双六岳から笠ヶ岳 夏本番の槍見縦走

2018年07月13日(金) ~ 2018年07月15日(日)

• GPS: 26:51
• 距離: 38.4km
• 登り: 3,012m
• 下り: 2,975m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:12
• 休憩: 1:50
• 合計: 9:02

7:03 新穂高温泉無料駐車場
7:15 7:29 新穂高登山指導センター
7:42 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
8:04 8:10 お助け風穴
8:24 中崎橋
8:37 笠新道登山口
8:48 8:59 わさび平小屋
9:20 小池新道入口
10:16 10:18 秩父沢出合
10:35 チボ岩
11:03 11:13 イタドリが原
11:41 シシウドヶ原
12:10 12:20 熊のおどり場
12:40 13:13 鏡池
13:15 13:27 鏡平山荘
14:32 14:40 弓折乗越
15:04 花見平
15:22 15:26 くろゆりベンチ
16:00 双六池
16:05 双六小屋

2日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 1:14
• 合計: 9:44

5:43 双六小屋
6:01 双六岳巻道分岐
6:06 双六岳中道分岐
6:12 双六小屋水源地
6:24 春道分岐
6:49 7:00 双六岳
7:20 春道分岐
7:27 双六小屋水源地
7:32 双六岳中道分岐
7:34 双六岳巻道分岐
7:48 8:15 双六小屋
8:18 双六池
8:54 くろゆりベンチ
9:10 花見平
9:26 9:36 弓折乗越
9:47 弓折岳
9:50 弓折岳(分岐)
10:09 大ノマ乗越
10:52 大ノマ岳
11:53 11:58 秩父平
12:45 13:05 秩父岩
13:41 13:42 抜戸岳
13:59 笠新道分岐
14:43 抜戸岩
15:27 笠ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:31
• 休憩: 2:12
• 合計: 9:43

4:30 笠ヶ岳山荘
4:40 5:05 笠ヶ岳
5:18 6:22 笠ヶ岳山荘
6:58 抜戸岩
7:39 笠新道分岐
7:44 7:54 笠新道乗越
8:53 9:03 杓子平
12:40 12:50 笠新道登山口
13:06 中崎橋
13:21 お助け風穴
13:40 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
13:50 14:03 新穂高登山指導センター
14:13 新穂高温泉無料駐車場

7/13　新穂高温泉無料駐車場7:03-7:15新穂高登山指導センター7:29-7:42林道ゲート-8:37笠新道登山口
　　　　-8:48わさび平小屋8:59-9:20小池新道登山口-11:03イタドリヶ原11:13-12:40鏡池(昼食)13:13
　　　　　-13:15鏡平山荘13:27-14:32弓折乗越14:40-15:22くろゆりベンチ15:26-16:05双六小屋【泊】
7/14　双六小屋5:43-6:49双六岳7:00-7:48双六小屋(朝食)8:15-8:54くろゆりベンチ-9:26弓折乗越9:36
　　　　-9:47弓折岳-10:09大ノマ乗越-10:52大ノマ岳-11:53秩父平11：58-12:45秩父岩(昼食)13:05
　　　　　-13:41抜戸岳13:42-13:59笠新道分岐-14:43抜戸岩-15:27笠ヶ岳山荘【泊】
7/15　笠ヶ岳山荘4:30-4:40笠ヶ岳5:05-5:18笠ヶ岳山荘(朝食)6:22-6:58抜戸岩-7:44笠新道乗越7:54
　　　　-8：53杓子平9:03-12:40笠新道登山口12:50-13:40林道ゲート
　　　　　-13:50新穂高登山指導センター14:03-14:13新穂高温泉無料駐車場

天候

7/13　下界は晴。小池新道から上はガス。夕方から晴れ夜半は満天の星。
7/14　午前中快晴。午後は雲が出たけれど今夜も満天の星。
7/15　晴。高山とは思えない炎天💦

アクセス

利用交通機関：

自家用車

7/12は東海北陸道ひるがの高原SAで前夜泊。
翌朝は前週からの西日本豪雨の影響で、荘川IC〜飛騨清見IC間が通行止めでしたが、
並走区間の国道を走り事なきを得ました。
深山荘前の登山者用の駐車場には停められなくて、入口脇の草地に駐車。
反対側の草地にも一台駐車してて、まるで「狛犬駐車」でした。

コース状況／危険箇所等

新穂高登山指導センターに登山ポストがあります。

その他周辺情報

目移りするほど温泉だらけですが、中尾温泉のひがくの湯に入りました。
何周年か記念でカップ麺をいただきました。

写真

7/13 6:35

深山荘の前を通り駐車場へ。

7/13 6:32

平日の6時半。もう満車?

7/13 7:03

鍋平は遠いので
入口脇に狛犬駐車。

7/13 7:07

I澤師匠の車めっけ。

7/13 7:15

登山指導センターの上に。
テンション上がる！

7/13 7:42

林道入口。
ここにも登山ポストあり。

7/13 8:06

延々林道歩き。
早くも帰路を心配(^^;

7/13 8:04

お助け風穴。
吹き出す冷風が心地いい。

7/13 8:21

道端にうつむいているのは
オオヤマレンゲかな？

7/13 8:22

こちらはつぼみ。

7/13 8:24

っても渡るしかない(^^

7/13 8:24

ウェーブは濁流の造形。
怖いなあ。

7/13 8:34

ヘリの荷揚げの作業中。

7/13 9:12

ビールと夕食、よろしく。

7/13 8:48

わさび平小屋で一息。

7/13 8:53

冷えたきゅうりが美味。

7/13 8:43

このあたりブナの森。

7/13 9:14

タニウツギの花？
やはり関西よりずっと遅い。

7/13 9:13

小池新道に入って、
やっと登山道らしくなる。

7/13 9:24

渡渉。
降らなきゃ気持ちいい。

7/13 9:25

雪渓もちらほら。

7/13 9:26

雨上がりとは思えない清流。

7/13 9:27

を離れて、登坂開始。

7/13 9:35

タニウツギが満開。
小池新道は花街道。

7/13 9:59

苔むす小池新道。

7/13 10:17

秩父沢。雲と川霧と清流。

7/13 10:29

炎暑に似合うクルマユリ。

7/13 10:37

涼しげだけど艶やかな
ハクサンシャクナゲ。

7/13 10:42

花びらの丸いつつじ。
初めまして。

7/13 10:41

めしべがくるっと。

7/13 11:07

エンレイソウの実。

7/13 11:17

キヌガサソウ。
ご冥福を祈ってしまう。

7/13 11:29

ベニバナイチゴ。

7/13 11:42

雪渓から湧き出す霧。

7/13 11:49

ゴゼンタチバナ

7/13 11:50

紅い縁どりはないけど、
ツマトリソウ。かな？

7/13 11:52

アカモノ。

7/13 11:58

モミジカラマツ。

7/13 12:32

オオヒョウタンボク。

7/13 12:34

アオノツガザクラ。

7/13 12:41

鏡池に着いたが雲で展望なし

7/13 12:42

それでも、槍の穂先が一瞬。

7/13 12:54

晴れないかなとここで昼食。
中部限定っぽいおにぎり。

7/13 12:57

ご飯の素に続いてキムチの素

7/13 13:25

鏡平小屋でも晴れない。

7/13 13:28

ナナカマドの咲く小道。

7/13 13:30

チングルマ。

7/13 13:31

コバイケイソウ。

7/13 13:32

イワカガミ。

7/13 14:03

ショウジョウバカマ。

7/13 14:06

雪渓を渡る。

7/13 14:11

サンカヨウ。

7/13 14:14

シナノキンバイ。

7/13 14:18

ミヤマキンポウゲ。

7/13 14:20

オオバミゾホオズキ。かな？

7/13 14:26

なんだろう。

7/13 14:28

ハクサンイチゲ。

7/13 14:32

弓折乗越は残雪の中。

7/13 14:45

行く手に双六岳。
微妙な天気。

7/13 14:46

稜線も花街道。
ハクサンシャクナゲ。

7/13 14:49

ヤマハハコ。

7/13 14:49

ハクサンフウロ。

7/13 14:49

ニッコウキスゲ。

7/13 14:56

ダイモンジソウ。

7/13 15:01

雪原の向こうに鷲羽岳。

7/13 15:10

ハイマツの雄花も鮮やか。

7/13 15:15

双六岳が近づく。

7/13 15:15

鷲羽岳全貌。

7/13 15:19

禿げた稜線。

7/13 15:24

黒百合ベンチのクロユリ。

7/13 15:31

西鎌尾根の上に北鎌尾根。

7/13 15:37

クルマユリ。

7/13 15:38

えっと、君は誰だっけ？

7/13 15:53

双六小屋が見えた。

7/13 15:56

コバイケイソウの群落。

7/13 16:05

双六小屋。
あれ、向こうから�救兄嫋◆�

7/13 16:16

今夜の塒。八畳に5人。

7/13 16:16

窓からの景色。

7/13 16:26

お疲れさま🍻

7/13 16:40

テン泊の�救兄嫋△斑名弌�

7/13 17:18

で、双六小屋の夕食。

7/13 19:05

テン場暮色。
雲に浮かぶ抜戸岳。

7/13 19:24

鷲羽岳のシルエット。

7/13 19:24

こちらは餓鬼岳や燕岳。
このあと満天の星を挟んで、

7/14 4:52

明けて燕岳からのご来光。

7/14 4:52

モルゲンロートに染まる
双六小屋。

7/14 5:50

双六岳の登りから双六小屋。
向こうに樅沢岳。

7/14 6:06

直登ルートは雪多く通行禁止
中道から春道へ。

7/14 6:12

双六小屋の水源。

7/14 6:16

中道を離れ春道へ。

7/14 6:19

直登ルートの大きな雪渓。

7/14 6:22

草のように小さいけれど、
ハクサンシャクナゲ。

7/14 6:38

双六台地から焼岳。

7/14 6:38

抜戸岳から笠ヶ岳の稜線。

7/14 6:42

双六岳頂上を見上げる。

7/14 6:57

双六岳。2860m

7/14 6:50

はるか遠く白山。
モリーさん達が登頂中。

7/14 6:51

黒部五郎岳と薬師岳。

7/14 6:52

黒五をアップ。
カッコよさにため息。

7/14 6:51

その遥か下を荷揚げのヘリ。
見つけられるかな？

7/14 6:51

三俣蓮華、水晶、鷲羽。

7/14 6:53

そのずっと先に剣岳立山。

7/14 6:55

双六台地の向こうに
槍穂のシルエット。

7/14 7:41

小屋に荷揚げのヘリが来訪。
しばし足止め。

7/14 8:14

テン場を抜けて出発。

7/14 8:15

次々とヘリ。
見上げて首が痛い(^^

7/14 8:31

双六小屋とヘリと鷲羽岳。

7/14 8:35

え〜っと、
オニユリ系みたいだけど。

7/14 8:37

ここから稜線。

7/14 8:38

昨日の雲が嘘のような
西鎌尾根越しの槍。

7/14 8:40

槍穂。

7/14 8:43

穂高を横目に。

7/14 8:44

双六を振り返る。

7/14 8:49

双六小屋と鷲羽岳。

7/14 8:50

遥か下まで急ザレ。

7/14 8:55

黒百合ベンチを過ぎて。

7/14 9:11

槍見の雪渓。

7/14 9:25

眼下に弓折乗越。

7/14 9:23

その下に鏡平。
逆さ槍を見たかった…

7/14 9:47

弓折岳。2588m

7/14 9:52

大下りの向こうに
大ノマ岳、抜戸岳の稜線。

7/14 10:13

大ノマ乗越を
荷揚げのヘリが越えていく。

7/14 10:23

次のヘリを見下ろす。

7/14 10:39

あまりの暑さに残雪冷却。

7/14 10:56

最小の雪渓(^^;

7/14 11:44

危ない所にチシマギキョウ。

7/14 11:53

秩父平下の湿原。

7/14 12:10

秩父岩への登りの脇の渓流。

7/14 12:10

こんな所にもさざれ石。

7/14 12:20

奇岩。アンギラスの背中(笑)

7/14 12:26

これが秩父岩かな？

7/14 12:54

昼食はモンベルのリゾッタ。
思ったよりずいぶん美味。

7/14 12:57

麺の代わりに味噌汁。

7/14 13:39

この岩を一人登って、

7/14 13:40

抜戸岳。2813m

7/14 13:42

標柱はあるけど読みにくい。

7/14 13:51

板状の岩の積み重なり。

7/14 13:56

ガスってるけど笠新道。
続々登ってくる。

7/14 13:57

乗っ越すと相方が待ってた。

7/14 14:21

イワヒバリ。

7/14 14:22

残雪に群れ遊ぶ。

7/14 14:42

抜戸岩を抜けて、

7/14 14:57

笠ヶ岳山荘を仰ぐ。

7/14 15:11

手前にテン場。

7/14 15:15

スグソコって言われても、
ここからが長い(^^;

7/14 15:23

雪渓を登り、

7/14 15:24

テン場を振り返り、

7/14 15:26

笠ヶ岳山荘に

7/14 15:27

到着。

7/14 16:09

今夜の塒。

7/14 16:16

笠を見上げながら、

7/14 16:15

テラスで乾杯🍻

7/14 16:57

正面に穂高。

7/14 17:56

笠ヶ岳山荘の夕食。

7/14 18:21

今日歩いた稜線の向こうに
槍ヶ岳を見ながら、

7/14 18:52

酒に

7/14 18:59

焼酎にと進む。

7/14 19:11

アーベントロート
　に染まる抜戸岳。

7/14 19:17

奥美濃の夕焼け。

7/14 19:17

馬の首星雲！

7/14 19:22

白山燃ゆ。

7/14 19:23

暮れていく。

7/14 20:22

夜半。

7/14 21:36

息を呑む満天の星なんだけど
コンデジでは無理(^^;

7/15 4:42

明けて笠ヶ岳。2898m

7/15 4:45

槍の向こうからご来光。

7/15 4:47

雲海に浮かぶ乗鞍岳。
　その向こうに御岳。

7/15 4:58

三角点峰から本峰。

7/15 5:04

影笠ヶ岳とリアル白山。

7/15 5:43

小屋に帰って朝食(弁当)

7/15 5:44

朝からヤマ麺(^^

7/15 6:22

7/15 6:42

昨日は見られなかった
青空の笠ヶ岳。

7/15 6:43

焼岳、乗鞍、御岳。
北アの火山は一直線。

7/15 6:49

遥かに南アルプス。
その左に富士山。

7/15 6:53

稜線の先に槍の穂先。

7/15 8:42

笠新道からクリヤ谷への稜線

7/15 9:05

チングルマの群落。

7/15 9:05

杓子平から笠ヶ岳。

7/15 9:22

ニッコウキスゲ。

7/15 10:40

シモツケソウ。

7/15 10:42

ササユリ？

7/15 10:43

これはササユリ。

7/15 12:40

激下って笠新道登山口。

7/15 13:21

延々続く林道の救い。
お助け風穴。

7/15 14:01

指導センターの自販機。
炭酸ほしいのにあかんやん💦

7/15 16:40

明郷でそばを堪能。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール

感想

ikomaniyon

昨年、台風の前に涙を呑んだ双六から笠への縦走にリトライしました。
ちょうど1週間前の7/6に肋骨を2本折ってしまい、
https://www.yamareco.com/modules/diary/31170-detail-168374
またもダメかと一瞬思ったものの、
手や足ではないし、痛いのさえ我慢できればなんとかなる！かな？
横になるのが辛いのと、朝の目覚めの痛さには唸ってしまうけれど、
とりあえずなんとかなるかなと決行。
ザックを背負うときにどうしても体を捻ってしまうのと、
歩く振動、特に下りが響くのに顔をしかめながらもなんとか歩き通せました。
やればなんとかなる(^^;
何度かくしゃみが出たときは痛くて体が裂けそうでしたけど(笑)

初日はガスっぽい一日でしたが、二日目以降は快晴。
やたら暑かったのは置いといて、素晴らしい海の記念日でした。
百花繚乱の登山道や稜線から、
槍穂高を横目に仰ぎ、奥美濃の山並の向こうには白山を遠望。
朝焼けや夕焼けに息を呑み、夜は満天の星空に魅入られる。
こんなに凄い天の川はいつ以来だろう。

標高差　：1,868m
累積標高：上り3,285m下り3281m