槍ヶ岳
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,541m
- 下り
- 2,548m
コースタイム
4:00新穂高登山口-
5:50 白出沢-
7:00滝谷出合-
8:00槍平小屋8:30-
10:00千丈沢分岐-
12:00槍ヶ岳山荘(小屋泊)
【2日目】
6:00槍ヶ岳山荘-
9:30双六小屋10:00-
11:30鏡平小屋11:50-
14:00わさび平小屋-
15:00新穂高登山口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平日ということもあり、天気の割には人も少なくのんびり歩けました。 わさび平からの林道歩きが、疲れた体にはこたえます。 下山後は、新穂高の温泉につかりながら、体のケアをしっかりしましょう。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
晴天に恵まれた、とてもいい山歩きでした。
【今回のテーマ】
今年初の槍ヶ岳。木金休日の有効活用。
【1日目】 天気 晴れ
新穂高登山口===槍平小屋===槍ヶ岳山荘===穂先===槍ヶ岳山荘
4:15 新穂高登山口
天気にも恵まれ、笠ヶ岳方面の景色がよく見えました。
7:00 滝谷出合
滝谷を眺めながら、『次回は北穂高!』これで決まり。
こもれびの中、樹林帯を歩き、南沢を越えると 熊さんのお出迎え!
8:00 槍平小屋へ ようこそ。
ブランチで腹ごしらえをしながら、これからの本格的な登りに備えます。
8:45朝日に映える槍平小屋を出発です!
飛騨沢をひたすら登り、10:00に千丈沢分岐に到着。
もう太陽をさえぎるものはなく、暑い・しんどい・槍も見えず ただ登るだけです。ますますMの世界に突入です。
標高3000m近くにまで高度を稼ぐ頃 槍が見えてきました。
3000mの標識を過ぎればそこは飛騨乗越です。目の前に大パノラマが広がります。
槍の穂先が鮮明に見えます。眼下には槍沢が広がり、遠くに常念岳がドンと構えてます。振り返ると笠ヶ岳の稜線に湧き立つ夏雲。感動です。
とりあえず 槍ヶ岳山荘でザックを下ろし、ランチ&ビール。
15:00ごろ、穂先へ向けて出発。
平日という事もあり、渋滞はなく穂先でのんびり過ごせました。
山荘のテラスから、槍をずっと眺めていましたが、雲に隠れることもなく、
1日中姿を現していました。夕日に映える槍・満月に映し出される槍。明日の朝もきっと素晴らしい景色を見せてくれそうです。
【2日目】 晴れ
槍ヶ岳山荘===西鎌尾根===双六小屋===鏡平小屋===新穂高登山口
本日も、昨日に続き快晴です。
ご来光も、期待に応え、素晴らしいショーを見せてくれました。
出発前に、もう一度槍の穂先へ登ります。
朝日を浴びて、輝く斜面と影になり黒く光る斜面のコントラストが美しい穂高連峰に感動です。
穂高へ続く縦走路をこの目に焼き付け、『次回は北穂高!』への
想いを今一度確認しました。
6:00 双六小屋へ向けて 西鎌尾根へ突入。
雪が一部残っており、アップダウンもあり景色も楽しめました。ライチョウファミリーを発見し飽きさせない縦走路でした。
9:30 双六小屋に到着し、朝食。(朝食は、槍ヶ岳山荘の弁当)
弓折乗越までの稜線は、足元にはお花畑がひろがり、遠くに目をやると槍・穂高の山々が一望できるルートです。
11:30 鏡平小屋にて、お楽しみのかき氷をいただきました。
かき氷を食べながら、景色を眺めていると数名の方が登ってこられました。
ふと、見ると見覚えのあるおばさんがおられます。田部井 淳子さんでした。
プライベートで御夫婦で来られてました。
鏡池では、逆さ槍は見ることができませんでしたが、雰囲気は良かったです。
15:15 新穂高登山口 到着。
最後のわさび平からの林道歩きがこたえました。
【まとめ】
天候にも恵まれ、登山道も渋滞することなく楽しめました。
次回はいつになるか判りませんが、『次回は北穂高!』で計画します。
素晴らしい天候に感謝!
【槍ヶ岳について】
特徴
北アルプスの象徴といっても過言ではない。登山者垂涎の的であり、美しい鋭鋒である。
山岳県長野のほとんどの山から槍ヶ岳は望めるといってもよく、じっさい登山者たちは遠望で小さな槍であっても“あっ槍が見える”と口にする。他の山を圧し天空を突く槍の姿は登山者の心にしっかりと刻み込まれているのだろう。
とはいえ、昔とて人々の目にとまらぬはずはない。文政6年(1823年)、越中の念仏僧播隆上人は信仰登山で飛弾の笠ヶ岳に登った。目前に聳える槍の姿に感動し、5年間登高欲を抱き続けたのち槍沢から初登頂に成功、仏像を三体安置したという。
ヨーロッパ・アルプスのマッターホルンにも似たこの山は、日本アルプスの名付け親、英国人W・ガーランドが明治11年(1878年)に登り、かのW・ウェストンの登頂は11年後である。二人の登頂ののち近代登山の心躍る対象として槍ヶ岳は拓かれていった。
地理的に北アルプスのすべての尾根は槍ヶ岳に集中しているといわれる。逆にいえばすべての山の起点ともいえ、心情的に純粋な山への憧れのスタートとして、こんなにふさわしい山はない。
行程
上高地から槍沢を経て登るコースが最もポピュラーである。上高地から穂高連峰への分岐点の横尾までは梓川沿いの平坦な道(3時間)。横尾から槍沢沿いとなって槍沢ロッジ(1時間半)。1日目はここで宿泊するのが一般的だ。ロッジからババ平、大曲りを経て天狗原分岐(2時間)。分岐から播隆上人のこもった坊主岩小屋、殺生ヒュッテを経て槍岳山荘(2時間半)。山荘から頂上まで30分。
次に多いのが東鎌尾根(表銀座コース)で西岳から約5時間。ほかは岐阜県新穂高温泉から槍平を経て約10時間。三俣蓮華岳から西鎌尾根経由の約9時間。南の北穂高岳から大キレット、南岳など経由の約8時間。
見どころ
堆岩に覆われたカール地形の槍沢は、夏おそくまで雪渓を残すだけあって、ちょっと見ただけでも10種類以上、色とりどりの多様な高山植物が咲き乱れる。
鳥類でいえば氷河期の生き残りといわれるライチョウを筆頭に、イワヒバリ、アマツバメ、カヤクグリ、ホシガラスなどが高山帯に。メボソムシクイ、コマドリ、ルリビタキなどの声を亜高山帯で聞くことができる。
頂上からの展望はまさに360度。北アルプスの中心といってよく県内の山々をはじめとして富士山、加賀の白山までとどまるところを知らない。
なお、行程で天狗原分岐と書いたが、天狗原は別名氷河公園といわれ、氷河擦痕の岩があるほか天狗池に映る槍ヶ岳は写真マニアにとって格好の題材となっている。分岐から約40分と近いので1度は訪れてみたいところだ。
近くの温泉など
上高地へ至る沿線には、上から上高地温泉、中の湯温泉、坂巻温泉、妙鉱温泉などがある。
同じく途中の安曇村稲核には、機織り体験ができ地元の特産品や民芸品を販売する風穴の里。山村の生活用具などと発電資料の展示された安曇村資料館がある
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