【花と雷鳥】白馬小屋泊縦走♪ 栂池-白馬乗鞍岳-白馬大池-白馬岳-大雪渓-猿倉

2018年07月27日(金) ~ 2018年07月28日(土)

• GPS: 27:40
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,360m
• 下り: 1,929m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 1:30
• 合計: 9:33

距離 10.6km 登り 1,337m 下り 321m

7:53 栂池パノラマウェイ 自然園駅
7:57 7:58 栂池ヒュッテ
9:00 9:17 天狗原/白馬岳神社
9:23 9:24 風吹大池方面分岐
11:03 乗鞍岳
11:34 12:18 白馬大池山荘
13:39 13:42 船越ノ頭
15:18 15:20 小蓮華山
16:03 16:16 三国境
17:01 17:10 白馬岳
17:26 白馬山荘

2日目

• 山行: 3:53
• 休憩: 1:33
• 合計: 5:26

距離 6.9km 登り 23m 下り 1,612m

5:52 宿泊地
6:55 7:09 避難小屋
7:29 7:35 岩室跡
9:18 10:31 白馬尻小屋
10:33 白馬尻荘
11:18 猿倉荘

天候

快晴〜ガス〜快晴〜小雨

アクセス

利用交通機関：

バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】
�� 23:00 新宿
　　↓
　 06:00 栂池高原
毎日あるぺん号 （往復 12,500円）
北アルプス／七倉ダム・扇沢・白馬八方・猿倉方面(東京発着)
https://www.maitabi.jp/bus/tokusyu14.php

�� 07:00 栂池高原駅
　　↓ 栂池ゴンドラリフト
　 07:20 栂の森駅
　　　徒歩数分
　 07:28 栂大門
　　↓ 栂池ロープウェイ
　 07:33 自然園
栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ（片道1,920円）
※日本山岳救助機構会員制度（jRO）の会員証提示で割引あり。1,730円
日付により始発時刻が異なります。事前に必ず公式サイトでご確認ください。6:30・7:00・7:30・8:00
http://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html


【復路】
�� 14:15 猿倉
　　↓毎日あるぺん号
　 19:45 新宿西口
20:00〜22:00頃 新宿西口到着予定

コース状況／危険箇所等

【天狗原〜白馬乗鞍岳間の雪田】
かなり雪が残っています。30°以上の急斜面が続きますので、6本爪以上のアイゼンをお勧めします。
長野県警のサイトによれば、ちょうど1週間前、ここで滑落事故が起きているようです。

【小雪渓・大雪渓】
6本爪以上の軽アイゼン必須です。
今年も昨年も滑落事故が起きています。
チェーンスパイクの人で足元の雪ごとズリ落ちながら歩いているのを見かけました。まるで意味がありません。

その他周辺情報

◆ 白馬八方温泉「おびなたの湯」
源泉に一番近い日帰り温泉。入浴料600円。
猿倉からバスで20分弱「小日向の湯」バス停で下車。猿倉〜小日向の湯の運賃は片道670円。
◇ おびなたの湯：http://hakuba-happo-onsen.jp/obinatanoyu/
◇ アルピコ交通 猿倉線：http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/

写真

7/27 5:49

栂池高原駅。
あるぺん号（バス）が予定より早く着いたので、1時間以上ヒマに。

7/27 5:59

・大雪渓上部 秋道に
・鑓温泉小屋営業中
・白馬乗鞍岳 雪渓あり 歩行注意!! アイゼン必着
・7/21 鑓温泉方面 残雪の状態が非常に悪い！通行可能だが要注意（常駐隊より）

鑓温泉行く予定だったけど、2日目は稜線に強風予報が出てるからやめようかな……。

7/27 6:44

ゴンドラリフト&ロープウェイ、jROの会員証提示で片道1,920円→1,730円に割引になります。
この日は始発が7:00だったけど、日によって結構始発時刻が違うので、あらかじめ確認してコースタイム計算しておくことをおすすめします。

ここでリフトに並んでるときに前にいたお姉さんも女性単独ということで、ご一緒することに。

7/27 7:42

リフトを降りたところで手荷物の重さを量ることができました。
小屋泊まり2泊3日とはいえ、全食自炊なので思ったほど軽くならず、約11.5kg。
15kgを超えると手荷物料金330円がかかるらしいのでお気をつけて。

7/27 7:58

ロープウェイを降りて、道なりに少し行ったところに栂池ヒュッテ・栂池山荘があります。

7/27 7:57

空を見上げれば、ザ・夏山！！
素晴らしい青空〜！！
テンション上がります！！

7/27 8:16

が、ゴリゴリ高度を上げていくので、とにかく暑い。
今日の標準コースタイムは休憩抜きで6時間超、累積登り約1,300m、累積下り約350m、水平移動距離約9.5km。
わたしにしてはロングコース。
しかも登りが苦手なので2割増しくらいで考えといた方がよさそう……。

7/27 8:39

登り始めて40分ほどで、水場「銀嶺水」に到着。
だいぶ剥がれてますが。

7/27 8:39

水が冷たくて気持ちいい！

7/27 8:55

雲ひとつない青空〜♪
と思ってたら、早くも雲が動き出しています。
この時点で8:55。

7/27 9:21

天狗原にて、白馬乗鞍岳方面。
結構雪あるなぁ。
天狗原はベンチも沢山あってゆっくり休めますが、日差しを避けるものがない。
空いてる端っこで折りたたみ傘を日傘がわりにして休憩。
下山してきた埼玉からお越しの方、北海道からお越しの方とお話を。

7/27 9:28

話が弾んでちょっと休憩しすぎたので、こっからまた頑張って登ります。

7/27 9:57

雪田。
やっぱり雪が多い。

7/27 9:57

登るよ〜。
結構な斜度だなと思ってたら、30°以上あるらしい。

白馬乗鞍岳のすぐ下にある、猛烈ゴロンゴロンしてるゴーロ。
こういうの見ると、あー、北アルプスだなぁ、って思う。

ヒメシャジン（姫沙参）
がくにギザギザがあるのが特徴だそう。
白馬乗鞍岳の稜線に上がると、突然花がたくさん咲いていて疲れが吹き飛ぶ。

ミヤマダイコンソウ（深山大根草）とヒメシャジン（姫沙参）

白馬乗鞍岳山頂。
広々しててこのへんちょうどいい休憩スポット。
ここいらからガスが本格的に上がってきて、稜線を境に南側が真っ白に。

7/27 11:06

白馬乗鞍岳を越えて少し歩くと、見えてきました白馬大池！
テンション上がる〜〜！！

7/27 11:24

チングルマ（稚児車）
白馬大池の周りにものっすごい群生しててもうすごかった。

白馬大池山荘のすぐ手前に雪が残ってたんだけど、そこの上に、ほら、遠くてちょっと小さいけど、ライチョウが！！
初めて見た！！！
でも遠くて小さくてよくわからない！！！！

7/27 11:44

白馬大池山荘。
お手洗いは募金制で、結構綺麗。
トイレットペーパー設置されてます。
紙は流す方式。

タテヤマリンドウ（立山竜胆）
白馬大池山荘のテン場横に咲いてました。

タテヤマリンドウ（立山竜胆）

ハクサンイチゲ（白山一花）

ミヤマゼンコ（深山前胡）
セリ科の花は似たようなのが多すぎて見分けるのが難しいね。

ヒオウギアヤメ（檜扇菖蒲）

枯れっ枯れのコバイケイソウ（小梅�濮陝�

エゾシオガマ（蝦夷塩釜）

ロープウェイでなんか楽器持ってる人いる？！？！
と思ったら、白馬大池で音楽が聞こえてきた。
のどかな空気に弦楽器、とても素敵。
ご本人に許可をいただき撮らせていただきました。

7/31 13:17

抜きつ抜かれつ一緒に歩きつつ、のお姉さんが撮ってくれた。

イワイチョウ（岩銀杏）、別名ミズイチョウ（水銀杏）
葉っぱが銀杏みたいだから。

ハクサンコザクラ（白山小桜）
とても鮮やかな色。
ピンクの花は目をひくなぁ。

イワツメクサ（岩爪草）
花びらは10枚に見えるけど、実際は5枚の花びらが深ーく2つに裂けてるだけ。

チシマギキョウ（千島桔梗）

コマクサ（駒草）
終わりかけてるけど、それでもコマクサを見つけると嬉しくなる。

7/27 12:43

小ぶりなケルンがあちこちに。
そして行く手に暗雲立ち込め気味。
雨だけは降らないで！

7/27 12:49

……と思ったら、その数分後に晴れ渡る。
振り返って白馬大池。

リンネソウ（リンネ草）、別名 メオトバナ（夫婦花）
生物分類学の基礎を築いた生物学者リンネ氏の愛した花だったそう。

ヤマハハコ（山母娘）

ゴゼンタチバナ（御前橘）
終わりかけで綺麗に咲いてる子が見つけられず。

ヤマハハコ（山母娘）、タカネヨモギ（高嶺蓬）など。
まるで寄せ植えみたいに集まってて可愛い。

チシマギキョウ（千島桔梗）
花冠のフチに長い毛が生えてるのが特徴、らしい。
寄せ植えなんじゃないかってくらいたくさん咲いてた。

トウヤクリンドウ（当薬竜胆）
この子、秋口の花ってイメージだったんだけど……まだ7月なのに！

7/27 13:40

船越ノ頭。
背景が白いのは加工じゃないんだ。
全部ガスなんだ。

ハクサンシャジン（白山沙参）、別名 タカネツリガネニンジン（高嶺釣鐘人参）

コガネギク（黄金菊）、別名ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）

7/27 13:42

ほんとガスがえらいことに。
雨降るのだけは……どうかそれだけは……！

ミヤマコゴメグサ（深山小米草）

7/27 14:00

でもこれ、晴れてたらホントに最っ高な縦走路だと思うんだよ。
ガスっててもこのお花満載さで元気出るもんね。
まぁこれはこれで、涼しいからいいか。
と、この後何度も言い聞かせることになるのです。

7/27 14:00

そこらじゅうがお花畑。

タカネツメクサ（高嶺爪草）
清楚なお花なんだけど、群生っぷりがすごくてとても綺麗。圧巻。

タカネナデシコ（高嶺撫子）
5枚の花びらが細かく裂けてる。

コウメバチソウ（小梅鉢草）

イブキジャコウソウ（伊吹麝香草）

ホソバツメクサ（細葉爪草）、だと思うんだけど、ツメクサの仲間も見分けるの難しい。

ムカゴトラノオ（零余子虎の尾）、だと思うんだけど。

ミヤマアズマギク（深山東菊）、終わりかけ。

ミヤマアズマギク（深山東菊）とチシマギキョウ（千島桔梗）のお花畑。

7/27 14:15

ちょっと見通しがよくなったり、また悪くなったり。

この鳥の名前がわからない。

ミヤマアズマギク（深山東菊）

オヤマソバ（御山蕎麦）

イブキジャコウソウ（伊吹麝香草）

ホソバツメクサ（細葉爪草）

タカネシオガマ（高嶺塩釜）、別名ユキワリシオガマ（雪割塩釜）
背が低くてヨツバシオガマよりも花が密集してるので、鮮やかな色がとても目立ってて綺麗でした。

ミヤマタンポポ（深山蒲公英）

タカネヤハズハハコ（高嶺矢筈母娘）

ハクサンイチゲ（白山一花）

雷鳥坂。
晴れたら気持ちいい道なんだろうなぁ。

すこし前を歩いていたお兄さんが、小さな声で「ライチョウいますよ」と教えてくれたので、慌てながら静かに近づく。
いた……！

大池で見かけた子は痩せてたけど、この子はまるんとしたライチョウらしいシルエット。

ライチョウとハクサンイチゲ。
のんびりおっとりした感じで悠々と歩いてる。

ハクサンイチゲ。

ハクサンイチゲ。
撮りすぎ。

シナノキンバイ（信濃金梅）、別名 エゾキンバイソウ（蝦夷金梅草）

咲きかけのハクサンフウロ（白山風露）

チングルマ（稚児車）の綿毛。

7/27 14:58

急に晴れてきたー！！
というか、部分的に青空が見えてきた。
近くを歩いていた人みんなで足を止めて写真を撮りまくる。

夏山！
これを求めてたんよー！

7/27 15:14

だがしかし

またすぐにガスが広がる。

ウサギギク（兎菊）

ハクサンフウロ（白山風露）と、シラネニンジン（白根人参）と、色々。

青空！！
もうずっとこうならいいのに！！

7/27 15:21

小蓮華山の山頂。
ヤマレコの歩行時間・休憩時間のカウントは、ポイントとなる地点で止まると休憩時間になるけど、道中で休んだ分は歩行時間にカウントされるんだね。
ってことがわかった。

7/27 15:22

小蓮華山〜白馬岳の間。

7/27 15:37

足元の色が茶色くなったり白くなったり目まぐるしい。
どういう要因で色が変わるのかな？

遠くにお花畑。
ここの稜線はほんとそこら中にお花が咲いてて、高山植物好きな人はなかなか歩みが進みません。

7/27 15:50

枯れ枯れのウルップソウ（得撫草）
盛りは過ぎたと聞いていたけど、もしかして紫色のウルップソウには会えないのか……？

めっちゃ青空〜〜！！

大雪渓方面を望む。

もうすぐ三国境だ！

7/27 16:18

う、もう16時すぎてるやん……。
三国境で15分ほど休憩して、再び歩き出す。
ここで水切れ？！ってなってお水を分けていただいたんだけど、後で見たらハイドレーションのホースが折れ曲がって水が出にくくなってるだけだった。反省。

ウルップソウ（得撫草）！
ちゃんと枯れてないやつ！
でも遠い……

ミヤマクワガタ（深山鍬形）
虫の名前かと思ってたよ。

イワベンケイ（岩弁慶）、の蕾前。

クロトウヒレン（黒唐飛廉）

イワベンケイ（岩弁慶）、の蕾。

イワオウギ（岩黄耆）、別名 タテヤマオウギ（館山黄耆）
シロウマオウギ（白馬黄耆）と似てるけど、こっちの方が花の房が長いんだそう。

7/27 16:51

イワベンケイ（岩弁慶）、の花のあと？
黄色い花はないんかーい！

7/31 13:17

白馬岳に到着！！
長かった〜〜！
花の写真を撮るのが好きな人、登りが苦手な人は、このルート時間かなり余裕をもって歩くのをお勧めします。
写真撮ってばっかで全然進まないから！（笑）

7/27 18:05

白馬山荘に到着。
日本一の収容人数を誇る大きな山小屋。

大雪渓かき氷を楽しみにしてたのに、12:00〜15:00の時間限定販売らしく終わっちゃってました……。
代わりに買ったMOW 300円。
哀しみ。

7/27 18:48

日の入りは19:11だったけど、2〜30分前くらいからこんな夕陽が見られます。

7/27 18:53

黄金色の草原。

7/27 18:58

日の入り15分前。
綺麗！

白馬鑓方面。
茜さす雲が美しい。

夕焼けを見た後は、白馬山荘の自炊室で晩ごはん。
スカイプラザ下の自炊室は使用時間が決まっていて、夜は8:00まで。
2号館の自炊室は狭いけど24時間使用可能。

アマノフーズの「畑のカレー」＋ナチュラルローソン「4種の野菜チップス 32g」＋キユーピー「サラダクラブ ミックスビーンズ50g」でかなり具だくさんなカレーに！

お世話になった白馬山荘の客室。
土曜の夜なのに、1人布団1枚以上のスペースがありました。
さすが台風前日。

白馬山荘の廊下。

台風の影響で午後から荒れるという予報だったので、朝から大雪渓を降りる人が多いみたい。
同室になった栂池方面に降りなきゃいけない方々は、ロープウェイやリフトが動かなくなるとキツイっていうので、3時〜4時くらいには出立してました。

4時半時点では白馬鑓温泉のある2,100m地点にもガスはあがってきていなかったのに、わたしが出る（6時前）には視界真っ白。
あっという間。

お世話になった白馬山荘の受付。

7/28 5:50

下山日程の相談に応じてくださった優しい遭対協の方。
もともとこの日は鑓温泉小屋に行って翌日そこから降りる予定だったんだけど、台風で午後からかなり荒れるというので、この日大雪渓から降りるか翌日降りるか、すごく親身になって相談に乗ってくださいました。

7/31 13:19

写真撮らせてくださった上、わたしの写真まで撮ってくださいました。
単独だとなかなか頼みにくいので、ほんとありがたや〜

下山開始してまもなくウルップソウ（得撫草）
ちゃんと紫色だー！
頂上宿舎から上に上がるあたりにまだたくさん咲いてました！これはちょっと終わりかけだけども！

コガネギク（黄金菊）、別名ミヤマアキノキリンソウ（深山秋の麒麟草）

上半分真っ白。
大雪渓って、落石の目視確認できなさそうで下りルートに使いたくなかったんだけど、背に腹はかえられぬ。

頂上宿舎。

ミヤマオダマキ（深山苧環）

クロトウヒレン （黒唐飛廉）の蕾。

下界は晴れてるんだな〜

小雪渓より上のお花畑。
視界上部はガスで真っ白。

オタカラコウ（雄宝香）

クロトウヒレン（黒唐飛廉）の花。

マメ科の葉っぱにまみれてて紛らわしいけど、ハクサンフウロ（白山風露）

それにしても本当に白馬は花だらけだなぁ。

ミソガワソウ（味噌川草）
味噌川っていう川にたくさん生えてるかららしい。
味噌関係なかった。

クルマユリ（車百合）
数がすごく多いってわけじゃないけど、存在感があるから絶対気付くよね。

ミソガワソウ（味噌川草）
ふたたび。

登ってくる人向けの注意書き。

オオハナウド（大花独活）。
ミヤマシシウド（深山猪独活）とぱっと見めっちゃ似てるけど、オオハナウドは密集してる花の外側だけ大きいので、セリ科の割に見分けやすい。

7月の白馬とてもいい。
また晴れた日に来たいな。

タカネイブキボウフウ（高嶺伊吹防風）
花のかたまりがモコモコしててカリフラワーっぽくて、これもわかりやすい。

写真左側の、隙間をジャバジャバ雪解け水が流れてる岩の上を進みます。

さて、大雪渓を降りますよ〜。
ステップあるけど、歩幅が大きくてちょっと膝にくる。
昨日の女性と、申し合わせたわけでもないのにまた抜きつ抜かれつ。

落石ゴロゴロ。
ガラララって音がして、杓子岳側から崩落してるのを2〜3回見かけた。
音がしてればいいけど、ひとたび雪の上に落ちたらもう無音なんだもんね。
視界が悪くて雨がレインウェアのフードをバタバタ叩くような日には通りたくないな。

人が通るルートのすぐ側にも落石が。
ルートを通ってれば絶対安全って訳じゃない。
ザック下ろして座って休むとか、ほんとやめましょうね。

大雪渓入り口まで降りてきた。
やっとザックを下ろして一休み。

白馬尻小屋。
ここまでくるとホッとする。
昨日からちょくちょくご一緒した女性はバスの時間があるので、ここでお別れ。
だくさんお話できて楽しかった！

わたしは東京行きのバスまで死ぬほど時間があるので、のんびりご飯を食べることにしました。
1日目に食べそこなったカルボナーラとコーヒーを。
これ結構美味しい！
また買おっと。

7/28 12:16

猿倉荘に到着して、受付をして、荷物を置いて、人心地ついたら、次はお風呂ですよね。
なにしろ東京行きのバスの時間まであと24時間以上あるからね。
シンプルな時刻表。

7/28 12:55

猿倉線のバスに乗り、1つ目のバス停「小日向（おびなた）の湯」で下車。
乗車時間は20分弱くらい？で、片道670円。
入浴料が600円だから、お風呂にかかる費用は1,940円。

7/28 12:41

ノスタルジック券売機。
建物自体は風情があって綺麗。
露天風呂で、ドライヤーも扇風機もボディソープもリンスインシャンプーもあるよ。
シャワーは温度調節めっちゃ難しいけど、右から2番目のシャワーは比較的温度が安定してた。
左側のは適温のお湯が出たと思ったら急に冷水になったりするから気をつけて。
肌めちゃめちゃツルツルになった！
温泉最高！！

7/28 12:52

小日向の湯のバスの時刻表。
終バス逃したらまた5kmくらい歩くハメになるので気をつけて。

7/28 15:41

16時前。
猿倉荘に戻ったら、夕ごはん。
猿倉荘さんは食堂の窓側の席が自炊エリアだそうで、自炊派には嬉しくもありがたいロケーション。
メニューは日清のインスタント焼きそば、ごぼうの味噌汁（フリーズドライ）。
写真に全然写ってないけど、乾燥野菜もりもり入れたら、乾物メニューなのに結構ジューシーでいい感じ。
これは今後もやりたいな。

お腹が満たされたら小屋近辺をお散歩。
かわいい山小屋です。
山小屋とはいえ、発電機を使ってる訳じゃないから、21時以降も部屋の明かりはつけててもオッケーだそう。
ただしお静かに。
宿泊者は厨房の方に声をかければお水がいただけます。

さて、翌朝。
昨日は17時頃には寝てしまって、一度20時頃に目が覚めたもののまた寝てしまって、気づいたら朝5時とかでした。
起きてしばらくはお腹も空かず、昨夜の晩ごはん予定だった麻婆春雨と卵スープとアルファ米チャーハンをスライドして朝ごはんにしたので、食事したのは結局起きて4時間後。
麻婆春雨、春雨は軽いしボリュームあっていいんだけど、市販品てなんで3人前とかなんだろうね。
多すぎてつらかった。
チャーハンほとんど食べられなかった。

食後のコーヒー飲みながら、登山口を撮影。
この日も早朝から結構雨降ってたしガスガスだったのに、100人以上は登って行ったみたい。
ツアーの団体客も2組は見たけど、かなりリスキーな気が。

とにかく時間があるので、小屋の山雑誌を読みふける。
これはこれですごく贅沢な時間。
図書館にこんなにないもんね、山雑誌。

白馬山荘は10度台だったけど、猿倉荘は20度前後。
長袖シャツでいい感じにちょうどいい、快適な避暑リゾートじゃない？？

猿倉荘は屋根のあるとこ禁煙だからね。
愛煙家の方はお気をつけて。

食べきれるわけなかった麻婆春雨の残りとチャーハンに、お湯と乾燥野菜と中華だしを追加して、お昼ごはんは中華雑炊。
空いているのをいいことに、この席を自分の指定席かのごとく使わせていただいてしまった。

あんみつ。
これ、下山してきたときに写真見てどうしても食べたくて、食事時間頑張って調整した。
結構ボリュームあって、ひんやりしてて美味しい。
最初は食堂で食べようとしたんだけど、小屋のお姉さんに「見せびらかして食べて〜♪」って冗談で言われて、あーでも外で食べるのもいいなと思ってホントに外で食べてたら、それを見たお客さんが注文してくれてて嬉しくなった。

7/31 13:11

小屋のお姉さん方と記念撮影。
素泊まりで長居したのに、ほんとによくして頂きました。
「どこかに載せるときは目のとこ隠してね〜」ってオーダーでしたので、このような形に（笑）
撮ってくださったお兄さん、ありがとうございます。

7/29 14:06

東京行きのバスが来まして、さようなら猿倉荘。
また来るね。

7/29 17:49

【おまけ】
チョコ大好きなわたし、夏山でも溶けないチョコないかなと思って、コンビニで売ってた明治の「手につきにくい」シリーズのチョコを試してみた。
ガーナとクランキー。
涼しい高山とはいえ一部ちょっと溶けちゃってたけど、ブラックサンダーが2週間前の木曽駒ヶ岳で原型を留めてなかったのを思えば、これはなかなかいいかも！

撮影機器：

E-P5 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 8 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ サポートタイツ サポートしないタイツ ズボン 靴下 グローブ ダウンジャケット ダウンパンツ 日よけ帽子 着替え レインウェア レインスパッツ ザックカバー 折りたたみ傘 靴 細引き ザック サブザック 行動食 非常食 調理用食材 調味料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ シェラカップ フライパン キッチンペーパー アルミホイル ライター 地図 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 速乾タオル ロールペーパー 保険証 携帯 時計 カメラ ドリップコーヒー 座布団マット ハンドクリーム リップクリーム ゴミ袋 歯ブラシ 軽アイゼン

備考

行動中は使いませんが、小屋などで傘が役に立ちました。山用の軽量傘は買ってよかった。
稜線にある白馬山荘は気温が10℃台なので、夕焼けやご来光を見たい場合はダウンジャケット等があると暖かいです。