ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1580039
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

集大成の北アルプス大縦走 〜荒天続きで途中断念も満足〜

2018年09月02日(日) ~ 2018年09月09日(日)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
63:44
距離
120km
登り
10,866m
下り
11,192m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:33
休憩
0:07
合計
6:40
7:58
5
8:10
8:11
18
8:29
26
8:55
8:56
48
9:44
5
9:49
9:50
84
11:14
8
11:22
124
13:26
36
14:02
14:03
26
14:29
14:32
6
14:38
2日目
山行
11:35
休憩
1:29
合計
13:04
3:14
3
3:17
3:18
66
4:24
4:29
17
4:46
120
6:46
6:55
25
8:02
43
8:45
8:50
32
9:22
9:28
10
9:38
15
9:53
9:59
3
10:02
10:03
82
11:25
11:30
12
11:42
11:43
18
12:01
12:23
62
13:25
13:32
26
13:58
14:02
20
16:03
15
3日目
山行
5:31
休憩
0:05
合計
5:36
5:10
110
7:00
7:05
45
五竜山荘
7:50
176
五竜岳
10:46
八峰キレット小屋
4日目
山行
6:09
休憩
1:01
合計
7:10
6:32
6:36
45
7:21
7:44
42
8:26
8:43
60
9:50
9:55
72
11:07
11:15
33
11:48
76
13:04
13:08
27
13:35
新越山荘
5日目
山行
8:00
休憩
1:18
合計
9:18
5:46
34
新越山荘
6:20
6:22
36
6:58
7:12
68
8:20
8:40
5
8:45
32
9:17
9:45
28
10:13
10:16
57
11:13
11:18
131
13:29
13:33
80
14:53
14:55
9
15:04
6日目
山行
7:13
休憩
0:02
合計
7:15
6:52
7
6:59
7:00
5
7:05
21
7:26
7:27
8
7:35
70
8:45
215
船窪第2峰
12:20
107
赤沢岳
7日目
山行
5:38
休憩
0:24
合計
6:02
6:57
6
8:57
9:07
10
9:17
19
9:36
52
10:28
10:34
34
11:08
11:13
23
11:36
5
11:41
11:44
44
12:28
31
12:59
8日目
山行
8:02
休憩
0:26
合計
8:28
6:15
55
7:10
65
8:15
8:16
9
8:25
15
8:40
10
樅沢岳途中
8:50
8:55
41
双六小屋
9:54
79
11:13
19
11:32
11
11:43
35
12:18
12:19
16
12:35
26
13:01
6
13:07
9
13:16
11
13:27
13:28
14
13:52
13:53
8
14:39
14:40
3
14:43
ゴール地点
 山レコマップで、なぜか3日目の唐松頂上宿舎からキレット小屋までが記録されませんでしたので、その間の歩程は切れてます。
 また、時々GPSが止まって歩程が変になっていますが、適当に見てください。
天候 前半曇り時々晴れ一時台風、後半ずっと荒天
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
 不帰のキレット、八峰キレットはガイドブックを参考してください(ホールドはしっかりしており、足のグリップもよく効くので、怖がらなければなんてことありません)。
 蓮華岳は、蓮華の大下りを過ぎ北葛乗越までの間、不帰曲と同程度の岩場ですがもろい。ホールドにした岩が外れる場合があるので、3点確保をしっかりと。
 船窪第1峰から2峰、また不動岳にかけては、もろい花崗岩のやせ尾根で、登山道は崩れて度々付け替えないといけないそうですが、技術的な難しさは特に無く、ザイルやパイプをしっかり整備してくれてるので、不安はあまりありません(岩がもろくアンカーがどうなるかわからないので、頼らずに手を添えるだけにしましょう)。
 不動岳から先も、もろい道が続くのですが、ここから烏帽子まではザイルや目印が殆ど無く、南沢岳の登りでは、消えかけたマークがある場所から右上へ足跡もつかないザレを登ります(本当にここでいいのかなと行ったり戻ったり数回確認しました)。ルートファインティングをしっかりと。
今年2度目の蓮華温泉
北ア全走出発するぞ
エイエイオー!
2018年09月02日 07:53撮影 by  SH-05G, SHARP
9/2 7:53
今年2度目の蓮華温泉
北ア全走出発するぞ
エイエイオー!
兵馬の平の花達も、前回来た時から顔ぶれが大分変りました
2018年09月02日 08:27撮影 by  SH-05G, SHARP
9/2 8:27
兵馬の平の花達も、前回来た時から顔ぶれが大分変りました
白高地沢吊橋より
今日はいい天気だけど、2〜3日後が怖い
2018年09月02日 09:50撮影 by  SH-05G, SHARP
9/2 9:50
白高地沢吊橋より
今日はいい天気だけど、2〜3日後が怖い
五輪尾根の花も入れ替わり
2018年09月02日 11:37撮影 by  SH-05G, SHARP
3
9/2 11:37
五輪尾根の花も入れ替わり
チングルマの穂がたくさん
7月中旬は、まだあまり咲いてなかったと思いますが
やっぱり咲いてる期間って短いんですね
2018年09月02日 13:16撮影 by  SH-05G, SHARP
9/2 13:16
チングルマの穂がたくさん
7月中旬は、まだあまり咲いてなかったと思いますが
やっぱり咲いてる期間って短いんですね
まずは北アルプスの北端 朝日岳到着
2018年09月02日 14:03撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/2 14:03
まずは北アルプスの北端 朝日岳到着
台風接近で少しでも先に進んでおきたいので3時過ぎ出発
葉っぱにヘッドライトが当たると花のようにきれい
2018年09月03日 03:49撮影 by  SH-05G, SHARP
9/3 3:49
台風接近で少しでも先に進んでおきたいので3時過ぎ出発
葉っぱにヘッドライトが当たると花のようにきれい
白馬方面は綺麗に見えます
2018年09月03日 06:48撮影 by  SH-05G, SHARP
2
9/3 6:48
白馬方面は綺麗に見えます
雪倉避難小屋から白馬
青色と赤色の地面が綺麗なコントラストを
山って少し歩くと地質が変わります
2018年09月03日 07:18撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/3 7:18
雪倉避難小屋から白馬
青色と赤色の地面が綺麗なコントラストを
山って少し歩くと地質が変わります
雪倉岳が綺麗です(雪倉岳って名前なぜか大好き)
2018年09月03日 08:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
3
9/3 8:11
雪倉岳が綺麗です(雪倉岳って名前なぜか大好き)
青く光る長池
2018年09月03日 08:25撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/3 8:25
青く光る長池
白馬山頂なのに人があまりいない・・
2018年09月03日 09:23撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/3 9:23
白馬山頂なのに人があまりいない・・
いつ見ても綺麗な非対称山稜
2018年09月03日 10:06撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/3 10:06
いつ見ても綺麗な非対称山稜
雲沸く不帰方面
2018年09月03日 13:48撮影 by  SH-05G, SHARP
9/3 13:48
雲沸く不帰方面
バランス感覚が落ちていないか確認しながらの曲登り(実際には60度程度でしょうか)
2018年09月03日 14:47撮影 by  SH-05G, SHARP
9/3 14:47
バランス感覚が落ちていないか確認しながらの曲登り(実際には60度程度でしょうか)
曲上部
景は気づかずいつの間にか唐松岳に
2018年09月03日 14:47撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/3 14:47
曲上部
景は気づかずいつの間にか唐松岳に
夕陽がきれかったのはこの日くらい
御来光は今回の山旅中1回も見れず
2018年09月03日 18:24撮影 by  DSC-WX200, SONY
3
9/3 18:24
夕陽がきれかったのはこの日くらい
御来光は今回の山旅中1回も見れず
40年前、牛首尾根は針金だったので怖かった記憶があるけど、しっかりした鎖に
2018年09月04日 05:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/4 5:30
40年前、牛首尾根は針金だったので怖かった記憶があるけど、しっかりした鎖に
五竜山荘で進むか悩む
(昨日の唐松もカレーだったし)
2018年09月04日 07:01撮影 by  SH-05G, SHARP
9/4 7:01
五竜山荘で進むか悩む
(昨日の唐松もカレーだったし)
五竜山頂
結構風が強くなってきたので、三角点にはノータッチ
2018年09月04日 07:58撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/4 7:58
五竜山頂
結構風が強くなってきたので、三角点にはノータッチ
八峰キレット核心部
不帰よりも岩の斜度は緩いけど、やや岩がもろいです
2018年09月04日 08:41撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/4 8:41
八峰キレット核心部
不帰よりも岩の斜度は緩いけど、やや岩がもろいです
台風に備えて椅子撤去
窓にも板を打ち付けておられました
2018年09月04日 15:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/4 15:46
台風に備えて椅子撤去
窓にも板を打ち付けておられました
東側の尾根のおかげでキレット小屋は台風の影響を殆ど受けず
その代わり自宅が・・
2018年09月05日 06:26撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/5 6:26
東側の尾根のおかげでキレット小屋は台風の影響を殆ど受けず
その代わり自宅が・・
鹿島槍北峰登頂
今回も40年前と同じく何も見えない
2018年09月05日 07:39撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/5 7:39
鹿島槍北峰登頂
今回も40年前と同じく何も見えない
吊尾根の雪渓に練乳をかけてかき氷(かた〜い)
2018年09月05日 07:58撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/5 7:58
吊尾根の雪渓に練乳をかけてかき氷(かた〜い)
南峰に着くと晴れてきました
2018年09月05日 08:46撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/5 8:46
南峰に着くと晴れてきました
3番目の爺ちゃんにだけご挨拶
剣カッケー
2018年09月05日 11:09撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/5 11:09
3番目の爺ちゃんにだけご挨拶
剣カッケー
美人の鹿島槍ヶ岳
惚れてしまうやろ〜
2018年09月05日 11:24撮影 by  DSC-WX200, SONY
3
9/5 11:24
美人の鹿島槍ヶ岳
惚れてしまうやろ〜
大町市街も見えるようになりました
2018年09月05日 11:11撮影 by  SH-05G, SHARP
9/5 11:11
大町市街も見えるようになりました
やっぱ美しい
2018年09月05日 11:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/5 11:44
やっぱ美しい
がっしりした旦那様 五竜岳
2018年09月05日 12:58撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/5 12:58
がっしりした旦那様 五竜岳
ナナカマドの実が
このあたり秋に来てもとってもよさそうです
2018年09月05日 11:57撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/5 11:57
ナナカマドの実が
このあたり秋に来てもとってもよさそうです
その先に剣
2018年09月05日 13:00撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/5 13:00
その先に剣
ハイマツの力って大したもんです
2018年09月05日 13:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/5 13:10
ハイマツの力って大したもんです
新越山荘のおしゃれな喫茶室
2018年09月05日 16:22撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/5 16:22
新越山荘のおしゃれな喫茶室
掲示板もかわいく親切です
2018年09月05日 17:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/5 17:44
掲示板もかわいく親切です
針の木岳
剣に似て恰好いいんですが、なぜかローカルなんですね
2018年09月06日 08:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
4
9/6 8:37
針の木岳
剣に似て恰好いいんですが、なぜかローカルなんですね
槍穂高
2018年09月06日 09:35撮影 by  SH-05G, SHARP
9/6 9:35
槍穂高
立山剣
2018年09月06日 09:35撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/6 9:35
立山剣
白馬五竜鹿島槍
2018年09月06日 09:35撮影 by  SH-05G, SHARP
3
9/6 9:35
白馬五竜鹿島槍
パノラマ(槍穂高)
2018年09月06日 09:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/6 9:36
パノラマ(槍穂高)
パノラマ(剣立山)
2018年09月06日 09:36撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/6 9:36
パノラマ(剣立山)
パノラマ(鹿島槍・蓮華)
2018年09月06日 09:37撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/6 9:37
パノラマ(鹿島槍・蓮華)
道補修のため丸太の加工(1本30kg程あるそう)
感謝感謝です
2018年09月06日 10:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/6 10:26
道補修のため丸太の加工(1本30kg程あるそう)
感謝感謝です
蓮華岳への登り
2018年09月06日 10:53撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/6 10:53
蓮華岳への登り
もう草紅葉が綺麗です
2018年09月06日 11:10撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/6 11:10
もう草紅葉が綺麗です
コマクサはすっかり終わり
2018年09月06日 11:18撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/6 11:18
コマクサはすっかり終わり
正面尾根に船窪小屋
ここから2時間もあれば着けそうに思えるんですが
2018年09月06日 11:15撮影 by  SH-05G, SHARP
2
9/6 11:15
正面尾根に船窪小屋
ここから2時間もあれば着けそうに思えるんですが
地盤がもろいために、せっかく整備してくれた階段が抜けたりガレに埋もれてしまっています
2018年09月06日 11:56撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/6 11:56
地盤がもろいために、せっかく整備してくれた階段が抜けたりガレに埋もれてしまっています
これだから時間かかるんです
不帰より難しいかも
2018年09月06日 12:26撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/6 12:26
これだから時間かかるんです
不帰より難しいかも
船窪小屋到着
2018年09月06日 15:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/6 15:13
船窪小屋到着
小屋の横で唯一のコマクサ発見
2018年09月06日 16:13撮影 by  DSC-WX200, SONY
4
9/6 16:13
小屋の横で唯一のコマクサ発見
槍のシルエットが素敵です
2018年09月06日 18:11撮影 by  DSC-WX200, SONY
3
9/6 18:11
槍のシルエットが素敵です
夕食後、囲炉裏を囲んでの茶話会
2018年09月06日 18:22撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/6 18:22
夕食後、囲炉裏を囲んでの茶話会
ボロボロの稜線
2018年09月07日 07:34撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/7 7:34
ボロボロの稜線
こういう所も通ります
パイプやザイルには頼らないようにしましょう
2018年09月07日 07:48撮影 by  SH-05G, SHARP
9/7 7:48
こういう所も通ります
パイプやザイルには頼らないようにしましょう
ザイルに手を添えるだけにしながら
2018年09月07日 08:35撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/7 8:35
ザイルに手を添えるだけにしながら
南沢岳下部からの四十八池
烏帽子岳の先にあるだけにあまり紹介されませんが、晴れたら北アでも有数の気持ちのいい場所だと思います
2018年09月07日 12:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/7 12:38
南沢岳下部からの四十八池
烏帽子岳の先にあるだけにあまり紹介されませんが、晴れたら北アでも有数の気持ちのいい場所だと思います
池からの烏帽子岳北面
2018年09月07日 12:44撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/7 12:44
池からの烏帽子岳北面
雨で気力を失ってたので、オベリスクはスルーしていまい後悔
2018年09月07日 13:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/7 13:09
雨で気力を失ってたので、オベリスクはスルーしていまい後悔
大雨で黒部源流が増水し不安(膝上までの徒渉を5〜6回重ねました)
2018年09月08日 12:09撮影 by  DSC-WX200, SONY
1
9/8 12:09
大雨で黒部源流が増水し不安(膝上までの徒渉を5〜6回重ねました)
黒部源流の碑
今日はもっと先から流れてるよ。
2018年09月08日 12:32撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/8 12:32
黒部源流の碑
今日はもっと先から流れてるよ。
三俣山荘
おしゃれだが、山小屋としての雰囲気も十分
2018年09月08日 16:14撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/8 16:14
三俣山荘
おしゃれだが、山小屋としての雰囲気も十分
食堂もとって素敵です
2018年09月08日 15:28撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/8 15:28
食堂もとって素敵です
夕食は、ワインでジビエシチューいっただきま〜す。
デザート付
2018年09月08日 17:38撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/8 17:38
夕食は、ワインでジビエシチューいっただきま〜す。
デザート付
本日の黒部源流スタート地点
2018年09月09日 07:06撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/9 7:06
本日の黒部源流スタート地点
樅沢への登りでの風雨で縦走を断念し鏡平へ下山
2018年09月09日 10:30撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/9 10:30
樅沢への登りでの風雨で縦走を断念し鏡平へ下山
これ登山道です
2018年09月09日 10:42撮影 by  DSC-WX200, SONY
9/9 10:42
これ登山道です
ショートカットしてロープウェーで西穂まで行き、形だけ完走をとも考えましたが
2018年09月09日 13:48撮影 by  SH-05G, SHARP
9/9 13:48
ショートカットしてロープウェーで西穂まで行き、形だけ完走をとも考えましたが
新穂高も台風の影響で大変な事に(一帯停電)
2018年09月09日 13:53撮影 by  SH-05G, SHARP
9/9 13:53
新穂高も台風の影響で大変な事に(一帯停電)
仕方ないので露天風呂に浸かって帰〜ろ
2018年09月09日 14:50撮影 by  SH-05G, SHARP
9/9 14:50
仕方ないので露天風呂に浸かって帰〜ろ
と思ったら、今度は増水のため入浴不可
2018年09月09日 14:49撮影 by  SH-05G, SHARP
9/9 14:49
と思ったら、今度は増水のため入浴不可
おまけ
高山駅前で肉入大盛焼きそば堪能(ビールは高めですが、焼きそばはこの量で570円)
2018年09月09日 17:57撮影 by  SH-05G, SHARP
1
9/9 17:57
おまけ
高山駅前で肉入大盛焼きそば堪能(ビールは高めですが、焼きそばはこの量で570円)
撮影機器:

装備

備考  ザックカバーって単なる布切れのくせに高いので、百均で買ったレインコートをかぶせたら丁度合うので喜びましたがやっぱりダメ。半日で破れてしまいます。今回、とある小屋で「どこかから出てきたのがあるので」といただいたので助かりました。
 カメラもやはり完全防水がいいです。
 体力以上に、持ち物が濡れるのが気になり、精神的に相当こたえます。

感想

 仕事をやめて時間ができたら、と思っていた北アルプスの全縦走、「やっちゃいました」ではなく「行ってきました」

 まず行くに当たって考えたのは、計画で11日かかる山の食料をとても持っていく自信は無いので、金の力を借りて小屋泊まりにする。4大難所は以前行った事はあるが30年以上前の事、その時からバランスや反射神経も弱っているので、危ないと思ったら途中でやめること。でした。

<第1日> 蓮華温泉〜朝日小屋
 荷物減量のために、栂海新道については今回の縦走と切り離して7月に行ったが、その時にバスが遅れて冷や冷やだったのに懲りず、時間と金の節約のため、また直江津経由で蓮華温泉到着
 今回は定刻どおりバスが到着し一安心。天気はまずまずといったところ。
 花は7月に行った時とは顔ぶれががらりと変わり、大分寂しくなっていた。
 雪渓は全て消えており、その分道をクネクネする事になり多少時間がかかったが、前回より1時間程早く小屋到着
 前日が雨で白馬に登った人が少なかったためか、この日は全て蓮華温泉からの客で12~13名程

<第2日 朝日小屋〜白馬岳〜唐松頂上宿舎>
 今年最強の台風が近づいており、少しでも先に進んでおきたかったので、3時過ぎに出発
 でかい雪倉岳を超え白馬岳に到着するが、台風の影響か山頂でも数名に会っただけ。
 最初の雷鳥に会い(この後10回近くご対面)ながら、先を急ぐため今回も杓子岳の頂上はパスしてトラバース
 天狗山荘 本当はここで泊まりたかった(建物はきれいにできていた)がまだ宿泊できず残念
 不帰の剣は高度感はあるが、特に不安なく通過
 1日13時間 やっとの事で唐松頂上宿舎到着(天気が悪いからか、この日の夕食は残念ながらカレーで富士山の小屋のようなイメージだった。) 宿泊者7名

<第3日 唐松頂上宿舎〜五竜岳〜キレット小屋>
 台風の速度が早くなり、今晩でも通過しそうなので絶対に昼までには着きたいと思い、早めに出発し7時に五竜山荘着
 先に行くか悩むも、「今日は東風なので尾根が風を防いでくれるが、明日も天気が悪く西風になりまともに風を受ける事になるので、行くだけ行って、もし危険と思ったら戻ってきたら」との小屋番さんのアドバイスを受けキレットへ進む。
 五竜山頂ではそこそこ強い風が吹いていたが、頂上以外はあまり風の影響を受けず、雨で多少滑るのを気にしながらキレット小屋到着
 到着すると、若い方の小屋番さんが
  こんな日に来てもらったら嫌なんだけど。←「分かるけど〜」
  予約してもらわないと困るんだけど。  ←「分かるけど〜」
 キレット小屋って、他に比べて避難小屋としての位置づけが強いと思うんですが。その後もず〜と不愛想 もうちょっと気持ち良く対応できませんか・・
 この日の宿泊は、京都の母娘と滋賀のソロ女性、そして大阪の私と関西人計4人で、あの態度は無いよな〜と皆でブツブツ。
 夕方より風雨が強くなるが、それなりの荒天といった感じで、小屋がミシミシ軋むという事は無くホッとしましたが、翌日すれ違った人から話を聞くと、関空が海に沈んだとか、昨晩泊まってた面々の地元がドエライ事になっているよう。帰ったらどんな事になってるんだろうと不安になりました。(実際、近所の家の屋根が飛んでたりドエライ事になってました)

<第4日 キレット小屋〜鹿島槍ケ岳〜爺が岳〜新越山荘>
 台風一過。多少雨と風が残っていたが特にきつくない。
 鹿島槍北峰頂上では何も見えなかったが、南峰から下り始めると予報に反してだんだんいい天気に。爺が岳頂上では、針ノ木はもとより、剣・立山、鹿島槍もよく見える。
 新越山荘は、そこらの壁にかわいい掲示があって、女の子が管理しているような、とてもきれいな小屋。喫茶室メープルからは眺望バツグンで、小屋の人もとても感じが良かったです。
 夕食は冷凍物がメインになりますが、とても品数が多く(10品以上)て、いつものご飯一口おかず一口のペースで食べていると食べきれません。
 お客は、私とあと1人の2名だけ。
 なお、朝にテレビを見ていると、昨日、台風で近畿が大変な事になってると言ってたら、今度は北海道が地震で大変な事に。去年今年と日本は災害続きでどうなってるんでしょうね。

<第5日 新越山荘〜針ノ木岳〜蓮華岳〜船窪小屋>
 針ノ木岳はメジャーでは無いが、さすがに北アルプスのど真ん中。白馬から剣立山・槍穂高まで北アルプスの山々の全てが見渡せます。
 この日、日差しはあるものの風がとても冷たい。
 針ノ木小屋では、途中の橋が壊れたとの事で補修のため4m程ある丸太を加工されており感謝です。
 蓮華岳はのびやかでとても気持ちのいい山
 頂上からはすぐ近くに船窪小屋が見え、ここから2時間程あればいけるんじゃないのと思いますが、蓮華の大下りを終わった頃から急峻な岩場になります。岩がもろいため、難しさからすると不帰や八峰よりも上だと感じながら、ほぼコースタイムで船窪小屋に到着
 船窪小屋はさすがに心が温まると人気の小屋で、おじさんとおばさんの意思を引き継いだ小屋番さんが、鐘を鳴らして迎えてくれ、小屋の前でお茶の提供とスリッパも用意していただきました。
 客は、父娘、夫婦、学生時代の友人ペアと私の7名で、ランプの下ですぐに親しくなり、食後は小屋の人も一緒にネパール茶をいただきながら、他の小屋では味わえない楽しい夜を過しました。

<第6日 船窪小屋〜不動岳〜烏帽子小屋>
 夜から風雨が強くなり朝になっても同じ。午前中は少しだけましなようなので、少しでも前へ進んでおこうと、鐘に送られながら歩き出したら、幸いにも稜線以外は風は弱かった。
 不動岳まで花崗岩のザレた道が続き、危ない所もあるが、要所にロープが張ってあるので、危険な目には合わなかった。
 しかし、南沢乗越から南沢岳の登り、ラッセルするような砂礫を進んたら道がわからない。マークは古いのがあるが、そこから砂礫を上がろうとするが、踏み跡もなく踏ん張りもきかないので、ここではないだろうと行き来するも、やはりここしか無いと強引に登ると正解。ここから烏帽子まではロープやマークが殆ど無く、どちらかと言えば一番難しい場所かもしれない。
 気温も下がり風雨共に強くなったので、烏帽子のピークをパス、野口五郎まで足を延ばす気力も無くなり、烏帽子小屋着
 烏帽子小屋は手造り感満載の家族的な山小屋で、とても親しみやすかった。
 なお、烏帽子岳手前の四十八池付近は、小屋から烏帽子岳の先にあるだけにあまり知られていませんが、北アで三本の指に入るような心休まる佇まいで、また晴れた時に絶対来てみたいと感じた場所でした。
 この日は、元はテント泊の予定だった人と私の2名のみ。

<第7日 烏帽子小屋〜野口五郎岳〜黒部源流〜三俣山荘>
 天気予報を見てたら、今後一週間全く良くない。たまに曇マークの日があっても富山や松本を見ると「大雨」の予報だったりして期待できない。
 なので、もう諦めて七倉から下山しようと決断するが、小屋の方から、高瀬ダム手前の濁沢にかかる橋が数日前に流され、掛け直したがまたすぐに流された。この雨では渡渉するのは危険だとの話を聞き、予定どおり双六に向かう事にした。
 風は最初さほどでもなかったが、雨が強く(下界では大雨警報)合羽も意味をなさなくなってきた。野口五郎を通過、水晶小屋もスルー(カメラを出す余裕なんてなかったので、この間の写真は一切なし)し、岩苔乗越(標識が壊れているので地図を要確認)から黒部源流に入るが、登山道が川状態。本流をどこで越えるのか不安を抱きながら、5〜6回股下までの徒渉を繰り返し、やっと三俣山荘到着
 こちらの小屋でも「まず着替えてゆっくりしてから手続きしていただいたらいいですよ」と親切な言葉
 建物も山小屋の雰囲気を持ちながらも洒落た感じで、小屋の人は若い方ばかりでとても仲が良く皆元気いっぱい。(私が岩苔の標識の事を伝えたからか、朝方は暗いうちから、源流のパトロールに行かれてました)
 この日は、立山薬師から同じく槍に向かう予定の方と2名で、食堂で映像とワインを楽しみながらいい夜を過ごさせていただきました。

<第8日 三俣山荘〜双六〜新穂高下山>
 天気予報は今日明日雨、明後日は曇りとなってるがまたその後も雨予報
 とりあえず槍まで行って停滞すればいいやと思い歩き出すが、風雨が強くとても冷たい。(結果論で言えば、三俣山荘にあと1泊したら、もう少し行けたのかも)

 双六小屋を過ぎ樅沢岳を登り出すが、ピーク数十m手前で風雨がより強烈になり収まる気配なし。年季が入った合羽も3日目ともなると意味をなしておらず、ここから槍までの西鎌尾根は、まともに西からの風雨を受ける状態で数時間程歩くことになるため、このまま1〜2時間もすれば低体温症になると判断し、双六小屋に引き返す。
 小屋の方に相談すると、明日は今日よりも悪いかも。まだ情報は入っていないが鏡平から下も通行できなくなるかもしれず、降りるなら今日かもと聞き、時間的にもまだ小屋に入れてもらえそうにないので下山を決意

 鏡平方面からは、結構上がって来られる方がおられましたが、「もういいや」という事で全コース縦走は諦めて新穂高へ下山しました。
 下山すると、新穂高周辺も台風の被害が甚大だったようで、地域一帯が停電・ホテルも休業
 観光客もおらず、2km程下の「ひがくの湯(ここはやっと前日に電気が復旧したとの事)」で汚れと疲れを落とし帰阪しました。(高山からの電車も、この日の大雨で午前中不通、徐行運転)

<あとがき>
 以降、槍ケ岳〜穂高〜焼岳〜中の湯との計画を、あと3日という所で結果的には全走できませんでしたが、それぞれの場所で自分なりに適切に判断したおかげで無事帰って来れたと思ってます。
 また、荒天のせいで各山小屋ではお客さんが殆どおらず、その分、一緒になった方、また山小屋の方とも親しくお話ができ、いい出会いができたと満足感に浸っています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1358人

コメント

素晴らしいです。
素晴らし過ぎます!自分もいずれはこんな大縦走をやってみたいです。
今年はまだこんなに美しい鹿島槍はお目にかかれてないので羨ましいー。
2018/9/10 21:16
Re: 素晴らしいです。
solacho-さん コメントありがとうございます。

 まあこんな事できるのって時間ができたからですね。
 といって、それを待ってたら体が動かなくなるので、仕事を延長するか悩みましたが、自由をとりました。(家族にも感謝です)
 仕事を持ってると、無理して行ってしまうので怖いですよね(特に最近は山小屋も基本予約なのでそれも気になって(上で携帯通じないし))。
 どうぞ、楽しい山歩きを楽しんでください。
2018/9/10 22:06
初めまして。
只々、凄い!
2018/9/10 21:43
Re: 初めまして。
koro0180さん

 いやいや、帰ってきたら体ガタガタですよ。
 というか、山小屋で寝だす時は腰や足が痛くって寝付けないのに、朝動き出すと元気になるって勝手なもんですね。
 まあこれで一応目標は達成したので、今後どんな山旅を楽しむか、またゆっくり考えます。
2018/9/10 22:14
こんにちは
コメント遅くなりましたが、、やっとじっくり読めました。

それにしてもすごい体力ですね〜。
憧れはあってもなかなか実行するのは

備考のザックカバーのくだりがcyuusanらしくて笑ってしまいました

そうそう、日記のほうも読みました。
この前、行方不明になった2歳児見つけた仙人みたいなボランティアのおじいさんいましたが、あの方とcyuusanが似てるな〜と思っていたんです
行動力に頭が下がります。
2018/9/16 9:03
Re: こんにちは
 padmaさん ごぶさたです。

 いやあ、百均の合羽をリュックにつけた時は、サイズもばっちり、飛ばされないよう留められるし、完全防水で完璧だ〜と思ったんですけどね。<もっと言ったら、テントをピクニックシートで自作して晴れた日だけでもと、とぼけた考えも持ってましたが>
 やっぱり試す時は予備として本物(ごわごわになった骨董品)も持っていっとくべきだったと反省してます。(雨対策がしっかりできてたら続行してたかも)

 まあ、少しの間、存分に遊ばせてもらったんで、またお金稼がないと生活が・・
2018/9/16 16:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら