笠ヶ岳〜双六岳〜三俣蓮華岳(笠新道⇒小池新道)再訪の三県境は四方絶景だった
- GPS
- 20:40
- 距離
- 46.1km
- 登り
- 3,462m
- 下り
- 3,449m
コースタイム
○9月23日
新穂高P 4:42 – 新穂高BT 4:50 – ホテルニューホタカ前 5:00 – 笠新道入口 5:37/42 – 1920M 6:48
– 2000M付近の草付き尾根 6:58 – 杓子平 8:10/19 – 笠新道の頭 9:22 – 笠新道分岐 9:24 – 抜戸岩 9:56
– 笠ヶ岳山荘 10:28/昼/11:03 – 笠ヶ岳 11:15/22 – 笠ヶ岳山荘 11:31/42 – 抜戸岩 12:04 – 笠新道分岐 12:42
– 抜戸岳 12:53/13:02 – 尾根道合流 13:05 – 秩父平 13:40/45 – 大ノマ岳 14:30/32 -大ノマ乗越 14:52
– 弓折岳 15:18/22 – 弓折鞍部 15:29 – 双六小屋 16:08
○9月24日
双六小屋 4:58 – 巻道分岐 5:08 – 中道分岐(南) 5:12 – 双六岳山頂部 5:25 – (日ノ出5:36) – 双六岳 5:41/54
– 中道分岐(北) 6:04 – 丸山 6:20 – 三俣蓮華岳 6:36/54 – 丸山 7:09 – 中道分岐(北) 7:24
-<中道経由>- 中道分岐(南) 7:46 – 巻道分岐 7:48 – 双六小屋 7:56/朝/8:45 – 弓折鞍部 9:27/29
– 鏡平小屋〜池 9:52/間食/10:15 – シシウドガ原 10:37/41 – 秩父沢 11:16/23 – 小池新道入口 11:53
– ワサビ平小屋 12:05/昼/31 – 笠新道入口 12:40/42 – ホテルニューホタカ前 13:13/14 – 新穂高BT 13:22/26
– 新穂高P 13:32
●行動時間
○9月23日 … 11:26
○9月24日 … 8:34
天候 | 23日:曇り〜晴れ〜濃ガス 24日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(実家) = (新穂高登山者P) - 笠ヶ岳、弓折岳 - (双六小屋) – 双六岳、三俣蓮華岳 - (新穂高登山者P) = (日帰り温泉) = (実家) ●自動車でのアクセス ○新穂高登山者用駐車場) ・ご存じのとおりのことかも知れないが、あえて ・国道471号線「栃尾温泉」から岐阜県道475号線に進み、その終点が新穂高バスターミナル ・新穂高は登山者ばかりではなく観光客も集まる。それゆえに、駐車場は観光客用と登山者用に分けられている。専ら、利用実態に応じた区分となっている ・登山者用駐車場は無料。新穂高バスターミナルの約700m手前、スノーシェッドの途中左手に入口が2箇所ある。深山荘駐車場の奥に、数段に分かれた駐車スペースがあり、かなりの台数が駐車できる。最奥段からは新穂高に向けての短絡道がある。ちなみに新穂高バスターミナル近傍には観光客用の駐車場があるがいずれも有料であり、かつ、車の出し入れ時間も制約を受ける ・上記の登山者用駐車場は、深山荘の駐車場とは明確に区分されており、深夜であっても警備員が仕分けしている ・上高地がマイカー乗り入れ不可であることと関係するのか、車が多い。今回のケースでは、私は前日21時到着で奥から2段目にずいぶん空いた状態で駐車。しかし、道中の方から聴いたところによると、深夜2時頃には満車となり、鍋平などに振り向けられてしまうとのこと。鍋平に行ってしまうと足ロスも大きくなるので、休日に、新穂高から右俣や左俣に入る場合には、早め駐車が必須と言うことになろうか ・林道途中に路上駐車している例も見受けられたが、当然ながらすべきことではない |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 ○全般 ・不明箇所あるいは最近の台風による被害箇所は見受けられない ○笠新道〜笠ヶ岳 ・標高標識が数枚ある。地点標識は途中「杓子平」のみ。分岐標識は終点「笠新道分岐」付近になって抜戸岳への分岐を示す標記が現れるが、いずれも抜戸岳頂上に続いている ・杓子平までは殆どが樹間の急坂。分岐がないので迷うことはなかろう ・杓子平からは視界の開けた急な岩斜面の登り。岩に書かれた“白○”が目印 ・終点「笠新道分岐」は尾根筋を越えてやや下降したところとなる ○(笠ヶ岳〜)抜戸岳〜弓折岳(〜双六小屋) ・「笠新道分岐」から「弓折鞍部」までの間には、方向標識(「笠ヶ岳、弓折岳」)以外は設置されていない ・強いて言えば、立ち寄りとなる「抜戸岳」山頂には山名標識がある ・「大ノマ岳」は、小池新道にとっては目印的な山でもあるが、この山も山頂を示す標識等は設置されていない ・「弓折岳」は三角点のそばを通過する。三角点への分岐の標柱の下に朽ちた「弓折岳」の文字あり。三角点に行っても何らの標識もない。また最高点への道はないようだ ・今回とは逆のルートを取る場合、秩父平から抜戸岳への登りは標高差200m程度ではあるものの、縦走路中盤では結構厳しいかも知れない ○双六小屋〜三俣蓮華岳 ・「双六小屋〜三俣小屋」間には、尾根付近に3本のルートがある ・尾根に忠実に進む道は、双六岳の頂上を踏むルート。双六岳のみを迂回するのが「中道」。双六岳、丸山、三俣蓮華岳の3座の頂を迂回するのが「巻道」 ・当然ながら、早さを重視するならば「巻道」。三俣蓮華岳の大パノラマだけでも楽しみたいならば「中道」。それに加えて、槍の展望台ともいえる双六岳の頂上も踏みたいならば尾根道を ・今回行きに使用した尾根道といえども、100m以下の起伏であるので、たいしたことはない ○双六小屋〜ワサビ平 ・コース核心部は、小池新道と呼ばれる。北アルプスの重要ルートの一つだけあって、全般によく整備されており、歩きやすいし、方向指示等が明瞭 ・双六小屋〜弓折鞍部は、大きな起伏はなく歩きやすい ・弓折鞍部〜鏡平小屋間は、登りの場合には急坂となるのであろう ・鏡平小屋〜シシウドガ原は、大きな石が目立つ ・シシウドガ原〜小池新道間は、淡々とした坂道 ●買う、食べる、日帰り温泉等 ○買う-コンビニ等 ・近づく方面にもよるが、コンビニエンスストア自体はずいぶん遠くまでないと思う。松本側ならば旧波田町、高山側ならば旧丹生川村付近、富山側ならば旧上宝村の旧神岡町手前まではないと思われる ・上宝に道の駅もあるので、一定の買い物ならばそちらでも可能かと ○食べる ・新穂高の近傍、日帰り温泉のあるところならば、何らか飲食可能 ・今回のコース中に通る小屋には、食べ物や飲み物があるので、最大限それを利用する手もある ○日帰り入浴 ・今回は新穂高バスターミナル裏手にある「中崎山荘奥飛騨の湯」を利用。露天風呂から、笠ヶ岳穴毛谷の険しい姿を望むことができる ・数年前まであった新穂高バスターミナル前の温泉はなくなってしまったようだ。残念 ・バス停「国立公園口」付近にある「ひがくの湯」も日帰り温泉。洗い場も半露天なので、冬場は寒いかも。有名な「新穂高の湯」もその近く。利用できるが、3月の地震の影響が某か残っているようだ |
写真
感想
❶はじめに
久々の北アルプスへ。特に新穂高はおよそ16年ぶり。
今回の目的のひとつは、自分の歩いたコースを連結すること。新穂高から三俣までを歩けば、富山県内折立から、常念岳登山口のヒエ平までがつながることになる。一筆書きよろしくコースを楽しむのも北アルプスのように、主要な尾根尾根にルートがある山域ならではのことのように思う。
❷新穂高〜笠ヶ岳
9月22日、夕方まで雨の残った空に不安を覚えつつ、新穂高Pへ。新穂高の近況については、ヤマレコの皆様の記録から予想はしており、三連休前でもあるので21時には到着。一番奥、すなわち新穂高への足ロスの最も少ない段は一区画を残して満車、次の段は三分程度。その二段目に駐車し、仮眠。前夜徹夜の割には寝られない。相変わらず、実家の車と睡眠の相性は悪い。夜1時過ぎからは殆ど寝られないままに、4時を過ぎ、やむを得ず出発。
まだ暗い林道を進むが、次第に白みかけ。左俣から分かれていく穴毛谷の壮観は見えるが、上部はガスに遮られている。やがて、「笠新道入口」。いきなり始まる急坂。ペースを変えないように、注意して進む。急斜面に刻み込んだようなジグザグ道。大きな石を敷き込み段付けしてあることもあって、歩きにくいほどではないが、殆ど休みない上昇には疲れを感じる。
随意に標高標識が現れる。1800mの辺りでガスを感じ始める。やがて、草付き斜面が現れ、ようやく視界が開けるが、ガスにより何も見えない。と思っていたら、一瞬にしてガスが晴れる。ほんの数分で、これまでの濃霧が嘘のように晴れ渡る。振り返ってみると、槍〜穂高〜焼〜乗鞍といった山々が屏風のように並んでいる。
そこから暫くは灌木帯ではあるが岩壁を急登していることに変わりはない。時折振り返って屏風絵に心落ち着け、急登に挑むの繰り返し。やがて、自分より上の稜線がなくなり、やや開削された稜線ピークを過ぎると「杓子平」。突然、目の前に笠ヶ岳が現れる。これまでは南尾根に隠されていた笠ヶ岳がまさに突然現れる。ちょうど杓子平は、おおらかに広げられた笠ヶ岳の左腕先端付近といえるであろうか。これから左腕を登っていくことになる。
杓子平からの登りは視界明瞭な中ではあるが、最後には厳しい岩壁の登りを強いられる。ようやく登り切ると抜戸岳への分岐を岩に記した辺りで、目標地点である「笠新道分岐」はまだのよう。稜線を過ぎやや降り始めたところで「笠新道分岐」。そこからは笠ヶ岳までの一本尾根道。
最初のうちはガスに負けない速さで頂上へ、と意気込んでいたが、抜戸岩辺りでガスが覆い始める。笠ヶ岳の残像を頼りに、緩やかに昇降を繰り返す尾根筋を進む。野営地を過ぎ、氷河歴のありそうな空隙の多い岩場を斜行すると「笠ヶ岳山荘」に到着。
笠新道を飛ばし過ぎたつもりはないが、疲労を感じる。睡眠不足のせいか。まずは早すぎる昼食を摂ることに。
幾分元気を回復した気になったので、サブパックで頂上往復。ガスに囲まれ見通しの利かない頂上は、祠と岩ばかりのやや殺風景な空間。ちょっと残念な思いだったが、陽が陰りガスに巻かれた頂上は寒さを感じるほど。長居せずに小屋に戻る。
整備された有料トイレで小用を済ませ、先へ。
❸笠ヶ岳〜双六小屋
先ほどまで殆ど同行状態であった、日帰りの青年は先に行ってしまった。こちらは、足こそ前には出るが、登りになるとへこたれてしまう。すれ違う人には元気そうに挨拶するが、空元気である。
途中で目立つ大岩を越えた辺りでへたり込む。少し寝る。しかし寒いので、5分ほどで目が覚める。こんなペースでは双六には到着できない、と思い奮い立たせる。
「笠新道分岐」までガイドブック時間にも劣る鈍足で到着し、先に進もうとするが、「抜戸岳」を案内する標識が目に入る。登らずには居られない。とりあえず登ってみる。とても通常ルートとは思えない細道の先にあった頂上は非常に狭い。朝見た笠新道側からのルートが通常ルートのようだ。
頂上でお昼中のグループに遠慮し、そそくさと尾根道に戻る。
尾根道、とはいえ、西斜面に張り付いており、ピークは極めていない。やがて、抜戸岳の大きな躯体を離れ、眼下に秩父平が見え始め、岩稜帯を下りていく。最後は岩くず帯をジグザグを切って下りる。
ちょうどこの辺りで、逆向き登山者と出会い。このコースで2度目。実に少ない。(最後まで行っても結局すれ違い者は4人だけであった。)逆向きの人には応える登りのようだ。しかし、こちらは小屋までの距離がきつい。
明確な秩父平という標識もないので、せせらぎの音が聞こえる辺りで小休止。これから登る大ノマ岳へのルートが緑の中にはっきりと見えているが、実際以上に高く遠く見える。
ここで地図を出す。この先、大ノマ岳と弓折岳には登らなくてはならない。その先は登り量が知れている。二度の登りはいずれも100m程度とはいえ、この疲労度で登れるのであろうか。
しばらく進むと、蒲田側の眼下が見え始める。よく見ると、林道の橋りょうと思しきものが。地図から判断すると、小池新道入口の辺りか。明日あそこに降り立つ予定だが、とんでもなく急斜面の下のように見える。
登り疲労をだましつつ、大ノマ岳に。山頂標識はなし。眼下の視界は利かないが、コース前方が見え始める。次の弓折岳への昇降だけではなく、遂に双六小屋も見え始める。
大ノマ乗越から本日最後の本格的登りへ。気合いだけで弓折岳山頂部に到着。三角点にも行ってみるが山頂標識はない。
しかしここで雨粒が。鏡平に変更か、などと逡巡しているところに、一人の青年。赤いジャンパーに見覚えが。笠ヶ岳への稜線上ですれ違ったはずの青年。1時間以上はあったであろう差を追いつかれたのかと思うと、韋駄天ぶりに驚き。
こちらの行き先を知ると、同行するように進んでくれる。弓折鞍部への下りは良かったが、その先の登りに自信がなかったので「ペースが合わなければ、先に行ってください」と声掛け。しかし、ちょうど同じようなペースですから、と。気持ちの良い方である。そう言われた以上、こちらも登りは気力をみなぎらせて、遅れないように努力。ペースメーカが居るとはいいもので、あっという間に双六小屋が近づいてくる。
残念ながら、槍ヶ岳も笠ヶ岳も見ることはできなかったが、天候も落ち着き始めたようで、双六小屋越しに鷲羽岳が出迎えてくれた。
同行してくださったのは、名古屋のYさん、とのこと。更に宿にはYさんと合流予定の同行者のSさんもいらっしゃったが、あいにく、部屋や食事時間がずれていたため、それっきりとなってしまった。きちんとお礼がしたかったのだが、残念。
その晩の小屋は、やや混雑という状態で、4人分の布団に5人が寝る状態であった。
❹双六小屋〜三俣蓮華岳往復
ひじょうに寒い夜を越え、汲み置きの水しか使えない中、朝の準備に余念のない人々を尻目に、朝食前に出発。なんとか双六岳の山頂から日の出が見たい。
小屋前には、既に赤みが差してきた燕〜大天井方面を指して待機している人がいる。
時間にはまだ余裕があると判断し、山頂に向けて出発。岩組みの急な直線的な登り。やがて、巻道や中道を分け、双六岳山頂への一本道となる。時折振り向き、まだ陽が出ていないことを確認する。
サッカー場ができると言われるほどに広い山頂部に到着。いよいよ、双六や笠など“照らされる側”の山々も赤みを増してきたが、陽は確認できない。頂上までにはもう一段あるのでせめてそこまでは、とがんばってみる。
到着する寸前で、ご来光。大天井岳の右肩あたり(写真では左側)から出てきた。久々に雲一つない日の出に満足しつつ、赤みの強い岩場を頂上へ。
双六岳の山頂部は、槍、穂高、笠といった名山の格好の展望台。また、黒部五郎岳がこれだけ優雅に見える向きもあるのかと言うほど落ち着いて見える。更に、これから進む三俣蓮華の先には、鷲羽や黒岳といった最奥部の山々が目を覚まそうとしている。
今日の好天に感謝しつつ、その好天を最大に満喫できそうな三椏蓮華岳へ。
岩くずの斜面を下りると、中道と合流。やや平原状の一帯を抜け、丸山への登り。好天に忘れかけていたが、まだ6時である。西側斜面に入り陽が当たらなくなると、ぞくっとするほどに寒い。地面には霜柱が無数に姿を見せている。ざくっざくっと霜を踏みしめながら進む。
頂上のわかりにくい丸山を過ぎ、再度の昇降で三俣蓮華岳へ。5年ぶりにこの地にやってきた。鷲羽岳や黒岳が手に届かんばかりに間近に聳えている。
360°の絶景である。
以前、雲ノ平爺岳の頂上に立ったときに、名山の展望台だと思ったが、三俣蓮華岳も負けていない。百名山だけをざっと数えても、常念、槍、穂高、笠、黒部五郎、薬師、劔、立山、黒岳、鷲羽と10座も見ている。
あとからやってくる人たちからも、「これを見たら、山やめられないね」などと聞こえてくる。ほんとうに、そう思う。
カメラが山の写真で埋まってしまわないうちに、下山へ。帰りは中道を経由。中道の途中で雪渓を発見。この季節である。万年雪と言うことであろう。よく見ると、双六小屋の給水が。なるほど、ここが“水源”のようだ。
❺双六小屋〜新穂高
小屋前で、昨晩用意して頂いた弁当を広げて朝食。念のため湯を沸かすが、快晴の下りのみの今日の道中では熱いものは不要かも。とはいえ、毎度の定番は定番とする。
落ち着いたところで、いよいよ帰路へ。この奥地の光景は、また数年間見ることもないだろう、と思いつつ、目に焼き付けるように眺めて進む。
昨日の巻き戻しを終え、弓折鞍部からは、鏡平へ。土も見え隠れするが、殆どが、採石も入れられた整備された道筋。登りならば急登であろう、対向する人は皆足が重い。「弓折中段」という標識を横目に見つつ下り続けると、やがて鏡平。
池の畔にたたずみ、槍ヶ岳という最高の借景を持つ鏡平小屋は、桃源郷のよう。景色に見入り、ほっと一息つく。
小屋の前をふと見ると、なんとかき氷を持った人が。山中でかき氷である。食いしん坊の当方は、珍しさも手伝いすぐに購入。がらにもないメロン味にしてみる。氷というより雪のよう。綿菓子のように口の中に消えていく食感に満足。
小屋から木道をやや進み、池へ。槍ヶ岳が倒影することで有名な鏡平の池である。既に大勢集まっている。10時を回り、ようやく陽が当たり始めた西斜面が、みごとに池に映りこむ。弱い風があったがきれいに姿を捉えることができた。
今日は、あちらこちらの絶景に満足。
そこからは、大きな岩の目立つ緩やかな枯れ沢をシシウドガ原に向けて下降。眼前には抜戸岳が堂々と聳えている。こうやってみると、抜戸岳も立派な山である。シシウドガ原に到着し、頭上を仰ぎ見るとちょうど弓折岳から大ノマ乗越に向けて下降する一群が見える。米粒のように人影が小さい。
シシウドガ原からは薄い樹木に囲まれつつ石の目立つ斜面を下り、秩父小沢、秩父沢と続けて渡る。いずれの沢にも橋が架かる。この辺りで振り返ると、大ノマ岳や弓折岳が堂々と構えているのが目に入る。
整えられたような石畳を進むとついに河原に到着し、林道合流点に「小池新道入口」の標識。
林道を進んでワサビ平小屋に到着し、またもメニューに釣られてそうめんで昼食。ブナ林に囲まれた静かな山小屋で食べるそうめんは、実際以上に美味に思え、疲れを一気に吹き飛ばしてくれるようであった。
otohさん、こんばんは。
途中で出会った、onpuです。
その後、小屋や朝もすれ違うことなく、御挨拶ができず、こちらも失礼しました。
素晴らしい天気でしたね。
その後、日曜まで、槍と穂高縦走を無事果たしました。
当方、やまれこはROMでしたが、今回出会った人たちに御礼をしたく、ついにユーザー登録した次第です。
登山者のための詳細な山行記録ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
onpuさま
by otoh
弓折岳〜双六小屋では、お世話になりました。
槍〜穂高と行かれたんですね。これまた驚きです。天候も良かったので、さぞ気持ちよい山行きとなったことと拝察します。
当方も2日目は天候と眺望に恵まれ、気持ちよく下山できました。
私は一年ほど前にここに登録し、新規と並行して記録を遡り始めました。古いものは、ご参考にと言うよりは備忘録に近い位置づけですね。
またどこかでお会いできるといいですね。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する