2年越し達成、劔岳 源次郎尾根〜^^/
- GPS
- 52:16
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,330m
- 下り
- 2,436m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 11:47
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:49
天候 | 12日のみ雨、あとは概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ロープ8mx30m
カラビナ
エイト環
他懸垂用機器
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
雨具
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
ザックカバー
食器
非常食
BB-36
テント
テントマット
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
カメラ
|
---|
感想
初日、室堂には定刻の9時到着。でも土砂降りのため30分ほど待機して、小雨になったタイミングで出発。カッパやらザックカバーやら出したりしてたらGPS入れるの忘れましたm(_ _)m
降ったり止んだりの中、雷鳥沢、乗越、劔御前と経由してベースキャンプの劔沢到着は13時。
雨も上がったのでテント張りが助かりました。ガスも取れて天気回復、青空のもと一年ぶりの劔岳ご対面!、嫌がおうにもテンション上がる!
山の夜は、飲んで食べて大抵20時前には寝る。今回もその通りだったんだけど、なぜか21時前にトイレに行きたくて目が覚めた。仕方なく外に出てみれば、まぁなんと‼︎ 降ってくるかと見紛うばかりの満天の星空。天の川までハッキリ見えたし流星も10個くらい見た気がする。寒空の中しばし見とれてテントに戻る。
翌日は4時半起床で6時出発。相変わらずのスロースターター(^^;;
源次郎尾根ルートなので今回は沢沿いに下り、道がなくなったあたりで、アイゼンはいて、雪渓へ。数百メートルほど下ると源次郎尾根取り付きの大岩発見! いよいよだぁ、とこの時はまだワクワク感の方が大きかった。噂に聞く第一関門の岩、あれやこれや手掛かり足掛かりを探して、お助けヒモもあったし僕はクリアできたものの、チームには女子もいるしロープを出す。その後は噂通りのブッシュ帯を進み第二の関門に遭遇。さっきより全然登れる気がしない壁(^^;; しかしトップロープが登らんことには始まらないので、残置のハーケン手掛かりにして、何とか登りきる。その後ロープを出したものの紅一点ガールがどうしても、どう〜しても登れず(>_<)
ここで腕力使い果たすわけにもいかないので、彼女には裸足になってもらい、靴とザックを先に上げて、空身のハダシ山ガールで何とか登り切ってもらいました(^^;;
と言うわけで思いの外出だしで時間をくってしまったので、後はズンズン進みました。けど行けど歩けどI峰頂上に出ず、ここが一番ツラかったなぁ〜。何とかたどり着いたI峰からはII峰の登りが見えるんだけど、こんなの行けんの⁉︎ってくらい急で(実際登ってみたら、手掛かり足掛かりはしっかりあったので、見た目ほど恐怖感はなし)、この辺からワクワク感が、正しい緊張感に変わって来ました。
そんな調子でII峰を登りきると、ついに来ました30m懸垂下降‼︎ 思えばこのために2年間練習したんだ。さて、先発パーティがいたので、彼らの様子を参考にさせてもらいつつ、僕らも準備。ハーネス着けて、エイト環にカラビナにロープ。今回僕らは8mmx30mを2本。
先行パーティのおじさん達も緊張すると言ってから、僕らがドキドキするのも正しい生理だ。でも指も体も覚えてるもので、8ノットでロープの一端を結んで支点に通し、ダブルフィッシャーマンで他方を結んでロープダウン。途中で引っかかっちゃったみたいだけどそりゃしょうがない。一番手が何とかするしかないと言うわけで僕らも下降開始。最初の一歩目が緊張したけど、後は訓練通りテンポ良く降りられた(^^)/
その後は山頂目指して岩場、ガレ場をどんどん登る。途中、源次郎を登るという青年に遭遇。アレは下るものだとばかり思ってたので、ちょっとびっくり。彼の無事を祈りつつ僕らも歩を進め14時、ついに山頂到着、源次郎制覇‼︎
山頂が見えたあたりで、上から頑張ってくださ〜いと皆に声をかける山ガール達がいたので、お礼方々登頂後に聞けばなんと中3と小6の姉妹(@_@) しかも源次郎ルートで来たとか(^^;;
すごい。
思えば昨年、劔沢まで入ったのに体調を壊し、登らずして敗退、からのリベンジだったので嬉しさもひとしおでした‼︎ 2年ぶりの山頂の景色をしばし堪能し、写真を撮り、名残りを惜しみつつ下山開始。この時間帯だとバリエーションルート組が多いのか、もうヨコバイの渋滞もなく、スムーズな下山。でも安心したからなのか達成感からなのか、ドッと疲れが出て剣山荘に着いたのが16時。堪えきれずビールで乾杯し、英気を補充し何とか劔沢到着。17時。
翌日は立山三山を縦走して雷鳥沢の予定。疲れたカラダに鞭打たず、素直に雷鳥沢に降りればいいんだけど、大汝の先にどうしても見たい場所があったので。
これまたゆっくり目の朝8時スタート。別山、真砂、富士の折立を快調に歩いて大汝到着。2年前に比べると軽装ハイカーが増えた感じがして、大汝も賑わってました。もっとも大汝のおっちゃんは相変わらずで、観光ハイカーには迎合しない感じのマイペースぶりでした(^^;;
ここから雄山に行く途中に、映画「春を背負って」でトヨエツが、ここを整備してこの景色をみんなで見られるようにしたい、的なことをいうシーンがあるんだけど、一昨年来た時、場所を特定できたので、今年は是非そこからの景色を見たいと思ったのでした。けど、良くみればロープ出さないと容易にアクセス出来そうもなく、景色は雄山神社方向なので、だいたい見当もつき(^^;;、僕らのスキルと疲れぶりを勘案して、大人しく引き返しました。
その後、雄山で遅めのランチ、それから一の越を経由して雷鳥沢に着いたのが16時。手持ちのお酒がなかったのでロッジ立山連峰まで行ってビール補給、と思ったら日帰り入浴700円也が目にとまり、雨と汗と筋肉痛にまみれたカラダが反応して、3日ぶりの入浴。いや、これ最高〜‼︎ 下山後のお風呂がこんなに気持ちいいとは(>_<) 疲れたカラダに沁みたなぁ〜、そして風呂上がりのビールも胃袋に沁みた! 最高でした。
最終日の朝は今にも降り出しそうな曇天だったので、バスは室堂13時だったけど早目に撤収。筋肉痛の身体に鞭打ち(^^;;、室堂への階段を登り(ここは本当にツライ)帰路に着いたのでした。
さて、今度は天狗池で逆さ槍を見たいなぁ〜。
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