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Yamareco

記録ID: 1523019
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

チャレンジ!【嫦娥岳〜鋸岳第三尾根〜横岳〜戸台】バラエティー豊か過ぎた周回ハードルート♪

2018年07月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:45
距離
20.4km
登り
2,514m
下り
2,511m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:24
休憩
1:19
合計
13:43
距離 20.4km 登り 2,519m 下り 2,514m
3:03
102
4:54
4:58
103
6:41
6:56
159
9:35
24
9:59
10:45
18
11:03
26
11:29
11:31
15
11:46
18
12:04
12:05
59
13:04
13:05
18
13:23
13:24
120
15:24
15:28
72
16:40
16:45
1
16:46
ゴール地点
03:01 戸台登山口−−−−−− [ 0:51 (1:00) 85%]-
03:52 第二堰堤−−−−−−− [ 1:04 (1:30) 71%]-
04:56 熊穴沢渡渉点 15分休憩- [ 0:49 〈1:51〉 44%]-
06:00 嫦娥岳分岐−−−−−− [ 0:57 〈1:37〉 59%]-
06:57 嫦娥岳 5分休憩−−−− [ 1:58 〈2:55〉 67%]-
09:00 鋸岳稜線合流 18分休憩- [ 0:17 〈0:22〉 77%]-
09:35 中ノ川乗越−−−−−− [ 0:25 〈0:49〉 51%]-
10:00 鋸岳第二高点 12分休憩- [ 1:05 〈1:30〉 72%]-
11:17 鋸岳第一高点 14分休憩- [ 0:10 (0:20) 50%]-
11:41 角兵衛沢のコル−−−− [ 0:24 (0:30) 80%]-
12:05 三角点ピーク−−−−− [ 0:45 (1:10) 64%]-
12:50 横岳峠 15分休憩−−−- [ 1:33 〈2:56〉 53%]-
14:38 P2114m 12分休憩−−−- [ 0:31 〈0:53〉 58%]-
15:21 黒河内 6分休憩−−−− [ 0:38 〈1:05〉 58%]-
16:05 P1552m−−−−−−−− [ 0:25 〈0:45〉 56%]-
16:30 長衛碑−−−−−−−− [ 0:16 〈0:23〉 70%]-
16:46 戸台登山口
※ ( )は山と高原地図のコースタイム。【 】はGoogleマップのタイム。〔 〕はガイドブック等のコースタイム。〈 〉はCTMakeで計算。
歩行時間 12:08 +休憩時間 1:37 =全行程 13:45
標準コースタイム 19:36 、短縮率 70.2% (休憩込み)、 61.9% (休憩のぞく)
沿面距離(GPS): 21.6 km
累積標高差(高度計):+ 2,630 m、- 2,630 m
ルート定数: 70 、体力度: 7 、難易度: E
天候 ・快晴(クソ暑かった!)
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
・戸台駐車場
コース状況/
危険箇所等
・熊穴沢〜嫦娥岳〜第三尾根
今回は登りで稜線まで抜けましたが、稜線から下降、又は嫦娥岳ピストンする場合下りでのRF・クライムダウンは相当困難という印象を受けました。
現在自分がどの支尾根・岩棚にいるのか把握する事が何より肝心です。
登りに関してもザイルは必携です。
・詳細は写真・感想に記載します。
(kai)戸台河原駐車場からスタートです。現在は鋸岳登山者メインですね。
(q) 3:00予定通り出発
2018年07月14日 03:01撮影 by  iPhone 7, Apple
7/14 3:01
(kai)戸台河原駐車場からスタートです。現在は鋸岳登山者メインですね。
(q) 3:00予定通り出発
(kai)第二堰堤。  道が悪くて結構時間かかってる。。。
(q) もっと歩きやすい林道が続いてると想像してたけど、ほぼ河原歩き。だいぶ林道が流されてるようだ。
2018年07月14日 03:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 3:52
(kai)第二堰堤。  道が悪くて結構時間かかってる。。。
(q) もっと歩きやすい林道が続いてると想像してたけど、ほぼ河原歩き。だいぶ林道が流されてるようだ。
忍者みたいに速く堰堤を乗り越える。
(q) 熊穴沢まで徒渉は1回で済んだけど、枝沢を渡るのに、飛ぶこと数回。
2018年07月14日 04:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
7/14 4:13
忍者みたいに速く堰堤を乗り越える。
(q) 熊穴沢まで徒渉は1回で済んだけど、枝沢を渡るのに、飛ぶこと数回。
(kai)明るくなり始め河原の先に甲斐駒ケ岳。
(q) 4:00過ぎるとだいぶ明るくなってきた
2018年07月14日 04:13撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 4:13
(kai)明るくなり始め河原の先に甲斐駒ケ岳。
(q) 4:00過ぎるとだいぶ明るくなってきた
(q) 唐沢出合
2018年07月14日 04:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 4:17
(q) 唐沢出合
(q) どれが嫦娥岳だろう
2018年07月14日 04:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 4:24
(q) どれが嫦娥岳だろう
(q) どうやら中央奥のがそうみたい
2018年07月14日 04:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:28
(q) どうやら中央奥のがそうみたい
(kai)嫦娥岳の上は燃えるようなモルゲンロート。
(q) kaikaireiさんのiPhone7いい画を出しますね。私のデジカメだと露出調整を手動でやらないと、朝焼けの良い感じが出ませんでした
2018年07月14日 04:28撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 4:28
(kai)嫦娥岳の上は燃えるようなモルゲンロート。
(q) kaikaireiさんのiPhone7いい画を出しますね。私のデジカメだと露出調整を手動でやらないと、朝焼けの良い感じが出ませんでした
(kai)河原歩きに飽きてきたが熊穴沢までもう少し。
(q) もうすぐ角兵衛沢出合
2018年07月14日 04:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:38
(kai)河原歩きに飽きてきたが熊穴沢までもう少し。
(q) もうすぐ角兵衛沢出合
(q) あれが嫦娥岳と確信
2018年07月14日 04:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:38
(q) あれが嫦娥岳と確信
(q) 角兵衛沢出合到着。ずいぶん時間かかった
2018年07月14日 04:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:44
(q) 角兵衛沢出合到着。ずいぶん時間かかった
(kai)中央の3つのコブの一番手前が嫦娥岳。その背後は第三尾根。
(q) 嫦娥岳の存在を知ると、なるほど目立つ山です
2018年07月14日 04:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:53
(kai)中央の3つのコブの一番手前が嫦娥岳。その背後は第三尾根。
(q) 嫦娥岳の存在を知ると、なるほど目立つ山です
(kai)アップで嫦娥岳。
(q) 正面にでかい岩壁。どういうルートで登るのか?
2018年07月14日 04:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:53
(kai)アップで嫦娥岳。
(q) 正面にでかい岩壁。どういうルートで登るのか?
(q) ルートはこんな感じ
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(q) ルートはこんな感じ
(kai)左岸の踏み跡にクマが見えたら右岸へ渡渉します。
(q) 熊の穴沢出合。1時間30分くらいの予定が2時間かかった。山と高原地図のCT辛すぎ。
2018年07月14日 04:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:55
(kai)左岸の踏み跡にクマが見えたら右岸へ渡渉します。
(q) 熊の穴沢出合。1時間30分くらいの予定が2時間かかった。山と高原地図のCT辛すぎ。
(kai)中央の小さな沢が熊穴沢。
2018年07月14日 04:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 4:55
(kai)中央の小さな沢が熊穴沢。
(kai)この渡渉でズボンがずぶ濡れ!  しかも水温低くて痛い!!!
(q) 沢は股下までの深さ
2018年07月14日 05:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 5:03
(kai)この渡渉でズボンがずぶ濡れ!  しかも水温低くて痛い!!!
(q) 沢は股下までの深さ
(kai)水が切れる手前で汲みます。
(q) 熊の沢穴最終水場。標高1,460mくらいの地点。登山道は沢から30mくらい離れたところにあり、危うく最終水場を見過ごすところだった。
2018年07月14日 05:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 5:30
(kai)水が切れる手前で汲みます。
(q) 熊の沢穴最終水場。標高1,460mくらいの地点。登山道は沢から30mくらい離れたところにあり、危うく最終水場を見過ごすところだった。
(kai)嫦娥岳を見上げて。  圧倒的な威圧感!
(q) 熊の穴沢は、右へ
2018年07月14日 05:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 5:56
(kai)嫦娥岳を見上げて。  圧倒的な威圧感!
(q) 熊の穴沢は、右へ
(kai)嫦娥岳のたらバース地点で「良い踏み跡ありますよ!」と喜んだ一般ルート。
(q) 熊の穴沢方面へ。この先すぐに嫦娥岳方面へ
2018年07月14日 06:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:00
(kai)嫦娥岳のたらバース地点で「良い踏み跡ありますよ!」と喜んだ一般ルート。
(q) 熊の穴沢方面へ。この先すぐに嫦娥岳方面へ
(kai)嫦娥岳へと取付くと倒木と岩場が多い支尾根でした。
(q) ここらの尾根を直登していく
2018年07月14日 06:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:13
(kai)嫦娥岳へと取付くと倒木と岩場が多い支尾根でした。
(q) ここらの尾根を直登していく
(q) 来たほう
2018年07月14日 06:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 6:13
(q) 来たほう
(q) あっという間に高度を稼ぐ
2018年07月14日 06:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 6:34
(q) あっという間に高度を稼ぐ
(kai)この辺りまで来るとミスれば大怪我しそうな勾配。
(q) シャクヤブも出てきた
2018年07月14日 06:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:35
(kai)この辺りまで来るとミスれば大怪我しそうな勾配。
(q) シャクヤブも出てきた
(q) 岩壁上部のトラバースポイントから。綺麗な沢だ
2018年07月14日 06:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:39
(q) 岩壁上部のトラバースポイントから。綺麗な沢だ
(kai)バンドからほぼ真下に戸台川...落ちたら川にダイブできそう。
2018年07月14日 06:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:40
(kai)バンドからほぼ真下に戸台川...落ちたら川にダイブできそう。
(kai)あの赤いテープが見えたら左手の岩を登ります。
(q) トラバース終了。ここから最後は直登
2018年07月14日 06:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:42
(kai)あの赤いテープが見えたら左手の岩を登ります。
(q) トラバース終了。ここから最後は直登
(q) 直登目印のテープ
2018年07月14日 06:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 6:43
(q) 直登目印のテープ
(kai)登れる岩は見境なく登る展開に。
(q) クライミング要素が増えてきた
2018年07月14日 06:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:47
(kai)登れる岩は見境なく登る展開に。
(q) クライミング要素が増えてきた
(kai)クライムダウンは嫌なのでロープ持ってなかったら怖くて登れないかも...。
(q) 直登とはいえ、弱点を狙って左右にルートを変えながら進む
2018年07月14日 06:47撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 6:47
(kai)クライムダウンは嫌なのでロープ持ってなかったら怖くて登れないかも...。
(q) 直登とはいえ、弱点を狙って左右にルートを変えながら進む
(q) 左向こうは垂直の岩壁
2018年07月14日 06:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:48
(q) 左向こうは垂直の岩壁
(kai)この辺りで山頂を巻くルート取りもあるようですが、登れそうだったので直登しました。
(q) 結構疲れます
2018年07月14日 06:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:48
(kai)この辺りで山頂を巻くルート取りもあるようですが、登れそうだったので直登しました。
(q) 結構疲れます
(kai)シャクナゲは今が見頃!
(q) シャクナゲの花がここらから。鋸の稜線もちょうど見頃
2018年07月14日 06:54撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 6:54
(kai)シャクナゲは今が見頃!
(q) シャクナゲの花がここらから。鋸の稜線もちょうど見頃
(kai)勾配が緩み東が明るくなってきたら...
(q) 傾斜が落ちてきたということは
2018年07月14日 06:55撮影 by  iPhone 7, Apple
7/14 6:55
(kai)勾配が緩み東が明るくなってきたら...
(q) 傾斜が落ちてきたということは
(kai)そこは嫦娥岳山頂でした!
この写真、背後からでも喜びが分かりますね!!!
2018年07月14日 06:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:56
(kai)そこは嫦娥岳山頂でした!
この写真、背後からでも喜びが分かりますね!!!
(kai)この山の存在を教えてくれた「激藪の隙間」さんのテープ。やっと辿り着きましたよ!
2018年07月14日 06:57撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 6:57
(kai)この山の存在を教えてくれた「激藪の隙間」さんのテープ。やっと辿り着きましたよ!
三角点。
2018年07月14日 06:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 6:57
三角点。
(kai)嫦娥岳から第三尾根に向かいますが、藪が酷くなります。
(q) 稜線上は倒木と、藪のミックス
2018年07月14日 07:18撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 7:18
(kai)嫦娥岳から第三尾根に向かいますが、藪が酷くなります。
(q) 稜線上は倒木と、藪のミックス
(kai)南アルプス南部とは違う雰囲気。
(q) 歩きやすいところも
2018年07月14日 07:18撮影 by  iPhone 7, Apple
7/14 7:18
(kai)南アルプス南部とは違う雰囲気。
(q) 歩きやすいところも
(kai)シラビソの幼木がかなりウザい。
2018年07月14日 07:42撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 7:42
(kai)シラビソの幼木がかなりウザい。
(q) 立ちション?
(kai)小便してる訳ではありません。
2018年07月14日 07:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 7:52
(q) 立ちション?
(kai)小便してる訳ではありません。
(kai)中央アルプス〜御嶽〜北アルプス。
この日は空気が澄んでいた。
(q) この景色を眺めていたんですね。遠く白山まで見えました
2018年07月14日 07:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 7:52
(kai)中央アルプス〜御嶽〜北アルプス。
この日は空気が澄んでいた。
(q) この景色を眺めていたんですね。遠く白山まで見えました
(kai)第二高点が直ぐ近くに見える。
2018年07月14日 07:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 7:54
(kai)第二高点が直ぐ近くに見える。
(kai)qwgさんは岩場ではサクサク登って行く。
(q) これはやらせの画だ!
2018年07月14日 07:55撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 7:55
(kai)qwgさんは岩場ではサクサク登って行く。
(q) これはやらせの画だ!
(kai)この藪を下ると...
(q) ギャップが出現
2018年07月14日 07:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 7:57
(kai)この藪を下ると...
(q) ギャップが出現
(kai)核心のルンゼ!
(q) 濡れてますぜ。1段目はあの倒木のところまで。バンド状になってる。
2018年07月14日 07:58撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 7:58
(kai)核心のルンゼ!
(q) 濡れてますぜ。1段目はあの倒木のところまで。バンド状になってる。
(kai)ここで進退窮まると支点が無いから懸垂も出来ない!と思いつつビビる人の絵。
(q) 2段目に核心部がある。直登はちょっと大変そう。
2018年07月14日 08:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:01
(kai)ここで進退窮まると支点が無いから懸垂も出来ない!と思いつつビビる人の絵。
(q) 2段目に核心部がある。直登はちょっと大変そう。
(q) 1段目のバンドから下を眺める
2018年07月14日 08:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:01
(q) 1段目のバンドから下を眺める
(kai)ルンゼを登ると北岳・仙丈ケ岳が良く見えます!
(q) 1段目のバンドからの景色
2018年07月14日 08:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:01
(kai)ルンゼを登ると北岳・仙丈ケ岳が良く見えます!
(q) 1段目のバンドからの景色
(kai)qwgさん登攀中。 見ていて安心。
(q) qwg2段目にトライ中。この先は草付きをガシガシ登って終了
2018年07月14日 08:06撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 8:06
(kai)qwgさん登攀中。 見ていて安心。
(q) qwg2段目にトライ中。この先は草付きをガシガシ登って終了
(q) 標高2,450m圏。一瞬藪が切れた
2018年07月14日 08:25撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 8:25
(q) 標高2,450m圏。一瞬藪が切れた
(q) 藪は続く
(kai)やっぱり海の日山行
2018年07月14日 08:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:26
(q) 藪は続く
(kai)やっぱり海の日山行
(q) 這松も出てきた。kaikaireiさんが通過すると、真っ黄色の粉が舞い上がる
(kai)花粉が凄くて黒いザックが黄色に変色
2018年07月14日 08:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:28
(q) 這松も出てきた。kaikaireiさんが通過すると、真っ黄色の粉が舞い上がる
(kai)花粉が凄くて黒いザックが黄色に変色
(kai)ハイマツの恋人→シャクナゲ
2018年07月14日 08:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:28
(kai)ハイマツの恋人→シャクナゲ
2018年07月14日 08:51撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 8:51
2018年07月14日 08:51撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 8:51
(q) 尾根から右手のガレへ
(kai)ガラガラで浮石パラダイス!
2018年07月14日 08:54撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 8:54
(q) 尾根から右手のガレへ
(kai)ガラガラで浮石パラダイス!
(q) 主稜線合流直下。落石にあわないよう、お互い横に並んで進む
(kai)ハイマツよりマシだけど疲れる事に変わりはない。
2018年07月14日 08:59撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 8:59
(q) 主稜線合流直下。落石にあわないよう、お互い横に並んで進む
(kai)ハイマツよりマシだけど疲れる事に変わりはない。
(q) 主稜線到着。30分遅れのまま
(kai)天国!
2018年07月14日 09:16撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 9:16
(q) 主稜線到着。30分遅れのまま
(kai)天国!
(q) 中ノ川乗越へ
2018年07月14日 09:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 9:31
(q) 中ノ川乗越へ
(q) 第二高点へのルートは、いつ見てもすごい
(kai)サイドに比べればマシと言うレベル。
2018年07月14日 09:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 9:32
(q) 第二高点へのルートは、いつ見てもすごい
(kai)サイドに比べればマシと言うレベル。
(q) 中ノ川乗越
2018年07月14日 09:34撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 9:34
(q) 中ノ川乗越
(q) 背中から直射日光を浴びて暑かった。気温24度
(kai)ちょっと異常な暑さでした!
2018年07月14日 09:34撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 9:34
(q) 背中から直射日光を浴びて暑かった。気温24度
(kai)ちょっと異常な暑さでした!
(q) 第二高点。バテたので休憩:oops:
(kai)この暑さと早期のヘルメット装着で頭がクラクラ〜。
2018年07月14日 10:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:04
(q) 第二高点。バテたので休憩:oops:
(kai)この暑さと早期のヘルメット装着で頭がクラクラ〜。
(q) 見事なおわん型おっぱい山。本日は大ギャップを巻かず稜線沿いを進む
(kai)見事な形だ!
2018年07月14日 10:11撮影 by  iPhone 7, Apple
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(q) 見事なおわん型おっぱい山。本日は大ギャップを巻かず稜線沿いを進む
(kai)見事な形だ!
(q) そこそこ踏み跡あり
(kai)山梨県側へ下ります。
2018年07月14日 10:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:12
(q) そこそこ踏み跡あり
(kai)山梨県側へ下ります。
(q) 左右ともスッパリ切れてる
(kai)こんなのクライムダウンできません。
2018年07月14日 10:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:16
(q) 左右ともスッパリ切れてる
(kai)こんなのクライムダウンできません。
(q) ビーチクまでは直線距離で近い。第一高点に登山者がいた
2018年07月14日 10:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:17
(q) ビーチクまでは直線距離で近い。第一高点に登山者がいた
(q) 大ギャップの対岸にFIXロープ発見
2018年07月14日 10:19撮影 by  iPhone 7, Apple
2
7/14 10:19
(q) 大ギャップの対岸にFIXロープ発見
(q) 良い感じの生木から懸垂することに。ロープが足りてるかどうか見えない。ロープを落とした感じ下に着いてなかった
2018年07月14日 10:28撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 10:28
(q) 良い感じの生木から懸垂することに。ロープが足りてるかどうか見えない。ロープを落とした感じ下に着いてなかった
(q) 2mくらい足らず:-o。途中ピッチを切れるような支点がないので、最後は振ってちょっと高いところに着地。というか飛び降りた
2018年07月14日 10:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:34
(q) 2mくらい足らず:-o。途中ピッチを切れるような支点がないので、最後は振ってちょっと高いところに着地。というか飛び降りた
(q) 着地点から。20mロープ2本だとちょっと足らない
2018年07月14日 10:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:34
(q) 着地点から。20mロープ2本だとちょっと足らない
(q) kaikaireiさんも懸垂
2018年07月14日 10:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:36
(q) kaikaireiさんも懸垂
(q) 長野県側
(kai)こちらは広く、熊の穴沢へと下降するっぽい。
2018年07月14日 10:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:37
(q) 長野県側
(kai)こちらは広く、熊の穴沢へと下降するっぽい。
(q) 山梨県側
(kai)こちらは狭くウォータースライダーみたい。
2018年07月14日 10:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:37
(q) 山梨県側
(kai)こちらは狭くウォータースライダーみたい。
(q) kaikaireiさん空中懸垂にややビビリ気味:-D
(kai)空中に吊るされた死体みたい。ロープが足りてない事前情報と久しぶりの空中にチビってました。
2018年07月14日 10:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:38
(q) kaikaireiさん空中懸垂にややビビリ気味:-D
(kai)空中に吊るされた死体みたい。ロープが足りてない事前情報と久しぶりの空中にチビってました。
(q) 対岸のFIX。ありがたや
(kai)FIX無ければかなり手強い。
2018年07月14日 10:44撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 10:44
(q) 対岸のFIX。ありがたや
(kai)FIX無ければかなり手強い。
(q) 2本ある内1本は外皮がかなり擦れてて芯が見えてた
2018年07月14日 10:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:47
(q) 2本ある内1本は外皮がかなり擦れてて芯が見えてた
(q) 懸垂したとこ。左側の草付き部分の出だしに腐ったロープが垂れてた。反対ルートの場合あそこを行けば歩いて第二高点まで行けそう
2018年07月14日 10:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:48
(q) 懸垂したとこ。左側の草付き部分の出だしに腐ったロープが垂れてた。反対ルートの場合あそこを行けば歩いて第二高点まで行けそう
(q) 中央の木から懸垂した
2018年07月14日 10:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:48
(q) 中央の木から懸垂した
(q) kaikaireiさんもスイスイと登ってきた
2018年07月14日 10:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:48
(q) kaikaireiさんもスイスイと登ってきた
(q) 第三高点から鹿窓方面を見る。中央のちょっと窪んだあたりが鹿窓
2018年07月14日 10:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 10:58
(q) 第三高点から鹿窓方面を見る。中央のちょっと窪んだあたりが鹿窓
(q) 鹿窓に降り立った
(kai)鹿窓を探していたら鹿窓は足元だった。
2018年07月14日 11:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 11:01
(q) 鹿窓に降り立った
(kai)鹿窓を探していたら鹿窓は足元だった。
(q) くぐったところに出てきた。ここからは一般ルート
2018年07月14日 11:01撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 11:01
(q) くぐったところに出てきた。ここからは一般ルート
(q) 小ギャップへ。歩いて下りられる
(kai)昔はこんなに綺麗な鎖は無かった。
2018年07月14日 11:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 11:03
(q) 小ギャップへ。歩いて下りられる
(kai)昔はこんなに綺麗な鎖は無かった。
(q) 小ギャップを登るkaikaireiさん
(kai)今回は鎖を使わず...
2018年07月14日 11:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 11:05
(q) 小ギャップを登るkaikaireiさん
(kai)今回は鎖を使わず...
(q) 私は人工でぐいぐいと行かせていただきました
(kai)練習の必要の無い方は効率重視で...
2018年07月14日 11:06撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 11:06
(q) 私は人工でぐいぐいと行かせていただきました
(kai)練習の必要の無い方は効率重視で...
2018年07月14日 11:10撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 11:10
2018年07月14日 11:10撮影 by  iPhone 7, Apple
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(q) 第一高点で記念撮影
(kai)2人だと何故かハードな方向にルート作成。
2018年07月14日 11:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 11:18
(q) 第一高点で記念撮影
(kai)2人だと何故かハードな方向にルート作成。
(q) 角兵衛沢のコル。タイムリミットの12:00より早かったので先に進む
(kai)けっこうギリだったんですね(汗)
2018年07月14日 11:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 11:41
(q) 角兵衛沢のコル。タイムリミットの12:00より早かったので先に進む
(kai)けっこうギリだったんですね(汗)
(q) 角兵衛沢の頭と三角点ピーク中間の鞍部
2018年07月14日 11:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 11:54
(q) 角兵衛沢の頭と三角点ピーク中間の鞍部
(q) ここらで最初の登山者と会ったのかな
「(kai)今日は誰にも会いませんね。」と話した直後だった。
2018年07月14日 11:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 11:55
(q) ここらで最初の登山者と会ったのかな
「(kai)今日は誰にも会いませんね。」と話した直後だった。
(q) こっちからだとおちょこ型だ
(kai)良い形だ。
2018年07月14日 12:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 12:06
(q) こっちからだとおちょこ型だ
(kai)良い形だ。
(q) 嫦娥岳
2018年07月14日 12:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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(q) 嫦娥岳
(q) 横岳峠。ここまでで3組の登山者とすれ違った
(kai)僕はここから未踏区間です。
2018年07月14日 12:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 12:50
(q) 横岳峠。ここまでで3組の登山者とすれ違った
(kai)僕はここから未踏区間です。
(q) 戸台方面は廃道
2018年07月14日 12:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 12:50
(q) 戸台方面は廃道
(q) 横岳の表示あり
2018年07月14日 12:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 12:50
(q) 横岳の表示あり
(q) 2016年に歩いたときよりも、ずいぶんと踏み跡がしっかりしてきた
(kai)私はゾンビモード。。。
2018年07月14日 13:20撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 13:20
(q) 2016年に歩いたときよりも、ずいぶんと踏み跡がしっかりしてきた
(kai)私はゾンビモード。。。
(q) 下ったあとの登りはしんどかった
(kai)今後この山はキツイ山と頭にインプット!
2018年07月14日 13:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 13:24
(q) 下ったあとの登りはしんどかった
(kai)今後この山はキツイ山と頭にインプット!
(kai)初めての横岳。
2018年07月14日 13:24撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 13:24
(kai)初めての横岳。
(q) P2114mのピーク。
(kai)ここから戸台方面に下山
2018年07月14日 14:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 14:52
(q) P2114mのピーク。
(kai)ここから戸台方面に下山
(q) 実に歩きやすいバリエーションルート
(kai)横岳からの道よりこっちの方が歩き易かった!
2018年07月14日 15:05撮影 by  iPhone 7, Apple
7/14 15:05
(q) 実に歩きやすいバリエーションルート
(kai)横岳からの道よりこっちの方が歩き易かった!
(q) P1971m三角点のある黒河内
2018年07月14日 15:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 15:21
(q) P1971m三角点のある黒河内
(kai)黒河内三角点
2018年07月14日 15:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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(kai)黒河内三角点
黒河内三角点の先に崖(q)
2018年07月14日 15:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 15:32
黒河内三角点の先に崖(q)
(q) 右手はガレ場
2018年07月14日 15:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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(q) 右手はガレ場
(q) P1552手前にピンクのゴールテープ。何だろう?
2018年07月14日 15:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 15:57
(q) P1552手前にピンクのゴールテープ。何だろう?
(q) P1552m
(kai)なぜこの区間だけ草が生い茂ってるの?嫌がらせ?
2018年07月14日 16:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 16:04
(q) P1552m
(kai)なぜこの区間だけ草が生い茂ってるの?嫌がらせ?
(q) 1,300m圏。ここに来てトゲトゲ藪
2018年07月14日 16:20撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 16:20
(q) 1,300m圏。ここに来てトゲトゲ藪
(kai)犯人の写真!
2018年07月14日 16:21撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 16:21
(kai)犯人の写真!
(kai)帰宅後調べて喰えそうならレコに乗せるのやめようと思ったけど舞茸では無かった。美味しく食えるのか?
2018年07月14日 16:24撮影 by  iPhone 7, Apple
7/14 16:24
(kai)帰宅後調べて喰えそうならレコに乗せるのやめようと思ったけど舞茸では無かった。美味しく食えるのか?
(q) 墓跡
(kai)偉大な長衛さん。
2018年07月14日 16:29撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 16:29
(q) 墓跡
(kai)偉大な長衛さん。
(q) 電柱あり。ここから尾根を外れて左の斜面へ。そのまま尾根沿い下ったほうが早かったかも・・・
2018年07月14日 16:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 16:30
(q) 電柱あり。ここから尾根を外れて左の斜面へ。そのまま尾根沿い下ったほうが早かったかも・・・
(q) 多分無人の民家。ここから廃林道
2018年07月14日 16:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/14 16:32
(q) 多分無人の民家。ここから廃林道
(q) 道路出ました
(kai)道路から駐車場までは100mほど。
2018年07月14日 16:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 16:42
(q) 道路出ました
(kai)道路から駐車場までは100mほど。
(q) 踏み外しそうな階段
(kai)一枚が狭すぎて軽く踏み外したのは内緒。
2018年07月14日 16:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/14 16:42
(q) 踏み外しそうな階段
(kai)一枚が狭すぎて軽く踏み外したのは内緒。
(q) 暑くて疲れた。kaikaireiさんは、パンツ一丁で水浴びしてた。このあと、高遠さくらホテルで湯に浸かって(熱かった)、諏訪で食事。
(kai)誰もいない河原。 すっぽんぽんも平気だよ〜!
2018年07月14日 16:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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7/14 16:45
(q) 暑くて疲れた。kaikaireiさんは、パンツ一丁で水浴びしてた。このあと、高遠さくらホテルで湯に浸かって(熱かった)、諏訪で食事。
(kai)誰もいない河原。 すっぽんぽんも平気だよ〜!
撮影機器:

感想

●戸台川熊穴沢出合徒渉



●鋸岳第三尾根核心部




kaikaireiさんの感想に、qwgさんをよいしょするコメントが書かれていますが、あれは私をまたヤバイ所に連れて行くためのお世辞です。
私の荷物をよいしょ(ボッカ)してくれるのが一番ありがたい。
嫦娥岳(じょうがたけ)、名前に惚れました。我常女(好)ですよ。

好天予報の3連休初日、3年前から始めた『南アルプスの難峰』シリーズの中で最難と言われる【嫦娥岳】にqwgさんに同行をお願いして行ってきました。

まず、南アルプスの数あるピークの中で登頂が難しいトップスリーは坊主山(這松の激藪)・離山(RF)・嫦娥岳(岩)で中でも嫦娥岳は最も難しく「藪屋の聖地」などと言われているようです。
この3つのピーク全て南アルプス北部・甲斐駒山域に集まっているのは、この山域は険しい岩稜が多く、マイナーピークにも岩の要素が絡んでくるのが大きな要因でしょう。

嫦娥岳と言って直ぐに場所が分かる方は多くないと思います。  
場所は甲斐駒〜鋸岳の稜線から派生する「鋸岳第三尾根」の尾根上にあるマイナーピークで当然一般ルートはありません。
戸台川から見る景色は甲斐駒ヶ岳という名峰が白く聳え目に留まりますが、誰からも見向きもされない嫦娥岳は岩壁に囲まれ異彩を放ち戸台川を見下ろしています。
今日の僕にとっては、この標高2000m余りで地味な岩山が花崗岩で白く目を引く甲斐駒ケ岳よりも輝く存在でした。

3時に戸台から歩き始め、右岸の林道痕を探しながら河原を歩き第一号床固を越えると渡渉して左岸へ。
角兵衛沢を過ぎ熊穴沢まで約2時間。  予定より時間が掛かっている。
渡渉すると熊穴沢沿いのルートを歩き45分位で嫦娥岳への稜線へのトラバース開始。
トラバース開始地点から「いい踏み跡あるね!赤テープもあるね!」なんて言っていたが一般ルートも南よりにルート進路を変えていただけで、直ぐに素敵な踏み跡から別れ、いよいよ鬱蒼として藪の中へと入って行く。
南西に向かってトラバースすると明瞭な支尾根が表れ、これに乗って高度を上げていくが尾根上は結構なブッシュで尾根の左右で薄い所を探しながら進んだ。

1800m辺りから進路に岩壁が現れ進路を遮られる。 
事前情報で岩壁が出てきたら『右に巻け!』という事を知っていたので、細いバンド(下には凄い角度で戸台川が見えている。ほぼ真下。)を右へ巻き、登れそうな岩場を登り、登れなくなったら右に巻き....を2度繰り返し手応えのある岩場を登ると先が明るくなり、いよいよ嫦娥岳山頂だ。
明瞭とは言えず展望も無い山頂には三角点と『嫦娥岳2047m』と記された激藪さんの赤いテープが木に巻かれていた。qwgさんとパンを食べながら休憩しながら考えたのは、僕は『ここは行ける!』と知っている立場でこれだけ楽しめたのだから最初にこのRFをした方のセンスとその方は本当に楽しかったのだろうと想像した。
戸台川から見る山容は人間が登れるとは思えず、迷い・探し・行き詰まらないかビビりながら岩を登り辿り着いたピークは格別だったのだろう。

今回は嫦娥岳の山頂に着いたからいって安心する事は出来ない。
ここから鋸岳の稜線へと出る為には「第三尾根」を登らなければならないが、戸台〜嫦娥岳までよりも嫦娥岳〜稜線の第三尾根の方が難易度が高い。

嫦娥岳を後にすると藪が濃くなりRFに苦労する。 
落ちると大怪我しそうな岩場も何ヶ所かあり、進むスピードは落ちるが疲労だけは積み重なり溜まっていく。
そして核心の2350m付近のルンゼ(二段・40mくらい)登場!
ここは途中でミスったら終わりっぽいが、上を見上げるとロープ無しでも行ける気がしたので行ってみると、登り出して5〜7m位の所でホールドが無く焦り進路を探し直登は無理っぽいので左へトラバース。信用できるホールドが無くここが一番ヤバかった。
二段目も草付きに逃げる手前が悪かったが何とかなった。

悪場はここが最後でその後は藪との格闘へと変わった。這松が出てきて突破すると花粉が凄い事凄い事...。
過去の藪漕ぎ経験から稜線上は藪が濃い事が多いので一段下の獣道を狙ったが、この稜線でも獣たちは良い仕事をしてくれていた。
最後は避けきれそうもないので、右のガリーへ降りてガラガラのガレ場を登り何とか一般登山道が通っている稜線へ。  藪屋なのに完全に藪漕ぎから逃げ切ったのは少し罪悪感が残ったが体力的には助かった。

鋸岳は何度も通っている稜線なので今回唯一の「消化試合区間」ですが、今回は前から興味のあった「大ギャップ直登ルート」に行く計画にした。
第三尾根のルンゼでヘルメット被らなかったくせに、大ギャップまで距離のある一般ルート合流後に被ったので第二高点到着時には熱中症になったんじゃないかというほど頭がクラクラした。
2700mの森林限界を超えた場所でこんなに暑いとは思っていなかった。
第二高点から這松の中に突っ込み下って行くと大ギャップの底まで25mほどの崖になりクライムダウンは無理なので懸垂下降で底へ下りる事になりqwgさんが20m×2ロープをセットして下って行くと下から「ロープ2,3m足りない!」と聞こえてきた。
少しハングしているので上から下の様子は全く見えないが、声は冷静で振り子で何とかなりそうと言い更に下っていた。 全く意味が分からないが一瞬ロープが動いたと思ったら着地したようだった。(後で何をしたのかを教えてもらったが唖然とした)
次は自分が下りていくが、最初の所が微妙で怖く本当に久しぶりの空中懸垂で手に力が入ってしまった。
大ギャップの底は狭く、山梨県側に細いルンゼが急勾配で伸びていた。
底からの登り返しはfixロープが設置されていたので大助かり! 冬季はこちらがルートになるので残置されているのだろう。
登り返し岩場を進むと一般ルートは見えるが、鹿窓が見えないので不思議に思っていたら自分が乗っている地面の下が鹿窓だった。

ここから横岳峠までは歩いた事があるので景色や花を見ながら淡々と歩き、三角点ピーク手前と横岳峠への下降路で3組のパーティに会った。  鋸岳へのルートは釜無川起点が増えているようだ。

横岳峠に着く頃には疲れが溜り、横岳への150mの登り返しが富士山を登っているように長く感じ、横岳〜2114mピーク(黒河内)までは仙塩尾根のように長く感じた。
ただ、qwgさんと北鎌〜奥穂の時は岳沢小屋〜上高地まで暗闇を無言で歩いていたのでくだらない事を言ってケラケラ笑っていられるので疲れは表面上だけなのだろう。

黒河内から1971mを通り戸台駐車場へ下降する周回ルートは第三尾根から後の行程を考えていた時にqwgさんが提案してくれたルートで余計な河原、林道歩きが無くゴールにピタリ下降と無駄が無く綺麗な周回コースでした。
ただ、1971mからの下降路の火事場後?付近でイバラの歓迎を受けたのは予想外でした。
長衛さんのお墓を通り駐車場に到着。 14時間弱にしてはハードに感じ、充実した山行の終了です!
直ぐに戸台川に飛び込み水浴びとアイシング。大混雑のバス停付近とは違いこちら自分たちを含めて車4台と静かでした。

今回の山行で南アルプスの難峰のうち最難関と言われる3つのピークを全て踏破する事ができました。
残る難山は「黒檜山」と「編笠山」。これまた辺鄙な場所にあるピークでハイマツ漕ぎメインのルート。 花粉が落ち着いている時期に登りたいと思います。

最後に...僕は体力と藪に突っ込むバイタリティーに特化した人間だと自負していますが、qwgさんほど高次元でバランスの良い山屋さんは見た事がありません。
同行してくれたqwgさんに感謝です!  次はどこいきましょう?

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コメント

お疲れ様でした。
qwgさんはじめまして、kaikaireiさん、先ほどはコメントありがとうございました。
ただでさえきついのに、オプションで鋸の稜線、さらに横岳方面から戸台に抜けるとは・・・お二方は本当にかっこいいです!!
それにしてもあのとんでもない花粉にはまいりましたね、全身まっ黄色でした笑
2018/7/15 21:57
Re: お疲れ様でした。
sunatomoさん、コメントありがとうございます!
このマイナーピークにまさか3日前に登っている方がいるとは驚きましたが、そのスピードにも驚かされました   
直前の記録という事で信頼性も高く不安要素がかなり減ったように感じました。ありがとうございました。

海の日近辺の連休は毎年ハイマツの藪に入る事にしているのですが、今年も花粉が激しかったですね   qwgさんは急性花粉症のようでした。
今後も変な山に行くと思いますのでよろしくお願いします!
2018/7/15 22:09
Re: お疲れ様でした。
山行前日ルートの復習がてら嫦娥岳のレコを検索したら、3日前にさくっと登ってるレコを発見。はまりやすいポイントが分かりやすく説明されていてとても参考になりました。
戸台から熊の穴沢出合までのタイムが、私の計算したCTと同じだったので、ん?この人ただ者ではないなと思いました。パートナーのかたも強者ですね。

這松の花粉は、後続の私に降り注いでひどかったです。ヒーヒー登ってたので思いっきり吸ってしまいましたよ。くしゃみが止まらなくてまいりました。
2018/7/16 10:13
ひょ〜!
お二人様、お疲れ様です

どんなところをガッツリと歩くのかと思っていましたら、
また凄い危なそうな。。。

今年もヤブ泳ぎができて良かったですね

写真のコメント『ハイマツの恋人は。。。シャクナゲ。』
ナイスですね〜〜
でも、ハイマツともっとディープな関係な愛人は。。。
kさんだと、私は知ってますよん
2018/7/16 17:02
Re: ひょ〜!
アルパインクライミングしてる人からすれば、登山の部類になると思います。
ほぼクライミング技術は要らないので、岩場の多い藪山レベルかと。

這松の花粉は、目の前で舞い上がるのでたまらんですね。
やっぱ夏は、涼しいところが良いです。
2018/7/17 10:15
Re: ひょ〜!
yamayoさん、こんばんは。 いつも突然誘ってしまい申し訳ない!!!
昨日は結局筋肉痛が治らずMTBでフラフラするにとどまりました

qwgさんにとっては朝飯前の岩場ですが、僕は動画の場所で結構焦ってましたよ だったらヘルメットしろよ!!!って突っ込まれそうですが...。

私の愛人は這松ですか?  う〜ん、あの子はヤニ臭いし、イジると変な黄色い粉吹くしで扱いが難しいんですよね
でもあの子の上に上手く乗れると快感なんでやっぱ愛人なのかな

今週は土曜日に突っ込む予定なので予定が空いていれば是非!!!
2018/7/17 19:41
これは凄いです
qwgさん、kaiさん、こんばんは!

天気がよくて何よりでしたが、良すぎたようですね
お二人は、暑くて汗が止まらなかったようですが...。
ホラーのようなルートに、こちらは冷や汗が止まりません
全くもって、なんて人達なのでしょうか!
ロープが足りずに飛び降りた
もう絶句ですよ!お二人とコラボ出来る人、ヤマレコ界でも
ごく限定されるでしょうね。
拝見しただけで疲れましたよ。
私の相棒、おっとりなcさんで助かりました
お二人が相棒だと、生命保険のおばちゃんに、契約破棄
されそうです

この夏一番の大作!お見事であり、誠にお疲れ様でした。
2018/7/16 20:26
Re: これは凄いです
ちなみに私が一番ビビったのは、戸台川の徒渉です。
予想より深くて足を踏み外しそうになりました。危うくドボンです。

懸垂でロープが足らないとかは、あることなので・・・。下降器より上のロープ部分にプルージックとって下降器を解除。プルージックのスリングを延長していけば2mくらいは下れるのですが、面倒だったので振り子してタイミング見て高台のところに一気に飛び降りました。尻餅付いちゃったけど・・・。
保険は、多分使えないでしょうね。山岳登攀の範囲になるので山岳保険でも保証対象外のケースが多いです。以前は山岳保険の全て対象のものに入ってましたが、今は止めて、ココヘリだけにしました。
2018/7/17 10:33
Re: これは凄いです
tailwindさん、こんばんは!  
この三連休は本当に天気が良過ぎてアルプスも低山も変わらないくらい暑かったですね   僕は少し特殊な体質で山行中に消費する水が極端に少ないのですが、今回は珍しく1.5Lも飲んでしまいました

今回の嫦娥岳&第三尾根ですが山行前にイメージしていたよりは容易でした。 性格的に事前に入念に調べるという事をせず、大まかなに調べ後行ってみての楽しみにしているのですが、臆病な性格ゆえ簡単には考えず自分では登れないかも?と考える事にしています。
でも、今回は頼れる兄さんが一緒でしたので精神的にも安心でしたし、僕が登れなくてもqwgさんに登ってもらいロープ垂らしてもらう事も可能でした。
よいしょする訳ではないのですが、本当に見習う事が多いです。

僕は雪山でもクライミングでも大丈夫な保険に入っています。 保険は保険であって使う日が来ないよう自分を少しでも高める努力が大切ですね。
それから〜キノコ食べれますか?
2018/7/17 19:55
最強コンビ
メインにおまけもプラスしてサクッと日帰り。さすがです。お疲れ様でした。
俊足+クライミングですから、テーマに困ることは無いでしょう😁。徐々にクライミングの割合が増えそうな予感がします。ビックリレコ、楽しみにしています。
2018/7/18 17:09
Re: 最強コンビ
misuzuさん、こんばんは!  少し前までは少しだけ健脚という自信があったのですが、練習を頑張り過ぎて膝(半月板)を痛めて現在は普通の登山者になりました。
misuzuさんは上州がホームなんですね!  僕も若い頃に星穴岳に遠征に行き苦い思いをし金鶏山にチビりながら登ったのを思い出しました
標高は高くは無いですが、ハイレベルな藪岩を楽しめる素晴らしい山域ですね

私はqwgさんのような登攀力も技術もないのでこれから少しずつ見習いたい悪い方のビックリレコにならぬよう精進しますrock
2018/7/18 21:39
Re: 最強コンビ
25年間フリークライミングメインだったので、misuzuさんのようにアルパイン力はないので、いつもビビリながらの登攀です。
藪になるとkaikaireiさんにあっという間に置いていかれます。彼の藪突進力はすごいです。
このところ暑いので、しばし沢で涼もうかと思います。
2018/7/20 10:18
好きだねぇ〜(^^)
このルートはこんな楽しみ方もあるんだと気付かされた山行でした(^^)
めっちゃ楽しそう(^o^)
2018/7/23 15:02
Re: 好きだねぇ〜(^^)
liew2fowさん、こんばんは。
初めてお会いした時、liew2fowさんは鋸岳の大ギャップ直登してましたね。 あの時は自分が行く事は無いだろうと思っていましたが、嫦娥岳〜第三尾根で鋸岳の稜線に行った後は消化試合になってしまうので、鋸岳でも楽しもう!という事でliew2fowさんの記録を参考にさせていただきました
でも僕はliew2fowさんのようなスキルは無いのでプチアルパインが身の丈に合っているようです。
また参考にさせてもらいますね!
2018/7/23 19:49
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