八方〜不帰キレット〜白馬三山〜栂池

2017年08月12日(土) ~ 2017年08月14日(月)

• GPS: 15:25
• 距離: 24.0km
• 登り: 2,398m
• 下り: 2,378m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:22
• 休憩: 0:09
• 合計: 2:31

12:36 八方池山荘
13:01 13:01 第2ケルン
13:06 13:07 八方ケルン
13:22 13:23 第三ケルン
14:04 14:06 扇雪渓
14:19 14:24 丸山
15:07 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 0:45
• 合計: 8:03

4:34 唐松岳頂上山荘
5:07 5:13 唐松岳
5:44 5:46 不帰嶮（不帰二峰南峰）
5:54 6:04 不帰嶮（不帰二峰北峰）
6:33 6:40 不帰嶮（不帰一峰）
6:58 6:59 不帰キレット
7:47 7:48 天狗ノ大下り
8:46 8:54 天狗山荘
9:21 9:22 鑓温泉分岐
9:55 9:56 鑓ヶ岳
10:59 11:06 杓子岳
12:08 12:09 丸山
12:37 白馬岳頂上宿舎

3日目

• 山行: 4:26
• 休憩: 0:09
• 合計: 4:35

5:31 宿泊地
5:48 5:49 白馬山荘
6:05 6:06 白馬岳
6:28 6:29 三国境
7:07 7:08 小蓮華山
7:36 7:38 船越ノ頭
8:07 8:08 白馬大池山荘
8:31 8:32 乗鞍岳
9:09 9:10 風吹大池方面分岐
9:16 9:16 天狗原/白馬岳神社
10:04 10:04 栂池山荘
10:04 10:04 栂池ヒュッテ
10:06 ゴール地点

天候

1日目　小雨のち晴れ
2日目　晴れ
3日目　曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：7:00名古屋（ワイドビューしなの1号）>松本（大糸線）>信濃大町（大糸線）>11:25白馬（アルピコバス）＞11:30白馬八方バスターミナル
八方アルペンルートでゴンドラとリフトを乗り継いで八方池小屋まで（1550円＋手荷物400円（15Kg以上）

帰り：栂池高原パノラマウェイにて下山（1920円）
12:55栂池高原（アルピコバス）＞13:20白馬＞14:37白馬（あずさ26号）＞15:53松本（ワイドビューしなの18号）＞18:05名古屋

栂池高原のバス停はゴンドラを下りてすぐにある駐車場を少し降ったところ。切符（560円）は道路向かいの観光協会で買うこともできます。

アルピコバスの時刻表
https://www.alpico.co.jp/access/hakuba/tsugaike/

コース状況／危険箇所等

1日目　特に危険箇所なし
2日目　不帰ノ嶮2峰北峰からの下りが核心部。足場はしっかりあるのできちんと確認して降りれば問題無いが、他登山者からの落石などの危険があるのでヘルメットはかぶるべき。その他ルート上に大きな危険箇所は無し。
3日目　天狗原から栂池高原駅への下りがかなりぬかるみだらけで、滑りやすく、歩き疲れた足にはこたえます。

その他周辺情報

栂池温泉　元湯栂の森　700円
http://www.valley.ne.jp/~onsen-55/tuganomori/index_2.htm
ゴンドラリフト降り場から駐車場を越えて433号を少し降る。約5分ほど。

写真

8/12 12:33

白馬駅は雨が降ったあとでしたが、ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘に到着した途端、小雨が降り始めました。覚悟はしてましたが、風があまり無いので気にせずに出発します。

8/12 13:15

八方池についた頃にようやく雨もあがり、高山植物があちこちに。ソバナがまずお出迎え。

8/12 13:15

8/12 13:15

ミヤマママコナ

8/12 13:22

タカネマツムシソウ

8/12 13:23

八方池は風がないので鏡のようになっていますが、雲が出ており白馬の山々は映りませんでした。

8/12 13:28

ベニヒカゲ？と思われる蝶があちこちで飛んでました。

8/12 13:33

ガスの中をすすみます。

8/12 13:37

シモツケソウ

8/12 13:40

タテヤマウツボグサ

8/12 13:40

オオウバユリ

8/12 14:23

丸山ケルン手前でようやく日差しが回復。視界もひらけて素晴らしい青空と白い雲が広がっていました。

8/12 14:45

青と白のコントラストの中登って行きます。

8/12 14:47

ボケちゃいましたが、タテヤマリンドウ

8/12 15:00

最後の登りで、がれた岩場そばを通過します。落石に合わないよう、ささっと通過しましょう。

8/12 15:00

ホシガラス？大きい鳥です。警戒しているのか、興味を示しているのか
少し近寄るとちょっと先に進んで、を繰り返しながらでした。

8/12 15:47

唐松岳頂上山荘に到着。テン場は一杯で、仕方なく小屋に素泊まりで。6900円プラス本館利用の800円でした。今日は雨の予報だったせいか、4畳に5人ほどだったので、この時期としては広め。

8/13 4:35

翌朝、出発。すでに素晴らしい景色が。

8/13 4:36

唐松の山頂にはすでに人が大勢。

8/13 4:41

お世話になった唐松岳頂上山荘。

8/13 4:53

わずか10分ほどで、この変化に驚きます。

8/13 5:03

日の出を拝みます。

8/13 5:05

不帰キレットのモルゲンロート

8/13 5:05

立山三山と劔も赤く染まります。

8/13 5:06

遥か遠くには槍ヶ岳も。

8/13 5:09

五竜ですね。

8/13 5:15

さて不帰嶮に向かいます。

8/13 5:24

しばらくはこんな感じの普通の尾根道。

8/13 5:27

昨日登ってきた、八方尾根。

8/13 5:44

写真の通りです。

8/13 5:48

少し細い尾根道ですが、特に問題無し。すれ違いの登山者に注意しましょう。

8/13 5:54

さて、ここから核心部に入ります。

8/13 5:56

まずは下ります。早速鎖場。

8/13 5:56

滑り落ちないように下ります。

8/13 6:01

エゾシオガマ

8/13 6:05

鎖沿いに下ってきました。

8/13 6:05

正面に1峰とさらにその奥に天狗の頭。

8/13 6:09

どこをどう下ったかわかりませんが、足場はしっかりありました。

8/13 6:14

鎖はありますが、足場はしっかりあるので問題無し。

8/13 6:14

ここは奥に向かって進みますが、落ちないよう注意。不安な場合は鎖を使って確保しながら進みましょう。

8/13 6:15

鎖場が続きます。

8/13 6:16

核心部上部。

8/13 6:24

少し引いてみると、なかなかの高度感。

8/13 6:33

登り返して1峰の頭。

8/13 6:36

天狗の大下りが見えてきました。

8/13 6:38

初ブロッケン！！

8/13 6:47

先ほどのガスがさっと抜けて全貌が見えてきました。かなりの登りですね。

8/13 6:50

振り返って、右から、2峰北峰、2峰南峰、そして1峰。

8/13 6:56

ここが不帰キレットです。

8/13 6:59

さて、また登り返し。

8/13 7:18

八方尾根から、今日歩いてきた道を再確認。

8/13 7:23

鎖が垂れてますが、頼らない方が足場がしっかりしている気がしました。

8/13 7:30

天狗の頭目指して進みます。

8/13 7:35

8/13 7:40

すごい山ですが登ってきたわけでは無いです。

8/13 7:40

劔が素晴らしいですね。

8/13 7:47

これから進む峰々が広がります。縦走の醍醐味ですね。

8/13 7:54

歩いてきた道を振り返っての一枚。

8/13 8:17

コマクサ

8/13 8:18

長い登りを終えてようやく天狗の頭。正面に白馬鑓が見えてきました。

8/13 8:40

イワジャコウソウ？とウサギギク。

8/13 8:52

天狗平の水場。お世話になりました。雪渓の水なので冷たくて最高でした。

8/13 8:52

幻想的な青空と雪渓。

8/13 8:54

山荘は改修中とのことでテン泊のみだそうです。

8/13 8:55

雪渓を越えて行きます。

8/13 9:14

白馬鑓温泉方面からの登山客が登ってきます。

8/13 9:18

白馬鑓は多くの石が積み上がった山ですね。どうやってこの山が出来上がったのか？？

8/13 9:20

分岐です。温泉の誘惑に惑わされず、白馬鑓を目指します。

8/13 9:24

長い道のりです。

8/13 9:39

上昇気流でこうやって一筋の雲が立ち上がって、このような景色を生み出すのですね。

8/13 9:46

白馬から唐松方面に向かう人も多かったですね。

8/13 9:47

まるで飛行機の窓からの景色。

8/13 9:51

そんな石の積み上がった山の稜線を登ります。

8/13 9:55

白馬鑓到着。

8/13 9:56

杓子岳と白馬が見えてきました。
まだまだ登り下りがあります。

8/13 10:00

遥か眼下には黒部湖かな？

8/13 10:02

夏山という感じですね。

8/13 10:09

タカネシオガマかな？

8/13 10:14

白馬鑓からの下り。

8/13 10:15

杓子岳も石が積み上がった様な山でした。

8/13 10:25

このコントラストもいいですね。

8/13 10:36

下ってきた道を振り返ります。
ガスに浮かび上がる二人の登山者。

8/13 10:38

ひたすら砂利道を登ります。

8/13 10:40

ひたすら砂利道を登ります。

8/13 10:59

ガスのなかを杓子岳登頂。

8/13 11:27

本日最後の下り？

8/13 11:49

ミヤマタンポポでしょうか？

8/13 11:50

これを超えると、あと少しのはず。

8/13 11:54

タカネナデシコ

8/13 11:54

ハクサンフウロ

8/13 11:58

最後のガレ場を詰めます。

8/13 12:01

クルマユリ。

8/13 12:03

もひとつ、最後の登り。

8/13 12:05

景色に溶け込んだ感じで、雷鳥！

8/13 12:13

テント場は既に一杯。まだ12時過ぎでしたが。。この後も多くの登山者が来てテントが所狭しとひしめき合ってました。1名1000円でした。

8/13 14:38

イワオウギ

8/13 14:50

小屋前も花で溢れています。

8/13 14:51

旭岳。こちらには行きません。

8/13 14:53

撮影から戻ったテン場はこの混雑ぶり。トイレ付近までテントで溢れてました。。

8/13 15:00

ガスが抜けた白馬山頂。

8/13 15:02

ハクサンイチゲ

8/13 15:05

ミヤマアキノキリンソウとチシマギキョウかな？

8/14 5:33

翌朝出発。奥に、昨日越えてきた白馬三山の二つの山が。

8/14 5:48

様々な行き先がありますね。

8/14 6:01

劔が少しだけ顔をのぞかせました。

8/14 6:03

三山縦走終了です。

8/14 6:04

山頂でこの崖というのが特徴的ですね。

8/14 6:07

ガスで覆われています。

8/14 6:12

と思ったら晴れました。

8/14 6:18

尾根道を前進。

8/14 6:29

雪倉岳が栂海新道へのルート。

8/14 6:54

日が出てきて、逆光もいい感じ。

8/14 6:55

雲が湧きあがります。

8/14 7:00

小蓮華山頂より。朝早いですが多くの登山者が休んでいました。人気ルートの様です。

8/14 7:18

尾根道を下ります。

8/14 7:28

8/14 7:36

通過。

8/14 7:36

晴れるともっと素晴らしい景色でしょうね。

8/14 7:40

ガスに覆われていましたが、、、

8/14 7:46

突然晴れて雪倉岳の全貌が。なかなかの大きな山です。栂海新道の最終の大きな山ですね。一度は歩いてみたいです。

8/14 7:47

青空が広がってきました。

8/14 7:51

大池も見えてきました。

8/14 8:01

白馬大池到着。いい感じのテン場です。

8/14 8:02

チングルマ

8/14 8:05

ハクサンイチゲとイワカガミ

8/14 8:06

蓮華温泉は惹かれますが、帰りが問題。。

8/14 8:07

小屋到着。まだ早いのででオープン前。

8/14 8:18

池をぐるっと回って進みます。

8/14 8:21

ハイマツの岩道を登り詰めます。

8/14 8:28

ん？ケルン？

8/14 8:31

ケルンでした。

8/14 8:31

山頂！

8/14 8:32

またガスが覆ってきました。

8/14 8:39

雪渓が見えてきました。ここを横断。軽アイゼンあった方が良かったです。

8/14 8:45

大きな岩場を下ります。

8/14 8:52

結構高度差があります。

8/14 8:56

モミジカラマツ

8/14 9:09

急な下りを終え木道に出ました。

8/14 9:09

ここからがまだまだ長かった。

8/14 9:11

天狗原の湿原をすすみます。

8/14 9:12

ヒオウギアヤメ

8/14 9:12

イワイチョウ

8/14 9:22

ゴゼンタチバナ

8/14 9:48

天狗原から栂池高原までは延々こんな泥道が続きます。滑りやすいので注意しましょう。このルートの最後の下りがこれは少々いただけない感じでした。。

8/14 9:59

下山。

8/14 10:24

ロープウェイで下ります。予定ではこんな眺めが見れるはずだったのですが。。

8/14 10:53

夏の栂池高原スキー場。パラグライダーが飛び交ってました。

8/14 11:05

下山後の体はこちらでスッキリさせて頂きました。

撮影機器：

OM-D E-M10 Mark II ボディ オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ

感想

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白馬方面はまだ未踏でしたので、今回初チャレンジ。天候が心配でしたが、実際に出かけてみると、晴れに恵まれ、素晴らしい縦走となりました。
不帰キレットは核心部を除けばアップダウンの激しい縦走路でかなりの体力を使いました。ただ体力を使うだけの価値のある眺めばかりでしたので非常に楽しめました。

コメント

sonowapark

盛りだくさんの稜線
お疲れ様でした。
雲海に浮かぶ長い稜線や色とりどりの草花、切り立った崖道、モルゲンルートにブロッケン現象まで見られるという盛りだくさんの縦走路ですね。カラフルなテント場も風景として面白いです。
南西側に見える雲に囲まれた立山連峰の見応えは写真からも伝わってきます。特に剱岳の雄雄しさは見事です。

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Re: 盛りだくさんの稜線
事前の天気予報ではかなり不安定な天気な感じでしたが、行ってみると予想外の晴れで
高山の縦走を楽しむことが出来ました。後立は初めてでしたが、何度か訪れている立山方面が
いつもと違った雰囲気で面白かったです。このルートはまた違う時期に訪れてみたいですね。