島々〜徳本峠〜大滝山〜蝶ヶ岳〜上高地


- GPS
- 16:36
- 距離
- 42.5km
- 登り
- 3,410m
- 下り
- 2,658m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:00
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 10:23
天候 | 8月11日(木):快晴! 7月18日(金):快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
●クルマ:島々第1ゲート駐車スペース(無料/20〜30台程度/先客なし) ※国道158号の安曇支所前から島々谷川沿いに500mほど進んだところにあります。 ※途中に防獣ゲートあり(開けたら閉める)。 <帰り> ●路線バス:上高地〜安曇支所前(1900円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●島々〜二俣 第1ゲート駐車場から距離およそ5.7kmの林道歩き。島々谷川に沿って進みます。 3kmほど進んだところに砂防ダム、歩き始めと砂防ダムの先の2か所にゲートあり。 二俣にトイレあり。 ●二俣〜徳本峠 二俣から登山道となり、南沢沿いに進んでいきます。 桟道や橋、ピンクテープなどがしっかりと付いていて非常に整備された登山道です。 木橋を何度も渡り、右岸と左岸を行き来しながら南沢を遡っていきます。 渡渉は支流が流れ込むところで数ヶ所ありました。 また、崩落箇所も数ヶ所ありましたが、新しいものではなく慎重に進めば問題ない程度。 二俣から距離5.2kmほどで岩魚留小屋(休業中)へと至ります。 岩魚留から徳本峠までは残り4.5km。 岩魚留小屋を過ぎると壊れかけた古い木橋が増えます。 標高1750m付近から登山道は川の本流から外れて北側に進路を変え、 ちから水を通過すると九十九折となり、高低差300mほど登ると徳本峠小屋へ到着です。 ●徳本峠〜大滝山(中村新道) 徳本小屋の裏手から稜線に乗り、樹林帯の登山道をこまめに アップダウンを繰り返しながら緩やかに標高を上げていきます。 明神見晴らし、丸太で組まれた櫓がある大滝槍見台が顕著な目印となります。 その後、湿地帯を通過し2491の西側を進み大滝山南峰との鞍部である2457を 通過すると登山道は斜度を上げ始め視界も開けてきます。 鞍部から高低差150mほど登ると徐々にハイマツ帯となり大滝山南峰に到着です。 南峰から池塘のある湿地帯と大滝山荘を経て北峰へと至ります。 大滝山荘は営業しているかどうかは不明。 また北峰の山頂がテン場とのことですがこの日はひと張りもありませんでした。 ●大滝山〜蝶ヶ岳 2605ピークを通過すると蝶ヶ岳との鞍部まで途中2542ピークを経て、 高低差130mほど下ります。2542との鞍部には池塘があります。 蝶ヶ岳との鞍部から高低差およそ200m登り返すと蝶ヶ岳山頂です。 直下で三股からのルートで合流します。 ●蝶ヶ岳〜徳沢(長塀尾根) 蝶ヶ岳山頂からハイマツ帯を緩やかに下るとほどなく妖精ノ池が見えてきます。 この付近で登山道は樹林帯に入りしばらく窪地を進むと長塀山へと至ります。 長塀山は眺望はありません。長塀山から高低差1000mを下ると徳沢園の裏手に出ます。 長塀尾根は無雪期はルートもわかりやすくクサリ・ハシゴ(短い階段は頻繁にある) などもなく下りやすい尾根です。 ●徳沢〜上高地バスターミナル 徳沢から上高地バスターミナルまでは距離およそ6kmの林道歩き。 お盆時期のため沢渡行きのバスは大行列でしたが、新島々&松本バスターミナル行きは、 行列ができることなくスムーズに乗ることできました。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
前日の合戦尾根〜喜作新道〜東鎌尾根〜西鎌尾根〜大ノマ〜笠新道の記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-940752.html
わさび平小屋で余裕かましてテントを撤収してたら、
新穂高温泉発のバスに乗り遅れそうになり、林道ダッシュ。
お盆の混雑でバスの到着が遅れ、松本BTから大糸線への乗り換えでもダッシュ。
綱渡りで中房温泉まで予定通りAM中に戻ることができまたけど、
山登りよりも疲れたな。
クルマに戻ってからテント干して、コインランドリーで洗濯。
ご飯を食べてから温泉に入って、スーパーで買い出しして島々へ。
島々から徳本峠までいにしえの道を辿るクラシックルートは
いつかチャンスがあれば歩きたいと思ってたコース。
霞沢岳を絡めるのが一般的ですが、すでに登ったことがあるため、
徳本峠から中村新道で大滝山〜蝶ヶ岳まで未踏の稜線を歩くルート取りで。
夏休み1本目の山行がちょっときつめだったので、
徳本峠のテン場でゆっくりくつろいで疲れを癒すのにはちょうどいいかなと。
暗くなると同時に島々の駐車スペース入り。
車内でお酒飲んでから眠りに就きます。
翌日、起きるとカラダはオモイ、むくみもヒドイ。
今日は徳本峠で行動終了だから大丈夫でしょ、と出発。
先人たちに想いを馳せながらいにしえの道をゆっくり歩きます。
聞くところによると、明治時代には上高地で放牧する牛馬が通ってたとのことで、
そんなにキツイルートではないはず。
とはいえ、何気に島々より徳本峠までは
距離およそ17km、高低差1400mほどあり、
最後の九十九折の登りは重〜いカラダに堪えたな。
10時半過ぎに徳本峠に到着。
この後は昼前から飲むこと以外にやることがないという幸せな時間。
2日目。
中村新道は樹林帯の緩やかな稜線を辿るルート。
時折向かいの明神や槍穂を望める場所もありますが、概ね眺望のない樹林帯歩き。
大滝山の直下で突然視界が開け、
ドーンと間近に槍穂が見えるものだから否が応でもアガりましたね。
この北ア最盛期に出会った登山者は数組。
「ホントにここ北アルプス?」って感じで、蝶ヶ岳まで続く稜線をたどりました。
下山後は白山に近づいておくために飛騨高山に向かい、
翌日は休息を兼ねて高山と郡上八幡を観光。
長塀尾根の下りで痛めたkomemameの足の状態が気になりながらも、
飛騨牛や高山ラーメン、出店での買い食いを楽しみながら情緒あふれる街並みを散策。
「なんか夏休みらしいことしてるな〜」と言いながら、
翌日登る予定の白山の大白川の登山口へとクルマを走らせます。
夜ご飯は白川郷の近くのお店で食べようと思ってたのですが、
行ってみると飲食店は14時とか16時には閉店してしまってました。
この付近唯一のコンビニのお弁当やおにぎり、サンドイッチコーナーはガラガラ。
仕方なく食べられそうなものを見繕ってコンビニの軒先のベンチで買い食い。
「中学生かっ!」
白山へと続く…。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-940754.html
1日あいだを置いての第二弾。
ぜんぜん疲れがとれていなくて、からだが鉛のように重かった。
むくんで、からだの表面にペタペタと肉をくっ付けられたみたいな。
徳本峠までの道は比較的穏やかな道のりで、
ひっそりとした歩きやすい良い登山道、、のはずですが、
それがずっと続くので、歩いても歩いても終わりが見えない感じで、
途方に暮れてしまい心が折れそうになりましたが…
そろそろ小屋かなーというあたりから
キャウキャウと賑やかな声がして、なんの声?
近くでサルでも遊んでるのかな?と思っていたら、
小屋に着いてみたら、サルではなく…笑
小さな子どもが元気いっぱい走り回っていました。
子どもは元気でいいっ!
いろんなルートでここにたどり着いた人たちも、大勢のんびりしていました。
まだ10時半すぎでしたが、すでにテントもいくつか張られていて
それはそれは大にぎわい。さすが山の日〜。
重いからだで、静かな道を修行僧のように歩いてきたので、
そのギャップに、なーんだか、とてもほっこりしたのでした。
この日の行動はこれにて終了。
テントを貼って、小屋前のベンチでビールを飲んだり、
ゴロゴロ寝転がってみたり、虫を観察したり、ストレッチしたり…
「僕だってそういつもハードなのはイヤだよ」と、
danyamaもぐーぐーむにゃむにゃzzz・・・・。
そんな姿をみて徳本峠小屋のお母さんたちは、
「あらら、おつかれね〜」と笑っていました。
こちらの小屋、泊まったわけではないのでちゃんとはわかりませんが、
シンプルで丁寧に手入れやお掃除をされている様子で、
外から見える台所とか、昔のおばあちゃん家を思い起こさせるような雰囲気で、
とても温かいところでした。
そして楽しみな夕飯。
まだまだ明るいし、寒さもないので、
がんばって担いで来たものをすべて外に出し、片っぱしから調理〜。
その間につまみを食べながらビールタイム。
缶詰あっためたり、ジュージュー野菜を炒めたり、
こういうのってほんと贅沢な時間。
まさにお金では買えない、美味しさでした。
昼間に寝てしまったせいか、夜はぐっすり眠れなかったけど、
起きてみたら、けっこうすっきり。
きょうはちゃんと歩けそうだー、、と思いましたが、
歩き出してみれば、最初だけでした。。
子どもじゃあるまいし、やっぱりそう簡単に疲れはぬけませんーー、泣
陽が昇ってくると、暑さも相まって、はぁぁしんどい。
それでも天気がいいだけ恵まれているんだと言い聞かせて、
少しの気力を小出しにしながら歩きました。
蝶ヶ岳に到着してようやく終わりが見えてきた感じ。
あとは降りて、徳沢でソフトクリーム食べながらのんびり歩き〜。
のはずでしたが、ここの下りで「おわりだ、おわりだー」って、
やけくそになって一目散に降りていたら、足が痛くなってしまいました。
今回の足の痛みの原因は歩きすぎの疲れもありますが、
どうやらここの下りでとどめを刺してしまったようです。
ところで徳沢のソフトクリーム、
おいしい、おいしいって聞いていたので、
とても楽しみにしていましたが、ふつうでした。
ビールのほうが何倍も美味しかった!
ソフトは「いいよ、あげる」「あと少し食べて」とか譲り合っていたのに、
ビールはすぐさまカラに。笑
きっと暑かったからですね。
翌日は暑さと足の状態を気にしつつも、観光をキメこみました。
川の流れる街、とても素敵でした。
飛騨高山よりも観光地っぽい感じがなくて、
ふつうの生活があるかんじ。朝市とか子どもの頃を思い出しました。
ちょうどこの日は郡上おどりというタイミングで、
人出が多いということでしたが、
それでも飛騨高山よりは落ち着いていました。
山、山、観光ときて、また翌日山、そして観光…
今回は盛りだくさんの夏休みでした。
おしまい
大滝山、去年その存在を知って、テント場も山荘もあるって言うので気になってました!
北峰の山頂がテント場ってすごいですね!
これは泊まりに行かなければ!
でも、徳本峠からの道は熊の巣窟だって聞いたことあります(´・ω・`)
気配はありませんでしたか?
徳本峠までのクラシックルート、標高差がそんなにあったとはびっくりです!
緩い道を延々と歩く感じかなと思ってました。
徳本峠のテント場も意外と景色があるのですね(*´ω`*)
展望台まで45秒って近くて素敵です♪
それにしもご飯が美味しそうだぁぁ
白米はどうやって作ってますか?アルファ米ですか?
ハンバーグはどこのだろ(*´ω`*)
湯煎してますか?
ruonickさん
わわっクマの巣窟だったんですか!?
しらなかったー!!!ぜんぜん気配なかったですよ〜。
でもたしかに人も少なくしんとしていて薄暗く、
今思うと、クマいてもおかしくない感じではあります。
大滝山のテント場、ruonickさんご夫婦はお好きかも!
そんなに広くないですが、日中はもちろん夜もすばらしい空が拝めそうでした。
ぜひぜひ大滝山、行ってきてください〜
徳本峠までは、実際に歩いた印象も標高差はあんまり感じなかったです。
ruonickさんの言うように、緩い道を延々とだらだら歩き続けるので、
結果、標高稼いでいた、ということなんでしょうね。
ごはんは、荷物ちょっとでも軽くしたいときはアルファ米にして、
それ以外は、メスティンで生米炊いています
この日は歩くのも自信ないくらいだったので、アルファ米となりましたー
ハンバーグどこのだったか・・・
前日に安曇野のイオンに寄って、仕入れました。
たしかPB商品で牛肉100%使用とかで、ボリュームもあって激ウマでしたぁ〜
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