鳳凰三山(夜叉神から往復)・・ドピーカンながら稜線上では烈風の洗礼
- GPS
- 48:22
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,376m
- 下り
- 2,370m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 4:58
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:14
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 4:21
天候 | 3日間とも晴れ 2日目の稜線上は強風で、耐風姿勢で風の呼吸を待つ感じの烈風を時折受けました |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アクセス道に積雪や凍結は殆どありませんでした *聖岳入山口の沼平ゲート(静岡市葵区)を目指したアクセス道が、畑薙遥か手前の田代の先で土砂崩れのため通行止め状態でした(写真1) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から火事場跡(白峰三山や富士山の展望地)付近の標高2300m まで積雪は無く、全般に雪は非常に少ない状態・・たまに凍結はありましたが、よけて通れました その先で雪道になりましたがトレース等バッチリで南御室小屋まではアイゼン不要(下山は凍結部が多くて火事場跡までアイゼン使用) 南御室小屋〜地蔵岳間はアイゼン使用・・滑り止めが必要な稜線上には急坂は殆ど無いので、6本爪やチェーンアイゼンで十分です(自分は聖岳装備なので12本爪使用) 但し、地蔵岳付近には強風による吹き溜まりがありスパッツはロングが推奨で、何より朝方は−10℃以下の気温に加えて、時折風速20m以上の風に吹かれましたので、顏・手・足を守る装備は厳冬期用が必須と思います |
その他周辺情報 | 立寄り湯の予定だった、芦安から少し下った「天恵泉白根桃源天笑閣」と帰路上の「なんぶの湯」がともに休館日で少しガックリ・・芦安温泉郷の白峰会館にも当たってみるべきだったか |
写真
感想
この年末は、ヤル気満々で日本最南の3千m峰・聖岳登頂を目指して準備しましたが、入山口・沼平ゲートへのアクセス道が畑薙ダムの遥か手前で通行止め。「またやってしまったか↓」とリサーチ不足を悔やむものの後の祭りで、11月上旬から聖岳のレコが途絶えていることに、ピンと来ないといけませんでした。
そのため、全く事前準備無しでも登れる鳳凰山に不本意ながら変更し、夜叉神登山口目指して深夜の170丗膂榮阿任后
登山口からは、山行のハードルが下がった感じでテンション上がらず、登山道の雪も全く無し。冬期テン泊装備の重さもズッシリ来て足取り重く中々進みませんでしたが、夜叉神峠からの白峰三山に励まされた感じで、何とか南御室小屋のテン場に向いました。
7年前の夏期には小屋でテントを設営した後に観音岳を往復しましたが、この日は年に1回やるかどうかの冬季テント設営に手間取ったりして、薬師岳さえも無理。初日は、400匐瓩ぬ覺屮疋薀ぅ屬發△辰燭里如⇒眛に備えて早めに休むことにしました。
2日目は、テン場をベースキャンプにした地蔵岳までの往復。アタック装備なのでそれ程のキツさはなく、ドピーカンにも恵まれて砂払岳からの主稜線上では大展望を満喫し、前日とは一転大満足の山行となりました。
但し、稜線上は強風で時折耐風姿勢の烈風状態。ヤマテン予報(風速22m〜25m)からの想定内ではありましたが、風の呼吸に合わせ、ご機嫌を伺いつつの登行でした。これも「冬山アルプスに来ているんだ〜!!」という厳しさと裏腹の満足感に繋がった感じです。
幸いだったのは、当初の聖岳計画が「最短3日間で2日の予備日」を取ってあったことで、南御室小屋で2泊できてかなり余裕をもって地蔵岳を往復できた感じです。
鳳凰山の登山コースは、小屋ありトレースありで危険度が非常に低いながらも十分にアルプス冬山気分を味わえるコースで、達成感としては聖岳に数段劣るものの今回山行の満足感はタップリでした。
年に1回やるかどうかの積雪期テント泊も、水がシッカリ取れて風もうまく避けている快適な南御室小屋テン場でいい練習ができました。(夏場は展望が無くてイマイチと感じましたが、冬場の自分レベルにはピッタリの”冬期生活訓練の場”といった感じでした)
3日目には辻山で、(太陽が一年で最も南方向から昇る)この時期ならではの富士山とコラボのご来光も拝め、いい感じで2016年の山行を〆ることができました。
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