【南アルプス】登り残しの大沢岳【椹島から聖岳〜赤石岳周回】

2017年07月22日(土) ~ 2017年07月23日(日)

• GPS: 28:29
• 距離: 30.0km
• 登り: 3,605m
• 下り: 3,600m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:40
• 休憩: 0:23
• 合計: 8:03

7:42 椹島ロッジ
7:49 7:49 牛首峠
8:06 8:07 聖沢登山口
8:46 8:47 聖沢吊橋
9:19 9:20 造林小屋跡
9:42 9:42 乗越
10:14 10:15 滝見台
10:53 11:04 聖平小屋
11:10 11:10 聖平小屋分岐
11:25 11:25 薊畑分岐
12:00 12:02 小聖岳
12:46 12:48 聖岳
13:56 13:58 兎岳
14:25 14:25 小兎岳
15:00 15:02 中盛丸山
15:11 15:11 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
15:45 百間洞山の家

2日目

• 山行: 8:09
• 休憩: 0:14
• 合計: 8:23

3:45 百間洞山の家
4:23 4:24 中盛丸山・大沢岳間分岐(百間洞山の家方面)
4:31 4:33 大沢岳
6:01 6:02 百間平
7:41 7:45 赤石岳避難小屋
7:49 7:51 赤石岳
8:00 8:00 赤石岳・小赤石岳間分岐
8:26 8:28 北沢源頭
9:06 9:07 富士見平
9:51 9:51 赤石小屋
11:02 11:03 カンバ段
12:08 椹島ロッジ

天候

7月22日（土）晴れ/小雨
7月23日（日）晴れ/ガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

特種東海フォレストの無料送迎バスについて
○畑薙臨時駐車場〜椹島間の林道バスではなく、小屋利用者の為のリムジンバスです。
○3000円を前払しますが、フォレスト系の小屋に泊まる（素泊まり可）と割引されます。
○椹島から帰りのバスに乗りたいときは、小屋の領収書が必要になります。
◆注意事項：今年から聖岳登山口で降りられません。ただし、椹島に前泊して畑薙へ向かうバスからの下車は可能です。
※聖平小屋に泊まりの予定の方は井川観光協会のバスに乗って下さい。（要予約）

ややこしいのでサイトを確認してください。
http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html

〜今回の山行の様子です〜

●7時30分が始発ですが、並んでいる人の数によって臨時便が出ます。
●遅くとも5時半にはバス停ベンチにザックで場所取りをする必要があります。
●林道バスは28人乗りなので毎日アルペン号のバス（かなり早い時間に来ます）から降りる登山者が多ければ、それだけで臨時便が埋まってしまう。
●東俣林道は未舗装路なので大型ザックで補助席の方は1時間地獄をみることになる。
●南アルプスは序盤が急坂なので、朝の涼しい時間に登れる臨時便は重要です。

コース状況／危険箇所等

危険個所：特になし
道の状況：よく整備されている
■聖沢登山口〜聖平小屋　　急坂からトラバース・吊り橋あり、沢沿いで涼しいです
■聖平小屋〜聖岳　　　　　薊畑のお花畑を過ぎると、ガレの強烈な登りです
■聖岳〜百間洞山の家　　　尾根通しの細かいアップダウンがあり体力を削られます
■百間洞山の家〜赤石岳　　気持ちの良い稜線歩き、大斜面のトラバースあり
■赤石岳〜赤石小屋　　　　北沢源流のトラバースとお花畑、富士見平は休憩適地
■赤石小屋〜椹島　　　　　大倉尾根と呼ばれる樹林の長い下りです

その他周辺情報

最寄りの温泉：赤石温泉白樺荘　510円　（食事のＬＯは15時です）
※今回は道の駅「川根温泉」で入浴+食事

写真

7/22 5:59

畑薙ダムの夏季臨時駐車場です。
天気が微妙なわりに7割くらい埋まっています。

7/22 5:42

登山届を提出します。
茶臼小屋のテント場は今後整備されるようです。

7/22 6:01

早朝6時で、これだけ並んでいます。
バス1台分といった所。

7/22 6:27

助手席の特等席をゲット。
3000円で施設利用券を購入しました。

7/22 7:21

狭いデコボコ道を進みます。
正面に聖岳が見えてきました。
真ん中のトンガリが奥聖岳ですね。

7/22 7:33

聖沢で降りたかったのですが…今年からルールが変わりました。
椹島に近づくと盟主の赤石岳です。

7/22 7:41

一時間ほどで登山基地の椹島です。
北アルプスでいうと横尾みたい感じです。
荒川三山や赤石岳、200名山の笊ヶ岳に登れます。

7/22 7:38

今回は、この100名山の二座に登ります。
やはり赤色は赤石岳で、しっかり新標高になっていますね。
聖岳は水色ですが、悪沢岳は何色でしょう？
答えは最後に載せています。

7/22 7:42

男爵「大倉喜八郎」
死ぬまでに持っている土地で一番高い所に行きたい。
300人掛かりで籠に運ばれて登ったそうです。
大倉尾根は名前からきたのです。

7/22 7:43

神社の横を抜けます。

7/22 7:46

千枚岳（悪沢方面）と赤石岳の分岐。

7/22 7:46

赤石岳登山口です。
帰りはここに下山します。

7/22 8:06

林道を小走りして聖沢登山口です。

7/22 8:24

急登が終わるとトラバースになります。

7/22 8:43

不安定なハシゴも掛かっています。

7/22 8:45

そして吊り橋です。

7/22 9:21

造林小屋跡です。

7/22 9:57

かなり揺れる吊り橋です。

7/22 9:58

樹間から聖岳が見えてきました。

7/22 9:59

ガレ場のトラバースです。
トラロープが掛かっています。

7/22 10:11

ゴゼンタチバナなど地味な花が多いです。

7/22 10:24

線香花火みたいなカラマツソウ

7/22 10:14

山頂には早くもガスが掛かってきた。

7/22 10:15

滝見台からは二本の滝が望めます。

7/22 10:15

ズーム

7/22 10:15

ズーム

7/22 10:46

歩きやすい道が続きます。

7/22 10:52

3時間弱で聖平小屋に到着です。
one-hunterさんは仁田岳方面にお出かけ中でした。
名物のフルーツポンチと大盛りカレーで腹ごしらえしました。

7/22 11:09

雰囲気の良い木道です。
やっぱり夏のアルプスは良いですね。

7/22 11:11

薊畑です。

7/22 11:11

鹿避けの柵に囲まれてニッコウキスゲが咲いています。

7/22 11:11

ズーム

7/22 11:59

小聖岳に到着する頃にはガッスガス。

7/22 12:07

濃いガスが小雨に変わる。

7/22 12:14

風に揺れるイワツメクサに励まされます。

7/22 12:45

三〇一三米聖岳に到着です。
たぶん五度目くらい。

7/22 12:45

お馴染みのダンゴ標識です。
早々に兎岳に向かいます。

7/22 13:15

赤石岳の山名由来にもなった赤色チャート。

7/22 13:16

オレンジのヘルメットのトレランの兄貴に引っ張ってもらいました。

7/22 13:26

兎岳のコル

7/22 13:30

細かいアップダウンが続きます。

7/22 13:56

兎岳に到着です。

7/22 14:25

続いて小兎岳です。

7/22 14:29

雷鳥さんに2回会いました。

7/22 14:30

天気が悪くても良いこともあります。

7/22 14:34

更にガスが濃くなり全く見えない。
一回歩いた事があるのが心強かったです。

7/22 15:00

中盛丸山まで来れば余裕ができます。

7/22 15:10

大沢岳は明日に取っておいて百間洞山の家に下ります。

7/22 15:41

赤い屋根が見えてきました。
午後4時のトンカツ受付に間に合いそうです。

7/22 17:44

名物の「わらじとんかつ」待望の夕食です。
この日は混んでいて3回に分けていました。

7/23 4:19

翌朝です。
午前4時前に出発しました。

7/23 4:19

黎明「富士」

7/23 4:23

大沢岳に向かいます。

7/23 4:29

トンガリが凄い。

7/23 4:30

大沢渡分岐です。
現在は廃道になっています。

7/23 4:31

「ハイランドしらびそ」へ向かえます。
いつか歩く予定です。

7/23 4:35

夜が明けてきました。

7/23 4:36

左のコンモリは恵那山で右の山脈が中央アルプスです〜

7/23 4:43

あっさり大沢岳に到着です。
二八一九米もあり静岡100と百高山です。

7/23 4:42

三等三角点があります。

7/23 4:44

左は聖岳。
真ん中は中盛丸山です。
右は兎岳です。

7/23 4:44

南アの盟主「赤石岳」

7/23 4:44

そして富士山です。

7/23 4:44

ズーム

7/23 4:45

危険マークが付いていますが、それほどでもありませんでした。

7/23 4:54

大沢岳を振り返ります。

7/23 5:29

双耳峰というか三ツ頭に見えます。

7/23 5:34

気持ちの良い稜線あるき。

7/23 5:50

中盛丸山と大沢岳。

7/23 5:58

百間平まで歩きやすいです。

7/23 5:58

小さく仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳と塩見岳が見えます。

7/23 5:58

荒川前岳と東岳（悪沢岳）は大きく見えます。

7/23 6:02

百間平です。

7/23 6:02

このルートからの赤石岳はあまり迫力を感じませんね。

7/23 6:26

大斜面のトラバース道が見えます。

7/23 6:33

前を行く登山者が小さく見えます。

7/23 6:31

チングルマは第一形態でした。

7/23 6:55

ハイマツと岩屑の不思議な登山道。

7/23 7:27

赤石岳避難小屋に寄ります。
名物の小屋番さんと奥様は元気そうでした。

7/23 7:49

小屋から5分で赤石岳に到着です。
たぶん三度目です。
強風なので早々に下山します。

7/23 8:04

下降点からはお花が見られました。
ハクサンイチゲが多かったです。

7/23 8:10

ミヤマキンポウゲかな

7/23 8:16

北沢の源頭部にはお花畑が広がっていまいした。

7/23 8:24

シナノキンバイ

7/23 8:24

湿地帯なのでお花が多いです。

7/23 8:30

ガレのトラバースです。

7/23 8:50

冬季ルート標識。
ラクダの背へ向かえます。

7/23 9:00

山頂付近のガスが吹き下ろしています。
稜線を歩いている人は大変でしょうね。

7/23 9:00

富士見平です。

7/23 9:00

富士山が見えました。

7/23 9:00

赤石小屋の向こうに笊ヶ岳と布引山です。

7/23 9:01

小笊が隠れて双耳峰に見えない。

7/23 9:50

赤石小屋で小休止です。

7/23 12:08

一気に大倉尾根を下って下山しました。
バスは最終前の13時に乗れそうです。

7/23 12:20

椹島のキャンプ場。
草地で気持ちの良い所でした。

7/23 12:55

登っていない悪沢岳のTシャツを購入。（税込2400円）
やっぱり黒が格好いいです〜

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kitainotori

この時期は中岳のカールのお花畑が素晴らしいので、悪沢岳と赤石岳の定番の周回と悩みましたが登り残していた大沢岳のピークハントが勝りました。

百間洞山の家の名物トンカツは、午後4時までに受け付けを済まさないと食べられません。
今年から東海フォレストのバスは聖沢登山口で降車ができなくなり出端を挫かれました。
（どうやら白タク営業になってしまうらしい）
わかってましたが聖岳から兎岳〜中盛丸山は尾根通しでアップダウンが厳しく大変でした。
前回、赤石岳の大倉尾根で向かった時より1時間半くらい多く掛かりましたが、何とかトンカツに間に合いました。

梅雨明け10日と言われますが、最近はそうでもありません。
小屋で天気予報を確認すると2日目も天気が微妙なので、悪沢岳は諦めて大沢岳と赤石岳に登って下山しました。
悪沢岳は静岡100の最後に残る蝙蝠岳とセットで二軒小屋から周回で歩く予定です。
このコースを一泊二日で歩くなら、今回とは逆のルートの方が余裕があると感じました。
大沢岳は通過してしまう方が多いと思いますが、ガッツリ山に行ってるとやっぱり登る事になるのでスルーしない事をオススメします。