赤石・荒川三山 時計周り縦走

2017年08月11日(金) ~ 2017年08月14日(月)

• GPS: 53:48
• 距離: 26.8km
• 登り: 2,979m
• 下り: 3,245m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:19
• 休憩: 0:16
• 合計: 9:35

距離 7.8km 登り 1,818m 下り 330m

4:53 スタート地点
6:40 6:43 カンバ段
9:34 赤石小屋
10:42 10:44 富士見平
11:57 12:07 北沢源頭
13:59 14:00 赤石岳・小赤石岳間分岐
14:22 赤石岳
14:28 赤石岳避難小屋

2日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 1:27
• 合計: 8:39

距離 9.5km 登り 814m 下り 1,294m

5:00 赤石岳避難小屋
5:11 5:14 赤石岳
5:32 5:33 赤石岳・小赤石岳間分岐
5:46 5:48 小赤石岳
6:43 6:51 大聖寺平
7:19 7:49 荒川小屋
9:01 9:03 お花畑（荒川前岳南東斜面）
9:40 9:43 前岳
9:56 9:58 中岳
10:16 10:23 荒川中岳避難小屋
11:44 12:07 悪沢岳
12:33 12:36 丸山
13:13 13:16 千枚岳
13:39 千枚小屋

3日目

• 山行: 4:57
• 休憩: 0:32
• 合計: 5:29

距離 9.1km 登り 126m 下り 1,598m

5:13 千枚小屋
5:46 5:47 駒鳥池
6:22 見晴岩
7:13 蕨段
8:25 8:28 小石下
9:59 10:00 滝見橋
10:13 10:40 椹島ロッジ
10:42 ゴール地点

正確には、1日目は椹島前泊。2日目から登山開始となります。実質三泊四日になります。

天候

晴れ/曇り　にわか雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

静岡駅より　静鉄ジャストラインで椹島へ。

コース状況／危険箇所等

よく整備されており、桟道、梯子箇所以外危険個所はなし。大倉尾根は、休憩するベンチなし。
赤石岳までは遠いが、体力のある前半に急登・稜線歩きが来るので、安全かと思った。

写真

8/11 13:18

8月11日、静鉄ジャストライン・南アルプス登山線で出発。
畑薙第一ダムまで、3時間20分。途中横沢と井川駅前でトイレ休憩。長距離かつかなりの山岳路線だった。この日は、2台で運行。

8/11 10:51

横沢でのトイレ休憩。

8/11 12:15

井川駅前のトイレ休憩。

8/11 13:18

畑薙臨時駐車場で、東海フォレスト送迎バスに乗り継ぎ。人数の情報が伝達され、全員座って乗車出来る。手際良い。

8/11 13:41

補助席まで使って、1台に27人。静鉄接続便としてこの日は3台運行。
ザックを抱えて、1時間。路上はダートの為、難行苦行。
運転手さんは、昔　NHKBS・にっぽん百名山「赤石岳」の案内をしていた米沢さんだった。

8/11 15:58

椹島ロッジに到着。山小屋というより、保養施設といった感じのところだ。

8/11 16:51

室内の様子。やはり山小屋というより保養施設か寮といった感じだ。

8/11 17:03

夕食。

8/11 17:22

椹島レストハウス。生ビール、食事、お土産。
畑薙第一ダム行の送迎バスはこの前から出る。

8/11 15:16

レストハウスの裏手の広大な広場。テントサイト併設。
ビール片手にのんびりする。

8/11 15:13

南アルプス白簱史朗写真館。
大迫力の南アルプスの写真多数。

8/11 16:09

明日は、この人・大倉喜八郎が担がれて登ったのと同じルート（大倉尾根）を、自分の足で赤石岳まで登るぞ。

8/12 4:10

8月12日4時　星明りの中を出発。
昨晩の雨粒が木々からポタポタ。

8/12 5:05

いきなりの急登にバテバテ。標識が唯一の励み。

8/12 6:43

樺段。ここまでが一番きつかったと思う。
明るくなり、気分的にも楽になる。
このルート全くベンチがなく、又、急坂続きで、倒木や岩の上にマットを敷いて休む。

8/12 8:27

周囲の木々が変わってきた。木の間から、山が見えるようになった。

8/12 8:35

ギンリョウソウ

8/12 8:45

歩荷返し

8/12 8:55

かなりの急登。

8/12 9:08

赤石小屋まで30分の看板にホッとする。
ガスが上がってきて、木々の間を漂う。

8/12 9:33

小屋が見えてきた。
赤石小屋の別館。

8/12 10:03

9時半、赤石小屋到着。ここまで5時間半。
小屋の前の水が無料とは、ありがたい。

8/12 10:03

小屋の前のテーブルで、ラーメンを作り、遅い朝食。
テーブルのマスコットがかわいい。こういった登山者への心遣いがどの小屋でも感じられた。
マスコットの下のファイルは、”おしながき”です。

8/12 10:34

ガスの中を先に進む。

8/12 10:49

森林限界を飛び出てもガスの中。時折ガスが切れて、稜線が見える。アルプスに来た気分がしてくる。テンション徐々にアップ。

8/12 10:50

富士見平到着。やっぱり基本ガスの中。

8/12 10:59

桟道が現れる。数か所あるが、慎重にいけば、危険個所はない。

8/12 11:03

木製の桟道。

8/12 11:12

高山植物が現れだして、テンションが上がってくる。
ピンクがハクサンフウロ、黄色がウサギギク。

8/12 11:13

慎重に行けば大丈夫。

8/12 11:17

空中でカーブします。

8/12 11:19

沢を超え。

8/12 11:25

ミヤマオトコヨモギ。

8/12 11:32

3000mが迫ってきた。

8/12 11:33

タカネグンナイフウロ。

8/12 11:34

ミヤマキンポウゲ。

8/12 11:37

ヤハズヒゴダイ。

8/12 11:47

今日の最後の水場。ここで汲んでいく。

8/12 11:47

北沢の源流部。
ルートは左岸側、ここでは右手の斜面を上がって行く。

8/12 12:01

マツムシソウ。

8/12 12:15

テガタチドリ。

8/12 12:16

クルマユリ。

8/12 12:32

ミヤマシャジン。

8/12 12:32

ミネウスユキソウ。
赤石岳から荒川三山の稜線上によく見られた。

8/12 12:34

タカネヤハズハハコ

8/12 12:44

チシマギキョウ。

8/12 13:09

大倉尾根から赤石沢北沢をかなり登ってきた。

8/12 13:19

小赤石岳と北沢の源頭部。

8/12 13:42

正面に赤石岳が現れた。

8/12 13:43

アオノツガザクラ。

8/12 13:47

ミヤマホツツジ。

8/12 13:52

イブキジャコウソウ。
優しく触ると、いい香りがした。

8/12 13:54

ミヤマクワガタ。

8/12 13:58

チシマギキョウ。

8/12 13:58

イワベンケイ。

8/12 14:20

3120m赤石岳山頂。

8/12 14:23

山頂から、赤石岳避難小屋。

8/12 18:40

赤石岳避難小屋で一泊。榎田さんの写真かみしばい、後藤さんのハーモニカ、それぞれ持ちよったお酒でいい夜を過ごした。

8/13 4:48

8月13日　日の出を待つ。

8/13 4:39

悪沢岳のシルエット。

8/13 4:50

山頂付近のパノラマ。

山頂にて。Am5:10、出発。

8/13 5:12

山頂の登山者。

8/13 5:12

雲海に浮かぶ荒川三山。

8/13 5:12

雲からやっと日の出。

8/13 5:43

北沢への下降点より、昨日登ってきたルートを見下ろす。

8/13 5:46

小赤石岳山頂。3081m。

8/13 5:49

荒川三山。
悪沢岳と中岳の間に北岳？

8/13 5:54

タカネツメクサ。

8/13 5:55

タテヤマキンバイ。

8/13 6:09

大聖寺平へ400m下降。荒川小屋が見える。

8/13 6:26

荒川前岳・中岳。

8/13 6:29

コケモモ。

8/13 6:31

アオノツガザクラ。

8/13 6:33

チングルマ。

8/13 6:43

大聖寺平まで下降。

8/13 6:58

荒川小屋までトラバース。

8/13 7:09

ハクサンフウロ。

8/13 7:58

7時半　荒川小屋到着。水補給。

8/13 8:16

ミヤマキンポウゲ。

8/13 8:18

荒川小屋＝前岳間の水場。

8/13 8:26

ミネウスユキソウ（白）、タカネコウリンカ（橙）、イワインチン（黄）。

8/13 8:45

ミヤマコゴメグサ。

8/13 8:48

ヨツバシオガマ。

8/13 8:48

ハクサンチドリ。

8/13 8:50

鹿よけ柵。この中が鹿に荒らされていないお花畑。

8/13 8:52

広がる・・・。
ウサギギク、ミヤマダイコンソウ・・・。

8/13 8:53

ハクサンフウロ。

8/13 8:56

シロウマタンポポ。

8/13 8:58

ミネウスユキソウ。

8/13 9:00

お花畑を行く。

8/13 9:06

ムカゴトラノオ。

8/13 9:39

荒川前岳、9時半過ぎ到着。
すっかりガスの中。

8/13 9:59

荒川中岳、10時到着。

8/13 10:24

荒川中岳避難小屋。

8/13 10:37

ガスの中、荒川三山稜線を進む。

8/13 10:43

稜線が狭くなってくる。
展望があればなぁ。

8/13 10:44

次第に険しく。

8/13 10:47

タカネナデシコ。

8/13 10:47

稜線上のお花畑。

8/13 10:58

トゲトゲの岩稜。

8/13 10:58

イワツメクサ

8/13 11:05

岩稜を上がって行きます。

8/13 11:29

色とりどりの稜線のお花畑。

8/13 11:39

赤色チャートの露頭。

8/13 19:34

悪沢岳山頂　11時45分到着。

8/13 12:12

赤色チャートの大岩塊。

8/13 12:19

タカネツメクサ。

8/13 12:23

ミネウスユキソウ。

8/13 12:31

丸山へ。

8/13 12:34

丸山山頂。

8/13 12:47

千枚岳への稜線のお花畑。

8/13 12:48

ミヤマトリカブト。

8/13 12:48

タカネナデシコ。

8/13 12:49

タカネコウリンカに停まるベニヒカゲ。

8/13 12:51

千枚岳への稜線のお花畑。

8/13 12:52

南アルプスの固有種、タカネビランジ。

8/13 12:56

岩稜稜線直下に咲くタカネビランジ。

8/13 12:59

タカネビランジ。

8/13 12:59

マツムシソウ。

8/13 13:00

梯子。

8/13 13:01

マツムシソウ。

8/13 13:06

タカネビランジ。

8/13 13:11

千枚岳山頂、13時過ぎ着。

8/13 13:19

ミヤマトリカブト。

8/13 13:20

タカネグンナイフウロ。

8/13 13:31

マルバダケブキの咲く道を千枚小屋へ向かう。

8/13 13:53

千枚小屋　13時半過ぎ到着。

8/13 16:33

千枚小屋　夕食。

8/14 4:22

8月14日　千枚小屋朝食。

8/14 5:07

千枚小屋からの富士山。
頭は雲の中。

8/14 5:12

5時、千枚小屋を後に、椹島へ向かう。

8/14 5:35

千枚小屋＝椹島間の広い登山道部分は、明治時代の伐採した材木の運搬ルートだった。

8/14 5:35

伐採当時を思い起こしながら、下る。

8/14 5:42

メルヘン的な駒鳥池。

8/14 6:31

見晴台から、右から千枚岳、悪沢岳、荒川中岳。

8/14 6:32

見晴台からの赤石岳。

8/14 7:39

清水平の清水。

8/14 8:40

梯子を下り、一度林道に出る。

8/14 9:36

下るにつれて、急勾配になってくる。

8/14 9:50

やっと、吊橋到着。渡るのは割と怖い。

8/14 9:58

林道が見えているが、この怖い桟道を通らなければ帰れない。

8/14 9:59

潮見橋端の千枚岳への入り口に10時到着。

8/14 10:06

一昨日出発した地点に戻ってきた。周回完了。

撮影機器：

FinePix F1000EXR FUJIFILM

iPhone 6 Plus Apple

感想

Yamazukinin

北アルプスや南アルプスの北岳あたりに比べ、人は少なく、良い山行でした。
花は種類も多く、北岳・白馬岳に匹敵するのではと思います。
コース的には、前半に大倉尾根から赤石岳、最終日は千枚小屋から椹島への下りだけのルートを組んで正解。大倉尾根を下りに使うと、下り一本調子の為、足への負担が大きいのでは？
欲を言えば、天候はガスや曇りが多かった。稜線からは富士山は（晴れていても雲の中）見えず、残念。