鳥海山「今年も花盛りの鳥海山と秘境へ」湯ノ台口~新山~千畳ヶ原

2016年07月24日(日) [日帰り]

• GPS: 07:40
• 距離: 16.4km
• 登り: 1,425m
• 下り: 1,426m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:06
• 休憩: 0:32
• 合計: 7:38

距離 16.4km 登り 1,427m 下り 1,426m

4:40 湯ノ台口
4:50 滝ノ小屋
5:28 河原宿小屋
6:22 あざみ坂
6:46 伏拝岳
6:55 6:56 行者岳
7:19 7:28 七高山
7:50 7:53 鳥海山
8:10 8:23 御室
9:08 七五三掛
9:21 御田ヶ原分岐
9:30 御田ヶ原
9:42 御浜小屋
10:23 蛇石流分岐
10:33 10:39 丁字分岐
10:55 幸次郎沢
11:36 河原宿小屋
12:06 滝ノ小屋
12:16 湯ノ台口
12:18 湯ノ台登山口駐車場

天候

晴れ
9時過ぎ辺りから山頂部はガスに巻かれた

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

県道368号 鳥海公園青沢線で車道終点の湯ノ台登山口へ
駐車場 45台ほど駐車可能
手前300mに75台分駐車可能

※止められない車が路肩駐車して対向車とすれ違えなくなっていました。路肩ではなく少し歩くが300m手前の駐車場を利用しましょう。

コース状況／危険箇所等

●湯ノ台コース
登山口に登山届けあり

◆滝ノ小屋〜八丁坂〜河原宿小屋(閉鎖)
八丁坂は少し大きめ石が多くありバランスと取るのが難しく歩きづらい

◆河原宿〜大雪路〜小雪路〜薊坂（あざみざか）
大雪路→今年は雪不足で雪渓も非常に少ない、夏道を少し登り雪渓を真横に横断するようになっていた、雪渓を横切りまた夏道へ
小雪路→同じくある程度夏道を登り雪渓を横に横断して夏道へ、ここはガイドロープ有。
両方の雪渓ともアイゼンは使いませんでした。

※尚、ガスで視界不良の時は要注意

◆薊坂〜伏拝岳（外輪山）
薊坂は急登だがじっくり登れば特に問題なし

◆外輪山〜七高山〜新山(鳥海山)〜御室
外輪山から御室に下る登山道は急坂なので注意、石を落とさないように注意。
新山のガレ岩は岩のペンキを目印に進む
三点支持をしっかり
胎内くぐりは2つあり
🌸外輪山は花がキレイ🌸

◆御室〜千蛇谷〜七五三掛〜御浜〜鳥海湖
下部の千蛇谷で少し雪渓が残っていたので雪渓を下ったが、外輪山からの落石には注意。
なるべく外輪山から離れて進んだ方が良い。
御田ヶ原分岐から鳥海湖は整備された木道を進む。
🌸七五三掛〜御浜〜鳥海湖はお花畑状態🌸

◆鳥海湖〜蛇石流分岐〜T字分岐（千畳ヶ原）〜幸治郎沢
石畳と木道、途中、沢を渡る。水量は少なく問題はなかった。


◆幸治郎沢〜川原宿小屋(閉鎖)
大きな石がゴロゴロしている急登
濡れていると石が滑りやすいので注意、なお雨天時は特に注意が必要。
雨が降ると滝のようになるかも？雨天時はオススメできない。

その他周辺情報

湯の台温泉鳥海山荘
日帰り入浴
　大人(中学生以上)　510円
　子供　160円
日帰り入浴は11：00〜21：00
露天風呂は庄内平野の眺め最高でした。

詳しくはこちら↓
http://www.mokkedano.net/spot/145

鳥海山荘HP↓
http://www.choukai.jp/choukaisansou/

写真

7/24 4:11

今年も7月の鳥海山にやってきました。
このシーズン一度は来ておかないとね。

7/24 4:39

早朝なのにスゴイ混み様
車道にテント張るのは危険なので止めてもらいたい

7/24 4:39

湯の台登山口より出発

7/24 4:50

10分ほどで滝ノ小屋に到着

7/24 4:51

小屋の脇の沢を渡渉
飛び石伝いに渡れるので問題なし

7/24 4:57

山裾より日の出
良い天気になりそうだ

7/24 5:02

影鳥海
正面形見たい人は鉾立から登ってね

7/24 5:06

クルマユリ

7/24 5:07

ハクサンシャジン？ヒメシャジン？

7/24 5:09

遠方に見えたのは月山

7/24 5:10

雲海が広がる

7/24 5:12

トウゲブキ

7/24 5:26

川原宿小屋(閉鎖)
使用できません

7/24 5:26

小屋脇にあるトイレは使用できます

7/24 5:27

朝日を浴びる鳥海山

7/24 5:28

ミヤマキンポウゲですかね？

7/24 5:30

チングルマ

7/24 5:35

大雪路雪渓
今年は雪不足で雪渓も少ない

7/24 5:42

雪渓は登らず、夏道を登っていきます
もちろんアイゼンは使いませんでした(本心は使いたかった^^;)

7/24 5:42

雪渓が輝く

7/24 5:46

ミツバオウレン

7/24 5:50

斜面にニッコウキスゲの群生が

7/24 5:50

夏道をある程度のぼったら雪渓を真横に横断します

7/24 5:53

雪渓を渡り夏道に戻ります

7/24 5:54

ハクサンフウロ

7/24 5:54

コガネギク？

7/24 5:55

わからない！

7/24 5:57

ウサギギク

7/24 6:06

庄内平野と日本海の眺めが見事

7/24 6:14

2つ目の雪渓、小雪路雪渓を下る二人
下山してから消防車？が騒いでいたけど、この辺で下山中に足首を骨折した人が救助されたと新聞に載っていました。

7/24 6:14

小雪路雪渓を横断します
お二人、アイゼン着けてないように見えたけど大丈夫だったかな？

7/24 6:17

2つ目の雪渓にはガイドロープが張られていました。
ガスで視界不良時は要注意。
先週だったか、登山者の方が未だに見つかっていません…

7/24 6:18

月山森
日本海がキレイだ

7/24 6:22

あざみ坂に到着

7/24 6:29

ミヤマアキノキリンソウ？

7/24 6:30

あざみ坂の急登は毎度疲れる

7/24 6:37

御浜と鳥海湖が見えた

7/24 6:44

あざみ坂を登りきり外輪山に到着
一気に視界が広がります

7/24 6:46

鳥海山(新山)

7/24 6:47

ホソバイワベンケイ

7/24 6:47

御浜と新山

7/24 6:47

にかほ市側
日本海の沿岸がくっきり、最高の天気

7/24 6:51

稲倉岳
一度登ってみたい

7/24 6:53

イワギキョウ

7/24 6:53

イワギキョウがいっぱい

7/24 6:54

海に向かって歩いてる感じ

7/24 6:55

これもホソバイワベンケイですかね？

7/24 6:56

七高山と新山

7/24 6:56

七高山

7/24 6:59

勉強中

7/24 6:59

チョウカイアザミ

7/24 7:00

ミヤマリンドウ

7/24 7:00

ウサギギク

7/24 7:01

鶴間池

7/24 7:02

ヨツバシオガマ

7/24 7:07

今日の鳥海山は大盛況

7/24 7:11

イワブクロ

7/24 7:12

ミヤマキンバイ

7/24 7:13

名前何かあったっけ？

7/24 7:13

まだ雪が残る新山

7/24 7:14

ホソバイワベンケイ

7/24 7:14

御浜と外輪山

7/24 7:15

虫穴岩

7/24 7:16

チョウカイフスマ

7/24 7:17

七高山

7/24 7:17

矢島口コースの起点
駐車場と祓川ヒュッテが見えます

7/24 7:17

七高山のピーク

7/24 7:19

七高山山頂
今年も無事に登ることができました

7/24 7:19

新山ドーム

7/24 7:20

岩手山

7/24 7:20

早池峰山かなぁ？

7/24 7:20

にかほ市の海岸線

7/24 7:20

七高山〜稲倉岳に至る山々のへこんだ特殊な地形は、馬蹄形カルデラと呼ぶらしい

7/24 7:21

三角点タッチ

7/24 7:24

矢島口方面

7/24 7:25

イワウメ

7/24 7:28

月山

7/24 7:35

外輪山から御室へ下る
岩を落とさないように注意したい

7/24 7:39

御室へは向かわず、まずは山頂へ

7/24 7:42

残雪が残る
アイゼンは不要

7/24 7:45

冬季、外輪山と新山を繋ぐスノーブリッジの名残

7/24 7:47

赤い服を着てる人が立っている場所が山頂

7/24 7:48

胎内くぐり

7/24 7:49

せ、狭い！

7/24 7:53

2236m鳥海山、登頂記念に一枚

7/24 7:51

鳥海山のニセピーク
去年の11月初冬、間違って登りそうになったな…

7/24 7:52

梅雨も明けてないこの時期にこんなスッキリ見えることなんて珍しい

7/24 7:54

ガレ岩の間を通る、切り通し

7/24 7:55

ガレ岩だらけの新山

7/24 7:59

山頂より外輪山

7/24 8:02

帰りは切り通りを抜けていきました

7/24 8:04

ペンキを目印に進む

7/24 8:11

新山を下りきり、御室に到着

7/24 8:12

鳥海山大物忌神社と山頂御室小屋

7/24 8:12

小屋の脇にこんなポスターが、これは解りやすい

7/24 8:14

え？鳥海山頂美術館！？
こんな場所に！？

7/24 8:16

鳥海山頂美術館2016
「2,236枚のLOVE　m*wa写真展」
宮城県大崎市在住の山photoガール、m*waさんの写真展
2236枚、鳥海山の標高と同じ枚数なんですね、しかしこの写真の数は圧巻でした。

7/24 8:28

今日は（今年も）千蛇谷を下ります

7/24 8:39

まさにブルースカイ

7/24 8:40

千蛇谷より外輪山を見上げる

7/24 8:51

千蛇谷雪渓がまだ少し残っていたので雪渓を下る
外輪山からの落石に注意

7/24 8:53

千蛇谷雪渓の向こうには鳥海山(新山)

7/24 8:57

七五三掛の新ルート
以前はハシゴを下って千蛇谷に下りていたが、危険なので新ルートに変更になっていました。

7/24 8:57

千蛇谷

7/24 8:59

新ルート
つづら折れの急登、短いが疲れる…

7/24 8:59

冬季歩かれるルート

7/24 9:01

新しくなった七五三掛の千蛇谷分岐

7/24 9:12

ハクサンイチゲ
まだ咲いているんですね

7/24 9:12

七五三掛から登山道脇は一面のお花畑

7/24 9:14

トウゲブキ

7/24 9:15

ハクサンシャジン

7/24 9:16

チョウカイアザミ
奥には笙ヶ岳(しょうがだけ、1,635m)

7/24 9:17

もういっちょチョウカイアザミ

7/24 9:17

ヤマハハコ？

7/24 9:21

ヨツバシオガマ

7/24 9:25

ニッコウキスゲの群生

7/24 9:25

振り向けば鳥海山

7/24 9:30

稜線は、トンボの群れ

7/24 9:32

御浜より鳥海湖

7/24 9:33

クルマユリ

7/24 9:37

御浜付近はニッコウキスゲがいっぱい

7/24 9:38

ニッコウキスゲ

7/24 9:39

もう一枚

7/24 9:40

ハクサンシャジンと鳥海湖

7/24 9:40

御浜は大勢の登山者が休憩していたので自分は素通り^^;

7/24 9:41

鳥海湖とニッコウキスゲ

7/24 9:43

御浜より笙ヶ岳方面へ進んだ所
こちらは人が少なくゆっくりニッコウキスゲを鑑賞できます

7/24 9:44

鳥海山、鳥海湖、ニッコウキスゲのコラボ

7/24 9:46

欲を言えばもう少し残雪が欲しい

7/24 9:48

ニッコウキスゲを眺めながら足を進める

7/24 9:49

同じような写真ばかりになってきた^^;

7/24 9:49

鳥海湖

7/24 9:51

鳥海湖脇を歩く登山者
ここも一度歩いてみたい

7/24 9:54

長坂道、笙ヶ岳へ続く稜線

7/24 9:58

ミヤマリンドウかな？

7/24 9:58

鳥海湖と長坂道との分岐を鳥海湖へ

7/24 10:00

豪雪で傾いた木道

7/24 10:05

鳥海湖畔に降りてきました

7/24 10:10

湖畔より鳥海湖
去年は7月上旬に訪れたが、もっと残雪が多かった。

7/24 10:11

鶴岡北山岳部のみなさんとすれ違う

7/24 10:12

鍋森

7/24 10:13

これから向かう鳥海山の秘境、千畳ヶ原

7/24 10:25

ヘリが巡回？
それとも見つかってない行方不明者の捜索だろうか

7/24 10:26

どこにいってもニッコウキスゲ

7/24 10:27

千畳ヶ原へ続く木道

7/24 10:28

何枚でも撮るよ

7/24 10:30

鳥海湖から木道下り

7/24 10:31

一面の草原
風がとても心地よい

7/24 10:34

千畳ヶ原

7/24 10:34

草原と池塘

7/24 10:39

秋には一面に草紅葉になるんでしょうね

7/24 10:40

なんであまり人が来ないのかわからない…
一度は訪れてもらいたい場所

7/24 10:41

眼下には酒田港

7/24 10:47

やっと人と出会えた^^;

7/24 10:49

さて千畳ヶ原を通り向かう先は…

7/24 10:51

幸次郎沢の急登です

7/24 10:56

大きな岩がゴロゴロ

7/24 10:58

2mほどですかね、よじ登ります

7/24 11:09

登り切った…
毎度、幸次郎沢は疲れる^^;

7/24 11:19

月山森
そういえばまだ一度も寄ったことがない

7/24 11:19

月山森近くの池
ここを月山森湖と名付けよう！

7/24 11:26

一面にチングルマの群生

7/24 11:27

チングルマ

7/24 11:29

わずかに残った雪渓でボードを楽しむボーダー、うんうん、雪楽しみたいよね。

7/24 11:35

川原宿小屋まで戻ってきた

7/24 11:35

山頂はガスに巻かれてしまった

7/24 11:47

お花畑を下る

7/24 11:48

麓は晴れている、ガスっているのは山頂のみ

7/24 12:04

滝ノ小屋が見えました

7/24 12:16

無事、下山！

途中、2年ぶりぐらいに山友と突然の再会、今度またどこか行きましょうとガッチリ握手して別れました。
こんなサプライズあったりと、とても充実した山行となりました。

7/24 12:16

うへぇ、車の数がスゴイ

7/24 12:48

車で下山中、山頂はガス
早めに登っておいてよかった

7/24 13:01

鳥海山荘で日帰り入浴
露天風呂の眺めが最高でした、日本海が見えオススメです。

7/24 13:45

山荘に飾ってあった田中陽希のサイン
グレートトラバースで立ち寄った時のものですね

撮影機器：

Canon PowerShot S120 Canon

装備

個人装備

長袖シャツ サポートタイツ ハーフパンツ グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料1ℓ+水1ℓ ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ アイゼン

感想

manimani

　去年登った鳥海山が良かったので、今年も7月の鳥海山に訪れてみました。
てんくらでは朝は曇りとなっていたが、予想と反して快晴の天気。
去年と同じ湯の台登山口よりスタート、登山道脇には終始花畑が広がっていて、飽きがない。
快晴の天気の下、鳥海山山頂からは360度の絶景が堪能できた。梅雨明けもまだの東北だけどこんなに天気がいいのも珍しい。
　帰りは御浜経由で鳥海山の秘境と言われる千畳ヶ原へ向かう。
池塘と一面に草原広がる千畳ヶ原、個人的にここ景色が大好きで。どうしても今年もう一度見ておきたかった。鉄板の鉾立ルートや湯の台ルートに比べ人が圧倒的に少なく人気がない、そんな場所ではあるが是非一度訪れてもらいたいものだ。
最後に待ち受ける幸次郎沢の急登、この急登のせいで千畳ヶ原にあまり人が来ない原因になってしまってるのだろうか。


初夏の鳥海山、今年も花いっぱいでさすが花の鳥海山と言うだけありますね。
去年は3人で登り、山行時間14時間という過去最長時間山行でしたが、単独ならどれぐらい時間がかかるのか、もう一度歩いてみたかったこともありました。今年は約7時間半、やはり通常はこんなもんですよね。
途中、2年ぶりに山友と偶然の再会という嬉しい出会いもあり充実した山行となりました。やはり7月の鳥海山は押さえておきたいですね。