白山楽々新道〜大汝峰【静かな夏のロマン紀行】

2018年07月01日(日) [日帰り]

• GPS: 11:14
• 距離: 20.5km
• 登り: 2,136m
• 下り: 1,667m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:15
• 休憩: 1:00
• 合計: 11:15

4:24 山崎旅館前駐車場
4:46 4:49 楽々新道登山口
7:47 8:00 小桜平避難小屋
8:25 楽々・岩間分岐
10:18 10:19 七倉山
10:27 10:28 七倉の辻
10:51 10:54 御手水鉢
11:16 大汝峰北の巻道分岐
11:31 11:36 大汝小屋
11:37 大汝峰
11:51 大汝峰南・中宮道分岐
11:56 お池めぐり分岐
12:00 山頂池めぐりコース分岐
12:28 12:54 白山室堂
13:05 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
13:12 13:16 黒ボコ岩
13:50 南竜分岐
14:05 甚之助避難小屋
14:29 14:31 別当覗
15:05 15:07 中飯場
15:39 別当出合

天候

ドラマチックウエザー

アクセス

利用交通機関：

自家用車

岩間温泉山崎旅館前の駐車場に駐車。
コチラではおよそ10台チョイくらいまでなら駐車可能よん。
そすて登山届（＆ポスト）も駐車場脇に設置されております。
尚、コチラにまで来られる道中の県道岩間線では途中で幾つもの落石跡が見られました。
加賀禅定道を絡めた周回をされるお方も含めましてこの県道を通行される場合はくれぐれもご注意なさってくださいませ。

※今回は登り口が岩間温泉で下山口は別当出合といたしました。
ミラーさんの愛車スバル360で岩間温泉へ。
ハニーちゃんの愛車TOYOTA1500GTは市ノ瀬へ。
（その後シャトルバス利用で別当出合へ）
彼女たちと大汝峰山頂で合流しその後別当出合へ下山。
（その後シャトルバス利用で市ノ瀬へ）
市ノ瀬からはハニーちゃんの愛車でミラーさんの愛車のある岩間温泉へ向かい回収。

コース状況／危険箇所等

○危険個所
危険と思われる崩落気味の登山道箇所ではフィックスロープが設けられているので安心です。

○登山道除草状況
楽々新道は白山屈指のジメジメ道でもあり常に泥濘歩きが強いられます。
したがいますて足元にはスパッツ装備で挑まれる事をオススメいたします。
登山道の除草状況としましては下草は登山口から森を抜ける辺りまでは綺麗に刈られていました。
乾さん、および関係者の皆さま方のご尽力に誠に感謝いたします。
いつもいつもありがとうございます。
森を抜けた辺りから小桜平にかけては腰くらいまでの高さの笹が覆いますが不明瞭ではありません。
ただし朝露（雨露）が下半身に襲いかかりますのでカッパズボン等で対処しないと失禁したジジーみたいになっちゃいます。
もちろん靴の中もグーチョグチョは必至よ。
（この私がそのようになっちゃいますたわ）

○残雪状況
小桜平直下に若干雪が残り凍りつく斜面をトラバース気味に進まなくてはなりませぬ。
今回は笹や木の枝などにつかまりながら何とか通行いたしましたが、ここは面倒でもアイゼン＆ピッケルを装着してCLEARされる事をオススメいたします。
小桜平上部でも岩間道分岐辺りまで広く残雪が展開し道は不明瞭となっています。
この区間もアイゼン＆ピッケルを装着し、GPSで確認しながら進めましょう。
七倉ノ辻から御手水鉢へ降りる際にも急斜面残雪トラバースポイントが現れます。
ココも落ちたら即THE ENDの場所でありますので迷わずアイゼン＆ピッケルを装着し慎重に通過いたしましょう。

その他周辺情報

下山後はこの春オープンしたばかりの白山市瀬女にございます「はくさん比�廚療髻廚気鵑慊捷圈�
美しい緑の景観を楽しみながらほんのりと檜の香り漂う温泉は癒し度満点で最高だわよん。
入浴料は大人500円。
尚、日替わりで男女の浴場をチェンジしていますて、檜ベースの浴場と岩組みベースの浴場が楽しめます。

写真

岩間温泉

県道岩間線は開通したものの今日の山崎旅館さんは臨時休業となっていて辺りはひっそり。
となると朝一からのお楽しみであった露天風呂のコッソリ覗きが出来ないっつう事なのね…。
う〜む、そりゃザンネンでならん…[[sweat]]。

楽々新道登山口

つまらん林道のウォーミングアップを終え登山口までやって来た。
楽々新道登山口の標識は倒れているが気掛かりとなっていた下草は綺麗に刈られていてとても安堵したわ。
乾さん、いつもいつもありがとうございます。

謎の地底人

白山屈指のジメジメ道であります楽々新道。
そんな森の中では可憐な高山植物なんざ現れりゃ致しません。
現れるとしたらジメジメ性格のミラーさんかコケやシダ、そすて日焼けを嫌う謎の美白地底人ギンリョウソウさんぐらいであります。

蒸し蒸し灌木帯を行く

登山口から歩き始めて30分チョイ。
もう既に汗ダラダラ。。。
んが、ここでプチプチと雨に当たる。
「マジ？」。
おいおい、今日は晴れる予報じゃなかったっけ？…。

その頃別当出合では

相方のハニーちゃんとhanaちゃんがたった今別当出合を出発したとの情報がLINEで送られてきた…。
その時の携帯画像がコチラよ。
なんと別当出合では土砂降りの雨らしいっす。
同じ白山でこうもお天気が違うとは…。
それはそうと鳥居の前には奇怪なオカルト集団？が…。
何すかコレは？

巨象の足

灌木帯を登り上げるとブナ林が展開しだした。
待ちに待った私だけのショータイムであります。
このシットリ重厚感がたまんねーっす。

ウォーターバルーン

ジメジメ好きにしか理解できない癒しの世界。
ここで喜んでいるのは私とハクサンマイマイ君ぐらいであります。

華やかな主

どこの登山道にも必ず主と呼べる巨木が存在する。
楽々新道にも個性的な巨木が幾つも見られるが中でも存在感があるのはコチラの山桜の巨木である。
勿論、木の存在自体も興味があるけども、この桜の木が満開となる豪快な咲きっぷりも一度見てみたくてしょうがない。

森の住居人

流石は静かな白山北部だ。
プライベート感は半端ないね。
そんな静かな山域だからこそ時としてこちらの住居人であるジョージが歓迎してくれる。

天が開けた！

グイグイと高度を上げやがて森を抜けた。
陽射しが眩しい狼男の気持ちで辺りを見回す。
目の前にはこれから目指す小桜平の丘と道脇には今まで殆ど見られなかった可愛いお花たちが現れた。
そすて爽やかな心地よい風を受ける。

元気ハツラツ

今年は各地でブレイクしまくる気配がうかがえるコバイケイソウさん。
いい？、今年はひょっとしたらとひょっとするわよ！
だけどこれ以上は私の口から言えないわ。

ハクサンチドリさん

お色気ムンムン。
大人しいボクには刺激が強すぎ…。

フルフリ

今年元気な存在を示すコバイケイソウさんと共に淡いピンクが可愛いサラサドウダンさんが彩を添えてくれたわ。

サンカヨウさん

森を抜けたと思ったらまた一旦鞍部までダウ〜ンと下っちゃう。
するとまた森の中生活に逆戻り。
だけど高度がだいぶ上がっているので色んなお花が見られるようになってきたわ。
まずはサンカヨウさんでしょ。

キヌガサソウさん

サンカヨウさん、キヌガサソウさん、エンレイソウさんと言えば花の雪融け三姉妹と言えるわよね。
共に縄張りを共有し競い合うように美を演出してくれる。
今日のアナタたちもとても美しいわ〜。

オトギリソウさん

藪の中に煌めく黄金の輝き。
「あら！、あなたオトギリソウさんじゃない！」。
コチラは今年のお初となりますので逢えて嬉しかったわ。

カンバ爺さん

辺りの森ではブナが無くなり、代わってオオシラビソや檜、大きなダケカンバが支配するようになった。
それは「君が頑張って高いところまで登ってきたんだよ」を意味するねん。

本命登場！

「小桜平でハクサンコザクラさんに逢いに行こう！」。
今日の山行のキーワードであります。
そすて小桜平目前で…。
わ〜い！わ〜い！
ハクサンコザクラさんに逢えたぞ〜い！

白山究極の楽園

山崎旅館を出発しいつものダラダラ道草を交えながら歩くこと3時間。
白山究極の楽園「小桜平」に到着しますた。
ふふん、勿論私一人の独占よ。

池塘

小桜平と言えば「癒しの水の庭園」と呼ばれるくらいに美しい池塘が幾つも点在し綺麗な水が流れる沢も充実している。
この上品な佇まいを独占できるなんてのは贅沢この上ない喜びだわ。

モウセンゴケさん

やっぱ池塘と言えばコレよね。
どう見たって地球生物とは思えない弾けたキャラしてるわよね。
森と水辺オタクの私としてはこういったキャラもかなり好きなのよ。

イワイチョウさん

ミツバオウレンさん

小桜平

小屋が見えてきたわ。
この小屋は素敵な立地環境の中に建てられているのであらゆる角度から眺めても絵になるのがウリよ。
これなんかはバックの雲海の波が今にも押し寄せそうなドラマチックなシーンと

ウォーターガーデン

小屋脇には透明度抜群の綺麗な沢が流れている。
きっとキンキンに冷えていると思われるので小屋に泊まる際にはビールや野菜等を浸けておくと美味しいディナーが楽しめそうね。

小桜平避難小屋

小屋の外壁が木目を生かすオイルステイン（と思う）で塗り直されたみたいよ。
だけど不器用なSちゃんがちゃべちゃべと手伝ったみたいだから塗り方がムラムラなのよ。
赤いジェイソンがハケを持ったらダメね。
（バキューン！）
でも味のある小屋となったわね。

贅沢な朝食

小屋前のテーブルでショパンの曲のBGMが流れている雰囲気を想像しアンパンとコーヒー牛乳のブレックファーストを洒落こんでみた。

素敵な絵葉書

まだ先は長いので出発いたします。
小桜平を後にすると岩間道分岐まで続く雪が広がりを見せる。
振り返れば幻の名峰とも呼ばれる笈と大笠が私にエールを送ってくれた。

岩間道分岐

崩落が著しい岩間道へ通じる林道。
復興の目途は立っていないが素晴らしい登山道を廃道にしないよう乾さんたちの御尽力はずっと続けられている。

見返り坂

ここでまたハニーちゃんからLINEが届いた。
「雨が酷くて室堂で避難している」。
え〜、ウソ？
ここはこんなに良い天気なのに…。
って言う事は、私は雨に向かって進んでいるって事になるの？

そんなバナナ

コンビニで一本売りしていたバナナ。
ほんの出来心でつい手がのびてしまった。
でもねバナナはカリウムが豊富なんだってよ。
塩分（ナトリウム）とバランスよく摂ってこの孤独の長丁場を乗り切るといたしますわ。

白山の雪模様

私の住む白山市の麓の街から白山を望むと今も尚、雪のまだら模様が確認できるの。
それがどうもこの辺りの雪がその正体ようね。

ババ〜ン！嵐襲来！

道は白山東面側が開け主峰辺りの様子が確認できるようになった。
今から向かう大汝峰は何とか確認できるが御前峰は分厚い雲に襲われちゃっていて全く見えないわ。
あの雲の真下はジャジャ降りの雨っつう事なの？

見返り美人

見返り坂の辛い登りが始まった。
坂は木々に覆われているために風当たりが悪く只々暑いだけ。
だがそんな修行とも思える辛い道のりを緩和させてくれる可憐なキヌガサソウさんたちが私を励ましてくれた。

夢の稜線歩き

長大な清浄ケ原歩きに差し掛かったわよ。
遠くには加賀禅定道の長坂から四塚山へ延びる稜線と今から目指す七倉山が見て取れるわ。
ここからの歩は正に天空遊泳そのものよ。

清浄ケ原と加賀禅定道

広大な原っぱよ。
ここを歩けば百四丈の滝口まで行けそうな気がする。
そすて対岸には天池をはじめとした加賀禅定道のたおやかな稜線よ。

目に焼き付けて

「ナナカマドwith七倉山稜線」。
それがどうしたって言うの？と思われるかもしれないけどもこのシーンはね秋にはとんでもなく美しいシーンに様変わりしよんねん。

lanちゃんの歩む道

今日は先週一緒に楽しんだ地元ヤマレコユーザーの「lanchidさん（ランちゃん）」が加賀禅定道の天池を楽しんでいるハズだ。
（確定）
したがいますて今回の白山加賀禅定道天池レコは彼女にお任せいたしまSHOW。
今回も楽しいレコをヨロスクね[[scissors]]

何とここからはlanちゃんママの切り盛りする「Bar鞍掛」の鞍掛山も見えるのね（プププ…）。

白山北部のクライマックス

おお〜っ！
遂に白山北部の主峰群がコラボとなって現れたわよ。
く〜！胸が躍るね〜。

金鳳花の花道

もうなんて素敵な気分にさせてくれるところなのかしら。
この爽やかな青空にさわさわと風になびく幸せの黄色いお花。
そすて濃淡の調和がとれた目に優しい緑と壮大な白山主峰の眺望。

荒れる白山主峰群

何だか相当風も強そうで大荒れみたいね。
ウチのハニーちゃん達は大丈夫なんやろか？

ヒメクワガタさん

道は徐々に高い木やハイマツが少なくなり日当たり良好な斜面へとチェンジした。
すると現れだしてくるのは今が旬を迎えたばかりの色とりどりのFlowerたちよ。

ハクサンフウロさん

遂に紫系クイーンも現れだしたわよ。

稜線の王者ニッコウキスゲ

このドヤ顔見てちょうだい。
アンタにゃ勝てへんて…。

クララが立ったお花畑

そすて私はひざまずいた。
これを感動と言わずして何て言う？

イチゲキンバイ咲き乱れ

このコラボは豪華すぎ。
お花界の白組クイーンと黄色組キングの最強デュオ結成よ。

広大な清浄ケ原

歩いてきた道を振り返る。
そすて百四丈の滝へ流れ落ちる源頭が左手の沢筋だと思うねん。
それにしても何とも気持ちの良い景色じゃありませぬか。
ほんと白山北部はスンバラシイね〜。

七倉山直下

七倉山直下からこれから向かう大汝峰を仰ぎ見る。
大汝峰以南ではまだ荒れ模様がちぢく。
尚、七倉山山頂へは手前の雪渓伝いで攻めて行けばPEAKを踏めそうだ。

四塚山

七倉山最高点PEAKへは寄らず踏破しやすい道脇からヒョイの二番手PEAKを踏んでみた。
画像はそこから望む四塚山の様子である。
塚が一つだけ出ているがお花畑が展開するにはまだほど遠いって感じね。
（これを見て四塚山へ寄るのは止める事にした）

七倉山

二番手PEAKからホンマもんPEAK（P2557）を望む。
昨年ホンマもんを踏んだので今年はどうでもいいです。
それよりも彼女たちが待っているであろう大汝峰山頂に急がねば…。

大汝峰

きっとお天気が荒れ模様なんだと思うけど、ここから見る分にはかなりエグい描写となっているのでむしろ心配よりも嬉しさの方が優っている。

七倉ノ辻

「月の輪の渡り」とも呼ばれる七倉ノ辻に到着したわよ。
ホント言えばこの時期は釈迦のオオサクラソウフィーバーに沸き、この七倉ノ辻も年間通じて最も多い人で賑いを見せるんだけど、今年は林道崩落の影響でご覧の通り閑古鳥が鳴いているわ。

ミヤマリンドウさん

コチラも私の大好きなお花の上位に位置する存在よ。
深い藍色装いがまた一段とエレガント。
貴女に見つめられるとボクは動けなくなっちゃうねん。

七倉ノ辻

七倉ノ辻から四塚山を望む。
「今日はそちらには行かないわよ」と決めたものの距離的にはほんのチョイなのでやはり気になって仕方がない。
ひょっとするとハクサンコザクラさんの群生がブアッっと咲いてるってなこともあり得たりするので、「行く」、「行かない」の葛藤が我を悩ませる…。

いざ！

取付きからの標高差1700mを登り上げ、いよいよコレが最終決戦となりそうだ。
だけど彼女たちは何処にいるんだろうか？
（あれから電波の不具合もあって連絡が無いねん…）
まさか「悪いけど先に下山して家に帰ることに決めたから、アナタも自力で下山してネ」って事になっていないだろうか？
不安は募るばかり…。

ミヤマゼンコさん

悩ませる区別のつかないセリ科のお仲間さんが登場した。
このお花はいったい何だろね？
はい、そこのアナタ答えてちょうだい。
「御答えは日本の元首相よ」と白山自然観察員のお方から教えていただいた「スズキゼンコウ」です。
このように覚えるとミヤマゼンコがパッと出るらしいねん。

御手水鉢

先週のlanちゃんと運命の出会いを果たした場所にやって来たわよ。
時間も丁度今頃だわ。
だけど今日は誰もいないね。
先週御手水鉢手前で彩りを見せてくれたハクサンイチゲ祭も終演していて寂しい状況となっていたし…。
今日の白山開山祭は御前峰の一極集中となってんのかな〜？？？

地獄谷

今日は先週のように北アルプスの眺望は望めやしないのでヤッホー族（稜線眺望派）の連中からしたらチックショーな日となっちゃったわね。
その点私はフォーレスト族だから悔しさは込み上げてきませんのでストレスは全く感じないわ。

七倉山

歩いてきた道を振り返る。
七倉ノ辻直下の雪渓トラバースはホント緊張したわ。
たかがほんの小区間だけど備えあれば患いなしの最強アイテムであるアイゼン＆ピッケルがモノを言ってくれた。

クロユリさん

石川県のお花でありますクロユリさん。

北部白山のジュわっとした魅力

思えば遠くへ来たもんだよ。
だけど噛めば噛むほど味が出るとても静かで雰囲気抜群の味わい深い道だった。
今度は秋の紅葉時期にでももう一回TRYしてみよっと。

大汝峰直下

幸い大汝峰山頂も晴れているが…。
人類が全くいない。
今日は明け方の荒天で皆コールド負けを喫しちゃったのかしら？
って言うかウチのハニーちゃんもいないんですけど…。

イワツメグサさん

気になるコマQさん

おお〜！、咲いてんじゃん。
みんな！、高山植物の女王と呼ばれている白山のコマQさんが開花MODEに入っちゃってるわよ。

謎の訪問者

誰もいないと思われた大汝峰山頂にどこからか人（女性か？）が現れた。
それもドエライ防寒装備やないですか。。。
やはり別当出合スタート組はかなり厳しい洗礼を受けてしまったようでんな。
そんな中でアナタ様たちはよく頑張りなはったな〜。

無事に遭遇

「ミラーさ〜ん！」。
え⁉
なんと山頂に現れた二人はウチのハニーちゃんとhanaちゃんさんペアでありますた。
連絡が途絶えたままでありますたのでとても心配していたのですが無事にこうして合流する事ができますた。
山頂では思わず二人で勝利のガッツポーズですわ。

ドラマチック

朝から猛威を振るっていた雲が撤退し始めている。
御前峰上空も青空が顔を出しドラマチックな展開を迎え始めていた。
そすて翠ケ池自慢のコバルトブルーの水にhanaちゃんが感動してくれてとても嬉しい気持ちとなった。

男の哀愁

カメラを持参したhanaちゃんとも一緒となったので私のカッコよくてsexyな姿もいろいろと撮っていただきますた。
そんな中でこの御前峰とのシーンなどは惚れてしまったわ。
勿論、今日のHIT賞とさせていただきますわよ。

快晴大汝峰

今となっては朝方の嵐は何だったんだろうか？ってなくらいに穏やかに晴れ渡ってきた。

腹が減ったなぁ〜

teamと無事に合流出来た安堵感からか急にお腹が空いてきますた。
本日3回目の食事は室堂でゆっくりと楽しむ事にするとしよう。

賑わう室堂

水屋尻雪渓からも室堂の様子がうかがえる。
やっぱ流石は開山日だ。
結構な人で賑わっていますわ。

給食時間

今回は室堂で購入した1個400円の高級カップヌードを食してみるといたしますわよ。
（いつものアレは家に置いてきちゃった…）

下山開始

あのう、大汝峰山頂で合流した時に思ったんだけどぉ…。
ハニーちゃんの右手に握るその棒は先週殿ケ池で拾った棒と一緒だよね。
ほんでもって今週もまたその棒と出会えたこと事態が奇跡と言うか運命を感じるよね。
m「私たちはね、一心同体少女隊よ」。
M「それってよく分かりません…」。

本日は晴天なり

「今日の白山は雨だった」と散々な目に遭った人には申し訳ないけども私的には今日の白山はお空も心も晴れ晴れとした良い日でありますた。

弥陀ヶ原

先週まで結構あった雪がたった一週間で大分減ってしまったわ。
弥陀ヶ原では雪の含有率がもう緑に負けちゃっているし。

ハクサンフウロさん

下山時は別当出合のバス時間の制約がありますので時短優先で砂防新道を降りる事といたしますわ。
でも可愛いお花が誘惑しちゃって中々先へ進めさせてくれまへんねん。

スコップ男と棒女

M「私はコレで布袋寅泰やってます」。
m「私はコレでチカンから私を守っていますわ」。

キヌガサソウ群落

お花が乏しいと言われる砂防新道でもキヌガサソウ群落など楽しめるようになってきますたわ。
今後はセンジュガンピさんやシモツケソウさんなどが出てくるとそれなりに楽しめる道となるでしょうね。

スポットライトMODEL

キヌガサソウさん

スポットライトMODEL

終演間際のニリンソウさん（お花は3輪ありますね）

サンカヨウさん

雪融け直後の甚之助上部ではまだまだこれからも楽しめる存在よ。

カワラナデシコさん

バス乗車を急ぐハイカーさん達も彼女の前ではピタっと足が止まってしまう。
そんなハイカーさんたちの心を魅了したのはフリルのドレスが似合うナデシコさんよ。

紅花一薬草さん

只今満開です。
私は見たままをお伝えいたしますのでウソや曖昧な表現は致しませぬ。
だけどこのネタは一週間前のモノなので今は散っていると思います。
「私も見た〜い！」とお思いのお方は来年にしてちょうだい。

別当の森

森の中に響き渡る沢の音とヒグラシの蝉時雨がなんとも心を安らいでくれる。
まもなくゴールとなるのだが今日の身体の疲れがスーッと引いてくれるような心地よい涼し気な音色だわ。

ササユリさん

今日の最後を飾るに相応しい森の女王が締めくくってくださいますた。

試合終了

お陰様で無事に別当出合に到着いたしますた。
そすて今年初のバス乗車です。
帰りはバスの中で眠らせてくだちい。
それではお休みなちゃい。

感想

K-Miller

初めに

この度の西日本を中心に発生いたしました地震及び記録的集中豪雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますと共に行方不明となっている方々の一刻も早い救出と所在が明らかになることを願うばかりです。
また被災されました皆さま、心よりお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。



これより本題よ

皆さまこんにつは。
ご機嫌いかがかしら？

猛暑、豪雨、サッカー、ホント騒々しくて鬱陶しくて暑い熱い。
夜なんかも落ち着いて眠れやしないわ。
私は夜中普通に寝てんだけど、お隣の田中ロペスさんの家や斎藤ボボさんの家から「オオーッ、ノォォォォ〜！。ウウウウウウ…」などといった狂気をも思える奇声が再三にわたり聞こえてくんのよ。
そすてクライマックスを迎えると…。
「いええええええええ‼」と雄たけびが上がったかと思ったら立て続けに「パフパフパフ‼」、「ウ〜ウ〜‼」とパフパフラッパとけたたましいサイレンが鳴り響くねん。
こんなのが朝方の3時や4時まで続けられてしもうたらどうする？
てなもんで私はこのところダルい日々がずっと続いていますねん。
おたくの家のお父さんなんかは大丈夫かしら？

さてそんな寝苦しい夜が毎晩のようにずっと続いていますがウチだってそんな奇人一家に負けちゃいられないわ。
貴重な休日を迎えた日にゃ朝っぱらからパチっと目を覚ましダルい身体を払拭せななりませぬ。
そうよ、今日もお山へ行くわよ！
前日の土曜日は一日中雨が降りっぱなし＆遅れたアップ作成のために問答無用で山行は中止といたしますた。
そすて今日の石川県痴呆は一日中晴れ予報よ
行くしかないわね、勿論白山へ。
今回はまた東京から遊びにきてくれたhanaちゃんも交えて素敵な夏の白山を楽しんでみましょ。
今日は7月1日と言う事で白山開山日を迎えます。
市ノ瀬からは週末マイカー規制が施されシャトルバスも運行されますねん。
きっとこの日を待ちわびたたくさんのハイカー様がどっと御越しになられると思われますわね。
今回はお花の大好きなhanaちゃんを迎え入れての事ですけどもまだ白山2回目と経験が浅いので今回も別当出合起点でプランを練ってみたいと思いますわ。
だけど…。
だけど私的にはこのところずっと別当出合を起点に白山へ訪れていたので何か違う形の別メニューで参加出来やしないかと考えてみたわ。
ならば「車2台作戦＆白山山頂でドッキング」プランはどうかしら？
ハニーちゃんとhanaちゃんは別当出合起点で山頂周辺散策を施し、そのまま別当出合へ下山する。
私は他の登山道から入山し、その後彼女たちと山頂で合流。
そすて一緒に別当出合へ降り市ノ瀬から私の車のあるもとへ回収。
「これだ！」。
そうと決まればどこから入りましょうかしら？
そーねー、先週一緒に楽しんだlanchidさん（lanちゃん）が次週は加賀禅定道の天池まで出向いてお花めぐりをされたいと申されていましたので彼女にそちらのレコをお任せするといたしましょうかしら。。。
私も加賀禅定道にしちゃったら彼女のインパクト抜群のオモロイ山行レコに負けちゃうもん
（彼女とはいずれ一緒に加賀禅定道踏破プランを練っていますけども今現在は上部に残る雪渓が危険を及ぼす可能性もありますので雪が無くなるまではジッと我慢の子でいるとするわ）
とすると中宮道か楽々新道にしちゃおうかしら。。。
中宮道上部のハイライトであります北弥陀ヶ原やお花松原はまだ大雪原状態だから見どころは下部の森だけとなってしまうわね。
楽々新道は県道岩間線の開通に伴ってアプローチも楽々となったからそれも悪くないわね。
ついでに言うと私自身今まで夏の花期絶頂期に小桜平には一度も訪れた事が無かったのでそれも興味があんのよ。
ならばまだ今シーズンに入って一度もお目に掛かっていないハクサンコザクラさんを見たいわね。
そうだそうだ！
どうせ見るなら小桜平に行ってハクサンコザクラさんを見るべ。
小桜平っつうネーミングだからきっとハクサンコザクラさんがドッパ〜っと咲いているに違いないわ。
そすてその後は胸の空く広大な清浄ケ原で天国散歩を楽しんで七倉ノ辻から大汝峰へと白山北部のCLIMAXをルンルンしちゃおう。
ふふふ、今からとてもワクワクしちゃうわ。
よ〜しよし、そのプランに決定しちゃおうっと

当日朝1時起床
納豆ご飯をたらふく食べオナラを2発かませていざ出発。
別当バス始発時刻の規制があるので相方のハニーちゃんはまだzzzであります。
自宅宮殿を後にして白山方面へ向けて南下すると気になる事が…。
それは南方の空を見るとドス黒い雲の中でバチナチと光っている稲妻が不気味だったのよ。
「まさか白山が雷雨になってんの？」。
車を停め携帯で雨雲レーダーを確認したら岐阜県を中心に強烈な積乱雲が掛かっているようでその真下では土砂降りとなっているみたいやねん。
そすてその雲の末端が白山（白山南部）にも掛かっていたのでその後の雲の動向がとても気がかりとなった。
今から別当出合へ向かうハニーちゃんたちの事も心配だ。
「う〜ん、どうしよ？」。
でも天気予報を見る限りでは降水確率10％とかなり低いしな…。
それに今現在は雨も降っていないしお星さまだってキラキラしちゃってる。
ここは雨が酷くなりそうだったら撤退も視野に入れ、やれるところまでやってみましょうか。

朝4時頃山崎旅館前に到着。
県道が開通したってのに山崎旅館さんは臨時休業しちゃっていた。
そすて今日がホントに白山開山日か？と思わせるくらいにこの地は閑散としていた。
まぁ静かなのは歓迎だが旅館の露天風呂に人が入っていないのが残念でならん。
駐車場には渓流釣りのお方が準備をされていた他、パッとしない中古車が3〜4台停まっていた。
おそらくどの車も走行距離がべらぼうに進んでいるんだろうね。
そんな中古車には魅力を感じないわ。
（売りモンじゃね〜しほっとけっつうねん…）
でもそんな中に私の車を停めて改めて眺めて見回してみると私の車が一番パッとしない事に気付かされた。
さて準備を整え白山屈指のグジョグジョ系登山道をルンルンMODEで突き進む。
楽々新道は登山口開始早々から太ももが痙攣するくらいの急登と闘わなくてはならん。
ついでに言うと標高が低いので蒸し蒸し暑さ地獄も覚悟しなくちゃいけないし、白山で一番のマイナールートと言えるので獣遭遇率だって極めて高いねん。
こんな道を好んで歩く人と言えば森オタクとキノコオタクと爬虫類＆昆虫オタクぐらいでしょ。
う〜ん、そんな人とは友達にはなりたくはないわ。
（おまえもじゃね〜かよ）
てなもんでこの道ではランドネから飛び出してきたような着飾ったギャルとは出会えやしない。
したがって空想デート山行で乗り切るしかあらへんねん。
「ほら見て、このシダの反り具合がイケてるだろ」。
「ホント、素敵〜」。
などと、ブツブツと独り言を喋りながら苦行とも言える急登を攻略する。
グングンと高度を上げ、やがて森を抜け、空は開けた。
心配していた雨はプチプチ程度で直ぐに止み、明るい夏の陽射しが降り注いでいた。
そして「癒しの水の庭園」とも呼ばれ池塘が点在する潤いの楽園「小桜平」に足を踏み入れた。
森と泉と静けさが大好きな私にとって小桜平は白山で一番居心地がいい場所といってもいい。
そしてお目当てであったハクサンコザクラさんとも出会えたので感無量であります。
（まだドッパ〜とは咲いていなかったけどね…）
だけど私だけ喜んでもいられないの。
それはここで気になるハニーちゃんたちの別当出合からの動向がリアルタイムでLINEがきたからなの。
「別当出合は雨がジャジャ降り」、「室堂で避難中」と送られてきたのよ。
え〜、マジ？？？、こっちは良いお天気なのに…。
白山2回目のチャレンジで楽しみにしていたhanaちゃんが実にお気の毒でならん。
つうのも彼女は初回も雨＆ガスにたたられてあまり良い思い出がありませんでしたの。
今回は満を持して挑んだハズなのに何とも可哀想だ。
それでも彼女たちも山頂を目指すとの事なので私も嵐が襲っていると思われる山頂を目指さなくちゃいけない。
見返り坂から上部は正に白山究極の天国道でお花いっぱい＆ロケーション最高！
こんな素敵な場所を独占しちゃっていいのって感じよ。
道は長丁場でありましたが全く辛いと感じない素敵な展開が私を充実させてくれたわ。
七倉ノ辻に到着しても全く人がいない。
例年ならオオサクラソウフィーバーで沸くハズの釈迦の道が上部からの片側通行のみじゃアプローチが厳しすぎるもんね。
ほんと白山自慢の花街道がこれじゃ台無しよね。
深夜から朝にかけてずっと荒れ模様だった白山主峰から南部にかけてもここにきてようやく回復傾向となりみるみる青空が広がりだしてきたわ。
大汝峰山頂で彼女たちと合流する予定でいましたが山頂には誰もいない。
「あらま、どうしましょ？」。
気になるお花のコマQさんを確認していると後方から足音が…。
ん？、誰？
振り返るとカッパ＆ダウンジャケットで防寒装備にくるまれたハニーちゃんたちが現れたのでありますた。
無事にハニーちゃんたちと合流し青空が広がりだしたドラマチックな山頂風景を楽しんだわ。
コバルトブルーの水の色を施す翠ケ池に深い感動を覚えたhanaちゃんの笑顔が印象的だった。
最後の土壇場でひっくり返した大逆転劇を経験した彼女達に心から喜んでもらえたのが何より嬉しかったわ。
そすて今日はホントに素敵な一日を送る事が出来たとありがとうを伝えますた。

このところ他県へも繰り出さず毎週のように白山を楽しんでいますけども、毎回のように素敵なドラマが繰り広げられるから楽しくてしょうがないわ。
次回は雨の影響が心配されるけどまた素敵な出会いを求めて森オタクは徘徊するといたしますわ。

おしまい。

コメント

kumasuzu2

どこが楽々なんだろう！？
ミラーさん、こんにちは😃
これまた凄いレコですね〜
あんな距離を通り抜けちゃうなんて！
しかしながら、歩き初めて7時間後に
ドンピシャとハニーさんと合流って凄いですね〜。
恐れ入ります。
ハニーさんの木の杖、ウケますw
先週持っていた気がします(笑)
ではでは、またどこかで〜

ランちゃん

コザクラ目的でしたかー
一体どこが、情けない口だけ男なのですかー、この大嘘つきー

あの日の暑さが蘇ってきました 　私はどうやら熱中症になってたみたいで、あの後ずっと体調が戻りませんでした。水曜の休みが雨予報で、いつもなら悪態をつく んですけど、今回は「ま、雨でも良かろう」というまさかの反応で、同僚がビックリ 仕事中に異常な倦怠感に襲われるという症状が主で、食欲に影響はなかったので、やれニンニクだ、レバニラだ、ドジョーの蒲焼きだと、精が付きそうなモノたっぷり食べたので、再び体重計が怖い状況です

今日は暑いなか、久しぶりにスナックの巡回に行ってみたら、すっかり元気になりました。迎え酒みたいな効果でしょうかね。

次の水曜は四塚を目指してみます。まだ雪多いなーと思ったけど、このレコから１０日後になるし、解けてることを期待して。もし雪残ってたら、ピューっ って戻ってきます 　さてどーなるかな？

K-Miller

rakuraku天国
kumasuzuさん、こんにつは。
ありがとうございます。

白山ではハニーちゃんと山頂やHIGHLIGHT POINTでのドンピシャシリーズは毎年１〜２回は決行するんですわ。
お互い違う散策を楽しんで最後はご対面で締めくくる二次元中継版よ。
そうする事によって同じ日に広範囲で白山の現状を探る事が可能となるでしょ。
例えば今日は楽々新道にするかチブリ尾根にするか？なんて迷った時には相方がいるとどちらも選択して別行動すれば旬な情報を得る事が出来るでしょ。
一度kumasuzuさんもお師匠様のTESSYUさんとこんなプランをなさってみてはいかがかしら？
一組になって同じ道をピストンするよりもこのプランの方が断然刺激的で楽しいし、何よりピストンするのと歩く距離がほとんど変わらないところがミソなのよ。
この作戦をTRYするにあたって忘れちゃいけない事はお互い入念にリアル状況を取り合う事よ。

またその内にウチの棒女と遭遇出来ると思うのでお楽しみに

K-Miller

続・情けない根性なしの口だけ男
lanちゃんさん、こんにつは。
ありがとうございます。

いや〜、ご覧の通り私は本当に情けない根性なしの口だけ男って事がよ〜くお分かりいただけますたでしょ。
lanちゃんも含めますて女性はホント強くてご立派！。
ホンマ尊敬しかありませんわ。
だってやで、もし今回のプランを逆コースでTRYしたとするやん。
（私が別当出合から、ハニーちゃんたちが楽々新道からGO！）
すると間違いなく出だしの別当出合で大雨試練に打ちのめされた時点で、いや、打ちのめされる以前に、「あのう、俺、お腹痛いし家に帰るね…」ってLINEしてたと思うねん。
（そうだそうだ！そりゃ間違いない！。だから男っちゃ所詮そんなモンよ）
せやけどな、彼女たちは白山を襲った嵐の二宮君と果敢に闘ってPEAKを極めこの感動的なドキュメンタリー映画を完成してくれたのよ。
これは映画監督の私としては胸張ってフフンと言いたいわ。
今度またlanちゃんとご一緒できたとしたら私を助けてちょうだいね。

次回は四塚山ドリームマッチですか。
四つある塚のうちの一つが露出していたので辺りはチングルマ平原になっているかもね。
あとね七倉ノ辻からほんのチョイだけ七倉山を楽々新道の方に降りてみなはれ。
清浄ケ原の壮大な景色と素敵なお花畑が待ってるかもよん