記録ID: 1226952
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北アルプス 黒部五郎,鷲羽,水晶,笠ヶ岳(新穂高から)
2017年08月11日(金) ~
2017年08月15日(火)
富山県
長野県
岐阜県
体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 44:18
- 距離
- 69.0km
- 登り
- 5,375m
- 下り
- 5,383m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:16
距離 13.7km
登り 1,609m
下り 170m
13:27
2日目
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 10:25
距離 14.2km
登り 1,006m
下り 1,206m
3日目
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:35
距離 14.6km
登り 1,338m
下り 1,129m
4日目
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 3:28
- 合計
- 12:14
距離 15.5km
登り 1,177m
下り 983m
3:26
45分
宿泊地
15:40
宿泊地
5日目
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:32
距離 11.0km
登り 246m
下り 1,895m
◆計画
1日目:新穂高-小池新道-鏡池-双六小屋(テント泊)
2日目:双六小屋-双六岳-三俣蓮華岳-黒部五郎小舎(テント設営)-黒部五郎岳往復
3日目:黒部五郎小舎-巻道-三俣小屋(テント設営)-鷲羽岳-水晶岳-黒部水源-三俣小屋
4日目:三俣小屋-巻道-双六小屋-弓折岳-笠ヶ岳(テント泊)
5日目:笠ヶ岳山荘-笠新道-新穂高
◆実行
5日間の長期山行なるも計画どおり歩けた。めっちゃ達成感!。黒部五郎と三俣小屋のテン場は大幅にキャパオーバーだったが、早めに寝床を確保した後にゆっくりとピークハントを楽しみました。
1日目:新穂高-小池新道-鏡池-双六小屋(テント泊)
2日目:双六小屋-双六岳-三俣蓮華岳-黒部五郎小舎(テント設営)-黒部五郎岳往復
3日目:黒部五郎小舎-巻道-三俣小屋(テント設営)-鷲羽岳-水晶岳-黒部水源-三俣小屋
4日目:三俣小屋-巻道-双六小屋-弓折岳-笠ヶ岳(テント泊)
5日目:笠ヶ岳山荘-笠新道-新穂高
◆実行
5日間の長期山行なるも計画どおり歩けた。めっちゃ達成感!。黒部五郎と三俣小屋のテン場は大幅にキャパオーバーだったが、早めに寝床を確保した後にゆっくりとピークハントを楽しみました。
天候 | 11日:くもり、稜線はまさかの晴れ。夜は強雨がテントを叩いた。 12日:くもりから小雨、午後にかけてくもりから晴れ。 13日:晴れ、絶景だけど夏山なのでガスが湧いてくる。 14日:晴れ、朝の稜線は絶景。昼頃からガスで真っ白。 15日:朝の稜線は霧雨で真っ白、標高を落とすとくもり。帰宅の午後は雨。 ◆天候不順が心配されたけど雨具を着たのは12日AMと15日AM稜線だけ。北アの稜線はほぼ無風でTシャツ1枚で歩いても暑かったくらい(日焼けがスゴイ)。山頂はいづれもガスが湧いて大展望とはいかなかったけど、稜線歩きでは北アの雄大な山並みが拝めたので満足の天気です。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは新穂高〜松本までバス。松本からあずさ号。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆新穂高〜双六小屋(小池新道) とても良く整備された道です。岩をうまく積んでステップが踏めるようになっている。弓折乗越の稜線に上がるまでが我慢の登りです。稜線では鷲羽岳を正面に双六小屋まで楽しく進みます。 ◆双六小屋(テント泊) 広いテント場なので着いた頃でも十分にスペースあり。池に近い砂地に設営。浜辺のキャンプ場みたいでペグをしっかり差し込みます。小屋で水は無料でもらえます。昼間は天気が持ったけど夜間は強雨がテントを叩いてました。 ◆双六小屋〜黒部五郎小舎 双六岳から三俣蓮華岳までは絶景の稜線を進むハズでした(霧・雨で真っ白)。黒部五郎小舎までは結構下って行きます(翌日の登り返しが心配になる)。 ◆黒部五郎岳 テント設営後に再び雨が降って来たけど、午後には回復する予報なので雨具を着て黒部五郎に向かいました。軽い荷物だったけど時間かかった。1時間近く登ると雨もあがり雄大なカール地形が見えて感動的。カールから稜線に上がる急坂が浮石が多かったので落石に注意しながら進みます。稜線に上がると山頂までは特に危険箇所なし。下山時は霧も少し晴れてきて雲ノ平が望めました。 ◆黒部五郎小舎(テント泊) 大きな岩が多く設営スペースの狭いテント場ですが午前早い内に張ったので良い場所が確保できました。この日は100程度のテントだったそうです(キャパは公称30張)。小屋前に水が引いてあります。 ◆黒部五郎小舎〜三俣小屋(巻道) テント担いでの登り返しだけどスッキリ展望良い時間帯だったので北アルプス奥地の絶景を眺めながら楽しく登りました。結構登って最後は下ります。一部雪渓の横断あるけどアイゼン不要。 ◆三俣小屋〜鷲羽岳 小さい荷物で周回したけど結構きつかった(3日目だし)。目の前の鷲羽は1時間半くらい登り一辺倒です。途中まで槍ヶ岳が見えていたけどガスに覆われてしまった。山頂では西側(黒部五郎、雲ノ平方面)の展望が良かった。 ◆鷲羽岳〜水晶岳 基本は稜線上をアップダウンを繰り返しながら進みます。ワリモ北分岐のところだけ西側をトラバース。天気良くて無風だったので楽しく歩けました。水晶岳直下は北アルプスらしい岩場なので注意して歩きます。 ◆水晶岳〜三俣小屋 ワリモ北分岐までは往路を戻り岩苔乗越から黒部源流に下りました。三俣蓮華岳を正面に大きく下るので意外と時間がかかります。足元もドロドロなので注意。最後は疲れた中を一時間弱の登りになります。 ◆三俣小屋(テント泊) 広いテント場です。ここも午前早い内に張ったので良い場所が確保できました。北アルプス西部の要所にあるこのテン場は大人気。この日は200張超だったとのこと(キャパは公称70張)。テン場の途中に水場があります。 ◆三俣小屋〜双六小屋(巻道) 早い時間に笠ヶ岳に着きたかったのでまだ暗い時間に出発。天気良かったので稜線に上がることも考えたけど時間優先で巻道を選択。巻道と言えども三俣峠まで40分程度登った後はアップダウンを繰り返します。 ◆双六小屋〜笠ヶ岳 弓折乗越までは初日の逆ルートなるも展望良かったので、背中に鷲羽岳、正面に槍・穂高連峰を眺めながらとっても楽しく歩けます。弓折乗越から秩父平まではアップダウン多いけど槍穂の雄姿と雲海に浮かぶ乗鞍岳が見えたので頑張れました。秩父平から一気に標高を上げるとガスで真っ白。最後の笠ヶ岳手前(遠くから見て笠になっている部分)も結構登ります。 ◆笠ヶ岳(テント泊) この日は前日までの激混もなくテント張れました。最終的にも余裕あった。槍穂が真正面に見えるところに設営したけどガスで真っ白。大展望のテント泊を期待していただけに残念です。でも20時頃に闇夜に浮かぶ槍穂高連峰が見えたので良しとします。翌朝も霧雨で真っ白でした。ここはテン場から山荘まで10分近く、そこから山頂まで20分近く登るので受付・買い物・トイレ・山頂ピークハントは一回で済ませたほうが良いです。水場はテン場下近くの雪渓から取れます。今回の山行のテント泊は全て水場に恵まれたテン場だったので助かりました(水を担ぐのは苦行だもね)。 ◆笠新道〜新穂高 噂に聞く急坂で有名な笠新道はやはり大変でした。岩が濡れていたこともあるけど滑る一枚岩が多く、また角度のある登山道で足の置き場を探しながら下ります。集中力が切れたらアウトなので途中に何回か休憩を挟みながら下山。登山口に降りた時には下りなのに達成感たっぷりでした。ここをテント担いで登りに使うことは無いかな?弓折乗越経由で歩く人が意外と居る理由がよく分かりました。最後は新穂高まで林道を1時間弱歩きます。バスはロープウェイ乗り場が始発なのでここで待ったほうが良いです。 |
その他周辺情報 | 帰りの新穂高〜松本のバスを平湯で途中下車、バスターミナル3階にある温泉施設で入浴。5日ぶりの風呂は格別でした。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
スマホ
モバイルバッテリー
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
レンズ
三脚
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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備考 | ザック20kgでした、軽量化が必要。 ・ガス缶(250+110)→250少し余り110未使用。 ・食器は厳選する。マグカップはシェラカップあれば十分。 ・山専ボトル→都度お湯を沸かせば夏山では不要。 ・行動食は大幅余り、行動中は食べないし夏の北アは売店充実している。 ・ランタンは悩んだけど持って行った。朝の準備には役立ったけどヘッドランプでも対応可。 ・アウター+ダウン→雨具で十分だけど今回出来なかった星空観賞するなら必要。 ・着替え一式→公共交通機関なので仕方ない。自家用車なら置いていける。 |
感想
毎年楽しみにしている夏休みアルプス山行、今年は北アルプス未踏の山々を5日間の長期テント泊で歩いてきました。天気も天候不順の最近にしては恵まれた方だったかな。残念だったのは双六,三俣蓮華,黒部五郎,鷲羽,水晶,笠のいづれのピークもガスで展望が少なかったこと(今度は行き先を絞ってゆっくりと再訪したい)。でも稜線では青空も見え北アルプスらしい展望が楽しめたので満足です。とにかく長期テント泊を計画どおり歩けたので達成感でいっぱい。やはり夏のアルプス山行は楽しいです。来年はどこに行こうかな?
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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