槍ヶ岳 新穂高〜上高地

2018年07月18日(水) ~ 2018年07月19日(木)

• GPS: 16:59
• 距離: 35.5km
• 登り: 2,404m
• 下り: 1,975m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:43
• 休憩: 0:50
• 合計: 8:33

距離 14.3km 登り 2,133m 下り 152m

3:01 新穂高温泉バス停
4:27 4:28 白出小屋
5:32 滝谷避難小屋
5:48 藤木レリーフ
6:27 6:28 槍平小屋
8:02 8:05 飛騨沢千丈乗越分岐
9:31 9:32 飛騨乗越
9:50 10:00 槍ヶ岳山荘
10:26 11:00 槍ヶ岳
11:34 テント場

2日目

• 山行: 7:06
• 休憩: 1:51
• 合計: 8:57

距離 21.2km 登り 274m 下り 1,834m

4:00 テント場
4:25 4:56 槍ヶ岳
5:25 5:55 テント場
6:00 6:06 槍ヶ岳山荘
6:25 6:26 播隆窟
6:29 坊主岩屋下
7:30 7:31 槍沢・天狗原分岐
8:06 槍沢大曲り
8:26 赤沢岩小屋（ババ平）
8:50 8:59 槍沢ロッヂ
9:26 一ノ俣
10:05 10:08 横尾 (横尾山荘)
10:50 11:20 徳澤園
12:49 河童橋
12:57 上高地バスターミナル
12:57 ゴール地点

1日目はヤマレコマップのデータを誤って消去してしまったのでルートは手書きです。
2日目の朝、テン場から山頂往復も電源を入れ忘れたため手書きになります。

天候

二日間ともに晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

◼郡上から高山までは国道156、158と中部縦貫道を利用。
　7/18現在、156号線は白鳥、高鷲でそれぞれ1ヶ所通行止。共に迂回路あり。

◼深山荘前無料駐車場　
　0時30分頃に到着。最上段はいっぱいでしたが2段目が少し空いていました。

■上高地BT〜新穂高
　上高地BT〜平湯温泉　シャトルバス　片道　1160円
　平湯温泉〜深山荘前　路線バス　片道　820円

コース状況／危険箇所等

■飛騨沢ルート　
核心部は滝谷の渡渉。7/18現在、橋は架かっていません。
当日は比較的浅い場所があったので渡渉は可能でした。
ただし降雨（程度によるが）後の渡渉はほぼ不可能。
ロープ等使用しても命懸けになると思います。
左俣林道〜中崎尾根や小池新道〜西鎌尾根を利用、上高地へ下る等、
滝谷を回避するプランを準備しておくか、槍平で停滞も考慮。
　　※滝谷の情報については槍平小屋のブログを参照。
■槍沢ルート
さすがは王道ルート！危険な個所はありません。
とはいってもガレ、ザレ、浮石が多くスリップ、転倒には注意！
上部の登山道には残雪が3箇所ありますが、ツボ足で行けます。
■槍の穂先
一部対面通行はあるがほぼ一方通行。
ペンキマークを見落とさずに進めば逆走することはありません。
三点支持が身についていれば特に難しくもありません。

写真

7/18 3:01

3時頃の登山指導センター　
2時出発予定でしたが寝過ごしました。
昨年晩秋以来の右俣林道へ向かいます。

7/18 4:26

白出沢手前の水場　
水は出ていませんでした。

7/18 5:06

センジュガンピ　
今回もお花の撮影は今年初めてのものや気になったものだけにしておきます。

7/18 5:08

タマガワホトトギス　
グロカワ系とでも言っておきましょうか。初めて見ました。

7/18 5:18

完熟サンカヨウ　
美味しそう！

7/18 5:32

飛騨沢ルート最大の核心部。
滝谷にまだ橋は架かっていません。
状況次第で左俣〜中崎尾根も考えていましたが、槍平小屋のブログと降雨状況を確認の上こちらへ。

7/18 5:34

一つ目の渡渉
こちらはすんなり渡れました。念のためトレッキングポールを出しました。

7/18 5:44

二つ目の渡渉　
こちらは少し悩みました。他に渡れそうな箇所はいくつかありましたが、テン泊装備でジャンプはしたくない。最悪靴が濡れてもかまわないと思い進みました。

7/18 6:12

南沢　
こちらも降雨時は危険

7/18 6:27

槍平小屋　
いつもブログを拝見しております。

7/18 7:09

クルマユリ　
槍平小屋周辺でも見かけ撮影しましたが写りが良いこちらで。

7/18 7:13

キヌガサソウ　
下の方にもありましたが、そちらはもう元気がありませんでした。

7/18 7:13

何度も見てますが今回もやはり撮ってしまいました。
こちらもそろそろ終わりそうですね。

7/18 7:26

振り返ると乗鞍岳、焼岳、奥丸山。
もう少し上へ行けば御嶽も見えます。

7/18 7:27

穂高も

7/18 8:03

千丈分岐点到着　
ここで小休止

7/18 8:02

そしていつもの救急箱　
お世話になりたくはない。

7/18 8:03

千丈乗越へ向かう登山道　
昨年はここから西鎌尾根で槍へ行きました。
この斜面にはコバイケイソウがたくさん咲いています。

7/18 8:03

振り返ると笠ヶ岳

7/18 8:03

抜戸岳〜双六の稜線　
中崎尾根越しに鏡平山荘も見えました。

7/18 8:50

撮影は出来ませんでしたが写真右上辺りでライチョウが飛んでいました。
グウェーという鳴き声も。
縄張り争いかな？

7/18 8:53

ハクサンイチゲのお花畑　
シナノキンバイやミヤマキンポウゲも　
上部には雪渓

7/18 8:57

飛騨乗越まではあと少し。
それにしても飛騨沢上部はザレガレが多く歩き辛い。

7/18 9:26

日暈　
絶妙なタイミングで虫が飛び込んできました。

7/18 9:31

飛騨乗越　
ここでようやく槍とご対面。

7/18 9:45

お昼までに間に合うか心配でしたが10時前に到着できました。
この後すぐに山荘でテン場の受付、サイトに荷物を置いて山頂へ。テント設営は後ほど。

7/18 10:02

ヘリポートから西鎌尾根方面　
ヘルメット着用、アタックザックには貴重品、カメラ、ドリンクを詰め込みました。

7/18 10:09

平日のせいか人は少な目。
渋滞知らずでストレスフリー！

7/18 10:08

タカネシオガマ
お花を見ると…

7/18 10:08

ホッとしますね。
イワベンケイと？

7/18 10:11

三点支持で確実に

7/18 10:21

2本の梯子　
左が上り、右が下り用

7/18 10:22

これが最後の梯子

7/18 10:26

到着!!
3回目の槍ヶ岳、今回は日帰りではないのでのんびりできます。

7/18 10:26

撮って頂きました。
ストラップのせいでせっかくの槍Tシャツが(>_<)

7/18 10:31

まずは穂高方面から　
テント設営後に大喰岳〜中岳〜天狗原を周回する予定です。

7/18 10:31

笠ヶ岳方面

7/18 10:31

西鎌尾根方面

7/18 10:31

裏銀座方面

7/18 10:32

北鎌尾根方面

7/18 10:32

表銀座方面

7/18 10:32

東鎌尾根方面

7/18 10:33

槍沢方面　
残念ながら富士山は見えませんでした。
明日の朝に期待。

7/18 10:33

ここから少し倍率を上げて　
今年穂高は未踏…西穂独標までは行っています。
前穂高は前月悪天候で断念。こちらは秋までお預けかな？

7/18 10:33

一番奥御嶽山には今年はまだ登っていません。
こちらもそろそろかな…

7/18 10:34

槍ヶ岳山荘　
左手にテン場

7/18 10:34

私の大好きな名コンビ2組　
Kasa with NKDと
ハクサン＆ベッサン

7/18 10:35

双六〜三俣蓮華の稜線　
双六の背後には黒部五郎　
巻道の雪はほとんど無さそうですね。

7/18 10:36

野口五郎の先に立山

7/18 10:36

針ノ木、蓮華の奥には後立の面々

7/18 10:38

撮影はいったん終了して冷たいコーラを一気飲み！
そして束の間の山頂貸切状態。

7/18 10:45

小槍

7/18 10:46

テン場　
オレンジのテントがA、黄色のテントがC、私はBです。
Aの左、Cの上になります。

7/18 11:03

下りも慎重に

7/18 11:16

ミヤマツメクサ

7/18 11:29

ヘリポート付近のミヤマオダマキ　

7/18 11:29

シックなヤマオダマキに対しこちらはエレガントな装い

7/18 11:31

槍ヶ岳山荘　
到着時はバタバタして撮っていません。
こちらのブログもちょくちょく拝見しております。
ここには嵐を呼ぶ男がいるそうです。

7/18 11:34

本日の宿泊地はサイトB　
ローマ字のサイトは槍が見えます。
もちろん早い者勝ちです。

7/18 12:18

設営完了！
岩稜帯での設営は不慣れなので少し手間取りました。
風は穏やかですが、少々の風ではビクともしないようにしたつもり。

7/18 12:19

数字のサイトは大喰側の斜面になります。

7/18 12:19

天狗原の周回をするつもりでしたが、設営直後にガツガツ山行モードからのんびりまったりモードに心変わり。テン場、山荘周辺をフラフラ。

7/18 12:30

という事で恒例の酒量リミッター解除！まずは生ビールとおでん。その後500缶も追加。槍見酒はどんどんお酒が進んでしまいます(笑)

7/18 12:41

景色も良いつまみ

7/18 12:42

そろそろテン場へ　
もちろんテン場でも飲みます(笑)　
チューハイと黒ビールを購入済み。

7/18 12:53

#槍ヶ岳　＃とんがりコーン　
山荘のブログに乗っかってみました。
ただSNSはヤマレコしかやってません(笑)

7/18 12:55

靴、ソックス、サポートタイツを脱いで短パンにビーサン。3000mの紫外線をなめていました。夕方には足が日焼けで真っ赤に…

7/18 13:26

昼過ぎからも続々と登山者が…

7/18 14:07

1日中見ていられます。

7/18 14:15

本当はテントの中で横になりたかったのですが日当たり良好で暑すぎて無理。

7/18 14:19

天狗原方面　
こちらはまたの機会に。

7/18 14:25

槍ヶ岳山荘

7/18 15:39

タカネシオガマ

7/18 16:33

7/18 16:47

7/18 17:25

久しぶりの明宝ハムステーキでまた一杯

7/19 16:38

【酒レコ】
「プラットヴァレー　ストーンジャグ」
バーボンにするか悩みましたがコーンウイスキーに。
山荘のブログにとんがりコーンが出ていたからではありません。

7/18 18:35

そろそろ日が沈んで行きます。

7/18 18:36

こちらは西鎌尾根

7/18 18:54

笠も白山も今日は1日晴天でしたね。

7/18 18:56

振り返るとブロッケン現象

7/18 18:58

これだけ近くで大きく見えるものは初めてです。

7/18 19:09

きれいな夕日

7/18 19:10

南側の雲も染まっています。

7/18 19:12

あとちょっとで完全に沈みます。

7/18 21:31

槍ヶ岳夜景

7/18 21:39

槍ヶ岳と星空ぐるぐる　
前の写真と同じアングルで　
比較明合成1時間30分（30秒×180）　
登山道にはライトの軌跡も

7/18 21:39

少し明るいバージョンも追加しておきました。7/22

7/18 23:18

槍の穂先には天の川　
23時を過ぎましたが山頂直下に灯りが見えます。

7/19 4:28

翌朝の山頂　
昨日見ることができなかった富士山。
右には甲斐駒、北岳、仙丈。

7/19 4:31

ご来光を待ちます。

7/19 4:46

もう見えても良い頃ですが雲が邪魔をしています。

7/19 4:51

ご来光　
夕日ほどではありませんでしたがこれでも十分です。

7/19 4:53

笠ヶ岳にも朝日が当たっています。

7/19 4:54

山荘前にも人が出ています。

7/19 4:54

火打、雨飾方面の雲海もきれい

7/19 4:55

こちらは八ヶ岳

7/19 5:01

笠ヶ岳の横には影槍

7/19 5:25

テン場の手前に戻ってきました。
影槍はかなり下がりました。影小槍も見えますね。

7/19 6:04

テントを撤収、サイトの木札を返却して下山開始。

7/19 6:06

ここから横尾までは未踏区間です。
初めての道はワクワクしますね。

7/19 6:08

このまま真っ直ぐ進めば東鎌尾根ですが右へ

7/19 6:09

イワギキョウ

7/19 6:27

槍沢ルートは槍を眺めながらの山行、飛騨沢ルートは飛騨乗越まで焦らされますが見た瞬間の喜びもひとしお。好みの問題ですね。
ただ槍沢ルートの難点は朝から暑い!!

7/19 6:29

殺生ヒュッテ　
手前のテント場には1張のみ

7/19 6:30

殺生分岐（上）

7/19 6:36

殺生分岐（下）

7/19 6:41

ハクサンイチゲやシナノキンバイなどのお花畑

7/19 6:46

一つ目の残雪区間

7/19 6:54

坊主岩小屋下に二つ目の残雪区間

7/19 7:04

三つ目の残雪区間

7/19 7:18

ニッコウキスゲもチラホラ

7/19 7:28

滝見岩

7/19 7:31

天狗原分岐

7/19 7:32

1名雪渓をトラバース　
雪切りはしてるようなので慣れてる人なら問題ありません。

7/19 8:02

ようやく日陰の場所が出てきました。
暑くて身体が溶けそうです。

7/19 8:06

大曲

7/19 8:06

槍も見えます。でもちっちゃ(笑)

7/19 8:26

ババ平　槍沢キャンプ地

7/19 8:39

ニッコウキスゲ

7/19 8:46

槍見ですが写っているのはカブト岩

7/19 8:50

槍沢ロッヂ　
ここで小休止

7/19 9:17

槍沢ロッヂ〜横尾間
気持ちの良い沢沿いの道

7/19 10:04

約1年ぶりの横尾です。

7/19 10:07

横尾のテン場　
こちらも一度泊まってみたい。

7/19 11:11

徳澤園で早めの昼食　

7/19 11:17

食後のデザートはソフトクリームで

7/19 11:22

良いテン場です。

7/19 12:49

河童橋と焼岳

7/19 12:52

河童橋と穂高　
この後13時発のバスで平湯へ

7/19 13:23

平湯温泉到着
ここで新穂高行きの路線バスを待ちます。約15分後で日中は乗り継ぎがスムーズです。

7/19 14:12

深山荘前停留所　
満車看板が出ています。

7/19 14:17

無事到着　
まだ早かったので温泉に寄るつもりでしたが、日焼けした足に熱い湯は間違いなく悶絶！自宅でぬるま湯に浸かりました。

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

感想

よりみち

念願の槍ヶ岳テン泊！天候にも恵まれ朝夕の絶景と星空を満喫!!

今回山行の目的は
1.槍ヶ岳でのテント泊
2.槍ヶ岳と星空の撮影
3.槍ヶ岳山頂からの御来光
以上、3点無事達成できました。

時間と余力があれば大喰岳〜中岳〜天狗原の周回も考えていましたが
テン場のロケーションがあまりにも素晴らしかったので歩く気が失せてしまいました(笑)