高瀬ダムから烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、赤牛岳、奥黒部、黒部ダム。
- GPS
- 56:00
- 距離
- 41.2km
- 登り
- 3,353m
- 下り
- 3,151m
コースタイム
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 4:25
- 合計
- 13:24
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 12:40
天候 | 晴れ、曇り、ガス、雨、強風他 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り 黒部トロリーバス、路線バス、大町から大糸線+あずさ |
コース状況/ 危険箇所等 |
ブナ立 濁沢の橋は当日は無事 裏銀 水晶小屋への登りで赤い層がぬめり、嫌らしい 水晶小屋から温泉沢の頭 まずまず 温泉沢の頭から赤牛岳 雪景を巻くかどうかが難しい。 雪景を貫いた方が早そう 赤牛岳から奥黒部 所謂 読売新道 尾根からそれる4/8以降、沢化した登山道に悩まされる。ひたすら長い。なかなか標高2000m辺りをアップダウンで、下に下ろしてもらえず厳しい。倒木などに要注意。 奥黒部からロッジくろよん 波止場は手前の梯子階段を下りるのが正解です。行きすぎないように。 波止場の階段の下部が崩れて修復不能となったためだそうです。波止場までも崩れ箇所があり、乗り遅れリスクも含めれば確かに奥黒部の方が言うように2時間半は見た方が安心ではあると思います。船に間に合わないかもという気持ちの負担が和らぎます。 その先は突き出す半島の手前まで、至るところに崩れあり。心してください。関電工の工事中ですので、最新を確認ください。 その先はまずまず。ロッジくろよんからは観光エリアで、難は渋滞のみです。 |
写真
感想
七倉から入って扇沢へ抜けるこのプランは昨年から暖めていたものです。そのときは中日が台風直撃予報に付き断念し、初日に苗場+秋山郷散策、志賀高原から草津に抜けて実家へ帰りました。
所謂裏銀座を行っていなかったこと。烏帽子、赤牛岳、野口五郎岳などを行き、奥黒部へ降りて七倉への周回は困難という話、諸々考えて今回のコースを組みました。
毎日アルペン号が七倉に行ってくれるのが大きいです。行きに路線バスすらない七倉に行けるというのが本当に大きい。車なら、扇沢からタクシーか、針ノ木沢から船窪岳経由で七倉に帰るかなので。
帰りは扇沢からなので路線バスと電車でうまく帰れます。
東京近くに仮住いで、かわりに車を使えないがために、そのことを却ってメリットにできます。そんな毎日アルペン号が使えるというのが決め手でした。
さて、コースで書いたように、現状の核心はむしろ平の渡しからロッジくろよん対岸の半島部あたり。
奥黒部〜黒四ヒュッテ南の半島つきだし部あたり、はしごの崩れが盛り沢山。工事中とのことですが、そうであろうと、現状は厳しいものがあります。
登山道の難度は如何に踏まれているかが肝とすれば、現状ブナ立より、裏銀にり、温泉下降点から赤牛より、そこから読売新道よりも実は奥黒部〜が厳しい気がします。
関電さんが工事中と言ってますのでそんなものともいえますが。
平の渡しで水深30mほど、ダムの堤防では水深120mはあるのだろうか。それがために、川に沿って下っていけず、湖面の上を行くしかないためなのだろうが…。
地図にあるコースタイムはあくまで道が整備されている前提で考えた方がよく、現実には1.2倍くらいで考えた方が良いです。
沢で流されたポイントをいなしている分、厳しいです。
正直まだ時期が早かったのかもしれません。
あとは、針ノ木側の波止場の場所。下山だと著しく不安になりますが、看板を信じて手前の木の所で正解です。同じ船を狙った組と一緒でなければもっと不安だったと思います。
彼らに感謝。
1日目は烏帽子と野口五郎へ。野口五郎は裏銀を行くとやっとお出ましである。常念山脈、東槍から西鎌、双六、鷲羽、水晶、薬師、赤牛、立山、白馬方面ほか。夕景が良かったです。
烏帽子と野口五郎の越冬ビールに感謝。ブナ立は何で苦しいのか?何でしょうねぇ。
白根三山の奈良田から大門沢下降点の方が標高差も勾配も滑りやすさも明らかに厳しいのに…。
烏帽子は頂点の岩ににタッチしつつ、その岩に腰かけて眺めます。
野口五郎は夕方に上がりました。
夕焼けで綺麗。
裏銀の稜線外側、槍などはここから先からしか見えませんので、やはり上がって良かったと思います。
あのエリアで槍を見つけると嬉しくなったり、方向感覚がわかるのは何なのでしょう?
方位磁針がややくるっていても、あれで山座同定の補正ができます。
8月は室堂から南下して、雲の平経由で西鎌・東鎌を最低予定しています。初めて北アに来て以来実は行っていない槍の穂先へ、可能なら行けたらなと。
2日目、荒れる前に樹林帯に入る狙いで敢えて早出したが、水晶小屋と水晶岳でまったりしてしまいました。この1時間で赤牛のピークにガスる前に踏めたのかもしれないと思うとやや残念です。
でも水晶小屋と水晶岳から槍、立、薬師、黒五、笠、針の木、浅間、富士、南ア、白山と色々見えましたのはそのおかげでもあります。
薬師側がガスったせいもあり、赤牛、並びにやたら長い読売新道では烏帽子と黒部湖が力をくれました。
裏黒部はお風呂と体洗いができます。洗濯機であらうことさえできます。山中では実にありがたいです。
3日目 そして最後、黒部の堤からは立山と赤牛、奥に薬師らしきがちらり。
上述のように道は厳しいし、トレースが薄いところもあるし、本当に船が来るか不安でしたが、でも黒部の湖はエメラルドグリーンで美しいです。
道中の沢、谷の川など、絶賛増水中で透明な水がドカンと。これらを渡る婆所では、色のコントラストが良いです
疲れましたがとにかくやりきりました。
昨年は雪不足でしたが、今年は通年より残雪が多いようです。五色ヶ原はトレースもなく大変だったそうです。
この界隈にはお盆に行く予定なので、せめて登山道くらいは残雪が解けてくれているとありがたいのですが…。
やれることはやったかなと思います。
追記:中日の日曜は正午頃から強風のため、下山・ないしは停滞を余儀なくされたようです。
長野県警のパトの方に戻されたとの話もあるようです。
そう考えると、早出して風でやられる前に降りてしまえという狙い自体は読み通りだったようです。
スマホの電池関連への対処はどんな感じで?>そこかい!
あと お題に 。をつけてる理由は 藤岡弘、系ですか
稜線の小屋は基本的に電源はありませんので、モバイルバッテリーです。
そもそも電波が入らないので基本機内モードです。これが利きます。入る場合も必要最低限で天気予報チェックくらいにし、無駄遣いはしないことです。
小屋でも消灯前は充電器があれば充電させてくれるところもあります。
必要ないところではもう電源切るのが一番です。
安否は電波が入るところで適宜メール飛ばせばオッケーです。
う〜ん ガラケーつらいぜ
電波が弱いところでは潔く電源オフ。主に山中突破時ですね。
里に出たら起動して、必要な不在通知をチェックするのがいいかと思います。
モバイルバッテリーのガラケー版はわかりませんがお調べになられるとよいと思います。
基本的にガラケーの方が持ちはいいです。
撮影もスマホでしょ?
同じことをガラケーでしてたらすぐにサイナラ〜なんですわ・・・
いろいろあって、超遅コメにて失礼します。
また、細部を把握してないので悪しからず<m(__)m>
拙者も若い頃(30代前半)に、七倉から高瀬ダムまで歩いて、ブナ立を登って、裏銀を歩いて水晶まで行って……までは同じ道程を辿ったことがあります。
しかし、その後は高天原に下り温泉でチャポチャポして……さて、それからどこに下ったのがおもいだせないのです。
黒部五郎から最後は新穂高温泉だっような記憶だけど、いや上高地にくだったような???
楽しかったでしょうね。
半袖隊長
私があのエリアで残すは高天原と雲の平。折立から周回なら無理なく回れるのですが、新穂〜折立だと黒五か、高天原+雲の平の二択になりますので。
水晶小屋〜水晶岳は再訪なので懐かしかったです。
奥黒部で一緒になった人は高天原から、三俣から、雲の平から、自分は野口五郎からでした。水晶が開いていないのもあってか、水晶岳〜赤牛〜奥黒部が例年以上に厳しいようです。
さて、高天に降りた場合、黒五経由なら薬師沢から太郎平経由で稜線ぐるりですかね。
黒五に行っていなければ三俣に真っすぐというのも考えられますが。
その先は、南に出たのなら、いずれにせよ双六小屋は必ず通ります。
双六小屋からは素直に降りるか笠に寄るかしたら恐らく新穂、西鎌で槍の方に行ったなら槍あたりからは槍沢で上高地かと思われます。
今回のルートは2泊3日が必須なのでここしか行けるときがなかったんです。
因みにお盆の狙いは室堂から薬師、雲の平経由で西鎌・東鎌。後は諸条件次第ですかね。
高天原は行く方向で予定組んでいますが、行くか切るか悩んでます。太郎平に着いたときの体力次第でしょうか。
槍の穂先も悩み中。激渋滞なら切るけど、周りの山々を行った今なら感じ方も変わるだろうし、槍ヶ岳開山を読んで、播隆上人像を見た以上、行かずばなるまいという気にも。
こちらは空いていることを祈ります。
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