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Yamareco

記録ID: 1258200
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初めての表銀座〜槍ヶ岳へ

2017年09月09日(土) ~ 2017年09月11日(月)
 - 拍手
GPS
17:00
距離
37.1km
登り
2,903m
下り
2,830m

コースタイム

1日目
山行
6:20
休憩
0:15
合計
6:35
6:00
110
7:50
8:00
45
8:45
8:45
20
9:05
9:10
50
10:00
10:00
45
10:45
10:45
65
11:50
11:50
45
12:35
2日目
山行
6:25
休憩
1:15
合計
7:40
5:20
30
5:50
5:50
70
7:00
7:00
40
7:40
7:40
10
7:50
8:00
40
ヒュッテ西岳
8:40
8:40
95
10:15
10:20
40
11:00
11:30
30
12:00
12:30
30
3日目
山行
5:50
休憩
0:20
合計
6:10
5:30
60
6:30
6:30
20
6:50
7:00
20
天狗池
7:20
7:20
30
槍沢・天狗原分岐
7:50
7:50
10
8:20
8:20
70
9:30
9:30
40
10:10
10:20
70
11:30
11:30
10
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路:毎日あるぺん号 竹橋〜中房温泉
復路:さわやか信州号 上高地〜バスタ新宿
コース状況/
危険箇所等
高度感のある梯子や鎖場など複数あるが、慎重に通過すれば技術的難易度は高くない。
人気の縦走路だけあって気持ちのいい稜線歩きが続く。
中房温泉登山口。沢山の人が出発準備中。
中房温泉登山口。沢山の人が出発準備中。
合戦尾根は定期的にベンチもあるし、アルプス三大急登という割に急でもないのでさくさく登れる。
合戦尾根は定期的にベンチもあるし、アルプス三大急登という割に急でもないのでさくさく登れる。
ほぼノンストップで合戦小屋に到着。
ほぼノンストップで合戦小屋に到着。
名物のスイカ、ソロの方と半分にして頂く。
塩をかけて糖分・水分とともに補給。
1
名物のスイカ、ソロの方と半分にして頂く。
塩をかけて糖分・水分とともに補給。
白く岩々しい燕岳。
白く岩々しい燕岳。
登山道にも岩が。
登山道にも岩が。
合戦尾根を登りきると、目の前には、初めて見る世界が広がっていた。
合戦尾根を登りきると、目の前には、初めて見る世界が広がっていた。
まともに見るのは人生で2度めとなる槍。
遥か遠く、あの場所を目指して。
1
まともに見るのは人生で2度めとなる槍。
遥か遠く、あの場所を目指して。
と、その前に燕岳へ寄り道。
と、その前に燕岳へ寄り道。
いい景色。
あまりの気持ちよさに気が急いて、自然と小走りに。
1
あまりの気持ちよさに気が急いて、自然と小走りに。
燕岳山頂。しばし休息。
1
燕岳山頂。しばし休息。
北燕岳方面。
本当にいい天気。
本当にいい天気。
燕山荘へと引き返し、表銀座へと歩を進める。
燕山荘へと引き返し、表銀座へと歩を進める。
ただただ気持ちいい。
1
ただただ気持ちいい。
癒やしのハイマツ。
1
癒やしのハイマツ。
どこまで続くのか。
1
どこまで続くのか。
本日の宿、大天荘を望む。
本日の宿、大天荘を望む。
時折彩りを添えてくれるナナカマド。
1
時折彩りを添えてくれるナナカマド。
槍はただ雄々しく。
槍はただ雄々しく。
徐々に大天井岳へと近づいていく。
徐々に大天井岳へと近づいていく。
切り通しの梯子と喜作レリーフ。そういえば蛙岩をスルーしていたことに気付く。なんとなく岩の間を通ったような……?
切り通しの梯子と喜作レリーフ。そういえば蛙岩をスルーしていたことに気付く。なんとなく岩の間を通ったような……?
大天井岳分岐。ここからの登りがなかなか辛い。
1
大天井岳分岐。ここからの登りがなかなか辛い。
目的地付近だというのに軽いハンガーノックに。残り400mの看板付近で食事休憩。
目的地付近だというのに軽いハンガーノックに。残り400mの看板付近で食事休憩。
29年9月9日、剣岳の日であった。
29年9月9日、剣岳の日であった。
ついに大天荘へと到ちゃ……ライチョウによるお出迎えが!
3
ついに大天荘へと到ちゃ……ライチョウによるお出迎えが!
1mほどの間近でみるライチョウ。以外に肉付きのいい脚である。
1mほどの間近でみるライチョウ。以外に肉付きのいい脚である。
改めて、大天荘に到着。
改めて、大天荘に到着。
手続きを済ませ大天井岳登頂。
畳1枚に2人の混雑だが、翌日に備え就寝。
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手続きを済ませ大天井岳登頂。
畳1枚に2人の混雑だが、翌日に備え就寝。
小屋の朝食は4時から。雲があり、日の出は少し期待できない。
2
小屋の朝食は4時から。雲があり、日の出は少し期待できない。
あの月へ届くだろうか。
1
あの月へ届くだろうか。
進む道は槍へと伸びて。
1
進む道は槍へと伸びて。
日が昇る。
30分ほどで大天井ヒュッテを通過。
30分ほどで大天井ヒュッテを通過。
トリカブトは道中よくみた。
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トリカブトは道中よくみた。
空の道。
白く輝く槍。
気温は低いが、太陽は暑いくらい。
2
気温は低いが、太陽は暑いくらい。
チングルマたち。
チングルマたち。
若干高度感のあるトラバースもあるが、西岳までは歩きやすい道が続く。
若干高度感のあるトラバースもあるが、西岳までは歩きやすい道が続く。
ヒュッテ西岳。
月が落ちてきた。
月が落ちてきた。
往復15分、標高差80mの体力消費。
往復15分、標高差80mの体力消費。
小屋の主人が屋根の上で歌いながら布団を干していた。ここからヘルメットを着用。
小屋の主人が屋根の上で歌いながら布団を干していた。ここからヘルメットを着用。
一旦かなり標高を下げる。登り返しがきつくなるのでやめてほしい。
一旦かなり標高を下げる。登り返しがきつくなるのでやめてほしい。
顔を上げれば当たり前のように。
顔を上げれば当たり前のように。
連続する木製梯子。アップダウンが続く。
連続する木製梯子。アップダウンが続く。
登ったと思ったら下る。3連鉄梯子、『窓』である。
慎重にいけば問題ないが、直後の両側が切れ落ちているのでそちらのほうが怖い。
登ったと思ったら下る。3連鉄梯子、『窓』である。
慎重にいけば問題ないが、直後の両側が切れ落ちているのでそちらのほうが怖い。
段々と高度を上げていくが、またもハンガーノック気味に。食事休憩。
段々と高度を上げていくが、またもハンガーノック気味に。食事休憩。
長時間行動時の栄養補給の大切さを学ぶいい経験となった。
長時間行動時の栄養補給の大切さを学ぶいい経験となった。
空気の薄さも相まって足取りは重いが、一歩一歩が確実に距離を縮めていく。
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空気の薄さも相まって足取りは重いが、一歩一歩が確実に距離を縮めていく。
オランジーナで一息。クエン酸と炭酸が染み渡る。
オランジーナで一息。クエン酸と炭酸が染み渡る。
空を行くはホシガラスさんである。
空を行くはホシガラスさんである。
岩稜帯を超え、間もなく。
岩稜帯を超え、間もなく。
槍ヶ岳山荘へ到着。一息入れ、荷物をおろして穂先へアタック開始。
槍ヶ岳山荘へ到着。一息入れ、荷物をおろして穂先へアタック開始。
下から眺めると怖い。
下から眺めると怖い。
だが、慎重に登ればそんなに難しくはない。
だが、慎重に登ればそんなに難しくはない。
浮石と剥がれそうな岩に気をつければ鎖を使わなくても問題なかった。
浮石と剥がれそうな岩に気をつければ鎖を使わなくても問題なかった。
アルペン踊りで有名なアレである。
アルペン踊りで有名なアレである。
空へと。
槍ヶ岳、登頂。
そこに言葉はなく、
そこに言葉はなく、
想いが駆ける。
登頂した人の沢山の想いが、狭い山頂で交差していた。
登頂した人の沢山の想いが、狭い山頂で交差していた。
登りきって、改めて槍に魅せられてしまったかもしれない。
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登りきって、改めて槍に魅せられてしまったかもしれない。
気持ちが高揚しているせいか、下りはそれほど恐怖感はなかった。
気持ちが高揚しているせいか、下りはそれほど恐怖感はなかった。
三点支持を守ってゆっくりと降りる。
その後、色々な人と会話し、穂先を眺め、アルパインツアーの写真家のスライドショーなどをみて就寝。
三点支持を守ってゆっくりと降りる。
その後、色々な人と会話し、穂先を眺め、アルパインツアーの写真家のスライドショーなどをみて就寝。
3日目。
風が強く、刻一刻と変わる風景。
3日目。
風が強く、刻一刻と変わる風景。
日の出に合わせて穂先へ登る人たちも。
日の出に合わせて穂先へ登る人たちも。
あそこが太陽だろうか。
あそこが太陽だろうか。
と、数秒もしないうちに雲が全てを覆い隠す。日の出を綺麗に見ることはできなかった。
と、数秒もしないうちに雲が全てを覆い隠す。日の出を綺麗に見ることはできなかった。
相棒のむっくん。ムササビ。
相棒のむっくん。ムササビ。
さよなら、槍。またいつか。
さよなら、槍。またいつか。
上高地を目指して下山開始。
上高地を目指して下山開始。
景色ともそろそろお別れ。
景色ともそろそろお別れ。
沢を眺めてたら上方に猿の群れが。
沢を眺めてたら上方に猿の群れが。
少し寄り道。
天狗池は誰もいなくて独り占めだったが、槍はやはり隠れたまま。
天狗池は誰もいなくて独り占めだったが、槍はやはり隠れたまま。
天狗池の元である。
天狗池の元である。
下りの道は難所はないが、ひたすら長い道を行く。
沢が集まり、梓川となって一緒に下る。
下りの道は難所はないが、ひたすら長い道を行く。
沢が集まり、梓川となって一緒に下る。
ひたすら歩く。
徳沢園にてソフトクリームを補給。定番。
徳沢園にてソフトクリームを補給。定番。
上高地にて終了。
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上高地にて終了。

感想

アルプス3回目、これまでは全て天気に恵まれず、雨の山行となりアルプスの景色をほぼ見られていなかった中、3度目の正直での快晴山行となった。
裏銀座や穂高、劔や常念岳方面など、絶景を眺めながらの最高の縦走。表銀座の名に恥じない、最高の景色だった。

少し不安だった東鎌尾根、そして槍の穂先も技術的にも問題なく、落石などでヘルメットが役に立つこともなく、無事に終えることができた。

槍ヶ岳は登山道の交差点となっているが、道中会った人々、穂先で泣いていた女子、北鎌や小槍から登ってきた上級者、様々な『人間』の交差点でもあったと思う。自分もあの時の誰かの人生と交差して、きっと何処かで生き続けるのだろう。

アルプスの登山道の状況や単純な地図上だけではないコースタイム、ペース配分と休憩の必要性、長時間行動時の栄養補給の大切さなど、いい経験も積めたと思う。

朝焼けと夕焼けには恵まれなかったので、いつかまた、何度でも登りたいと、必ずまた戻ってくると槍に誓った3日間であった。

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