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Yamareco

記録ID: 962048
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

表銀座〜槍穂高、テント泊縦走

2016年09月14日(水) ~ 2016年09月17日(土)
 - 拍手
えんのすけ その他1人
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
38:10
距離
38.3km
登り
4,936m
下り
4,895m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:24
休憩
0:04
合計
3:28
13:55
35
中房温泉
14:30
29
第1ベンチ
14:59
28
15:27
15:28
28
15:56
35
16:31
16:34
49
17:23
2日目
山行
11:30
休憩
1:42
合計
13:12
4:25
24
4:49
4:50
32
5:22
5:25
32
5:57
5:59
15
6:14
6:15
69
7:24
7:25
6
7:57
7:58
18
8:16
15
8:31
35
9:06
9:08
22
9:30
62
10:32
10:34
36
11:10
10
11:20
11:22
7
11:29
11:55
61
12:56
12:58
94
14:32
14:37
60
15:37
16:30
25
16:55
42
3日目
山行
8:42
休憩
1:03
合計
9:45
5:35
13
5:48
27
6:15
6:17
52
7:09
7:10
22
7:32
7:33
39
8:12
8
8:20
8:40
133
10:53
10:56
43
11:39
12:15
166
15:01
19
4日目
山行
9:36
休憩
1:48
合計
11:24
5:10
51
6:01
6:10
38
6:48
6:50
24
7:14
7:16
8
7:24
7:49
9
7:58
8:08
17
8:25
42
9:07
9:08
83
10:31
10:36
34
11:10
11:25
39
12:04
12:16
121
14:17
14:26
85
15:51
15:52
15
16:07
16:08
9
16:34
ゴール地点
槍ヶ岳〜北穂高小屋の間、ログ取り失敗で手書きです。
そのせいか、標高グラフがおかしなことになっています。
天候 9/14(水)中房温泉〜燕山荘   高曇り、たまに薄日、眺望は良し
9/15(木)燕山荘〜槍ヶ岳山荘  高曇り、たまに薄日、眺望は良し
9/16(金)槍ヶ岳〜穂高岳山荘  高曇り、たまに薄日、眺望は良し
9/17(土)穂高岳山荘〜上高地  午前中晴れ、昼前から曇り

4日間、歩行中の雨はなし。翌日から荒れ模様の予報。幸運でした。
過去天気図(気象庁) 2016年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
穂高駅から徒歩5分、無料の「穂高駐車場」にマイカーを停め、バスで中房温泉へ。駐車場にバス停あり。トイレ・水場はなし。中房温泉の登山口にはトイレ、水場あります。

帰りは上高地から松本へ出て、JR大糸線で穂高駅へ行き、車をピックアップ。
大糸線は1時間に1本程度、松本〜穂高は30分。
コース状況/
危険箇所等
★危険箇所
西岳ヒュッテから岳沢小屋までずっとヘルメットを被っていましたが、特に気を付けたいのは3か所。
1.大キレットの通過
2.北穂高岳〜涸沢岳(大キレットよりも難度は高いと思う)
3.奥穂高岳〜ジャンダルム(バリルート、更に難度高いです)

難度はまったく高くないのですが、重太郎新道の下りは、もう膝がガクガクになっていて、集中力も切れ気味。自分の中では一番危なかったです。

★衣類
表銀座は、アンダーウェアと薄手の長袖ジップシャツで快適。周囲の人はもう1枚着ている感じの人多し。
槍穂高の稜線では飛騨側から風を受ける場所で寒く、2,3枚重ねた上にウインドシェル。これで更に風雨が強かったりしたら低体温症の恐れあり。天候が悪いときの安易な行動は避けたほうが良い。

★テント内、シュラフ
娘が、モンベルのダウンハガー#3
私は、IBSのテンシャン。古い物で「かさ」はあるが耐寒性は#3と同程度?

宿泊地は秋の燕岳、槍、奥穂の稜線上。本来なら#2か#1でいいと思う。それに見合うものがなかったので、上記シュラフとシュラフカバーで乗り切ることに。結果的には、2人用テントに2人だったせいか暑くて、シュラフカバーは使わず。シュラフも上半身は開けっ放しだった。私の冬用シュラフはあまりにも大きくて重い。無雪期用の暖かいシュラフを1つ買いたい。

★水場
稜線上は完全に小屋頼み。ほとんどの小屋が1リットル200円で売ってくれる。穂高岳山荘は無料だった。しかし、渇水が続けばその状況は変わるかもしれない。テント泊の場合、大変重要な問題なので事前の問い合わせ要。
小屋の水は天水だったり、沢からのポンプアップだったり、その混合だったり、それによって塩素消毒していたり、いなかったり。まあ、細かいことは気にせず、譲ってくれることに感謝したい。
その他周辺情報 帰りの松本駅の乗り換えで30分あったので7番線ホームの立ち食いそばを食べました。下茹でしてない麺を茹でるのでそのぶん待たされますが、美味しかったです。

穂高駅でマイカーをピックアップ後、「ほりでーゆ〜四季の郷」へ。
「しゃくなげ荘」が最寄りだと思いますが、「ほりでーゆ〜四季の郷」のほうが閉館時間が遅め。21:30まで。下山が遅くなったときはありがたい。
1日目
合戦小屋付近。ナナカマドの紅葉。
1日目
合戦小屋付近。ナナカマドの紅葉。
燕山荘のテン場から燕岳。
燕山荘のテン場から燕岳。
2日目
燕岳から大天井岳の稜線。空中散歩。
槍まで1日で行くことに娘は半信半疑。
2日目
燕岳から大天井岳の稜線。空中散歩。
槍まで1日で行くことに娘は半信半疑。
クロマメノキの紅葉(ツツジ科)
クロマメノキの紅葉(ツツジ科)
シラタマノキの紅葉(ツツジ科)
シラタマノキの紅葉(ツツジ科)
イワツメグサ。
この花は花期が長いですね。娘がとっても気に入ったようです。
1
イワツメグサ。
この花は花期が長いですね。娘がとっても気に入ったようです。
北穂高小屋で購入したキーホルダー。「北ホ」小屋オリジナル商品に付いている可愛いロゴ、よく見たらイワツメグサだったので、思わず購入。
4
北穂高小屋で購入したキーホルダー。「北ホ」小屋オリジナル商品に付いている可愛いロゴ、よく見たらイワツメグサだったので、思わず購入。
東鎌尾根はけっこう険しかったけど、槍がだんだん近づいてくる喜びがある。
1
東鎌尾根はけっこう険しかったけど、槍がだんだん近づいてくる喜びがある。
槍ヶ岳のテン場はスペースが限られているので、場所が空いていてホッとする。連休前、紅葉シーズン前なので余裕だった。いっぱいになっていたら、殺生ヒュッテまで降りるしかない。
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槍ヶ岳のテン場はスペースが限られているので、場所が空いていてホッとする。連休前、紅葉シーズン前なので余裕だった。いっぱいになっていたら、殺生ヒュッテまで降りるしかない。
槍の肩に着いて、テントを張って、さあ頂上へ行こう、というタイミングでガスが晴れた。
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槍の肩に着いて、テントを張って、さあ頂上へ行こう、というタイミングでガスが晴れた。
山頂への最後の梯子。
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山頂への最後の梯子。
槍ヶ岳山頂から、翌日歩く穂高の稜線。美しい!
2
槍ヶ岳山頂から、翌日歩く穂高の稜線。美しい!
3日目
槍ヶ岳の日の出は常念山脈から。
2
3日目
槍ヶ岳の日の出は常念山脈から。
槍ヶ岳〜大喰岳〜中岳〜南岳。
日本最高所にありながらとっても平和な稜線(晴天なら)。
鞍部の飛騨乗越でさえ3020m。高低差がなく、危険な岩稜帯の通過もなし。
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槍ヶ岳〜大喰岳〜中岳〜南岳。
日本最高所にありながらとっても平和な稜線(晴天なら)。
鞍部の飛騨乗越でさえ3020m。高低差がなく、危険な岩稜帯の通過もなし。
南岳山頂から見た北穂高岳。大キレットを飛騨側から信州側にガスが流れていて不吉な感じ。あの霧の中をどこまで下れば底があるのか?
その下りきった底から北穂高の登りの険しさを思うと身震い。
南岳山頂から見た北穂高岳。大キレットを飛騨側から信州側にガスが流れていて不吉な感じ。あの霧の中をどこまで下れば底があるのか?
その下りきった底から北穂高の登りの険しさを思うと身震い。
ガスが切れました。南岳からの斜面をひたすら下って鞍部へ。長谷川ピークを越えてA沢のコル。それから飛騨泣きなどをクリアして北穂の登り。大キレットの全容がなんとなく見渡せます。
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ガスが切れました。南岳からの斜面をひたすら下って鞍部へ。長谷川ピークを越えてA沢のコル。それから飛騨泣きなどをクリアして北穂の登り。大キレットの全容がなんとなく見渡せます。
大キレットを下って行く韓国人の若者。この日何度も抜いたり抜かれたりして一緒に穂高岳山荘へ。翌日、彼は涸沢経由で下ったのに、上高地で再会した。
韓国人登山者のマナーについていろいろ言う人がいるけど、そういう人には「あなたは言葉の通じない国へ行って一人で山へ登るチャレンジ精神があるのか?」と問いたいですよ。自らが全く自立せず、国際化できずに外国人のマナーばかり批判する内向きな日本人には辟易です。
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大キレットを下って行く韓国人の若者。この日何度も抜いたり抜かれたりして一緒に穂高岳山荘へ。翌日、彼は涸沢経由で下ったのに、上高地で再会した。
韓国人登山者のマナーについていろいろ言う人がいるけど、そういう人には「あなたは言葉の通じない国へ行って一人で山へ登るチャレンジ精神があるのか?」と問いたいですよ。自らが全く自立せず、国際化できずに外国人のマナーばかり批判する内向きな日本人には辟易です。
長谷川ピークを越えてくるパーティ。(北穂の登りから振り返って)
コップのフチ子さんみたいにへばりついてる。こういった写真は迫力はありますが、実際に行ってみると、そこまで怖いわけではありません。
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長谷川ピークを越えてくるパーティ。(北穂の登りから振り返って)
コップのフチ子さんみたいにへばりついてる。こういった写真は迫力はありますが、実際に行ってみると、そこまで怖いわけではありません。
北穂まで200mを割った最後の苦しい登りで雷鳥に出会った。5羽の群れ。毎度思うことだが、日本に生息する3000羽のなかの5羽。感動です。
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北穂まで200mを割った最後の苦しい登りで雷鳥に出会った。5羽の群れ。毎度思うことだが、日本に生息する3000羽のなかの5羽。感動です。
北穂高小屋のテラス。大キレットや涸沢岳からの岩場を越えてきた安堵感、達成感で皆さん饒舌。
北穂高小屋のテラス。大キレットや涸沢岳からの岩場を越えてきた安堵感、達成感で皆さん饒舌。
涸沢岳を越えて穂高岳山荘到着。槍ヶ岳から距離は知れているが、緊張する岩稜帯が続くので疲労困ぱい。テント装備を担いでこのルートを歩くのは初めて。
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涸沢岳を越えて穂高岳山荘到着。槍ヶ岳から距離は知れているが、緊張する岩稜帯が続くので疲労困ぱい。テント装備を担いでこのルートを歩くのは初めて。
この晩は月がとっても綺麗でした。下のほうに涸沢の明かり。
この晩は月がとっても綺麗でした。下のほうに涸沢の明かり。
4日目
穂高岳山荘のテラスから常念山脈方面。
2
4日目
穂高岳山荘のテラスから常念山脈方面。
この日は奥穂〜前穂〜岳沢〜上高地の予定だったが、奥穂に登頂した頃に今回の日程中一番の青空が広がった。ジャンダルムを眺めていたら無性に行きたくなり、往復3時間の遠回りをすることに。
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この日は奥穂〜前穂〜岳沢〜上高地の予定だったが、奥穂に登頂した頃に今回の日程中一番の青空が広がった。ジャンダルムを眺めていたら無性に行きたくなり、往復3時間の遠回りをすることに。
ジャンダルム山頂。
緊張していたのか、この往復、ほとんど写真がありません。山頂で2人で自撮りした写真ばかり(笑)
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ジャンダルム山頂。
緊張していたのか、この往復、ほとんど写真がありません。山頂で2人で自撮りした写真ばかり(笑)
奥穂から吊尾根を辿って紀美子平。奥穂は槍ヶ岳のほうから見るとただの突起の高いところにしか見えないけど、岳沢側からみると存在感がありますね。
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奥穂から吊尾根を辿って紀美子平。奥穂は槍ヶ岳のほうから見るとただの突起の高いところにしか見えないけど、岳沢側からみると存在感がありますね。
前穂の山頂にて。槍は隠れてしまいましたが、最後のパノラマ。
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前穂の山頂にて。槍は隠れてしまいましたが、最後のパノラマ。

感想

連休が取れたので南アの白峰南嶺や蝙蝠尾根、北アの黒部湖周辺から清水尾根とか読売新道とか、そんなあたりで計画を立てていましたが、娘が一緒に行くことに。それなら、もう少しメジャーなルートをと考え、4日間(プラス予備日1日)で表銀座から槍穂高の縦走というベタでゴージャスな計画になりました。山小屋よりテント派の娘に合わせ、重いザックを背負うのは私。けっこうしんどかったけど、それ以上に楽しく、充実感のある山行になりました。

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