを阻止したらしいから、その愛され方はハンパではない。今後も観光化されることなく、ありのままの自然が維持されることを期待したい。 三嶺には、徳島県側からは名頃登山口、高知県側からは光石登山口から登るのが一般的で、個人的には高知県側から登るのが雰囲気が明るくて好きだが、今回は縦走なのでいずれの登山口にも寄らない。山頂の南側にある直下の岩場は急なので、特に注意してほしい。クサリ場であるが慎重に下(登)れば、一般登山者でも問題ない。鞍部からまた登ったら、鹿避けフェンスのあるカヤハゲ(東熊山)に着く。ここからの三嶺の姿は整っていて美しい。また下って韮生越(にろうごえ)から、白髪山分岐まで、お花畑の中を、結構、登り返す。また下りで、すぐに白髪避難小屋に着く。稜線とは思えないような広い場所に建っているが、もしここで泊まるのなら、絶対テント泊のほうがいいなと思った。 ガスガスの天気のなか、冴えない重い足を引きずって東方向に進んでいくと、さまざまな登山者とすれ違う。剣山から三嶺を超えて名頃へ日帰りする健脚者もたくさん居た。しかし、ボクと同じ方向に進んで縦走する登山者は何故かいなかった。高ノ瀬1741mでは水場への分岐に注意しながら下った。というのも、この日に泊まる丸石避難小屋には近所に水場がないという話を聞いていたからだ。道標が笹に埋まって、危うく見落としそうになったが、伊勢の岩屋への分岐は見つかった。ヤレヤレだ。今後のため、道標を覆う笹は引き抜いておいた。結構なガレ場を200mほどもトラバースするので、水筒を両手で持って運ぶのではなく、リュックに入れてピストンすべきだ。念のため5リットル確保して、ヒーヒー言いながら丸石避難小屋に15時前に着いた。だんだんお天気が良くなってきたので、小屋上の草原で日向ぼっこして過ごした。この小屋は窓が小さくて、少々暗いのが良くない。誰か他の登山者がやって来るかなと思ったが、結局、避難小屋をひとりで独占することになった。必殺トマトラーメンを作って食べ、すぐに熟睡した。朝方、風がゴーゴー唸っていた。 ●丸石避難小屋から剣山(1955m)、さらに見ノ越(1410m)ゴール 何となく予感はしていたが、案の定、寝過ごした! 丸石1684mまで登って、剣山と次郎笈(じろうぎゅう)の間から登る朝日を見たかったのだが、陽はすでに高く昇っていた。しかし、この日は透き通るような快晴で、朝の笹原の景色は素晴らしい。これが見たいが故に丸石避難小屋に泊まったのだ。期待どおりの景色に気分を良くして、笹原の登山路をガンガン登る。次郎笈1929mには7時すぎに着いた。次郎笈と剣山とのあいだにある笹原の景色も素晴らしいが、昨日見れなかった三嶺の笹原は、この数倍以上の規模なのだ。いやいや今回は、これで満足しておこう。剣山1955mに登ったあと、多くの(観光)登山者とすれ違いながら、ささっとクルマを駐車してある見ノ越へ10時前に下山した。 - |
その他周辺情報 | (奥祖谷)いやしの温泉郷 をオススメします。 かなり贅沢な造りですが、550円でした。 http://iyashino-onsenkyo.com/ - |
写真
調査中8。
→ トリアシショウマとのことです。サラシナショウマは1本なのに、ショウマになると鳥足のように3分かれするんですね。命名が不思議です。ちなみにアカショウマは低山以下に分布し、トリアシショウマは、亜高山帯に分布が多いとのことです。
→ トリアシショウマとのことです。サラシナショウマは1本なのに、ショウマになると鳥足のように3分かれするんですね。命名が不思議です。ちなみにアカショウマは低山以下に分布し、トリアシショウマは、亜高山帯に分布が多いとのことです。
調査中16 なんじゃこの実は
→ ハンノキか、ミヤマハンノキということです。良質の木炭の材料となるために、以前にはさかんに伐採され、材に油分が含まれ生木でもよく燃えるということだ。
→ ハンノキか、ミヤマハンノキということです。良質の木炭の材料となるために、以前にはさかんに伐採され、材に油分が含まれ生木でもよく燃えるということだ。
感想
四国の屋根と呼ばれる場所は、西は石鎚山周辺で、東は剣山周辺になるが、この両山は長い長い尾根でほぼつながっていて、ロングトレイルが楽しめる。今回は東側のトレイルを2.5日かけて、ゆったり歩いてきた。
ロングトレイルにはソロが似合う。ソロテントならさらに良いが、今回は避難小屋を繋いで2泊3日とした。ソロ縦走は”登山”の要素に加えて、”旅”の要素が加わる。旅人気分の山行はなんとも気持ちがいい。たまには”ナルシスト”気分を味わうのも悪くないからだ。”さすらいの旅人”は、次はどこを目指すだろうか・・・な〜んちゃってね!
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
四国剣山 [日帰り]
名頃を起点・終点で塔の丸・丸笹・剣山・次郎笈・丸石・高ノ瀬・カヤハゲ・三嶺・北東尾根で周回するルート
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
クマさん、こんばんは。
剣山、いいですね。
僕もその稜線を歩きたいと常々考えていました。
実現には程遠いですが・・・
やっぱり夏は稜線をつないで歩く、これに限りますね。
さーて、今週末はクマさんの講習会に参加させてもらうかブッチして縦走するか・・・天気次第
さんちゃん、まいど。
北陸から四国はなかなか大変ですよね。
何か機会を見つけていらしてください。
講習会はお約束通りで結構ですよ。
でも、今回は外岩でのトレーニングを考えています。
源次郎尾根の日程も、ニシデンさんとかと打合せしたいんですがね・・・
クマ
kumaさん、ロングトレイルお疲れさまです。写真を見る限り、笹原が多い気がしますが、本州とやはり雰囲気が違いますね。いつか四国の山もぐるりとまわってみたいです。城巡りはしたことがありますが・・・ ところで、さすらいの旅人を週末にお待ちしております。チカ
チカさん、まいどです。
さすらいの旅人はニヒル(死語)なナルシストなのです。
次回はソロではないんで、さすらいの旅人にはなれませぬ
従って、アヒルになって楽しみましょう(意味不明)
クマ
3日間にわたるロングトレイル、お疲れさんでした。
最終日は梅雨が明けた日で、きれいな青空が広がってますね
終わりよければすべてよし。
でも、その終わりに、アブに刺されたんは、バチが当たったね〜
さぞかし腕が腫れ上がった事でしょう
もしかして、まだ腫れれて痒い??
おやっ? いじめっ子がやって来たな。
アブに咬まれた跡は、めちゃめちゃ痒くて、10兒擁ぐらい赤く腫れあがっていたが、ステロイド軟膏の強力なヤツ(Strongest系)を処方してもらって、しのいでる。でもまだカユカユや!
ボクを刺しよったアブはな、信仰を騙った金儲け主義者の回し者(虻)で、それを悟られたため攻撃して来よったんや!バチ当たったんとちゃいまんねん! ベー
クマ
これは奥田民生の「さすらい」の一節。
なんともそそられるレコですね〜
ひと気のないバリルートを絡めて静かに山をさすらう旅。
ガスもそんな旅には合ってるかもしれませんね。
ヒトの手垢にまみれた剣山がさすらいの終点というのがまたなんとも味わい深い。
前半は残念でしたが最終日は晴れて良かったですね〜
笹原の稜線がすんばらしい。
クマさんのお気に入りの三嶺はレコに何度も出てくるのでいつの間にか気になる山になっており、いつか四国に行くことがあったらあの笹原を歩いてみたいものです。
ワタシ的には「みうね」が気分です
調査中1は先日私が大山で初めてみた花じゃないでしょうか?
調査中2と10はいっしょでタカネオトギリかな?
調査中8はショウマかなとちょっとググってみたらアカショウマみたいですよ。
あとはわかりましぇーん。
ノスタルジーですね。
> 風の先の終わりを見ていたらこうなった
男のロマンとポエムでもありますね〜。
ナルシスト導入剤になりそうです。
複数泊のソロ縦走の場合、寂しいところから人気のあるところに行くのがボクのパターンで、逆にするともう、人恋しくて狂おしくなってしまいます。まだまだ、精神的に弱いんですね。
東京から四国はなかなか来れないので、何かの機会を作ってきてください。高知で学会があるとか・・・見え見えか?
花の名前、サンクスです。そのようですね。サラシナショウマしか知らなかったけれど、ショウマってのがあったのですか。初めてその形を知りました。
クマ
クマさん、判らない花を探すのが上手いですね。
どういうわけか、忙しくしております。
では、判るものから
Δ鉢欧蓮▲丱ぅ吋ぅ愁Δ任垢諭
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-477888.htm
ヒメレンゲもあります。
Лは、トモエソウ
┐魯肇螢▲轡轡腑Ε
http://matsue-hana.com/hana/toriasisyouma.html
比較されているサイトです。
http://mountain.jpn.ph/WebAlbum/HanaAlbum/SimilarFlower.aspx?Code=1740
書き忘れましたが、アカショウマは低山以下に分
布しています。
トリアシショウマは、亜高山帯に分布が多いです。
は、雨に濡れているので、同定が難しいです
が、コゴメバオトギリソウかも知れません。
http://matsue-hana.com/hana/himerenge.html
http://matsue-hana.com/hana/kogomebaotogiri.html
にあるので比較してみてください。
はチダケサシ、薄いピンク色が特徴ですね。
海魯潺筌泪織縫愁
瓦蓮▲魯鵐離かミヤマハンノキかも知れません。
は、クサイチゴかバライチゴかな・・・。
クサイチゴの葉は、少し細い扁平でしょうか、バ
ライチゴは、さらに細く狭い扁平です。
茎にとげがあるので、バラ科ですね。
は、樹の肌が判らないのと葉の大きさが判らな
いので、自信はありませんが、リョウブかも知れ
ません(リョウブは高木なので違うかも)。
、ミヤマキンバイかも知れませんね。
高さは精々10cm程度で地面から直接花が咲いて
いるようにも見えます。
葉が一種類ではなさそうなので、特定が難しいで
すが、葉の形がイチゴの葉に似ているのが見えて
います。
それと花の中央がオレンジ色ですね。
バラ科なので額と花弁があるように見えます。
は、テリハノイバラですね。
ツバキには、棘がありません、また、おしべが筒
状になります。
山茶花は、おしべが広がります。
以上
ストラッセさん、ありがとうございました。
大変、助かりました。その後、自分で調べて判った花もあるので、お暇な時にでもチェックしてみてください。よろしくお願いします。
判らない花を探すのがうまい・・・は、調べる方には申し訳ありませんが、もしかしたら、植物分類学に向いているのかも・・・そんな訳ありませんよね
クマ
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