山の日に甲斐駒【病み上がりで黒戸尾根はキツかった…けど初の南アルプスは絶景でした】
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,735m
- 下り
- 1,411m
コースタイム
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 11:30
当初仙丈ヶ岳まで行こうと考えていたが、こりゃダメだと北沢峠下山で終了。
■GPS不調の為、ログは手書きです。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(※上記は正常なダイヤの時刻。当日は中央線全体が10分ほど遅れていて、実際に長坂駅に着いたのは0:38) 【帰り】北沢峠→南アルプス市営バスの広河原行き臨時バス(乗客が揃い次第出るような感じで、自分が乗ったのは13時頃)→広河原で14:30発の山梨交通バスで甲府へ→16時半頃甲府駅前着。 甲府駅周辺で、風呂、土産の物色などして、18:42発の新宿行きJR特急あずさで帰京。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■長坂駅〜黒戸尾根登山口まで 普通のロード。危険箇所は無いが、街灯が無い区間が多く夜間の通行はヘッデン必要。 道の駅はくしゅうで無料で湧水が汲める。 また、道の駅の少し手前の国道20号沿いにコンビニ(ローソン)があった。(食糧補充しとけば良かった…) ■黒戸尾根 流石の日本三大急登。長い、キツイ、しかも恐い。しかしホントに危ない所は梯子や鎖などしっかり整備してある。終盤の八合目御来迎場以降の岩場も三点支持で落ち着いて行けば大丈夫かと。 ■甲斐駒山頂から巻き道コースで六方石 白砂の急斜面。絶景だけどスリップに注意。 ■六方石〜駒津峰〜双児山 ガレ場に時々浮き石があった。転倒には注意。 ■双児山〜北沢峠 樹林帯のなかをひたすら下る。石がゴロコロしていて、意外と走れなかった。 |
その他周辺情報 | 【高砂湯】 バスで甲府まで戻ってから汗を流しに行った、「甲府駅から一番近い銭湯」。甲府駅北口から徒歩5分くらい。自分以外にも登山帰りらしい人がチラホラ。歴史を感じさせるレトロな銭湯。加温式だが天然温泉らしいです。入湯料400円。タオルは番台の女将さんに言うと貸してくれた。 住所:山梨県甲府市朝日2丁目16−10 電話::055-252-6375 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
朝飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
熊鈴
自家製虫よけ
風邪薬(苦笑)
|
---|---|
備考 | 持参した行動食&朝食が全然足りなかった。約1200cal分位だか、黒戸尾根のキツさと自分の身体の要求量に見合っていなく、早い段階で残量が気になる。結果、補給が後手に回り後半ずっと軽くシャリバテのような状態だった。これもペースが上がらなかった一因か。次は持っていく食糧の量・内容をもっと吟味したい。 |
感想
山の日に、初めての甲斐駒ヶ岳に、黒戸尾根経由で行って来ました。
今年から制定された初の山の日。狙った訳ではありませんが、嫁の休み、子供達の予定が上手く重なり、久々の遠征が可能となりました!(まあ、また1日だけの日帰り遠征ですが。)
しかし今回、楽しみにしていたのに、直前の週末になんとまた夏風邪をひいてしまい…急いで治そうと頑張ったのですが…。10日朝の段階で喉の痛みが残っていて声は枯れ、時々咳が。しかし逆に言えば「喉以外は大丈夫」な状態に。今回行かなければ次いつ南アルプスに遠征出来ることやら…。
夏風邪治りかけのかなり悪いコンディションですが、決行としました。
山行の詳しい内容は、写真をご覧頂ければ幸いです。
流石に病み上がりと言うか、風邪治りかけの黒戸尾根はキツかったです。
自分が鈍足トレイルランナーで、しかも最近トレーニング不足であることは重々理解していますが、それでもいつもの僕ではなかった。
登りも下りも足は全然残っているのですが、心肺機能がまったくついてこれない。長い登りで何度も息が切れ、梯子や岩場をひとつ越える度に呼吸を整える為に立ち止まる…。結局、黒戸尾根の踏破に7時間もかかってしまいました。
事前に、あわよくば仙丈ヶ岳もピークハントしてやろうと思っていたのですが、このコンディションと時間では「日帰り失敗」で嫁に怒られるどころか、遭難しかねないので、おとなしく北沢峠でDNFとしました。
今回悪いコンディションで半ば無理してでも、行きたかった山に自己責任で行った事に後悔は無いです。
でもやはり、心から楽しむにはベストな体調でないとダメですね。当たり前ですけど。
また、もうひとつ失敗したのが、黒戸尾根のキツさと自分の身体が要求する摂取カロリーに対して、持って行った行動食&朝食が全然足りなかった。一応、菓子パンやジェルなど1200kcalほど用意したのですが、早い段階で残量が気になりだしてチビチビ摂取、結果、黒戸尾根の後半、黒戸山から一度下る辺りからずっと空腹を誤魔化しながら進むような苦しい展開。多分これもペースが上がらなかった事の一因。ザックにはまだ空きスペースがあったので、ジェルやエナジーバー等をあと1000kcal分位持って行くか、或いはせめて、道の駅手前のコンビニでたっぷり夜食(朝食?)をとるかおにぎりでも買い足してから入山すれば良かった。
流石に日本三大急登、一筋縄ではいかず、僕の甘い自己管理や準備の問題点をバンバン指摘してくれた気がします。
そして、岩場が得意な訳ではなく、どちらかと言えば高所恐怖症な僕。後半何ヵ所か本当恐かった…。
でも不思議と、無事帰宅して落ち着くと、また行きたくなるんですよね…。
今度こそ、万全の体調で、行動食等の装備もしっかり吟味して、黒戸尾根に勉強させて貰いに行きたいです!
そして今回、初めての南アルプスで、最高の景色を堪能出来たのが本当に良かったです。
山を始めて2年目の僕。何気に、「標高2000m超の山」で、山頂でちゃんと晴れてる、は初めてでした。甲斐駒山頂の360度の大展望は凄かったです。
でも、それ以上に僕の心を捉えたのが、北沢峠へと下る道での、花崗岩と白砂の斜面からの景色。甲斐駒斜面の白、ハイマツの緑、空の青のコントラスト。同じ緑でも、駒津峰、アサヨ峰、仙丈ヶ岳、白峰三山、鳳凰三山と遠くなるにつれ、鮮やかな緑が深い緑へと染まっていくグラデーション。西に目をやれば、白と緑の斜面の彼方に中央アルプスの青。
あまりの絶景に、こんな場所を走れる幸せに、顔が弛みっぱなしでした。
トレランやってて良かった!山やってて良かった!!
ちょっと苦しい思いもしたけど、個人的には最高の山の日を過ごせました。
さーて、再来週はいよいよ槍ヶ岳へのリベンジです。今度こそ万全の体調で、そして晴れて最高の絶景が拝めますように!
Nao3180
念願の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根の制覇おめでとうございます。
しかも終電から約2時間歩いて登山口に行かれたとは、凄いですね。
でも車じゃないと下山後のビールが飲めるから最高ですね。プハーのお気持ち爽快感がよく伝わってきました。
北沢峠への下りは快適そうですね。
私も今シーズン黒戸尾根から仙丈ヶ岳を計画しているので良いシュミレーションが出来ました。(行けるかわかりませんが)
体調不良でのご苦労が伝わってきましたが、夏山初の3000m級と思いますので、体が高度順応してなかった影響もあると思いますよ。
私もシーズン最初の高山(2500以上)は、必ず苦労しますが、次に行くときはかなり楽に登れるようになっています。
高度順応には期限もあり個人差ありますが、2〜3週間くらいは持つようですから近いうちに槍ヶ岳計画がおありなら今回より楽に行けると思います。
山は色々教えてくれますよね。
お疲れ様でした!
kuutarouさん
コメントありがとうございます。
今回厳しい山行でしたが、甲斐駒は流石の名峰、行って良かったし、また行きたいですね!
黒戸尾根から仙丈ヶ岳までのピストン、予定されているんですね。
北沢峠への道は絶景続きで気持ちの良い道でした!
kuutarouさんも、天候に恵まれ最高の山行を楽しめると良いですね
Nao3180さん こんにちは
長坂駅から少しの区間ご一緒させてもらった者です。
ってNao3180だったら覚えてましたよ
だって川越30劼離好拭璽箸麓分の家の近所だし・・・
もしかしたら自宅かなり近いかも?商店街の近く?
この日はお互いにコンディション最悪だったようですね
自分は軽い熱中症にかかってしまい、貧血状態での登山になってしまいました。
なので水分補給だけで、ご飯がほとんど食べられない状態で下山後4個捨てました。
道の駅の水は夜中も出ているのですね。
長坂駅からすでに3ℓ入っていたので無駄なことしてしまいました
再来週は槍ですか?いいですね〜。
天気、荒れさえしなければNao3180さんなら楽勝かと
warutepoさん
こんにちは。
あらら、おにぎりもったいなかったですね。
お互いこうなると分かっていたら、有り難く頂きましたが
「道の駅で水が24時間水が汲める」は予習済みでした
「ご飯が足りない」は予想出来ませんでしたが
てかwarutepoさん、実はすぐ近くにお住まいだったみたいですね。
僕は、川越30kmレコで出てきた商店街ではなく、その隣の駅の、川沿いの桜が有名な「へその町」在住です
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