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Yamareco

記録ID: 1227356
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

2年越し達成、劔岳 源次郎尾根〜^^/

2017年08月11日(金) ~ 2017年08月15日(火)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
52:16
距離
18.7km
登り
2,330m
下り
2,436m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:00
休憩
0:00
合計
5:00
9:30
300
室堂バスターミナル
2日目
山行
9:15
休憩
2:32
合計
11:47
6:18
6:18
62
7:20
7:20
55
源次郎尾根取付き
8:15
9:10
90
第二関門の壁で難儀
10:40
10:50
60
I峰
11:50
11:55
40
II峰
12:35
12:58
70
懸垂
14:08
14:26
8
14:34
14:37
9
14:46
14:57
11
15:08
15:12
18
15:30
15:30
22
15:52
15:53
42
16:35
16:43
23
17:06
17:12
32
17:44
17:52
8
3日目
山行
6:36
休憩
1:13
合計
7:49
8:40
8:40
48
別山分岐
9:28
9:39
46
10:25
10:25
64
11:29
11:42
16
11:58
12:05
11
12:16
12:22
36
12:58
13:19
49
14:08
14:23
87
15:50
15:50
14
4日目
山行
1:14
休憩
0:14
合計
1:28
9:08
9:14
21
9:35
9:36
5
9:41
9:42
22
10:04
10:10
17
10:27
ゴール地点
天候 12日のみ雨、あとは概ね晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
予約できる山小屋
8/12朝、夜行バスで富山駅着。劔に入る時は必ずこの山菜そばからのスタート。
2017年08月12日 06:05撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/12 6:05
8/12朝、夜行バスで富山駅着。劔に入る時は必ずこの山菜そばからのスタート。
室堂からは土砂降りだったけど、劔沢についたら晴れ間も出てきて、一年ぶりに劔岳ご対面
2017年08月12日 14:37撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/12 14:37
室堂からは土砂降りだったけど、劔沢についたら晴れ間も出てきて、一年ぶりに劔岳ご対面
翌朝。やっぱり劔は朝焼けがよく似合う。みな続々と出発する中、まだ僕らはテントの中とか^^;
2017年08月13日 04:54撮影 by  iPhone 6, Apple
5
8/13 4:54
翌朝。やっぱり劔は朝焼けがよく似合う。みな続々と出発する中、まだ僕らはテントの中とか^^;
源次郎取り付き直前の雪渓。アイゼン持ってきた甲斐がありました。
2017年08月13日 07:05撮影 by  iPhone 6, Apple
4
8/13 7:05
源次郎取り付き直前の雪渓。アイゼン持ってきた甲斐がありました。
さぁ、いよいよ源次郎尾根取付きです。どんな登りが待っているやら。。。
2017年08月13日 07:06撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/13 7:06
さぁ、いよいよ源次郎尾根取付きです。どんな登りが待っているやら。。。
取り付き直後の3mくらいの大岩からしばらくして出てくる壁。山ボーイ(?)は何とか自力登攀出来たけど、山ガールが×>_<
ロープ出して、空身にハダシで何とかクリア!
2017年08月13日 07:47撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/13 7:47
取り付き直後の3mくらいの大岩からしばらくして出てくる壁。山ボーイ(?)は何とか自力登攀出来たけど、山ガールが×>_<
ロープ出して、空身にハダシで何とかクリア!
後はI峰目指してどんどん登る。しかし聞きしに勝るブッシュ帯でした。
2017年08月13日 09:04撮影 by  iPhone 6, Apple
3
8/13 9:04
後はI峰目指してどんどん登る。しかし聞きしに勝るブッシュ帯でした。
I峰頂上。みてろよ、劔、本丸!!
ここからII峰を登って行く人達が見えたんだけど、あんな急斜面自力で行けるのかいな、とえらく心配になりました。
2017年08月13日 10:54撮影 by  iPhone 6, Apple
6
8/13 10:54
I峰頂上。みてろよ、劔、本丸!!
ここからII峰を登って行く人達が見えたんだけど、あんな急斜面自力で行けるのかいな、とえらく心配になりました。
でも、手掛かり足掛かりがしっかりあったので意外と大丈夫でした。そして、II峰目指してさらに登ります。
2017年08月13日 11:21撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/13 11:21
でも、手掛かり足掛かりがしっかりあったので意外と大丈夫でした。そして、II峰目指してさらに登ります。
懸垂現場到着。さぁ、この日のために何本も練習してきたんだ。先行パーティ30分待ちの間に、各自あれこれ復習。
2017年08月13日 12:17撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/13 12:17
懸垂現場到着。さぁ、この日のために何本も練習してきたんだ。先行パーティ30分待ちの間に、各自あれこれ復習。
トップバッターは我がチーム紅一点のHanaちゃん。一歩目は不安そうだったけど、途中から「これ楽しい」との声が^^/
練習の賜物だね。
2017年08月13日 12:42撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/13 12:42
トップバッターは我がチーム紅一点のHanaちゃん。一歩目は不安そうだったけど、途中から「これ楽しい」との声が^^/
練習の賜物だね。
支点はこんな感じでガッチリ安心。僕らの8mmロープの方がちょっと心配。。。
2017年08月13日 12:48撮影 by  iPhone 6, Apple
4
8/13 12:48
支点はこんな感じでガッチリ安心。僕らの8mmロープの方がちょっと心配。。。
いざ降り始めてしまえば、テンポ良くあっという間の30mでした。でもこのために、金比羅山で何本練習した事か^^;
2017年08月13日 12:52撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/13 12:52
いざ降り始めてしまえば、テンポ良くあっという間の30mでした。でもこのために、金比羅山で何本練習した事か^^;
楽勝! とか言う割に緊張気味の笑顔^^;
2017年08月13日 12:53撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/13 12:53
楽勝! とか言う割に緊張気味の笑顔^^;
そして、2年ぶりの劔岳登頂成功。やった!
2017年08月13日 14:13撮影 by  iPhone 6, Apple
7
8/13 14:13
そして、2年ぶりの劔岳登頂成功。やった!
さて、登りに時間を食ってしまったので頂上で長居は出来ず、下山開始。この高度感、伝わるかなぁ。
2017年08月13日 14:54撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/13 14:54
さて、登りに時間を食ってしまったので頂上で長居は出来ず、下山開始。この高度感、伝わるかなぁ。
ヨコバイ。手、離すなよ、離すなよ!
2017年08月13日 14:56撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/13 14:56
ヨコバイ。手、離すなよ、離すなよ!
下山途中に見えた源次老尾根。あれを登って降りたんか!
2017年08月13日 15:21撮影 by  iPhone 6, Apple
1
8/13 15:21
下山途中に見えた源次老尾根。あれを登って降りたんか!
翌朝。テントからチングルマと劔岳。今日は筋肉痛の身体にむち打って立山三山縦走です。
2017年08月14日 07:58撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/14 7:58
翌朝。テントからチングルマと劔岳。今日は筋肉痛の身体にむち打って立山三山縦走です。
別山から劔をバックに記念の一枚
2017年08月14日 09:19撮影 by  iPhone 6, Apple
4
8/14 9:19
別山から劔をバックに記念の一枚
反対側を見てみれば雷鳥沢と地獄谷。
2017年08月14日 09:36撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/14 9:36
反対側を見てみれば雷鳥沢と地獄谷。
三山縦走は無事完了。ただ軽装ハイカーが多く、ガレた斜面でころころラクしてくるし、危なっかしくて仕方なかったので、写真もろくに撮らず足早に歩き抜けました。
これは一の越から雷鳥沢に向かう途中。
2017年08月14日 14:32撮影 by  iPhone 6, Apple
2
8/14 14:32
三山縦走は無事完了。ただ軽装ハイカーが多く、ガレた斜面でころころラクしてくるし、危なっかしくて仕方なかったので、写真もろくに撮らず足早に歩き抜けました。
これは一の越から雷鳥沢に向かう途中。
青空に飛行機雲がきれいでした。さざ、雷鳥沢はもうすぐそこだ!
2017年08月14日 15:19撮影 by  iPhone 6, Apple
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8/14 15:19
青空に飛行機雲がきれいでした。さざ、雷鳥沢はもうすぐそこだ!
撮影機器:

装備

個人装備
アイゼン ロープ8mx30m カラビナ エイト環 他懸垂用機器 ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図 ガイド地図 コンパス 筆記具 ライター ナイフ 保険証 飲料 ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話 雨具 スパッツ 手袋 ストック ビニール袋 替え衣類 シュラフ ザックカバー 食器 非常食 BB-36 テント テントマット ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ファーストエイドキット カメラ

感想

初日、室堂には定刻の9時到着。でも土砂降りのため30分ほど待機して、小雨になったタイミングで出発。カッパやらザックカバーやら出したりしてたらGPS入れるの忘れましたm(_ _)m

降ったり止んだりの中、雷鳥沢、乗越、劔御前と経由してベースキャンプの劔沢到着は13時。
雨も上がったのでテント張りが助かりました。ガスも取れて天気回復、青空のもと一年ぶりの劔岳ご対面!、嫌がおうにもテンション上がる!

山の夜は、飲んで食べて大抵20時前には寝る。今回もその通りだったんだけど、なぜか21時前にトイレに行きたくて目が覚めた。仕方なく外に出てみれば、まぁなんと‼︎ 降ってくるかと見紛うばかりの満天の星空。天の川までハッキリ見えたし流星も10個くらい見た気がする。寒空の中しばし見とれてテントに戻る。

翌日は4時半起床で6時出発。相変わらずのスロースターター(^^;;
源次郎尾根ルートなので今回は沢沿いに下り、道がなくなったあたりで、アイゼンはいて、雪渓へ。数百メートルほど下ると源次郎尾根取り付きの大岩発見! いよいよだぁ、とこの時はまだワクワク感の方が大きかった。噂に聞く第一関門の岩、あれやこれや手掛かり足掛かりを探して、お助けヒモもあったし僕はクリアできたものの、チームには女子もいるしロープを出す。その後は噂通りのブッシュ帯を進み第二の関門に遭遇。さっきより全然登れる気がしない壁(^^;; しかしトップロープが登らんことには始まらないので、残置のハーケン手掛かりにして、何とか登りきる。その後ロープを出したものの紅一点ガールがどうしても、どう〜しても登れず(>_<)
ここで腕力使い果たすわけにもいかないので、彼女には裸足になってもらい、靴とザックを先に上げて、空身のハダシ山ガールで何とか登り切ってもらいました(^^;;
と言うわけで思いの外出だしで時間をくってしまったので、後はズンズン進みました。けど行けど歩けどI峰頂上に出ず、ここが一番ツラかったなぁ〜。何とかたどり着いたI峰からはII峰の登りが見えるんだけど、こんなの行けんの⁉︎ってくらい急で(実際登ってみたら、手掛かり足掛かりはしっかりあったので、見た目ほど恐怖感はなし)、この辺からワクワク感が、正しい緊張感に変わって来ました。
そんな調子でII峰を登りきると、ついに来ました30m懸垂下降‼︎ 思えばこのために2年間練習したんだ。さて、先発パーティがいたので、彼らの様子を参考にさせてもらいつつ、僕らも準備。ハーネス着けて、エイト環にカラビナにロープ。今回僕らは8mmx30mを2本。

先行パーティのおじさん達も緊張すると言ってから、僕らがドキドキするのも正しい生理だ。でも指も体も覚えてるもので、8ノットでロープの一端を結んで支点に通し、ダブルフィッシャーマンで他方を結んでロープダウン。途中で引っかかっちゃったみたいだけどそりゃしょうがない。一番手が何とかするしかないと言うわけで僕らも下降開始。最初の一歩目が緊張したけど、後は訓練通りテンポ良く降りられた(^^)/

その後は山頂目指して岩場、ガレ場をどんどん登る。途中、源次郎を登るという青年に遭遇。アレは下るものだとばかり思ってたので、ちょっとびっくり。彼の無事を祈りつつ僕らも歩を進め14時、ついに山頂到着、源次郎制覇‼︎
山頂が見えたあたりで、上から頑張ってくださ〜いと皆に声をかける山ガール達がいたので、お礼方々登頂後に聞けばなんと中3と小6の姉妹(@_@) しかも源次郎ルートで来たとか(^^;;
すごい。

思えば昨年、劔沢まで入ったのに体調を壊し、登らずして敗退、からのリベンジだったので嬉しさもひとしおでした‼︎ 2年ぶりの山頂の景色をしばし堪能し、写真を撮り、名残りを惜しみつつ下山開始。この時間帯だとバリエーションルート組が多いのか、もうヨコバイの渋滞もなく、スムーズな下山。でも安心したからなのか達成感からなのか、ドッと疲れが出て剣山荘に着いたのが16時。堪えきれずビールで乾杯し、英気を補充し何とか劔沢到着。17時。

翌日は立山三山を縦走して雷鳥沢の予定。疲れたカラダに鞭打たず、素直に雷鳥沢に降りればいいんだけど、大汝の先にどうしても見たい場所があったので。
これまたゆっくり目の朝8時スタート。別山、真砂、富士の折立を快調に歩いて大汝到着。2年前に比べると軽装ハイカーが増えた感じがして、大汝も賑わってました。もっとも大汝のおっちゃんは相変わらずで、観光ハイカーには迎合しない感じのマイペースぶりでした(^^;;

ここから雄山に行く途中に、映画「春を背負って」でトヨエツが、ここを整備してこの景色をみんなで見られるようにしたい、的なことをいうシーンがあるんだけど、一昨年来た時、場所を特定できたので、今年は是非そこからの景色を見たいと思ったのでした。けど、良くみればロープ出さないと容易にアクセス出来そうもなく、景色は雄山神社方向なので、だいたい見当もつき(^^;;、僕らのスキルと疲れぶりを勘案して、大人しく引き返しました。

その後、雄山で遅めのランチ、それから一の越を経由して雷鳥沢に着いたのが16時。手持ちのお酒がなかったのでロッジ立山連峰まで行ってビール補給、と思ったら日帰り入浴700円也が目にとまり、雨と汗と筋肉痛にまみれたカラダが反応して、3日ぶりの入浴。いや、これ最高〜‼︎ 下山後のお風呂がこんなに気持ちいいとは(>_<) 疲れたカラダに沁みたなぁ〜、そして風呂上がりのビールも胃袋に沁みた! 最高でした。

最終日の朝は今にも降り出しそうな曇天だったので、バスは室堂13時だったけど早目に撤収。筋肉痛の身体に鞭打ち(^^;;、室堂への階段を登り(ここは本当にツライ)帰路に着いたのでした。

さて、今度は天狗池で逆さ槍を見たいなぁ〜。

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体力レベル
4/5
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技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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